令和元年度第2回社会教育委員会議会議録
- ID:987

開催日時
令和元年11月19日(火曜日) 午前10時30分から同12時15分まで

開催場所
長岡京市立図書館3階 講座室

出席者

社会教育委員
加藤委員長、田中副委員長、瀧川委員、神谷委員、湯川委員、髙田委員、小林委員、岡本委員

行政側
教育長、教育部長、文化・スポーツ振興室長、教育総務課長、学校教育課長、青少年育成担当主幹、北開田児童館長、中央公民館長、図書館長、生涯学習課長、生涯学習課主幹、社会教育指導員、事務局

会議公開の可否
公開

傍聴者
なし

会議次第
開会
あいさつ
報告
1 令和元年度 全国社会教育研究大会(兵庫大会)について
2 令和元年度 社会教育関係団体の活動状況について
協議案件
令和2年度 社会教育関係団体の補助金について
その他
令和2年度 社会教育の重点について
連絡事項等
閉会

開会

委員長あいさつ
- 委員への謝辞
- 光明寺の紅葉を見てからここへ来た。色付きは遅れているが、緑からオレンジ、赤といろんな色を見られるのは良い季節である。枝の付き方・陽のあたり具合や風の当たり方など、少しの環境の差によって色が変わるのは驚きである。多文化共生を感じた。
- 多文化共生といえば、去る10月24,25日に全国社会教育研究大会 兵庫大会に参加した。「わかりあえないことから-多文化共生を目指す演劇教育-」と題した講演を拝聴した。タイトルは演劇であったが、演劇にとどまらず、大学入試改革についても触れられ、大学入試が「一緒に学ぶ相手を選ぶ」という形に変わってきていると学んだ。
- 今年はとても災害の多い年で、台風が相次ぎ甚大な被害が出た。堤防が決壊し、これまで見たことがない景色を報道で見ることとなった。今まで大丈夫と思っていたところも、そうではないということを改めて知ることとなった。そのような状況で、ラグビーのワールドカップでは、異なる背景を持つ人々が一緒に戦い、あれほどの成果を出された。多様性の強さを思い知らされた。
- 大嘗祭が行われたが、全国から寄せられた200を超える供物を丁寧に小皿に取り分け、神前にお供えされ、そのような中で皇位の継承が行われる儀礼であると伺った。日常を丁寧に生き、自然の恵みに感謝することは、どんなに時代が変わっても大事にしていきたいものである。
- いろいろな意見があってこその社会教育・多文化共生である。忌憚のない意見をお聞かせいただきたい。

教育長あいさつ
- 委員への謝辞
- 大きな災害によって、亡くなられた方にはご冥福を、被災地には一刻も早い復興をお祈りしたい。
- 紅葉の時期となった。『もみぢ葉の 流れざりせば 龍田川 水の秋をば 誰か知らまし』坂上是則の和歌で、水の流れだけを見ていては四季はわからない、もみじ葉が流れてくることによって秋を知るという歌。和歌の美しさ、古代の歴史の中にあるロマン、連綿と流れる日本文化の良さはわれわれの誇るところである。
- ラグビーでは、いろいろな国の人が協働・連携して一つのチームとして戦い、終えた後はノーサイドで讃え合う。ともに支え合うことが大切であり、そのことが人と人のつながり、社会のつながり、世界のつながりとなっていくだろう。世界には宗教、民族、文化の違いにより大変な状況になっている地域がある。平和な社会の中で、われわれが次の世代にどうしていくのか、地域の創生をどうしていくのかを考えていかねばならない。
- 平成30年の中央教育審議会答申では、「地域における社会教育の意義と果たすべき役割は、社会教育を基盤とした、人づくり・つながりづくり・地域づくり」と示されている。連携・協働、コミュニケーションづくりが大切であり、その基盤となるのが社会教育・生涯学習の柱であると信じている。
- 社会教育事業をさらに進めていくために、ご意見を伺いたい。

会議の成立条件について
半数以上の出席により本会議は成立

報告

1 令和元年度 全国社会教育研究大会(兵庫大会)について
田中副委員長他 参加者より報告

2 令和元年度 社会教育関係団体の活動状況について
社会教育関係団体選出委員・関係各課長より説明
以下、質疑応答の概要
(委員)
子供会育成連絡協議会について、補助金はあるが活動計画はないのか。
(教育部長・青少年育成担当主幹)
単位子供会の集まりである子供会育成連絡協議会は解散し、活動を休止しているため、計画がない。ただ、子供会や校区で取組を行い、申し出があれば助成できる制度を残している。

協議案件

令和2年度 社会教育関係団体の補助金について
各担当課長より概要説明
以下、質疑応答の概要
(委員)
補助金の成果を数値で表せないか。
(生涯学習課長)
各団体の運営や事業に対する補助のため、一概に数値化が難しいところがあるが、補助金を活用することで一層事業が進み、市民の社会教育の活動につながったということが、何か見える化できればと思う。今後の課題としていきたい。
(委員)
少年少女発明クラブの参加費が上がることで、参加しにくい家庭が出てくるのではないか。
(中央公民館長)
あくまで材料費の一部負担であり、許容範囲の値上げと考えている。徴収時にご説明した際にも、保護者からのクレームはなく、多くの方に継続して参加いただいている。
(教育部長)
事業開始時から一定の受益者負担を求めてきた。据え置いてきたが、消費税率の引き上げ等もあり、ご理解いただきたい。
(委員)
会費が上がったことで参加人数が減ったということはないのか。
(中央公民館長)
ありません。
(委員)
PTAの本年度予算が大幅に増えているのはなぜか。
(生涯学習課主幹)
近畿ブロックの研究大会にあわせて全国研究大会が開催され、一泊二日の事業に交通費・宿泊費の補助を行った。また、個人情報保護法改正に伴い、賠償責任保険料を負担することとなったため。
(委員)
新聞等で見聞きするが、PTAの担い手や、そのあり方について、何か聞いていることはあるか。
(生涯学習課主幹)
共働き世帯が増えてきていることもあり、今までどおりの形では難しくなってきているという声が、各PTAや市の窓口を通して聞こえることはある。一方で、役を担ったことで地域とつながることができた、新しい人間関係ができて良かったと、PTA活動に思い入れを持たれる人もいる。活動がし辛い人との二極化をどう一体化していくか、これから話し合う段階。生涯学習課としては、他市町村の取組など、情報提供を行っていきたい。
(社会教育指導員)
どなたもが安心して、役をやっていけるPTAのあり方が問われているのではないか。
(委員)
子供会指導者連絡協議会のリーダー研修とあるが、リーダーは全体で何名いるのか。
(青少年育成担当主幹)
8名。
(委員)
長岡京市生活学校の総事業費が減少していくのはなぜか。
(生涯学習課長)
以前は府からの補助金等もあったが、現在は市の補助金と会員からの会費で運営されている。
(委員)
青少年健全育成推進協議会の補助率が100%を超えるというのはどういうことか。
(教育部長・青少年育成担当主幹)
各校区分の補助に加えて全体の啓発用費用があるのだが、その啓発用費用に執行残が出たため、歳出より歳入が上回った。各校区分の補助については執行されている。
本年度は、青少年健全育成にかかる強調月間にあわせ、啓発用ののぼりを作製した。

その他

令和2年度 社会教育の重点について
社会教育指導員より説明
以下、質疑応答の概要
(委員)
イメージ図の色分けについて再度教えてほしい。
(社会教育指導員)
「地域全体」の中に、「学校教育・家庭教育・社会教育」の3つが入っているような色分けとしている。

連絡事項等
・長岡京市教育振興基本計画審議会委員の選出について
加藤委員長を選出することで一致
・委員謝礼について
・京都府社会教育研究大会について

閉会

副委員長あいさつ
・長時間にわたっての論議への謝辞
・補助金が有効に活用されて、社会教育が進んでいくことを期待する。
・社会教育関係団体の諸活動に敬意を表する。
・今年度、全国社会教育研究大会に2日間参加できるよう予算を組んでいただいた。市の姿勢に感謝する。
・今週、京都府社会教育研究大会も開催される。つながりをいかに作っていくかが大事であり、それには社会教育が重要だといわれている。社会教育委員として、学習し、自分たちのしていることの意味や意義を確認することで、意識的に活動することができると思う。皆で学習していきたい。
