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平成21年度第4回 児童福祉部会会議録

  • ID:2844

開催日時

平成22年2月18日(木曜日)午後1時30分開会~午後3時05分閉会

開催場所

長岡京市図書館3階大会議室

部会長

安藤委員

出席者

安藤委員、安藤(ルリ子)委員、工藤委員、福岡委員、渡辺委員、大久保委員、角丸委員、出射委員、冨岡委員、井上委員、小川委員
(以上11名)

欠席者

三代委員、足達委員、八木委員、山田委員、相川委員、田中委員

議題(案件)

  1. 長岡京市次世代育成支援行動計画(後期計画)<素案>について
  2. 長岡京市次世代育成支援行動計画(後期計画)<素案>に対する市民意見について
  3. その他

資料

  • 資料No.1長岡京市次世代育成支援行動計画(後期計画)(新・健やか子どもプラン)<素案>
  • 資料No.2長岡京市次世代育成支援行動計画(後期計画)<素案>に対する意見募集の結果について

<別紙>

  • 長岡京市次世代育成支援行動計画(後期計画)新・健やか子どもプラン(素案)訂正

議事の経過

開会

1)あいさつ

事務局 

  • あいさつ 

事務局
本日大久保委員が、少し遅れるとのことである。
三代委員、足達委員、八木委員、山田委員、相川委員、田中委員は、本日欠席である。

部会長 
あいさつ
傍聴希望者はおられるか。

事務局 
おられない。

部会長
それでは、次第に従い議事を進めたい。

案件

1.長岡京市次世代育成支援行動計画(後期計画)<素案>について

部会長 
案件1について、事務局より説明願いたい。

事務局

  • 配布資料について説明
  • 追加・修正箇所について説明
  • 別紙資料に基づき、作業部会での修正箇所について説明
  • 資料No.1に基づき説明

部会長
何かご質問はあるか。

委員 
9ページに「コーホート変化率法」とあるが、公衆衛生学では「コホート」と、「コー」を引っ張らないのが普通だと思う。訂正されてはどうか。

部会長 
ご確認頂きたい。
他にあるか。

委員
進め方だが、今ここで全部について質問をするのか。

部会長
最終日なので、他にもあればご意見を頂ければと思う。
あくまでも素案で提出し、行政側で最終計画を作成するという手続きになる。

事務局
市内部の作業部会等での検討と、皆様のご意見を元に修正を加える。行政上、予算の問題で出来るものと出来ないものがある。議会には「案」を取って議決するという形で考えている。

部会長 
修正箇所以外にも気になるところがあれば、ご質問頂ければと思う。

委員
3ページの【計画推進にあたっての基本的視点】は、いちいち上の枠内と下の注釈を見比べながら読まないといけない。言葉にするほうが、住民が見た時に分かりやすいのではないか。
「地域住民協働による支え合い・助け合いの子育てにより『地域育ち』を促進します」という、4つ目のフレーズが全然分からない。ここの書き方では、地域住民協働は「地域住民が主体となり協働して子どもを見守り育てる」とあるが、それははるか先のことで、やはり「行政と地域住民が協働する」というフレーズが必要ではないか。考え方がおかしいような気がする。「地域育ち」とは誰が育てるのか。

事務局
前期計画をそのまま踏襲している。【市としての取り組むべき方向】に「『地域育ち』を応援する」と示している。「地域の助け合い」が、「地域育ち」の説明としているが、それではいけないか。

委員
4つ目のフレーズは、「地域住民が主体となり協働して子どもを見守り育てる為に、行政や事業者は市民の主体的な活動に対し必要に応じ支援し、『地域育ち』の推進を図ります。」としたほうがいいのではないか。「主体的に子どもを見守り育てる」なんて、なかなか遠いことである。「行政や事業者は~」が前面に出るように変えると、地域住民も応援されているという意識になるのではないか。

部会長
これは、このまま使うという話になっていたのか。

事務局
最初にこれでいいかと確認を取って進めてきた。
行政をもっと強調して出して欲しいということであれば、語句の変更については会長の了承を得ながら事務局で検討したい。

部会長 
 「地域育ち」については、欄外の説明のほうが目立つ。委員のご提案は1つの方法だが、もしそれが難しいようであれば、欄外の説明を「◎」のところに入れるのはどうか。

委員 
 「助け合うこと」ではなく、「助け合える地域に育つこと」とすればいいのではないか。少しひねれば、主語が何なのか変えることは出来る。

部会長 
 「地域育ち」の説明文の中に「行政や事業者~」を入れるのも、1つの方法だと思うが。それで宜しいか。

委員
20ページの【その他子育て支援事業】の「子育てふれあい教室」の概要にある「ベビーエクササイズ」に注釈を付けるか、括弧書きで説明を入れたほうがいいのではないか。

委員 
63ページに「発達障がい児支援(すくすく5歳児相談)事業【新規】」とあるが、他の地域では「5歳児発達健診」と言われていることが多い。これを見ると、相談事業か健診事業かよく分からないと思う。3歳児健診とどう結び付くのかも分からない。一般の方が見られた時に分かり難い。もう少し事業内容が分かるようにして欲しい。
新型インフルエンザのワクチン等、子どもの健康保険外の医療費負担が多い。自費の水疱瘡等のワクチンを希望したくても、お金が無くて出来ないという声が多かった。水疱瘡等は、行政負担の地域が増えてきている。そういう親の負担については、この5年間では無理なのか。確認したい。

事務局 
新型インフルエンザの補助事業についてということか。

委員 
新型は、今だけだと思う。水疱瘡やおたふく等の行政負担は出来ないのか。行政負担している地域との医療費の格差を感じる。皮膚ワクチンも7,500円を3回打たなければならない。希望はすごく増えてくる。この5年間で少しでも予定として入るという言葉があれば有り難いが、無ければ親の負担が増すばかりである。

事務局
皮膚ワクチン等については、検討会を実施している。健康推進課としても、その動向を見ながら検討していこうと考えている。予防接種法の中に入るのではないかとの情報も得ている。

委員 
そのような希望的な言葉が入ったほうがいいと思う。行政独自の判断で実施されている地域もある。上の動きだけではなく、より早く実施したほうがいいのではないか。そういう情報に、お母さん方はとても敏感である。

部会長 
ご検討頂きたい。

委員
委員がおっしゃった「ベビービクス」の箇所だが、事業名よりも目的や意味を書いたほうが、市民には分かりやすいと思う。
ワクチンについては子宮頚がんもある。新たなことにも注目する書き方をすると親切ではないか。

部会長
する・しないではなく、とりあえずそこに歩みを寄せているという書き方をしたほうが、行政としても関心を持っていることが市民にも見える。

委員 
 「留守家庭児童会」という言葉が出てくるが、利用する側も「学童」と言うほうが通りがいい。「留守家庭児童会」=「学童」とは、すぐに分かり難い。後ろにカッコ書きで「(学童保育クラブ)」と入れると、見た人はすぐ分かるのではないか。

部会長
ご検討頂きたい。京都府内でも、幾つか違う表現をしている地域もある。

委員
96ページの「病児・病後児保育事業」については、ほとんど周知されていない。病後児保育はどこで実施されているのか、説明があったほうがいいのではないか。

部会長
そういう意味では、これが広報誌の性格も含めていけるようになれば、値打ちも上がると思う。

委員
子育て中の母親の一番真剣な願いは、保育所だと思う。核家族で、誰かが倒れると一家が全滅し兼ねないような逼迫したご家庭が多い。フルタイム就労以外の人の保育の要求もすごく強い。下の子の出産時の上の子の保育や、冠婚葬祭等、様々な理由がある。今迄のように働く人の為の保育所ではなく、一般的なご家庭でも色々な形で利用出来るべきではないか。時間の延長等の要求に対して、ここに書いてある答えはこれでいいのか。96ページの対策が弱い。夜間まで子どもを見る保育のあり方が少しずつ伸びていかないと、若い人達は子どもを産んでも育てられないとか、一家離散というところまできているのではないか。11.子育て短期支援事業(ショートステイ事業)等も現状ゼロで、なお目標値が「-」になっている。再度考慮して頂きたい。

事務局
56ページに今迄の取組みと、状況と課題について記載している。具体的に26年度までに出来るかどうか分からなかった為、「-」としている。今後、研究・調査し、前向きに行いたいと思っている。

委員
目標値は目指す値であって、出来る・出来ないという値ではない。そういう答えはあり得ない。

事務局
内部で精査したい。「検討する」と前向きには考えている。ここに上げると、「やらなければならない」と捉えられることが多い。行政としては上げ難い。財政上の問題もあり、5年間で実現出来るかどうかは難しい。近隣の状況を見ながら、前向きに検討したい。

部会長
確かに、保育所では“保育に欠ける”ということが1つのラインになっている。表紙に「今後の国の動向や児童福祉部会などでの協議結果により変更する場合があります。」と書いてあるが、“保育に欠ける”という要項が消えて行くのかどうか。長岡京市の保育の状況が、今後どうなっていくのか。将来的には過疎化になるかもしれない。過疎地域の保育状況については、1つのプランになってくると思う。幼稚園と保育所のあり方は、20世紀のあり方なので、制度そのものが制度疲労を起こしている状態である。
他に何かあるか。それでは、案件2に進みたい。

2.長岡京市次世代育成支援行動計画(後期計画)<素案>に対する市民意見について

事務局
  •  資料No.2に基づき説明

部会長 
何かご意見等はあるか。
「市の考え方」はここではオープンだが、他ではどうなるのか。

事務局 
ご意見を頂いた方個人に返すのではなく、この表をこのままホームページ等に掲載し公表する。

部会長 
修正はなくても、より丁寧に加筆はするということは考えているのか。

委員
保育所は、画期的に変わらなければならない時期にきている。96ページに「保育サービスの目標事業量」をあげているが、親を育てる必要がある。家庭機能の中で、どれだけ子どもが充実して育成されていくのかが基本である。親を育てる対策が、全くどこにも見られない。保育事業を保育の形態によって分けているが、大事なのは家庭的保育だと思う。大規模ではなく、普通の家で子どもと親を育てるような保育形態が必要である。京都市では、保育所が充実していない時から家庭保育を実施している。親を支援することが必要である。親子が育っていく為の保育のあり方を検討していきたいと思う。

部会長
保育所の分園システムも出来てきているし、委員がおっしゃったのは、京都市の中間里親のことだと思う。それが新たに家庭的保育に移行していくと思う。保育のシステムそのものが段々と変化する中で、子育てについても変化が必要である。元々の幼稚園と保育園ありきで話が進められてきた。子どもの生活を中心に考えた場合、どういう形作りが必要か。分園を作っているのは、いつか待機児童がいなくなった時に保育所をどう持たすのかという発想もあるようである。それともう1つは、在宅で子どもの面倒をみる保育士を探す為に、再就職支援事業が進められている。本当に根付いていく為には、具体的には市町村レベルでやらざるを得ないと思う。

委員
63ページに新規事業で「食育推進事業」があげられているが、親育ちという意味では、朝ご飯を食べさせることがすごく大事である。朝ご飯を食べて来ない子は、学力にも影響しているとすごく感じる。その中で、このような事業が出来たことは嬉しく思っている。「食生活に関する講座や個別相談」となっているので、興味のある方や前向きな方だけが参加する事業になってしまうのではないかと懸念する部分もある。出来る限りたくさんの方が食育に興味を持ち、関わってもらえるように、ここを切り口にして頂ければと思う。

部会長 
 「親育ち」の裏側には「親育て」も含んでいるのではないか。
66ページに「ひとり親家庭への支援」があり、その次に「障がい児等」が入っている。親が障がい者の場合の子育て支援は入っているのか。項目だけでも入れてもらえればと思う。検討して頂きたい。
子どもの権利条約が去年で20周年だが、子ども権利条例は入っているのか。入っていればいい。
『新・健やか子どもプラン』に対する市民のご意見と、市の考え方を示して頂いた。このプランについてはこれで宜しいか。

委員一同 
 (特に異議なし)

部会長
それでは案件1、2を終了したい。
次に案件3について、委員から何かあればお願いしたい。
26年度までの計画だが、その先は打ち止めにならないか心配である。そうならないように、継続されるよう関心を持ってみていく必要がある。
それでは、事務局から何かあればお願いしたい。 

3.その他

事務局
委員から頂いたご意見は、再度事務局のほうで理事者と話し合い、出来あがる前に各委員に配布したい。
後期計画も前期計画のスローガンのままでいきたいと思う。それからイラスト等も少し加え、市長のあいさつ文等も入れて最終としたい。計画書は今年度中に策定し、4月以降に広報、ホームページ等で周知する。併せて、計画書の概要版を作成し配布する予定である。

部会長
本日をもって最終である。これで締めて宜しいか。

委員
各テーマは今のままの内容でいいが、地域の人に訴えるフレーズが必要ではないか。

部会長
表紙の裏側にキャッチフレーズの説明を入れてはどうか。

委員 
 「地域も子育てしよう」という気運が出てきたことが、5年前とは違うところではないか。

部会長
5年前と同じキャッチフレーズだが、段々と地域が育ってきたということである。
長期に亘り、色々なご意見を頂き、案として完成した。本日のご意見も組み入れて頂き、最終版にして頂ければと思う。

事務局
閉会あいさつ

閉会