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市長と語る”対話のわ” 平成27年12月2日(水曜日)

  • ID:5428

平成27年12月2日(水)長法寺小学校

日時

平成27年12月2日(水曜日)午後7時30分~

場所

長法寺小学校

テーマ

「これからのまちづくり」

参加者

31名

議事(要旨)

代表あいさつ

 皆さんこんばんは!青少年健全育成推進協議会は16団体あります。自治会はじめいろんな団体があり、長法寺小校区は10校区の中で一番充実している校区だと思っています。青少年に関する事だけに限らず、いろんな情報交換をして、地域コミュニティの事やいろんな事を話し合い、情報交換をして更に充実していきたいと思っています。今日は市長と語るということで、忌憚のない御意見を言っていただいて、市政に反映していただきたいと思っております。どうぞよろしくお願いします。

 

市長あいさつ

 改めまして、皆さんこんばんは!今日は長法寺小学校区での「対話のわ」を開催させていただき、また朝晩寒くなってきましたが、大変お忙しい中にもかかわりませず、沢山の皆様方にお集まりいただきまして、感謝申し上げたいと思います。ありがとうございます。

市長就任から早いもので10カ月程経ちますが、日々、いろんな課題がありますので、後程、皆さんから御意見をいただきたいと思います。私の一つの市政方針、運営として対話ということを掲げさせていただいております。市民の皆様との対話、職員との対話、議会との対話等あります。対話とは、それぞれの立場、それぞれの思い、賛成・反対を含めて、いろんな考え方の人がいますので、いろんな立場や価値観を超えて、これからの長岡京市の市政を進めていくため、皆さんにいろんな意味で納得してもらうために、きっちりとコミュニケーションをしたいと思い、こうした対話の場を大事にしたいと思っています。また、今までは市民の皆さん方の要望をお聞きして、行政が応えるという形でしたが、「行政だけですべて出来ます」と言える状況ではないです。これからのイメージとして、市民と行政が一緒になって、それぞれ役割分担しながら、課題解決に向けて歩みを進めていくというスタイルに変わっていかなければ進まないと思います。また、こういう対話の場を通じて情報を共有していくことが非常に大事であると思っています。本日はテーマ以外でも何でも結構です。皆さんの御意見をお聞かせさせていただきたいです。その前に皆さんと市の現状等について共有をしたいのです。来年度から新たな総合計画がスタートする年になっています。15年間の新たな計画で、今、その計画の策定中であります。その中でこれから長岡京市がどういう課題に直面するのか、どういう状況が生じてくるのかをお話したいと思います。まず、これまではどういう状況だったのかというと、長岡京市は1960年代に1万5千人くらいで、1970年頃ですが、わずか10年程で5万人と大きく人口が増えました。1980年頃に7万人を突破しています。当然開発も増え、増え始めた時期からお住まいになられた方は50歳程年をとっています。これから人口が減りますが、高齢者の数は増えていきます。これからの長岡京市は働く世代は縮小し、子どもの数も減っていくという人口構成の変化を認識しなければなりません。ここにお示ししているのはあくまで推計値ですが、そうならないように何をしていくかということを考えなければならないと思っています。また、それを支える長岡京市の財政状況は苦しいですが悪くはないです。医療費等の費用を何でまかなっているか。歳入ですと市税収入が半分近くで自分たちの税金でまかなっています。極めて健全な財政だと思います。よく、長岡京市は財政裕福でいいですね。と言われます。それは大きな大手企業がたくさんあってというイメージで話されていると思うのですが、法人から入ってくる税もありますが、多いのは個人の市民税、固定資産税というのが分厚くあるからこそ、今の長岡京市の財政の健全性を維持していると思います。ここを考えるとこれから働く世代が減りはじめていくということは、当然のことながら、個人市民税が細っていくことになる。街全体も古くなっていけば、地価が下がっていき、固定資産税も減っていくことになりますので、長岡京市の今の健全性を維持していかなければ、増えていく高齢者の皆さん方の安心・安全の基盤や防災面等が難しくなってくるので、できるだけ維持していく方向でと思っています。また、何をしなくてはならないのかは、人口の維持だと思っています。総合計画の一つの大きな柱になっています、住んでもらえるように、市の強みをより生かしていくことが、8万人の維持に繋がると思います。また、もっと長岡京市を賑やかにしていこうと思うと、交流人口を増やすことも考えていかなくてはと思います。観光客も120万人程長岡京市に来ています。でも1人当たり400円程しかお金を使っていない。そういう状況を見ますと、地域にお金を落としてもらう事を考えなければと思います。もう一つの大きな課題ですが、街全体が古くなってきています。公共施設等の建設時期から半世紀経っています。これからその建物の更新時期に入ってきます。公共施設だけでなく住宅も全体的に古くなってきています。そうなると空き家の問題です。長岡京市は空き家が8~9%ですがそういう問題が増えていく。今までのお話をトータルしますと、私自身は長岡京市をこれからどういう街にしていかなければならないのかを考えれば、やはり、長岡京市は暮らしということを基軸にしなければならないと思います。全国いろんな街があります。観光の街、商業の街、産業の街、いろんな街がありますが、私は長岡京市が発展してきた歴史の中でいうと、やはり暮らし、暮らしを中心にしたまちづくり、これから暮らしやすさをしっかりと追及していかなくてはなりませんし、そのための基本になる安心・安全、さらには利便性・快適性により磨きをかける、さらには長岡京市に住んでいる街に対する魅力等が大事になってくると思います。その中で何を目指すかは、やはり定住促進や交流促進、街全体の新陳代謝をしていく、こういう要素の中でまちづくりをいろんな施策を含めてやっていかなければならないというのがこれからの15年間の長岡京市の大きな目標になってくると思います。全体の概要として、こういうことを少し頭の片隅に置いていただきながら、いろんな課題があると思いますので、今日は皆様の御意見をお聞きしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

 

対話・参加者から出た主な意見

 

参加者:近所の事ですけど、家の近くに田んぼと畑の場所を宅地開発されるということで、13軒の家とアパートが建つと業者から聞いているのですが、子どもの通学等安全面が心配なのですが。

市長:個別の案件ですので、担当に聞いてみないとはっきりわからないですが、状況等はわかりました。

参加者:私は生まれ育ちも長岡京市ですが、長岡京市は阪急、JRがあって、昔は小畑川より東側はよく冠水していました。阪急で東西にわかれているように感じているのですが、阪急の踏切での渋滞等の問題、立体交差にするとか、長岡天満宮の前の道路拡幅はされていますけど、お金はかかると思いますけど、街の一体感を出して整備等考えていただきたいのですが。

市長:そうですね。お金はかかります。でもお金はかかっても阪急長天の立体交差はするべきだと思われる方(挙手願います。)(挙手多数)。 立体交差にすべきだと思われる方は阪急より西側に住んでおられる方の方が多く感じます。今後15年間の中で大きな一つテーマになるのは、阪急長岡天神駅周辺整備だと思います。JR西口再開発は10年前に完了し、その後第二外環状道路、阪急西山天王山駅ができました。長岡京市は財政豊かと先程言いましたが、8万人の規模で大きい事業を2か所3か所同時並行して行っていくことはなかなか難しいことで、この阪急長岡天神周辺整備が残っているという今日の課題となっていると思いますし、この課題を考え始めていかなければと思います。じゃ何が問題だと言いますと一つは踏切ですね。踏切が閉まっている一番長い時間って何分くらいだと思われますか。

参加者:あの踏切で20分程閉まっている間に事故がありましたよ。2回程あったと思います。危機管理的な対応を考えなくてはと思いますけど。

市長:そうですね。踏切の閉まっている時間は35分だそうです。一つの大きな課題は踏切での渋滞ですね。緊急時の問題も生じてきますね。もう一つはこれからのまちづくりの基本というのは一番人が集まる所、駅に人が集まる施設を集中させて、そこと離れた地域を公共交通で結んでいくことになってくると思います。今現在では安心・安全な面ではないので課題です。もう一つの課題は特急の止まる駅なのですけど、今は低密度の利用ですが、高密度の利用を考えていかなければとやっと考え始めたところです。また地元でのまちづくり協議会も出来ましたので、将来図を考えていく活動を始めておられます。まずはあの周辺の地権者の方の理解や協力がないと何もできませんので、この9月から始められたところです。事業には20年程かかります。立体交差になるのか、地下になるのかの結論を出していかなくてはならないと思っています。ちなみに今の試算で立体交差になると250億円くらい、地下になると500億円くらいの費用になるということです。

参加者:前に一方通行の社会実験をされたと思いますが、あの一度きりで終わりですか。

市長:5年程前ですね。車に乗っておられる方には不評でしたけど、歩行者、特にベビーカーを押している人には好評だったみたいです。でも踏切が大きなネックだったみたいですね。具体的に一方通行ということは今の時点では出せていないですね。

参加者:子育て世代に来てもらおうと思ったらベビーカーを押す歩道をきっちり整備しなくてはと思いますけどね。

市長:そうですね。歩道の拡幅をできればいいのですけどね。電線の地中化も現状ではなかなか難しいとのことです。京都市も、四条通りを、拡幅整備されましたけれども、歩いてみるといいなと思いました。阪急周辺の整備には歩くことを少し入れたイメージのまちづくりをしていかなくてはと思います。

参加者:踏切の閉鎖の時間ですけれども、阪急に直接言えないのですか。

市長:阪急の判断でなく、国の法律によって決まっているので、要望するなら国にしていかなくてはなりません。難しいところですね、我々の暮らしの利便性を優先するのか、安全性を優先するのか、どういう判断をするのかですかね。

参加者:児童の通学路がせまくてカーブとか危険な個所が多いのですが。

市長:長法寺小校区に限らず、危険な個所はありますね。横断歩道の設置等出来るところはひとつずつ改善したいと思います。

参加者:学校の塀のバスが通る道路のそばにカーブミラーがあるのですが、木や植木が茂って機能していません。小さい事ですが、市が清掃等してもらえないのですか。

市長:学校の敷地内ですか?場所によって違いますので、出来る所であればやりますし、場所を見て確認します。

参加者:将来人口や財政状況を先ほどの市長説明を聞いて、今後厳しい状態になってくるのではないかと思いますが、乙訓地域としての連携についてはいかがですか。また、最近、公共交通のバスに市啓発等の宣伝ポスターが貼ってありますが、違和感を感じるのですが。

市長:最近よく見ますね。市のPRポスターを貼っておられると思いますが、近隣市と仲が悪いということはけっしてございません(笑)。むしろ「長岡京」という言葉が出てきた方が、宣伝になると思いますので(笑)市のPRの方法をどう考えるかということですね。観光ルートの中に長岡京市を入れていく方法も必要だと思います。

参加者:テニスを20年程やっています。長岡公園でメンバーが65歳以上です。若い人は少ないのですが、テニスコート代のシニア料金というのはないのですか。参加者が皆、高齢者ですので。皆そういう意見を持っているのですが、なかなか言う場所がないので、考えていただきたいです。

参加者:施設の利用等ですが、管理や手続き等が不便なように感じます。

参加者:使う側に厳しいと思います。お金も高いと感じます。

市長:施設の個別の状況等のすべての把握が出来ていませんが、民間企業であれば、利用者の苦情が出れば選ばれなくなるので民間は改善をしていくから、良い民間はどんどん発展していくし、料金体系や利用料金にしても意見はわかれますから、現時点では緑の協会に委託していますので、緑の協会を通じて利用者の意見を聴く仕組みを作っていかなくてはと思います。

参加者:自治会にかわる地域コミュニティをつくれと市は言われますが、自治会組織にそういうことを含んでいる。自治会加入率は減っていますが、既存の組織があるのに、形を変えるより、自治会組織を見直しするとかでいいのでは。

 それと、観光を主体とするなら、駐車場、道路、トイレなのです。トイレは費用や清掃、防犯の問題もありますが、そういう細かいところに気を使わないと、お金を落としてくれという事ばかりでなく、長岡京市に来て良かったと思われるように取り組んで欲しいです。

市長:観光については必然的に必要なことはそうですね。コミュニティについてはもう一度見直ししたいと思います。地域コミュニティの役割分担や自治会と何が違うのかということを整理したいと思います。自治会は加入率の問題等もあると思います。また、防災や高齢者の見守りを自治会単位で解決できないことが出てきた時になんらかの校区単位での組織が必要になってくると思います。それがコミュニティの名前になるのかどうなのか、必ずしもそうでなくて、そういう組織があればいいと思います。名称等にこだわらなくても最終的に校区単位で、毎年、防災訓練や避難所運営に関する訓練を行っていただきたいと思います。避難時のルール作り等に役立てる仕組みをつくっていただきたいと思います。

参加者:自治のあり方は昔からあって、昔の村からのベースがあって自治会がなりたっているので、自治会をまとめるやり方をして欲しい。

市長:そうですね。校区単位で地域の成り立ちや自治会の運営は違うので、自主性を重んじたいです。市としてはお金の出し方の問題だと思っていますので、地域の声を聞きながら考えていきたいなと思っています。 すいません。最後に皆さんにお聞きしたいのですが、そろそろ市役所を建て替えたら良いと思われる方(挙手・・多数)。そろそろ真剣に考えていかなくてはと思っています。その節には応援していただきたいと思っています。本日はありがとうございました!

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長岡京市対話推進部秘書課秘書係

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