新・長岡京市観光戦略プラン(改訂版)
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「新・長岡京市観光戦略プラン」を改訂
長岡京市では、観光振興に取り組む意義を、集客や消費行動の喚起による地域経済の活性化と、地域の魅力の創出と捉えた上で、観光振興に係る今後の方針を明確にし、体系的に施策を示す、「新・長岡京市観光戦略プラン」を平成29年に策定しました。
平成29年度~令和8年度までの10年間の計画期間のうち、前期4年間(平成29年度~令和2年度)の成果と課題、社会経済情勢の変化や新型コロナウイルスを踏まえた見直しを行い、「新・長岡京市観光戦略プラン」(改訂版)を策定しました。

改訂のポイント

観光入込客数と観光消費額の統計基準の見直し
令和2年から、団体旅行から個人旅行へのシフトなど観光スタイルの変化を踏まえ、観光客のより正確な動向を把握するために、京都府の「京都府観光入込客調査」が、アンケート調査に基づく全国統一の基準に変更されました。
新基準に基づき、令和元年の長岡京市の観光入込客数と観光消費額を算出した結果は、下表のとおりです。

長岡京市の観光入込客数と観光消費額の新基準適用後数値と補正係数(令和元年)

京都府内の長岡京市のポジショニング
新基準に基づく、観光入込客数と観光消費額の府内市町村(京都市を除く)との比較から、長岡京市のポジショニングを表したものが、下のグラフです。
1人あたりの観光消費額が、府内平均を上回る市町村は、旅やお出かけの「目的地」としてのイメージが形成されていることから、長岡京市も「目的地」としてのイメージを形成することを目指していくこととしています。

府内の市町村(京都市を除く)の1人あたり観光消費額と観光入込客数との相関(日帰りのみ)

長岡京市の観光まちづくりのロードマップと目標

前期の成果と課題や社会経済情勢の変化を踏まえた見直し
前期は、観光まちづくりを進める基盤・素地を創る時期と位置付け、観光まちづくりに取り組むプレイヤー数を80へ増やすことを目標とし、前期最終年度には、95と目標を達成することができました。
一方、計画策定から4年間の間に、隣接する京都市内の宿泊施設の開業ラッシュや新型コロナウイルスの世界的な感染拡大など、社会経済環境の大きな変化が生じました。
また、中期に位置づけていた道の駅的施設の整備について、方向性を見直すこととなりました。
あわせて、本プランの参考指標である「京都府観光統計」調査基準の見直しが行われ、目標設定も見直す必要性が起こりました。
以上のことを踏まえて、中期・後期のロードマップと目標を改めて設定することとしました。

長岡京市の観光まちづくりのロードマップと目標
【前期】観光まちづくりに取り組むプレイヤー数
令和2年:95(当初の目標は80)【中期】国内需要の回帰を見込み、コロナ前の水準に戻す時期
令和5年:観光入込客数 85万人
令和5年:1人あたり観光消費額 2,100円/人
*新基準に基づく令和元年水準【後期】インバウンドの回帰開始等も見据え、“目的地化”を実現
令和8年:1人あたり観光消費額 2,400円/人

長岡京市の観光振興の課題と方針
前期4年間の成果と課題や現状分析から、以下のとおり長岡京市の観光振興の課題と方針をまとめ、それに基づく15のアクションプログラムを実施していきます。

長岡京市の観光振興に向けた課題
- 1人あたりの観光消費額の向上
- 地域資源を活かした観光コンテンツの充実と連携・パッケージ化
- 旅やお出かけの目的地としての「長岡京」の発信
- 円滑で魅力的な旅・お出かけの環境形成
- 「住むまち」にフィットした観光スタイルの誘客

長岡京市の観光振興方針
地域の「稼ぐ力」を引き出すための「観光」=観光まちづくり
旅やお出かけの「目的地」となるような、観光ブランドイメージの形成
新たな交流を生み出し、「住んでみたい」につなげる役割

観光振興の基本コンセプトと基本方針の好循環のイメージ

長岡京市の観光アクションプログラム
ターゲットの誘客に向けた観光創造…4施策
ターゲットに合わせたプロモーションの展開…5施策
観光創造を実現する環境づくり…3施策
インバウンド誘客に向けた取り組み…3施策

資料のダウンロード
詳しくは以下からダウンロードしてご覧いただけます。
新・長岡京市観光戦略プラン(改訂版):全体
新・長岡京市観光戦略プラン(改訂版):分割
新・長岡京市観光戦略プラン(改定前)