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市長と語る“対話のわ” 平成30年10月2日(火曜日)

  • ID:8211

平成30年10月2日 長岡第八小学校

日時

平成30年10月2日(火曜日)午後7時から

場所

長岡第八小学校 コミュニティセンター

テーマ

これからの長岡京市について

参加者

24名

対話録(要旨)

<長岡第八小学校区地域コミュニティ協議会会長>

 長岡第八小学校区地域コミュニティ協議会でも防災部会が立ち上がり活動中。災害時は、八小が避難所となっているが、市の職員、地域の方にご協力いただき大変感謝している。

 

<市長>

 市長就任から3年半が経過したが、本日は市が進めているまちづくりの具体的な取り組みを話したうえで、皆さんのご意見を頂戴していきたいと思っている。


◆3つの戦略目標

 1.「定住促進」

 2.「交流拡大」

 3.「新陳代謝」


 1.「定住促進」の取り組みについて


 ●子育て支援

  中学校給食:今年の2学期からは長二中、3学期から長四中、来年春から長三中、3学期から長岡中学校で開始。

  待機児童対策:保育園の定員を増やしてはいるものの、ニーズが定員を上回っている。 


 ●高齢化対策

「健幸長寿プラン」:2025年に団塊の世代が75歳以上になる。介護に頼らず元気に歳を重ねられる環境づくりをし、急増する高齢者に対応していくことを目的に策定。

「地域医療ビジョン」:長岡京市の地域医療提供体制の充実を図ることを目的に策定。

急性期中心の医療の提供体制から、リハビリ等の回復期を充実させるような医療を提供する体制を作っていく必要がある。

済生会病院の移転:築35年を過ぎ、現代に必要な医療を提供できなくなっているため、新たに市が求める医療機能が提供できる施設への転換を目指している。西山天王山駅の近くに移転することで議論が進んでいる。


 ●安心安全

「防災の日」:毎年10月の最終日曜日を「防災の日」に設定。各校区で防災訓練を同時開催し、地域の防災力を高めるねらい。

 コミュニティFM:今年の11月頃開局予定。避難所で1番ストレスとなるのは、情報が無いこと。乙訓地域限定のラジオ放送なので濃密できめ細かい情報を発信することができ、災害時に大きな力を発揮できる。

防犯カメラ:通学路を中心に市内200か所に設置する予定。カメラだけではなくビーコン受信機もつけることで、子どもの居場所を把握することができる。来年度稼働予定。

障がい者基本条例:4月から施行され、障がいをお持ちの方々の情報保障等、府内初の条例を作ることができた。

向日が丘支援学校の建替え:障がい者の方の就労施設、高齢者施設等も提供できる施設を検討している。


2.「交流拡大」の取り組みについて


 阪急長岡天神駅の整備:27年度に地権者の方々で設立されたまちづくり協議会で議論。今年3月に基本構想を策定。また市、阪急電鉄、京都府、自治会長会の代表などで構成された基本計画策定委員会でも平行しながら議論を進めている。今年度中に市としての一定の基本計画をとりまとめていきたい。主な論点は、1.立体交差 2.駅前広場の配置 3.駅前広場のアクセス道路の位置 4.土地利用の考え方。


3.「新陳代謝」の取り組みについて


 市役所庁舎の建替え:工事は、まず京都信用金庫の跡地と駐車場の一部を使い、1期目の庁舎建設。その後、新庁舎に引っ越し後、現庁舎の南棟、東棟の一部を解体。2期目の庁舎建設。仮設庁舎を作らずに移転ができることは大きなメリット。10億から15億のコストダウン。ただし、工期は長くなる。また2期目の庁舎の低層部分に、老朽化している産業文化会館と保健センターの機能を入れていく予定。アゼリア通り沿いに市民広場をつくり、にぎわいづくりをしていく。


 スケジュールは32年度から1期目の着工。34年度完成。その後、2期目の庁舎建設。全て完了するのが平成37年度予定。


【質疑応答・意見交換】


<参加者>

 阪急西山天王山駅と平行するサントリービール工場のあたりにJRに新駅をつくってほしい。阪急、JR,京阪の3本の駅が近くなり便利である。駅間距離も他の駅と比較しても短すぎることはない。


<市長>

 久貝のサントリービール工場付近に新駅を設置することは大変魅力的。ただし、地元の誘致活動による新駅実現は地域負担が大きい。例えば、阪急西山天王山駅は、阪急電鉄がビジネスとして作った。また、国が高速道路の下の用地を活用して駅をつくる全国的にも珍しいケースでもあったため、地元負担は大変少額で済んだ。サントリービール工場付近のエリアにおけるまちづくりのビジョンをしっかりと描いていけばJRにとってもメリットがある話になる。


<参加者>

 災害時の避難所の備蓄や設備が足りないのではないか。


<市長>

 各校区の防災倉庫に収まりきらない備品などは、南部地域防災センターに備蓄している。ただし、市内全域で地震が起こった際は、その備蓄だけでは賄いきれないので、京都府や他市町村との連携が必要となる。また、民間企業と流通備蓄の協定を結んでいる。

 また、議論となっていることが避難所の空調。体育館に空調を整備していくのは、莫大な時間と費用がかかる。優先順位を考えながら検討したい。

 

<参加者>

 災害時の備蓄食料購入の補助やあっせんなどについての情報がほしい。


<市長>

  各家庭で、備蓄物資を用意し災害時に備えることは大切。市で業者のあっせんなどはしていないが、ホームセンター等でも手に入るのではないか。具体的な事項については防災・安全推進室に問い合わせてほしい。


<参加者>

 自治会加入者が減っており、加入者も高齢化している。組長のなり手もどんどん減っている。このままでは、自治会が存続するのかも不安である。

 

<市長>

 どこの地域でも課題になっている。長岡京市の自治会加入率も60%を切っている。その原因は1.高齢化による自治会脱退 2.新たに開発した地域における自治会未加入、未組織。減っていく傾向を反転すべく、自治会未組織地域を組織化しようと試みている。防災を切り口にし、自治会の必要性をどう認識してもらうかが大事。また、役員の負担軽減についても検討中である。


<参加者>

 片泓の交差点からJRの高架下に行く道が狭くて危険である。

 

<市長>

 御陵山崎線のJR長岡京前の交差点から片泓の交差点まで4車線化を進めており、片泓の交差点は交差点改良の予定。またJRガード下に向かってまっすぐ入る道を線形改良するため、通行はスムースになる。ただし、JRの鉄道下自体を拡張するのは、現実的には難しい。


<参加者>

 長岡天神駅の整備において、バスが駅前までアクセスできない計画案があるとのことだが、バスから駅までの歩行距離が増えることは高齢者にとっては大きな問題。また、竹寿苑をこらさに作るという話があったが、高齢者には不便な場所である。

 

<市長>

 バスから駅までの歩く距離とそこに張り付く店舗の商業活動の兼ね合いが今後の大きな論点になる。意見として承る。こらさに竹寿苑をつくる話は一旦白紙になった。向日が丘支援学校の建替えの際、同じ敷地に竹寿苑を移転させる予定。


<参加者>

 長岡天神駅前にバスを停車させない代わりに、西山天王山駅前に停車させ、西山天王山駅に特急をとめてはどうか。


<市長>

 西山天王山駅では追い越しができないため、物理的には難しい。また、バスの路線維持は、乗客の運賃だけで賄うことは難しく、市民全体で負担しながらバス路線を維持する必要がある。どのような負担でバスを充実していくかを市としても検討している。


<参加者>

 避難所になる体育館にフリーwifiをつけてほしい。


<市長>

 学校全体の通信環境については検討中。学校のインターネット回線は個人情報の観点から非常に高いセキュリティが必要であり別の投資の必要。莫大な投資をする必要があるのか、どのくらいの投資が必要かにつき調査研究しているところ。

 

<参加者>

 サントリーが50年前、神足駅(当時)から貨物線の引き込み線用地を購入された。貨物がトラック輸送に変わった関係で、線路は敷設されず用地だけが残った。その内の一部は売却されたが、一部は空き地として残っているとのこと。何か活用する方法がないか。


<市長>

 まず現地確認をさせてほしい。

お問い合わせ

長岡京市対話推進部秘書課秘書係

電話: 075-955-9500

ファクス: 075-951-5410

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