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市長と語る“対話のわ” 平成30年11月29日(木曜日)

  • ID:8336

平成30年11月29日 アゼリアガーデン

日時

平成30年11月29日(木曜日)午後5時15分から

場所

長岡病院デイケア棟2階 ボードルーム

テーマ

これからの長岡京市について

参加者

40名

対話録(要旨)

<市長>

 お忙しいなか貴重なお時間いただき感謝申し上げる。

 本日は障がい福祉、認知症を中心にとテーマ依頼をいただいているが、むしろ専門家である皆様からのご意見もいただきながら、それ以外の分野も含めて対話させていただきたい。


●人口減少と高齢者の増加

 本市は、この20年で急激に人口増加し現在約8万人に至る。

 現在、高齢化や施設老朽化の問題に直面している。

 本市の場合、高齢化は進んでいるが、少子化はそれほど進んでいない。それはいわゆる子育て世代の転入、社会増によるもの。これは本市の強み。


◆3つの戦略目標  8万市民が安心して豊かに暮らしていけるように…

 1.「定住促進」 長岡京市に住んでもらう、住みつづけてもらう

 2.「交流拡大」 市外から来てもらう(雇用、観光の視点)

 3.「新陳代謝」 古くなってきている街の更新


・「健幸長寿プラン2025」 : 2025年に団塊の世代が75歳以上になる。介護に頼らず元気に歳を重ねられる環境づくりをし、急増する高齢者に対応していくことを目的に策定。全庁あげて取り組みたい。

・市の認知症施策 : オレンジカフェ、オレンジスペース

・防犯カメラ×ビーコン受信機 : 通学路を中心に市内200か所に設置する予定。カメラだけではなくビーコン受信機もつけることで、徘徊する高齢者や子どもの居場所を把握することができる。来年度稼働予定。

・「地域医療ビジョン」 : 長岡京市の地域医療提供体制の充実を図ることを目的に策定。

・済生会病院の移転 : 築35年を過ぎ、現代に必要な医療を提供できなくなっているため、新たに市が求める医療機能が提供できる施設への転換を目指している。西山天王山駅の近くに移転することで議論が進んでいる。

・障がい者基本条例 : 4月から施行され、障がいをお持ちの方々の情報保障、差別解消、合理的配慮等府内初の条例を作ることができた。

・あいサポート運動 : 鳥取県が発祥。あいサポーターを増やし、気軽にヘルプを出していけるように。

・精神障がい者連絡会 : 条例で制定。委託事業スタートしている。

・共生型福祉施設 : 向日が丘支援学校の建替えに伴い、障がい者施設、高齢者施設等も一体的に提供できるような施設を検討している。中身について京都府と議論中。



【質疑応答・意見交換】


<参加者>

 防犯カメラの設置場所について。最近の事件は、市の中心部よりも人里離れたところで起こる。そのようなところにカメラをつけてほしい。

<市長>

 今回は駅前等ではなく、特に子どもが通るエリアを中心に各校区約20箇所設置。まず向日町署と協議し、ひったくり・痴漢発生エリア等を考慮した案を、地域の自治会に提案し設置個所を決定した。そういう意味では、ご指摘いただいたような場所もカバーできると思う。なお、プライバシーの面で心配される声もあるが、カメラの映像は市職員であっても見ることはない。あくまで警察の要請に基づく場合にのみ開示する。


<参加者>

 西山天王山駅周辺にもっと飲食店が欲しい。

<市長>

 開業して5年、駅利用者数は当初の予想を上回る12,000人/日。しかし、なかなか周辺の土地利用が進んでいない。土地利用はあくまで所有者の意思だが、今年前半に高度規制を緩和する等したので、これから開発されるときにはそういう店舗ができてくれればとは思っている。


<参加者>

 京都市ではインバウンドが大きな経済効果をもたらしているが、観光に対する市長の考えを聞かせてほしい。

<市長>

 観光に取り組むに当たって、民泊を積極的に誘致はしない方針。旅館業法に基づく宿泊施設の誘致はしていく。これまでの企業誘致は、工場誘致が中心だったが、これからは宿泊施設や企業本社等のオフィス機能の誘致をしていきたい。そして交流人口の拡大を図りたい。


<参加者>

 認知症の方の増加に伴い入院依頼も増えており、看護者・介護者の負担は重くなり現場スタッフは疲弊している。人材確保に対して行政の支援はあるか。

<市長>

 難しい課題。生産年齢人口が減ってきている中で、すべての業種において人手不足。介護職については重労働で低賃金である等の課題もある。市単独での人材育成は難しい面があり、京都府という大きい単位で人材育成していく必要がある。また、2025年問題を考えたときに、スキルを持った専門職には重度の人に対応してもらえるように、ボランティアスタッフ等地域の皆さんがサービス提供者になる共助の仕組みづくりも大切と考えている。本市ではおたすけサポーター制度を創設し、認知を広めているところ。地域のみなさんと専門職の方がうまく役割分担してもらえる仕組みを考えたい。

 どのようにしていくのがよいか現場の方からもぜひご提案をいただきたい。


<参加者>

 35年前、「水がおいしい」長岡京市だった。国は水道事業民営化を進めようとしているが、市の今後の水道事業の見通しはどうなっているか。

<市長>

 水道事業民営化は考えていないが、すでに検針や料金徴収業務といったサービス業務は民間に委託している。しかし、浄水場等の水道事業の根幹に関わる部分は当面民営化するつもりはない。本市は、かつてはすべて地下水だったが、平成14年から府営水道(桂川)と地下水が50%ずつとなっている。これは維持したい。2つ水源をもつということはそれだけコストもかかるが、上水料金は低下傾向。しかし、水道管の更新コスト等で下水料金は上がっている。できるだけ低廉な料金で安心安全な水を供給し続けたい。


 

<市長>

 最後に少し市庁舎建替えの話を…

 市役所庁舎の建替え:工事は、まず1期目の庁舎建設。その後、新庁舎に引っ越し後、現庁舎の南棟、東棟の一部を解体。2期目の庁舎建設。仮設庁舎を作らずに移転ができることは大きなメリット。10億円以上のコストダウン。ただし、工期は長くなる。

 1期目庁舎が34年度竣工。その後、2期目の庁舎建設。全て完了するのが平成37年度予定。

 アゼリア通り沿いに市民広場をつくり、にぎわいづくりをしていく。また2期目の庁舎に、老朽化している産業文化会館と保健センターの機能を入れていく予定。

 

<浅田総務部長(長岡記念財団)>

 本日はありがとうございました。

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長岡京市対話推進部秘書課秘書係

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