市長と語る“対話のわ” ~令和元年特別版~令和元年10月11日(金曜日)
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令和元年10月11日(金曜日)長岡第五小学校(長岡第四中学校区)
日時
令和元年10月11日(金曜日)午後7時30分から
場所
長岡第五小学校 会議室
テーマ
これからの長岡京市
参加者
42名
対話録(要旨)
~令和元年特別版~市内5ヶ所開催分は、共通テーマで市長より情報提供
対話:参加者から出た主な意見
(参加者)
「防災・お金の使い方」
・台風の時に避難所がない。市の方針は何度も確認している。土石流の時は教室を使用できるとなっているが、台風の時はないというのは、それはないだろうと思う。
・ハザードマップでイエローゾーンは、この周辺地域にもある。土石流の場合のイエローゾーンであるとのこと。雨などで川が増水したとかは対象外であるとのこと。住民は心配している。
・四中体育館はレッドゾーン、早く計画に組み込んで解消を求む。子どもたちの安全にかかわる。早く対処してほしい。
・避難の詰め込みについて、赤ちゃん(乳児)が高齢者と同じ場所に避難というのは困難。中学校の部屋を借りるときに、あらかじめ部屋を乳幼児連れ用とか高齢者用とか指定しておいて、市の職員も対応できるようにしておいてほしい。
・地震の場合、公園に一時避難するなど決めている。大地震の時は、避難対象人口が2万~3万人とハザードマップに書いてある。どこに避難できるのか。命をどう守るかということを基本施策の中に入れて考えてほしい。
・五小校区の避難場所が少ない。例えば、移転予定の済生会京都府病院の跡地を避難所にするなど、考えてほしい。
・文化・福祉・交流といった場が少ない。市の中心部は力を入れているが、最近では周辺に人口がどんどん増えているのに、あまり充実していない。重点的に再配置してもらいたい。済生会京都府病院の跡地活用がいいのではないか。
・お金の使い方。市の中心ばかりに使うのではなく、周辺にもお金を使ってほしい。
・(台風接近に伴いニュースで聞いた。)閣議決定した。防災について、国と市長村が対策をするよう周知したと報道されていた。長岡京市にどのような通知があって、どう対応するのか。
(市長)
・最後の質問について、今日のニュースで見られたということであるが、通知があろうが・なかろうが、暴風・大雨・洪水警報等を想定しており、それに備えて、しっかり対応していく。避難所開設等、しっかり見極めながら判断していく。
・台風で避難所がないというのは、災害に応じて避難所開設している。土砂災害の警戒が高まった時に避難所を開設する。河川(小畑川など)の浸水避難を促すという二つが基本。台風が来るということは河川の水位も上がるので、繋がっているとも考えられる。
・ハザードマップは、土砂災害防止法に基づく記載である。池の決壊がというのを想定しているというのではない。あくまで高低差等で土砂崩れをイエロー・レッドということで記載している。四中体育館のレッドゾーンにかかっているというのは、どういう対策ができるかは検討している。ご指摘のとおりである。
・避難所で乳幼児や高齢者等との部屋を割り振りは、避難される規模によると思う。どんな状況であっても避難所を運営できるように、地域で訓練していただき、地域でルールを決めて色々な想定に備えていただきたい。すべてを事前にマニュアル化すると、想定外のことが起こった時に動きにくいこともある。今月末も避難所運営訓練があるが、色々想定して考えていただくことが重要になる。
・済生会京都府病院移転や、お金の使い方等、いただいたご意見を受け止めて、しっかり考えて進めていきたいと思う。
(参加者)
・地震で池が決壊したらと、そういったことも近隣住民は不安である。
(市長)
・ため池の点検は実施している。ご理解いただきたい。
(参加者)
「道路」
・長岡京市は便利な立地であり住み続けたい。
・地域近隣の保育園の送迎について、道路が混雑する。2月に要望も出したが、具体的には動いてもらえていないようだ。道路が狭くて、大変込み合い、車が滞留し、地元住民の車も出せない。道路を広げて、早めに解決してもらいたい。
(市長)
・要望いただいたところは承知している。できるだけ早めにと心がけているが、予算の関係もあるので、ご理解いただきたい。
(参加者)
「ごみ」
・ペットボトルについて、中国やベトナムなどに輸出していたが、海外の受け取りが拒否されて、行き場がなくなっている。国内の業者も困っている。今後の対応はどうなるか。
(市長)
・国家として大きな問題となっている。最終中国や東南アジアの国が買ってくれていたのが、海洋汚染の問題などで引き取ってもらえない方針をとられるようになった。環境省も処分について緊急対策として考えておられるようである。国の動向も見極めていきたい。切実な問題である。
・古紙回収の値段も中国などに買い取ってもらえるかによって、大きく変動する。
・資源化できるものを資源化する努力、国内で再資源化することが大事である。
(参加者)
「困りごとへの行政対応」
・今年2月に今里の開発行為で4tダンプが一日に150台、4ヶ月で延べ15,000台が生活道路を走るという事態が起こった。4地域の住宅地域を通っていた。関係機関へ相談に行ったが、満足する対応は得られなかった。事故がなくて良かったが、地盤沈下は起こった。弱者の立場、困ったことに相談にのってほしい。民と民の問題に行政は介入できないということや法に触れなければいいということではなく、行政は調整に入ってほしい。
・路上駐車が多い。
(市長)
・ご意見・お気持ちを受け止めさせていただく。
・行政であるので、指導するには、指導するための法律・根拠がないと動けないということがある。行政が持っている権限の中で、できることをしっかり考え、対応させていただきたい。
(参加者)
・法がない。他市では規制するための法令をあえて作っている。長岡京市も作っていくべきである。
(参加者)
「保育所の民営化」
・他市で保育所を民営化するときに、副市長、会計士、民生委員、団体、保護者など10人に審査員になってもらう。業者は審査員の質疑に応答する。長岡京市ではそういうものがなく一方的に民営化を決定している。色々な意見を聞いて決めなくてはいけない。