令和2年度第3回高齢福祉部会 会議録
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概要
日時:令和3年2月9日(火曜日)午後2時00分~
場所:長岡京市産業文化会館 3階会議室1・2
出席委員:南本部会長、五十棲副部会長、細平委員、澤田委員、今堀委員、笹井委員、上岸委員、西小路委員、鵜川委員、小西委員
欠席委員:菅田委員
傍聴者:0名
事務局:能㔟健康福祉部長、
髙橋高齢介護課長、黒河主幹、河南課長補佐兼高齢福祉係長、菅原介護保険係長、黒岡主査、山添主事
社会福祉課地域福祉・労政係 中村主事
1.開会あいさつ
・ 委員11名中、10名の出席を確認。
2.議事
(1)第2回高齢福祉部会の意見を踏まえた修正点、パブリックコメントの対応について
事務局
資料1高齢福祉部会の意見を踏まえた修正点について説明
資料2「長岡京市第9次高齢者福祉計画・長岡京市第8期介護保険事業計画(素案)」に関する意見及びそれに対する市の対応について
会長
資料1は前回の委員会を踏まえての計画案の修正、資料2はパブリックコメントの意見に対する市の対応について説明いただいた。内容や対応についてご意見があればご発言をお願いしたい。
委員
パブリックコメントの回答について、介護相談員は非常に大切な役割を担っている。その回答を「意見交流会、交換会を定期的に実施しています」や「介護相談員として出席いただく会議もあります」「実際の活動の情報発信方法について、今後検討してまいります」としているが、さらに内容を追加していただきたい。介護相談員の方でもグループホームを訪れている場合がある。グループホームに入居されている方の話を聴くにあたり、重度の認知症の方などは気持ちを表現することが難しい、判断能力が低下している状況で、そういった方の話を聞くにあたっては、言葉通りではなく、その表現の奥にある気持ちなどをくみ取ることが重要となってくる。介護相談員の方がそういった関わりができるようにスキルのフォローもお願いしたい。
事務局
現在、介護相談員はまずは初任者研修を受けていただき、経験を積みながら、初任者研修、現任者研修と段階あるしっかりした研修体制を組んでいる。ご意見のとおり、介護やケアに関わる本職の方でも、利用者の方が本当に伝えたいことを聞き出すのは難しいが、重要なスキルである。介護相談員の研修が多ければ良いわけではないが、研修をしっかり行いながら、経験を積んでいただき、介護相談員と市、担当者のお話も大切にしながら、話を聞くスキルを高めていけるとよい。めざす姿の一つとして大切にしていきたい。
会長
パブリックコメントの内容をみると、内容に反映させるのは最初の部分だけで、後は「検討する」「充実させてまいります」など努力目標になっているので、もう少し内容を反映できないか。
委員
介護相談員は相談が基本的な仕事である。この相談は継続的に行うことに意味がある。介護相談員がどれだけの頻度で継続的に一人の方に関わっているのかが伝わってこない。介護相談員の具体的な仕事が市民にも伝わるように表現してはどうか。
予防について、長岡京市がこの言葉を慎重に使って記載いただいことに感謝する。家族会の顧問の先生にもご報告させていただいた。
事務局
次期計画では介護相談員の増加や派遣する施設の増加を想定している。その中で介護相談員へのフォローについては、市役所としても十分に対応しなければ目が届かなくなると感じている。一人ひとりにあったフォローの方法も検討しながら、活動内容の情報発信の方法を考え、まずは市民に活動している現状を伝えて進めていきたい。
認知症の件については、またご指導をいただきたい。
会長
認知症予防の表現については改善いただいたことに感謝する。
(2)長岡京市第9次高齢者福祉計画・第8期介護保険事業計画(案)について
事務局
資料2について主に計画の成果指標、介護保険サービス・介護保険料などについて説明
委員
実績の箇所に平成30年度が二箇所ある。右側は令和2年度なので、修正をお願いしたい。
事務局
修正させていただく。
委員
基金はどれくらい溜まっているのか。
事務局
次期計画に活用できる基金としての積み立ては、約3億9,000万円となっている。この金額の中から、次期計画に3億4,000万円を活用し、残りはさらに次の計画、給付が予測以上に伸びた場合に活用できるようにする予定でいる。
他自治体の基金の状況との比較は難しいが、保険料として市民から負担いただいている金額は周辺自治体と比較すると長岡京市は高い現状にある。これまでは基金をすべて充てても保険料の月額を上げなければ給付が追いつかない状況だったが、ようやく保険料据え置きが可能になった。要因としては計画していた施設整備の遅れもあり、余剰が生まれ、新しく国からの交付金などが入ってきたことが挙げられる。
委員
今年度はコロナも影響して、給付がかなり減ったのではないか。
事務局
今年度の実績等については、次期の計画に充てる余剰金として積み立てる予定である。
会長
有料老人ホーム及びサービス付き高齢者向け住宅の現状について、介護保険外の施設も選択肢に入ってきている中、ここでは「指導・監督を徹底します」と記載がある。市民も情報が欲しいと思っているので、市民との情報共有などの内容を記載することは可能なのか。
委員
各施設がホームページやパンフレットで情報提供をしているが、施設側が伝えたい情報と市民、利用する側が知りたい、役立つ情報とは異なる。そこをマッチングさせる必要があるだろう。市役所がそういったことをやると利害関係が生まれてしまう。一般の我々のような団体が情報共有できるように働きかける方が良い。国の制度が変わったら作り変えるようにしており、2年後に更新する予定でいる。
事務局
「家族介護の会」で作成してくださっているパンフレットは介護保険の窓口で配布し、情報量も多く活用させていただいている。
有料老人ホーム及びサービス付き高齢者向け住宅に関する市民との情報共有について難しさを感じているが、京都府や厚生労働省でこうした施設の実態に係る調査結果や情報を提供しており、そうしたページにアクセスできるような仕組みを作っていきたい。
(3)その他
会長
その他について、何かあれば発言をお願いしたい
―特になし―
その他については特になしということで、議事を終了させていただく。皆様の多大なご協力に感謝する。
事務局
本日の部会をもって、令和2年度の高齢福祉部会は終了となる。
委員の任期は令和3年度末、令和4年3月末となっている。
計画の進捗状況等の確認で、年二回の部会開催を予定している。
閉会