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第23回長岡京市廃棄物減量等推進審議会 議事要旨

  • ID:13436

第23回長岡京市廃棄物減量等推進審議会

開催日時

令和5年3月29日(水曜日)午前10時00分~

開催場所

長岡京市役所新庁舎4階会議室401

出席者

委員11名、事務局5名

傍聴者

0名

配布資料

(事前配布)

  次第

  資料1 令和4年度一般廃棄物の排出量の見込みについて

  資料2 一般廃棄処理基本計画における目標と令和4年度見込みについて   

  資料3 ごみ減量のための施策の実施状況について

議事概要

1.案件
(1)令和4年度一般廃棄物排出量の見込みについて
資料1に基づいて、説明を行う。
主な内容については、次の通りである。
・令和4年度の可燃ごみ排出量は、家庭系可燃ごみについては、令和3年度と比べて微減の11,659t、事業系可燃ごみについては約3%減の6,028tを見込んでいる。
 事業系可燃ごみの排出量減少は、市内で食品リサイクルを行っておられる事業所で可燃ごみ排出量が大きく減少していることが主な要因である。
・令和4年度の資源ごみ排出量は、カンについては令和3年度と比べて約3%減の177t、ビンについては約1%減の450t/年、ペットボトルについては約6%増の197t、その他プラスチックについては約2%減の782t、その他不燃物については約10%減の880tをそれぞれ見込んでいる。
 乾電池と廃蛍光灯を含めた令和4年度の資源ごみ全体の排出量は、令和3年度と比べて約4%減の2,510tを見込んでいる。
 資源ごみの1/3以上を占めるその他不燃物が大きく減少したとことが、資源ごみ全体の排出量が減った大きな要因である。
【質疑】
会長:
事業系可燃ごみについて、市外から搬入されている食品残渣のリサイクルに伴うごみが含まれているのか。また、食品リサイクル工場で可燃ごみが減った要因は何か。
 事務局:
資料1で説明した事業系可燃ごみについては、市外から搬入されている食品残渣のリサイクルに伴うごみが含まれている。
また、食品リサイクル工場でごみが減った要因は、工場において新たな設備を導入し食品リサイクルに適さないものを分別する精度が以前よりも向上したことでリサイクルできず可燃ごみとして排出するものが減少したときいている。
 
資料2に基づいて、説明を行う。
主な内容については、次の通りである。
一般廃棄物処理基本計画に示した令和4年度の目標と令和4年度の見込を比較する。
・主指標について、令和4年度のごみの総量は、令和4年度目標と比べて7%低い20,684t/年を見込んでいる。
再生利用率は、目標より約1ポイント高い約15%を見込んでいる。
最終処分量は目標より12%低い3,033t/年を見込んでいる。
・減量化目標の副指標について、令和4年度の1人1日あたりの家庭からの収集ごみ量は、令和4年度目標と比べて11%低い401gを見込んでいる。
一日当たりの搬入ごみ量は、目標と比べて4%低い1日あたり15.8tを見込んでいる。
一般廃棄物の焼却に伴う温室効果ガスの排出量は、目標と比べて8%低い7,908tco2を見込んでいる。
・再資源化目標の副指標について、令和4年度の1人1日あたりの再生利用量は令和4年度目標と同じ値の116gを見込んでいる。
再生利用量は、目標と比べて1%高い3,473tを見込んでいる。
【質疑】
会長:
再生利用率について、令和18年度の最終目標と比べてギャップが大きいが、品目ごとの達成度合はどうなっているか。
事務局:
現段階では精査できていないため、資料の精査をすすめる。
会長:
ごみの総量及び一日当たりの搬入ごみ量には、市外から搬入されている食品残渣のリサイクルに伴うごみが含まれているのか
事務局:
ごみの総量には含まれているが、一日当たりの搬入ごみ量には含まれていない。
会長:
一般廃棄物の焼却に伴う温室効果ガスの排出量が減った要因とは何か。
事務局:
焼却するごみ量が減ったことによる。
委員:
再生利用率・再生利用量が令和18年度目標とのギャップが大きいが、
そこに注力する必要があるのではないか。
事務局:
ごみ総量を減らすとともに、可燃ごみに含まれている資源物等を減らすことができるよう啓発を行う。また、再生利用率を向上させていくとともに、可燃ごみを減らしていくことで温室効果ガスの削減につなげていきたい。
会長:
再生利用率については、以前から目標値をなかなか達成できていない指標で、指定ごみ袋の導入によって資源化をすすめるとともに、更なる対策も進めていく必要がある。温室効果ガス削減には、可燃ごみに含まれるプラスチックを削減することが大切で、製品プラスチックの扱いを含めて皆さんと議論していきたい。
また乙訓環境衛生組合で実施されている、焼却ごみの組成分析の結果について情報提供してほしい。
委員:
提供可能である。


資料3に基づいて、説明を行う。
主な内容については、次の通りである。
・紙ごみの減量の関する施策としては、市役所と中央公民館で実施してる古紙等の拠点回収では、令和5年1月末の古紙等の回収量は115tとなっておりこの時点で令和3年度より30t多かった。
地域での古紙等集団回収は団体が実施し、回収量は令和3年度と比べて微減の1,679tとなった。
・食品ロス削減に関する施策としては、フードバンク長岡京さんへの活動支援として、市役所ロビーをフードドライブ活動の場所として提供し、令和4年度は2月末現在で寄付点数が1,533個、寄付重量が405kgと令和3年度を上回る寄付をいただいた。
・厨芥類の削減に関する施策としては、公立の保育所や小中学校での給食調理くずの資源化を継続するとともに、ごみ減量啓発キャンペーンとして生ごみの水切り袋を配布する街頭啓発活動を実施した。
・環境に配慮した適正処理に関する施策として、ごみの収集に伴い収集車から排出される温室効果ガスを、市民参加でゼロにすることを目指し、市と株式会社ボーダレス・ジャパン「ハチドリソーラー(ハチドリ電力)」及び市内ごみ収集事業者である有限会社長岡美装社、有限会社浄掃社、株式会社長岡美化とで「CO2ゼロで行うごみ収集事業協定」を締結した。
・環境教育として地域のみなさんなどを対象とした出前講座を5回、保育所や小学校を対象とした出前授業を13回実施した。
・市民事業者・業者が連携した取り組みとしてエコタウン活動の参加団体の負担軽減を目的に活動要件の弾力化を行う要綱改正をおこない、令和5年度から施行することとなった。
・次に3Rの推進に向けた協働・体制づくりとして家庭から回収したペットボトルについて、乙訓環境衛生組合を通じてサントリーグループのリサイクル工場に引き渡し、ペットボトルに再生する、ボトルtoボトルリサイクルを開始した。
・持続可能な収集・運搬・処理体制の検討として、市の収集・運搬業務について、職員の減少等に対応するため、委託化を拡大する検討を行った。
・環境フェアにおいて、リユースショップ実行委員会によるリユースショップを開催され、市も運営支援を行った。
【質疑】
副会長:
自治会で独自にペットボトルのキャップを集めているが、小学校での回収がなくなったため、福知山市の処理工場までもっていっている。子どもたちへのワクチン接種のための寄付にもなっているが、運搬の負担も大きいため市で実施できないか。
事務局:
ペットボトルのキャップについては、その他プラスチックとして収集しており、リサイクルされている。市がペットボトルのキャップのみを分別して収集することは困難であるが、福祉的な目的もあるので、市でペットボトルキャップの回収に関する情報の収集及び提供を行うので、引き続き各自治会等で取り組んでいただきたい。
委員:
小学生への出前授業について、乙訓環境衛生組合を見学し実際に処理の現場を見ることが大切だと思うが、どうなっているか。
委員:
令和4年度は新型コロナウイルス感染症の影響もあり学校側からの見学希望がなく、小学生の乙訓環境衛生組合への見学はなかった。
事務局:                                                                                         5月の連休明けには、新型コロナウイルス感染症の扱いが変わるので、教育委員会においてまた検討されることとなると思う。
委員:
ビデオ等で見学に代わる学習をすることは可能か。
委員:
乙訓環境衛生組合のホームページでバーチャル見学が可能である。
事務局:
市においても、保育所や小学校でごみの分別や減量に関する出前授業を行っている。
委員:
リユースショップの活動について、売り上げはどうだったか。
事務局:
41,055円の売り上げがあった。
委員:
書道の半紙や半紙を乾かすために使用する新聞紙は、可燃ごみとして排出すればよいのか。
事務局:
墨が含まれる紙であり、リサイクルには向かないので、可燃ごみとして排出してほしい。
副会長:
使用済みてんぷら油について、自治会で独自に回収しているが、回収する団体が減っているのではないか。
委員:
私の自治会でも使用済みてんぷら油を独自回収しており、石鹸に加工する業者に引き渡している。
事務局:
ごみ収集を行っている長岡美装社がてんぷら油で走行する車両用に使用済みてんぷら油を買い取るという形で回収に取り組んでおられる団体があり、ごみ分別アプリ等で回収日時や場所等をお知らせしている。市外に廃棄物を搬出することやコストの問題から市が直接てんぷら油を回収することは難しい。
委員:
中央公民館での古紙の回収量が増えているが、新たな拠点回収場所の設置の予定はないのか。
事務局:
古紙の新たな拠点回収場所設置の検討を行ったが、公有地で適地がない状況である。
会長:
民間事業者の敷地内など、協力いただける場所を探すなど拠点を増やすことも検討してはどうか。段ボールの使用が増えてきているので、引き続き古紙の回収量の拡大に努めてほしい。
委員:
第四中学校付近では宅地開発が続いており、人口が増えるとごみも増えてしまう。気を引き締めて進めていく必要があるのではないか。
会長:
開発事業者を通じて、住民にごみの出し方を周知することも大切。
事務局:
開発の協議の中で、開発事業者を通じてごみ捨てのルール等を周知していただいている。
会長:
「CO2ゼロで行うごみ収集事業協定」について、あまり聞かない面白い取り組みだが、長岡京市独自のものか。また、カーボンオフセットによりCO2ゼロごみ収集ということか。
事務局:
ごみの収集業者から何かできないかとの申し出があり、岡山のある地域で実施されている似た取り組みを参考に、市独自に行っている取り組みである。市内に新たに太陽光パネルを設置したものにかかるCO2排出の削減量をもとに、京都版CO2排出量取引制度における京都独自クレジット(京-VER)を用いてカーボンオフセットを目指すものであるが、実績はまだない。
会長:
ユニークですばらしい取り組みであるので今後も進めてほしい。
資料について、一般廃棄物処理基本計画の中で示されているごみ減量の施策の進捗状況等がわかる資料があればより分かりやすいのでまたお願いしたい。

お問い合わせ

長岡京市環境経済部環境業務課(分庁舎1)ごみ減量推進担当

電話: 075-955-9548

ファクス: 075-955-9955

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