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令和5年度第1回社会教育委員会議会議録

  • ID:13616

開催日時

令和5年5月25日(木曜日)    午後2時30分から同4時00分まで

開催場所

長岡京市役所 第1委員会室


出席者

社会教育委員

島袋委員長、河原副委員長、内山委員、瀧川委員、浅田委員、神谷委員、渡邊委員、奥本委員、鵜野委員、木和委員


行政側

教育長、教育部長、文化・スポーツ振興課長、中央公民館長、図書館長、北開田児童館長、生涯学習課長、生涯学習課長補佐、社会教育指導員


会議公開の可否

公開

傍聴者

会議次第

感謝状贈呈

委嘱状交付(会議前)

自己紹介

開 会

あいさつ

案 件

 (1)役員・委員等の選出について

 (2)社会教育委員とは

 (3)令和5年度 社会教育委員関連事業の年間計画について

 (4)令和4年度 社会教育関係事業報告について

 (5)令和5年度 社会教育関係事業計画について

 (6)市民向け冊子「社会教育って?」について

 (7)「生涯学習推進事業助成金」について

 (8)その他

閉 会


開会

感謝状贈呈

委嘱状交付(会議前)

自己紹介

教育長あいさつ

・公私ご多用の中、ご出席をいただき誠にありがとうございます。

・会議に先立ち、新たに社会教育委員に就かれる皆様に委嘱状をお渡しした。1年間よろしくお願いする。

・一人一人の尊厳が守られ自立し、周囲の人たちと協力し合い支え合いながら心豊かで幸せな社会を創っていく、こうした共生社会の実現に向けて社会教育の果たす役割は非常に大きいものがある。

・この3年に及ぶコロナ禍が社会教育の推進に与えた影響は大きかった。初期には、図書館・美術館などの文化施設や体育施設などが閉鎖になったり、人数制限が行われたりした。また、様々な研修会や講演会が中止になったり、オンラインに限ってやることになったりしてきた。現実活動においても、コンクールや発表会、スポーツ大会が中止になるなど、スポーツ・文化に向き合ってこられた方の発表の場が奪われてしまった。素晴らしい文化に触れたり、見たりして、見る方の機会も奪われてしまった。活躍の場がなくなったということで、サークル活動に参加する人の数も減少したと聞いているし、PTAの活動などに参加する人が減ったということも聞いている。

・この間、コロナ禍で大変だったが、少しずつ日常が戻ってきたと思うし、今月8日から新型コロナウィルス感染症が感染法上の5類になったということで、いろんなことが戻っていくことを期待している。

・今後様々な学習の機会であったり、人と人とが触れ合える機会を復活させていくためにどのようにしていけばよいのか、というあたりで話をさせていただく。

・昨年10月に内閣府が公表した「生涯学習に関する世論調査」の結果から考えてみたいと思う。 

・この調査は、昨年の7月~8月にかけて18歳以上の人3000人を対象に行った意識調査であり、半数余りの人から回答があったそうである。その中から2つの設問の回答結果に注目する。

・1つ目の設問「あなたは、この1年くらいの間に、月に1日以上どのようなことを学習しましたか」に対して、「学習していない」と答えた人が24.3%あった。ひと月で1回も、人権について学ぶ機会であるとか芸術について学ぶ機会であるとかがない。

・その理由としては、「特に必要がない」45.5%、「きっかけがつかめない」 29.1%、「仕事が忙しくて時間がない」27.5%となっている。

・年齢別に見てみると、70歳以上の方では約70%が、「特に必要がない」と答えているが、18歳から59歳の方では、「仕事がいそがしくて時間がない」、60歳から69歳の方では、「きっかけがつかめない」というのが一番の理由となっている。

・時間がない人に参加を求めるのはなかなかハードルが高いと思うが、きっかけがつかめない人には、何か声かけをしていくと参加してもらえるのではないかという気がする。

・2つ目の設問「あなたは、多くの人が地域や社会での活動に参加するようになるためには、どのようなことが必要だと思いますか」に対しては、「地域や社会での活動に関する情報提供」50.4%、「地域や社会に関する講習会の開催などの活動への参加につながるようなきっかけづくり」47.4%、となっている。前の設問と共通して、「情報提供」「きっかけづくり」が参加者を増やす上で大切なことがわかる。ただし、興味のある人には「情報提供」で参加してもらえるかもしれないが、そうでない人には「きっかけ作り」が大切だと思う。

・コロナ禍では特にそうであったと思うが、孤独を感じていたり、働いている間は仕事があってよいが、それがなくなると孤立してしまって寂しい思いをしたりしていた。そういう時に、「ちょっとした声掛け」「おさそい」によって、参加してみようかなと思ってもらえることもある。参加した人が「よかったなあ」「次も機会があれば参加しようかな」ということになり、そして、知り合いに「一緒に行ってみないか」ときっかけ作りをする人の輪が広がっていくことが、結果として、生涯学習や社会教育の場に多くの人が参加していくことになるのではないかと思う。そのためにも、主催する側は参加してよかったなと思ってもらえるような内容づくりをしていく必要があると考える。

・ちなみに、「社会教育を推進するために」の中にも、それぞれの担当課や館で実施する事業内容を紹介している。委員の皆様には、こうした資料も活用しながら、引き続き、より多くの方に「情報提供」や「きっかけづくり」を行っていただいて、輪が広がっていくようによろしくお願い申し上げる。

・結びにあたり、人生100年時代にあって、「いつでも」「どこでも」「なんどでも」「誰でも」学び直せることが大切な今、社会教育委員の皆様には、生涯学習社会の充実のため、より一層のお力添えお願いするとともに、社会教育委員会議の活動が更に大きく前進していくことをご期待申し上げ、ご挨拶とさせていただく。


会議の成立条件について

半数以上の出席により、本日の会議は成立

案件

・案件1 役員・委員等の選出について

  長岡京市社会教育委員会議委員長:島袋委員

  同             副委員長:河原委員

  乙訓社会教育委員等連絡協議会副会長:島袋委員

  同           理 事:神谷委員、奥本委員

  同           監 事:河原委員

  長岡京市図書館協議会委員:浅田委員

委員長あいさつ

・本日はご多用のところ、誠にありがとうございます。

・私事で大変恐縮だが、今年の3月で京都西山短期大学を、定年1年を超過して退職致した。最後の2年間は副学長を務めさせてもらい、現在は客員教授として週に1回、授業だけを受け持っている。今回の社会教育委員長の任も、タイミングが良かったのか、悪かったのか、複雑な思いもありながらお引き受けした。長岡京市の社会教育の充実のために、皆様方のお力添えをいただきながら務めさせていただきたい。

・本市では、令和3年度から12年度までを計画期間とする「長岡京市第2期教育振興基本計画」が策定されている。

・基本理念は「心のふれあいを大切に 生きる力を育む 明日の長岡京市を創る しなやかな人づくり」と、うたわれており、目指す人間像として、「思いやりがあり、互いの違いを認め合い助け合える人」「何事にも前向きに挑戦して未来をひらく人」「幅広い視野と柔軟な思考力を持つ人」とある。

・本市の社会教育委員は、それらの基本理念、目指す人間像をしっかり受けとめて任務を果たすべく活動に取り組んで行く責務があることは、言うまでもない。

・社会教育委員は、市全体の社会教育行政に対して意見を申し上げる立場である。そのためにも、私達社会教育委員は、社会教育に関することを充分に勉強していく必要があることは、当然のこととして受けとめながら、日々の活動に邁進していく必要がある。

・本市の社会教育の現状について、過去の資料等を基に、私自身も多少なりとも活動に参加させてもらった経験から、感想を述べる。

・本市には社会教育活動をしっかりと推し進めてくれている多くの組織がある。本市の社会教育関連の事業を全般的に導いている「生涯学習課」、市民の教養の向上とコミュニティ活動の促進に多いに寄与している「中央公民館」、「図書館」、他にも「文化・スポーツ振興課」「文化財保存活用課」「教育支援センター」「北開田児童館」等がある。市民のために充実した活動を展開されている各関連団体もある。他の市町村に、勝るとも劣らない、社会教育活動を展開し実践されていることに、大変、頭の下がる思いである。

・このように、充実した社会教育活動を執り行っている本市の、社会教育関連団体であるが、課題は何なのか、立ち止まり考えてみた。課題等あるはずはないと思っていたが、ひとつ気になることがあった。

・社会教育に関わっているそれぞれの団体が、市民のために素晴らしい成果をあげているのは大変喜ばしいことではある。しかし、それらの関係団体の活動を私たち社会教育委員は結果の報告を聞くだけで済ませてしまっている傾向にあるのではないか、また、各関係団体との横のつながり、すなわち、しっかりリンクができているのだろうか、ということも感じた。

・地域における社会教育のねらいは、市民全体に「生涯を通じた、多様な学びによる豊かな人づくり、地域づくり」にあることは、言うまでもない。有意義な活動を展開されているそれぞれの団体が、お互いのつながりを充実させることは、長岡京市民全体に、さらに深い満足度を与えることにつながるのではないかと思っている。

・「三本の矢」のことわざがある。戦国時代の武将毛利元就が発した言葉だが、「一本一本の矢は折れやすいが、三本束ねると折れにくい」、すなわち「何人もの人間が力を合わせれば非常に強い力を発揮できることのたとえである。

・三本の矢を一本に束ねていく責任の一端を担うのが、社会教育委員の任務のひとつであると思う。それぞれの団体の活動を尊重しながらも、長岡京市民にさらに貢献できるよう、数本の矢を束ねて折れることのないように、連携していくきっかけ作りを課題とし、取り組んで行く必要があるのではないか。

・私自身は微力であり、委員の皆様方のご協力がなければ、到底進められるものではない。委員の皆様方のご尽力を切に願う。

・委員の皆様方とは、これからの本市の社会教育の在り方や、これまで積み上げてこられた社会教育活動のさらなる向上をめざして、今後真摯に協議してまいりたい。今後とも委員の皆様方のご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いする。



案件

案件2 社会教育委員とは

    生涯学習課より説明

案件3 令和5年度 社会教育委員関連事業の年間計画について

  関係各課、施設より説明

案件4 令和4年度 社会教育関係事業報告について

  関係各課、施設より説明

案件5 令和5年度社会教育関係事業計画について

  関係各課、施設より説明

 以下、委員よりご意見

(委員)

 駅前広場コンサートは天気が良くてよかった。近所の子が参加していた。来年も観に行きたいと思っている。

(委員)

 私は大原野地区のことについて、お寺で勉強会をしている。チラシを乙訓全域に渡しているが、長岡京市や大山崎町とかではなく、現地に住まいの地域の方が多く参加されてびっくりする。希望者が多く断らなくてはならないほど。自分たちの住んでいる地域のことを知りたいという方が多くおられる。それらの方にどのようなPRをしていくのか、また、一緒になって参加して発表しあえるような、共通で知り合うような仕組みを本市でも是非つくっていってほしい。

案件6 市民啓発冊子「社会教育って?」について

  生涯学習課より説明

案件7 「生涯学習推進事業助成金」について

  生涯学習課より説明

 以下、質疑応答

(委員)

 中央公民館の市民企画講座について、すでに始まっている講座については交付されない、新しい講座であれば交付されるということか。

(生涯学習課長)

 現在、公民館での講座は大変充実している。生涯学習課で所管している中央生涯学習センターをもっといろいろな方に利用していただきたいということもあり、中央生涯学習センターを使う場合は、使用料を全額補助対象にしていこうというインセンティブを付けていきたい。すでに市民企画講座で補助を受けているものについては対象にならないが、同じ団体でも違う視点で企画してもらうものであれば、違う人にも参加していただける。生涯学習はいろんな人がいろんな分野を選べるというのが重要であるので、そのような視点で選んでいきたいと考えている。

(委員)

 上限の5万円は、1年間でということか。

(生涯学習課長補佐)

 1年ごとに申請していただいて、1年間が5万円。2年目まで申請できるようにと考えている。

(委員)

 1団体10万円までいけるということ。広報がネックになると思う。今、ワクチン接種などの情報を、皆さんがラインで見られるようになっていると思うので、まず、こういうのがあるよとお知らせすることが大事だと思う。簡単なものでよいので、詳しくはバンビオの方でご相談くださいというように、今どきの方法で進められてもいいのではないか。

(生涯学習課長)

 今、ラインを使ってプッシュしていく情報提供をいろんな形で行っている。いろいろな方にお知らせするために、新しい形のものが作れたら、そのような方法でもお知らせしていきたいと思う。

案件8 その他

 なし


事務連絡等

・委員謝礼について


閉会

副委員長あいさつ

・お忙しいところ、ご参集いただき本当にありがとうございました。

・新しい委員を迎え、スタートする。委員長の挨拶の中に社会教育委員の役割についての説明を聞き、改めて大変な任務なんだなと感じた。

・前任委員長のご挨拶の中に「社会教育委員をしていて本当に良かった」というお話があった。そういう形で、最後に言えるような会議にしていけたらと思う。

・委員の皆様、よろしくお願いする。


会議資料

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