第12回　対話ウィーク

<ご意見>

発達障がいのある子どもの暮らしについての講演会があれば、皆さんに人権に関心を持ってもらえると思います。

<中小路市長>

長岡京市では、市民一人ひとりが差別に対して鋭い感覚を培い、お互いの人権を尊重しあう明るい豊かなまちづくりをめざし、長岡京市人権啓発推進協議会と共に人権に関する様々な啓発活動を実施しております。協議会では、同和問題部会、男女共同参画部会、障がい者部会、人権問題部会の4つの部会に分かれて人権啓発についての市民公開講座を実施しております。今回ご提案いただいたご意見を人権問題部会と障がい者部会にも情報共有し、今後の啓発活動に活かしていきたいと思います。

<ご意見>

心の傷を負った子どもたちのケアに関する講演会があればいいと思います。

<中小路市長>

いじめ問題、児童虐待、最近ではヤングケアラーなど様々な人権問題がある中で、人権意識の向上のため、子どもを指導する立場の教職員や指導員、家庭で子育てをする保護者、そして市民とそれぞれの立場に応じた研修や講演会を市、教育委員会、長岡京市人権啓発推進協議会、PTAなどの社会教育団体などで実施しているところです。
今年の4月から施行された「こども基本法」を受け、こどもの権利の尊重などをより意識した講演会や研修会になるように継続して実施してまいります。
また、心の傷はそれぞれ子どもにあったケアが大切だと思いますが、まずは、子どもの心が傷付かないよう私たち一人ひとりが正しい知識を持ち、子どもと接することが大切だと思います。そのためにも、引き続き関係団体と協力し、様々なテーマの講演会を実施し、すべての人が人権について学べる機会を提供してまいりたいと思います。

<ご意見>

生きることや命の大切さに関しての映画の上映や、父親の育児参加をテーマにしたイベントや講演会を開催されてはどうでしょうか。

<中小路市長>

長岡京市では、長岡京市人権啓発推進協議会主催で毎年夏休みに人権に関する映画を上映しています。人権や平和を尊ぶまちづくりにとって生きることや命の大切さは重要なテーマですので、今後もそういった視点を大切にしながら映画上映会を開催いただけるよう情報提供するとともに、市としても視聴覚教材の貸し出しを実施していますので、引き続き周知に努めたいと思います。

男女共同参画センターでは、長岡京市男女共同参画計画第7次計画に基づき、仕事と生活の調和（ワーク・ライフ・バランス）の実現のため、「男性の子育て・家庭生活・地域活動への参画促進」の中で、仕事と家庭生活等の両立支援に関する学習機会の提供を行っています。
今年度は、男性のための心理学「ストレスを軽くするコミュニケーション～自分との付き合い方・ヒトとの付き合い方～」を1月20日に実施する予定です。
また、中央公民館や北開田会館でも、男性の育児、家庭生活、地域活動への積極的な参画の啓発に取り組んでおり、それぞれ毎年料理教室などを開催しています。
いただいた意見を参考に、今後も男性に対しての生活や暮らし方を考えるための取り組みを進めていきたいと思います。

<ご意見>

毎日のようにニュースで報道されているパレスチナ問題についての講演会を開催されてはどうでしょうか。

多くのご意見をお寄せいただきありがとうございました。

次回の開催につきましては、広報紙等でお知らせする予定をしていますので、よろしくお願いいたします。