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令和5年度第2回社会教育委員会議会議録

  • ID:13965

開催日時

令和5年11月8日(水曜日)午後2時30分 から同4時00分まで

開催場所

長岡京市立図書館 大会議室

出席者

社会教育委員

島袋委員長、河原副委員長、内山委員、谷井委員、瀧川委員、浅田委員、神谷委員、渡邊委員、奥本委員、鵜野委員、木和委員


行政側

教育長、教育部長、文化・スポーツ振興課長、生涯学習課長、生涯学習課長補佐、社会教育指導員

会議公開の可否

公開

傍聴者

会議次第

開 会

あいさつ

案 件

(1)令和5年度 社会教育関係団体の活動状況について

(2)令和6年度 社会教育関係団体の補助金について

(3)近畿地区社会教育研究大会(滋賀大会)の報告

(4)交流(各団体の取組等について)

閉 会

開会

委員長あいさつ

・本日はご多用の中、ご出席くださいまして、誠にありがとうございます。

・平素より社会教育の推進にご協力いただいていることに感謝申し上げる。

・去る9月8日に滋賀県において開催された令和5年度近畿地区社会教育研究大会「滋賀大会」において、「学校・家庭・地域の協働」をテーマに現在の長岡京市の活動状況と課題についてお話しさせてもらった。その時の内容を社会教育委員の皆様にも共有していただくために、簡単にご報告させていただく。

・長岡京市の社会教育活動状況をすでに把握されている方もおられると思うが、社会教育委員としての共有すべきこととして、お聴きいただければありがたい。

・本市が取り組んでいる社会教育活動の現状報告として、市内における小・中・高・短大との連携状況について、お話させていただいた。

・最初に、小学生を対象にした「すくすく教室推進事業」ついて。本市では、文科省が推進する「放課後子ども教室推進事業」を「すくすく教室」と呼んで事業を展開している。

・子どもたちの居場所づくりとして、活発な活動の場所を提供し、多様な体験学習の中で興味や好奇心を引き出し、充実感や仲間意識を味わえる場として、また、地域住民との出会い、交流の場として、地域住民や保護者が参画して実施している。高齢者と子どもたちとのふれあいで、高齢者の生きがいづくりの場ともなっている。

・各小学校区の特徴を活かし、校区のコーディネーターが様々な教室を企画し、ボランティアを募りながら活動している。筍ほりや芋ほり、茄子の収穫、コマ回しやけん玉などの昔の遊び、そろばんや習字の練習、ドッジボールやバルーン遊びなどを支援している。

・次に、中学校教育支援事業について。地域住民が経験や知識を活かし、ボランティアとして指導支援・補助している。教科学習や部活動支援等、学校図書館の書籍整理や本の貸し出し支援、学校環境整備や下校指導など、各学校に応じた支援を行っている。

・次に、高等学校と市が連携した活動について。本市にある立命館高等学校1年生の総合的な探究の時間に、長岡京市役所が協力している。市役所の各部署が抱える「課題」の解決策を高校生が考え、プレゼンテーションを作成して発表している。

・それから、京都西山短期大学と市が連携した活動について。令和3年に、長岡京市教育委員会と京都西山短期大学で、生涯学習・地域学習に関する「協定」を結んでいる。

・その目的は、長岡京市唯一の短大と長岡京市とが連携のもとに、生涯学習・地域学習の分野で相互に協力し、本市における教育の充実と発展、豊かな地域社会の形成に寄与することとしている。

・目的を達成するための連携事項として、「生涯学習の振興に関すること」「地域学習の発展及び人材育成に関すること」「社会課題に教育の点から取り組むこと」を挙げている。

・連携内容としては大きく3つあり、中央公民館の講座での講師協力、同じく中央公民館での「市民企画講座」の企画・開催、生涯学習団体交流室での「わくわく講座」の開催を実施していることである。

・このように長岡京市は、綿密な社会教育事業を展開し、成果を出している。恥ずかしながら、私はその任を受けるまでは、それらの状況をあまり知ることがなかった。現状を把握すればするほど、長岡京市の生涯学習課をはじめとする関係各位の取組・実践力に、本当に頭が下がる思いである。

・私自身も今後多くの方々のご尽力を得ながら、社会教育委員としての自覚を持ち、使命を果たしていきたいと思う。

・本日は、「令和5年度社会教育団体の活動状況について」の報告があり、「令和6年度社会教育関係団体の補助金」について協議し、「近畿地区社会教育研究大会(滋賀大会)の報告」をさせていただき、最後に各団体の取組などについて交流を行う予定である

・短時間ではあるが、皆様方の忌憚のないご意見をよろしくお願いする。


教育長あいさつ

・ご多用の中、ご出席を賜りありがとうございます。

・平素は、各地域や団体等の活動を通じ、本市社会教育の推進、地域コミュニティの活性化、生涯学習社会の実現に向けてのご支援・ご協力をいただいていることに、厚くお礼申し上げる。

・コロナウイルス感染症が感染法上5類に移行し、様々な制限もなくなり、ウイズコロナの日常が定着してきたように感じられる。

・市民大運動会も今年は10小学校区すべての学区で開催され、市民文化まつりもコロナ以前の形に戻った。このように、スポーツ、文化行事など、市民が集い、つながる場が多くの方のご尽力により確保されていることをありがたく思う。

・さて、人生100年時代と言われて久しい。これは高齢者だけではなく、今後、子どもたちを含めたすべての世代の人たちが長寿社会を生きていくということである・

・私たちは何歳になっても、自分自身の生きがいを見つけ、健康で、より自分らしい豊かな人生を過ごしていきたいものである。そのような私たちの姿を子ども達が見て、自分たちも将来、そうなるんだというような循環ができてくるのではないかと思う。

・今の子どもたちには、自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、問題解決できる能力を培っていくことが求められている。学習指導要領でもそのようなことが明記されている。

・生涯学習においては、「学校」「家庭」「地域」が連携し、若い時からボランティア活動や体験活動に参加できるようにしたり、世代間での交流を進めたりすることで、子どもたちや若者が無理なく社会に関わることができる機会をつくり出していくことも重要であるように思う。

・先ほど、委員長よりお話があったが、9月8日、滋賀県の立命館大学びわこ・くさつキャンパスで開催された近畿地区社会教育研究大会には、近畿各地から約700名の方が参加され、本市からも6名の社会教育委員様にご参加いただいた。

・内容については委員長よりお話しいただいたが、地域と学校の連携・協働を推進する大学の取組などをご発表いただいた。ご発表の内容については、本日の資料としてお配りしているので、是非ご覧いただければありがたい。

・社会教育委員の皆様におかれましては、日頃より地域づくり・人づくりへの大きな役割を果たしていただいている。今後も、お力添えを賜りたい。

・最後に少し宣伝を。乙訓寺の十一面観音像を、修復のために体内を開いたところ、中から古文書が出てきた。なんと、一日で彫られた貴重な仏像であることがわかった。それも全国で3例しかない、そのうち最古のものであるとわかり、今年6月に重要文化財に指定された。本当に嬉しく思っている。その公開が今週11日から12月3日まで。ご案内が出るので、ご興味のある方は是非観ていただければありがたい。

・本日は、短い時間ではあるが、忌憚のないご意見を賜るようよろしくお願いする。

会議の成立条件について

半数以上の出席により、本日の会議は成立

案件

案件1 令和5年度 社会教育関係団体の活動状況について

 生涯学習課より説明


案件

案件2 令和6年度 社会教育関係団体の補助金について

 生涯学習課、文化・スポーツ振興課より説明

 以下、委員より質疑・意見

(委員)

各世代間や各団体でされる活動だけでなく、世代が一緒になってやるようなことが実現して成果が上がっていることがあれば紹介いただきたい。

(生涯学習課長)

小学校で実施しているすくすく教室は、高齢者も含めた地域住民と小学生で成り立っている。小学生には、学校では経験できないことが体験できたり、地域の方には生きがいづくりの場になったりしている。地域で子どもを育てようという意識で続いていっている。

(委員)

年齢が違った中で、グループ活動をされているということはあるか。

(生涯学習課長)

すくすく教室では、異年齢で行ったりもしている。また、市内の高校生や大学生が、小学4年生から中学生をサマーキャンプに連れていく。そして、サマーキャンプの経験者が、また小学生を指導していくという活動もしている。

(委員)

「学校開放運営協議会」とすくすく教室等の団体との連携・協力はどのようになっているのか。

(生涯学習課長)

「学校開放運営協議会」では、スポーツ等で学校の施設を利用される団体が、学校を使用するルールや日程調整がなされている。各小学校区でお祭りなどが行われる際には、各団体に協力いただいて行ったり、小学校体育館を使用する団体が集まって清掃やワックスがけを通したりして交流を行っている校区もある。

(文化・スポーツ振興課長)

校区の「学校開放運営協議会」は、学校教育に支障のない範囲で、学校の体育館や運動場を地域住民に開放し、レクリエーションやスポーツの場にさせていただく事業に取り組んでいる。

「学校開放運営協議会」と「すくすく教室」、「自治会」などの団体は、校区において、各団体同士や地域コミュニティ協議会などの組織の構成団体としても、様々な事業に取り組まれていることからも概ね連携はできているものと考えている。

(委員)

支援者の育成ということが問題となってきている。子どもを地域で育てたいということで、長岡京市では伝統的にいろいろなことをされてきたことが分かった。今後、しっかり支援者を育て組織化されていくことと思う。

(委員)

すくすく教室の先生として参加された保護者が、子どもたちからお母さんも頑張ってるんやなと思ってもらい、そういうやり方もあるんだなと思った。すくすく教室は、まだ子育て中や小さい子をお持ちの保護者の方が、社会復帰できない時にも、いきいき活躍できる場となっていることも共有しておきたい。

案件

案件3 近畿地区社会教育研究大会(滋賀大会)の報告

 (副委員長)

・9月8日立命館大学びわこ・くさつキャンパスで開催された。

・午前中は、記念講演として、滋賀県立大学地域共生センター特任講師上田洋平先生から「ここで ともに ぶじに 生きる」というテーマでお話しいただいた。地域で体験した一人の学生が、また地域に戻って活動し、そこから輪が広がって今なお継続しているという事例をお聞かせいただいた。

・午後は、5つの分科会が行われ、第1分科会では「学校・家庭・地域の協働」をテーマに島袋委員長に発表いただいた。発表内容は、お手元の資料をご覧いただいていると思う。

・小中学校での学校と地域の連携協働したボランティア活動、市民主体の企画講座、市と大学の協定による講師派遣による市民講座支援等を柱にお話しいただいた。

・アイスブレイクを加えながらお話しいただき、「しゃぼんだま」の歌唱指導もしていただいた。最初声が小さかった参加者も、委員長の勢いに負けて大きな声で歌っておられ、和やかに進行された。

・グループに分かれての討論では、次の担い手不足という共通した課題が挙げられていた。本市がうまくいっているのかという質問等も出されたが、事務局で回答いただいた。

(委員)

・当日は、委員長のお話を興味深く聞かせていただいた。

・大学に行かせていただくというだけで興味があり、お昼も大学の食堂でとらせていただいた。学生に戻った気分にもなり、大変よい経験になった。

案件

案件4 交流(各団体の取組等について)

・2グループに分かれて各団体・個人での取組や課題等について交流した。

・それぞれの取組内容が多岐に渡り展開されていることが交流できた。

・これからの課題として、以下のようなことが挙げられた。

  共に活動していける人を増やしていくこと

  次への世代交代を進めていくこと

  人と人とのつながりを大切にしていくこと

  いろんな人と知り合いになれてよかったと思える社会教育を進めていくこと

  楽しいと思える生涯学習ができるようにしていくこと

(委員長)

・活発な意見交流がなされた。資料でも分かることではあるが、生で話し合うということは大変有意義であったと思う。社会教育委員として互いにリンクしながら、進めていくのが社会教育だと考える。各団体が悩んだり課題だと感じたりしたことを社会教育委員みんなで、何ができるのかを考えるきっかけにしていきたい。

事務連絡等

・委員謝礼について

・人権研修会のご案内

閉会

副委員長あいさつ

・本日は、ありがとうございました。

・たくさんお話しいただけたと思う。本日は半分半分だったので、また違う方ともお話しできる機会があればと思う。

・いろいろな機会にご参集いただいて、よろしくお願いする。

会議資料

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