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第25回長岡京市廃棄物減量等推進審議会 議事要旨

  • ID:14214

第25回長岡京市廃棄物減量等推進審議会

開催日時

令和6年3月27日(水曜日)午後2時00分~

開催場所

長岡京市役所新庁舎3階会議室301

出席者

委員11名、事務局4名

傍聴者

0名

議事概要

1.委員・市職員の紹介

2.案件
(1)令和5年度の一般廃棄物排出状況について
【資料1】
資料1について説明を行う。主な内容については、次のとおりである。
・令和6年1月までの実績をもとに推定した令和5年度の可燃ごみ排出量の見込量は17,005tで、令和4年度に比べて2%減少する見込み。このうち家庭系可燃ごみが11,169tで2%減、事業系可燃ごみが5,836tで3%減とそれぞれ減少する見込み。
・令和5年度の資源物排出量の見込量は2,370tで、令和4年度に比べて3%減少する見込み。令和4年度に比べて、ペットボトルのみ排出量が増加する見込みだが、カン・ビン・その他プラ・その他不燃物は減少する見込み。
・令和5年度の粗大ごみ排出量の見込量は483tで、令和4年度に比べて7%増加する見込み。
このうち市が収集した粗大ごみが233tで2%増、直接搬入される粗大ごみが250tで13%増とそれぞれ増加する見込み。

【質疑】
委員 :2月のごみ排出量が他の月より少ないが理由は何か。
事務局:2月は他の月よりも日数が少ないので、ごみの排出量も少なくなっている。
委員 :家庭からの可燃ごみについて、まだ指定ごみ袋を使っていない人はいるのか。
事務局:ほとんどの方は、指定ごみ袋を使用していただいている。指定袋以外で出された場合は、啓発シールを貼って取り残すなど改善に努めている。
委員 :資源ごみステーションに、粗大ごみとなる大きさのものが捨てられている時があるが、そのまま回収されている場合もある。
事務局:ルール違反のごみについては、取り残すことを基本としているが、通学路となっているなどそのまま取り残せない場所もある。そのような場合は、やむを得ず回収する場合もある。利用者に対しては掲示物・看板等で啓発に努めている。
会長 :令和5年度のごみ排出量見込について令和2年度との比較も資料に記載されているが、令和2年度はコロナ禍の影響等もあったが、例年と比べてどうだったのか。
事務局:令和元年度と令和2年度を比較すると、長岡京市においてはごみの排出量全体では大きな変化はない。
会長 :全国的には令和2年度は、コロナ禍の影響で家庭からのごみが増えて、事業所からのごみが減るなどしているので、基準年としては適してないかもしれない。主なものだけでも5年ぐらいの経年変化のわかる資料も追加していただければ、より分かりやすいのではないか。

資料2・3について説明を行う。
主な内容については、次のとおりである。
【資料2】
一般廃棄物処理基本計画に示した各指標について、令和5年度の見込と令和4年度実績及び令和5年度の目標値と比較する。
・主指標について、令和5年度のごみの総量は、令和4年度実績より2%減、令和5年度目標と比べて10%低い19,893t/年を見込んでいる。
再生利用率は、令和4年度から大きな増減はなく、目標より約1ポイント高い約15%を見込んでいる。
最終処分量は令和4年度より3%減、目標より16%低い2,894t/年を見込んでいる。
・減量化目標の副指標について、令和5年度の1人1日あたりの家庭からの収集ごみ量は、令和4年度実績より3%減、令和5年度目標と比べて15%低い381gを見込んでいる。
一日当たりの搬入ごみ量は、令和4年度より2%減、目標と比べても2%低い1日あたり15.9tを見込んでいる。
一般廃棄物の焼却に伴う温室効果ガスの排出量は、令和4年度より2%減 目標と比べて11%低い7,601tco2を見込んでいる。
・再資源化目標の副指標について、令和5年度の1人1日あたりの再生利用量は令和4年度より5%減、目標と比べて8%低い110gを見込んでいる。
再生利用量は、令和4年度より5%減、目標と比べて7%低い3,309tを見込んでいる。
・地域の集団回収により古紙回収量が減少しているほか、資源ごみの排出量が減少していることから、再生利用量は減少する見込み。

【資料3】
・令和5年度におけるごみ減量の新たな取り組みとしては、不要品一括見積サービスの「おいくら」及び地域の情報サイト「ジモティー」と連携協定を結びリユースの周知することでリユースの更なる促進に努めた。
・「ジモティー」の長岡京市内での利用状況は、400件/月程度の利用で推移している。「おいくら」では、令和5年6月から令和6年1月末までの期間で216件・502個の見積依頼があり、品目別にみると家具や家電の割合が多かった。
・環境フェアにおいて、リユースショップ実行委員会によるリユースショップが開催され、市も運営支援を行った。
・紙ごみの減量に関する施策としては、市役所と中央公民館で実施してる古紙等の拠点回収では、令和6年1月末の古紙等の回収量は149tとなっており、この時点で令和4年度より回収量が多い状況となっている。
地域での各団体による古紙等集団回収の回収量は、令和4年度と比べて約11%減の1,502tとなった。
内訳をみると新聞が12%減、雑誌・雑がみが11%減と大きく減少した。
・食品ロス削減に関する施策としては、フードバンク長岡京さんへの活動支援として、市役所ロビーをフードドライブ活動の場所として提供した。令和5年度は2月末現在で寄付点数が1,089個、寄付重量が315kgと令和4年度よりそれぞれ減少している。減少の要因としては全国的な物価高が影響している可能性がある。
・厨芥類の削減に関する施策としては、公立の保育所や小中学校での給食調理くずの資源化を継続するとともに、ごみ減量啓発キャンペーンとして生ごみの水切り袋を配布する街頭啓発活動を実施した。
・環境教育として、地域のみなさんなどを対象とした出前講座を1回、保育所や小学校を対象とした出前授業を14回実施した。
・市民事業者・業者が連携した取り組みとして、エコタウン活動の参加団体の負担軽減を目的に活動要件の弾力化を令和5年度から実施した。
・3Rの推進に向けた協働・体制づくりとして、家庭から回収したペットボトルについて、乙訓環境衛生組合を通じてサントリーグループのリサイクル工場に引き渡し、ペットボトルに再生する、ボトルtoボトルリサイクルを引き続き実施した。
・持続可能な収集・運搬・処理体制の検討として、市の収集・運搬業務について、職員の減少等に対応するため、直営で行っていた容器包装プラスチックの収集・運搬業務の一部を業務委託に変更した。
・令和6年度からの取り組みとしては、ゴールデンウイークと年末年始を除く祝日について、資源ごみの収集を開始する予定である。

【質疑】
委員 :資源ごみのステーションについて、排出指導をされている人が配置されている場所とそうでない場所がある。第五小学校の近くの資源ごみステーションはごみの量は多いが指導される方が配置されていない。どのような基準で配置されるのか。
事務局:地元の方が排出指導をされている場所と、市がシルバー人材センターに排出指導を委託している場所がある。過去に不適正なごみ出しが続いていた場所などは、市がシルバー人材センターに排出指導を委託している。個別のステーションについてはまたご相談いただければ。
委員 :再生利用量等の見込が目標より低いがその理由は。
事務局:ごみ減量がすすみ、可燃ごみだけでなく資源ごみの排出量が減っていることが要因と考えている。また、ペットボトル等の容器包装については軽量化が進んでおり、以前と同じ容量でも容器重量が減るなど資源の効率的な利用がすすんでいることも要因のひとつである。
会長 :再生利用率を維持・上昇する傾向であれば、再生利用量が減っていても資源化は進んでいると考えてよいのではないかと思う。
委員 :各指標の目標については、見直すこととなるのか。
会長 :5年ごとに計画を見直すこととなっているので、その際に検討することとなる。
委員 :リユースショップについて、利用数の傾向はどうなっているのか。
事務局:コロナ禍前は、乙訓環境衛生組合で実施されていたリサイクルフェアと環境フェアでリユースショップを年2回実施していた。令和4年度より環境フェアでのみの年1回となったため、コロナ禍前と比べると利用者数や販売点数は減少している。しかし、環境フェアが農業祭と同時開催となったため、環境フェア自体の来場者は増えている。
会長 :リユースショップで販売する商品はどのように手配しているのか。
事務局:ご家庭で不要となった衣類や食器・雑貨等を市役所に持参し寄付いただく期間を設けており、そこで寄付されたものをリユースショップ販売している。
委員 :売れ残ったものはどうしているのか。
事務局:できる限りリユースに努めているが、やむを得ずごみとして処分するものもある。
委員 :毎月広報紙に載っているリユースの記事では、リユースショップで販売する不要品を募集しているのか。
事務局:毎月広報紙に掲載しているリユースに関する記事では、通年実施している「おいくら」や「ジモティー」、「家庭用品活用コーナー」を紹介するもので、リユースショップについては期間限定で寄付を受け付けている。
会長 :資料3では「ジモティー」の利用品目に関する情報がなかったが、把握しているのか。
事務局:現段階では詳細な情報を提供されていないため、把握していない。
委員 :ペットボトルの水平リサイクルについて、どのくらいの量がペットボトルにリサイクルされているのか。
事務局:市内で収集した年間200トン程度のペットボトルの全てが水平リサイクルの対象となる。
委員 :収集されたペットボトルから不適物を除いた98%程度がペットボトルにリサイクルされている。
事務局:サントリーと協定を結んで水平リサイクルを行うメリットとしては、日本容器包装リサイクル協会でリサイクルする場合に比べて引き取り価格が安定していること、ほぼ全量をペットボトルにリサイクルできることなどがある。
委員 :指定ごみ袋制度が始まってから、容器包装プラスチックの排出量が増えていると思うが、収集した容器包装プラスチックはどのように処理しているのか。
事務局:乙訓環境衛生組合で中間処理を行ったのち、プラスチック製品にリサイクルされている。指定ごみ袋制度導入により従前可燃ごみとして捨てられていた容器包装プラスチックが資源ごみとして適正に排出されることで、容器包装プラスチックの排出量は増えている。
なお、夏場に排出量が増えるペットボトルなど一部の資源ごみについては収集日前日の夕方にいったん収集する場合もある。
会長 :フードバンク長岡京さんで市の防災備蓄を受け入れる際に課題等はあるか。
委員 :受け入れる防災備蓄の賞味期限は1年程度残っているため、その期間内に配布できる数量を確認して受け入れを行っている。フードバンク長岡京では食料を保管する倉庫を確保しているので、受入数量が多くてもでも対応できている。
会長 :防災備蓄のアルファ化米などは、利用がうまくいかない例も聞いているのがそのあたりはどうか。
委員 :アルファ化米をおいしく食べられる方法を周知するなどして、必要とされている方に配布している。
会長 :粗大ごみのオンライン決済導入について、ごみ処理手数料券購入による負担感が減って申込件数が増えるなどの影響は出ているか。
事務局:粗大ごみのLINE受付を導入したことで、粗大ごみの申込件数は、年間4,000件程度から5,000件程度に増加しているが、申込1件当たりの品数が少なくなっているので、排出量自体はそこまで増えていない。オンライン決済導入による影響は現時点では把握できていない。粗大ごみ申込みのハードルが下がり、市民の利便性向上につながっていると考えている。
また、LINEでの粗大ごみ申込み時に「おいくら」「ジモティー」の紹介を行いリユースに誘導する表示となっている。
会長 :市民の利便性を向上させつつ、リユースにも誘導できれば良い取り組みになるのではないかと思う。

(2)その他について
事務局:現在の委員の任期は令和6年6月25日までとなっており、今回が最終の審議会となる予定である。各団体には新たな委員の推薦を依頼するので対応をよろしくお願いする。

配布資料

次第

資料1  令和5年度一般廃棄物の排出量の見込みについて

資料2  一般廃棄物処理基本計画における目標と令和5年度見込みについて

資料3  ごみ減量のための施策の実施状況について


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長岡京市環境経済部環境業務課(分庁舎1)ごみ減量推進担当

電話: 075-955-9548

ファクス: 075-955-9955

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