令和5年度第3回高齢福祉部会 会議録
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概要
令和5年度第3回長岡京市地域健康福祉推進委員会 高齢福祉部会 会議録
日時:令和6年2月7日(水曜日)午後2時00分~午後4時00分
場所:長岡京市役所 会議室8
出席委員:島田会長、鵜野委員、上岸委員、澤田委員、瀬戸委員、中田委員、西小路委員、橋詰委員
欠席委員:稲塚委員、菅田委員、中原委員
傍聴者:1名
事務局:川村健康福祉部参事、板垣高齢介護課長、黒河主幹、菅原介護保険係長、小川主査、黒岡高齢福祉係長、地域福祉連携室田村主査
・委員11名中、8名の出席を確認(欠席:稲塚委員、菅田委員、中原委員)
・傍聴者1名の確認
・資料の確認:次第
「長岡京第10次高齢者福祉計画・長岡京市第9期介護保険事業計画(案)」に関する意見募集内容の取り扱いについて
「長岡京第10次高齢者福祉計画・長岡京市第9期介護保険事業計画(案)」最新版
1.開会あいさつ(川村参事)
本日はパブリックコメントを受けて修正を行った「長岡京第10次高齢者福祉計画・長岡京市第9期介護保険事業計画(案)」を提示し、委員の皆様の意見をうかがう。本年度最後の部会となるので忌憚のないご意見をお願いしたい。
2.議事
会長
案件1「次期計画案(パブリックコメント後)について」、事務局からの説明をお願いする。
事務局
「次期計画案(パブリックコメント後)について」に関して「長岡京第10次高齢者福祉計画・長岡京市第9期介護保険事業計画(案)」最新版及び「「長岡京第10次高齢者福祉計画・長岡京市第9期介護保険事業計画(案)」に関する意見募集内容の取り扱いについて」に基づき説明。
まず、前回の部会後からパブリックコメントの実施時までに変更した箇所について説明。
会長
ご意見やご質問のないことを確認した。
事務局
「次期計画案(パブリックコメント後)について」に関して、パブリックコメントで指摘を受けつつも変更なしの点について理由を説明。
委員
「行方不明になった人のうち、事前登録をしていた人の割合」の目標値と実績値はほとんど変わらないようだが、目標値はもう少し上げてもよいのではないか。行方不明の原因に変化が生じているのではないかと感じる。そのため行方不明者の数は増えてくるのではないか。
委員
行方不明者の数は高齢者の方たちが増えていく以上必然的に増えていくだろう。高齢者を見守る体制が追いついていない。地域見守りサポートなど新しい試みがなされているが、民間にも見守る団体はあるので、そういった団体に見守りを委託するなど行ってみてはどうか。
先ほど行方不明の原因に変化があるのではないかというご意見があったが、変化があったというより市民に余裕がなくなってきたため目が届きにくくなったのではないかと思う。
また、高齢者虐待について、精神障がいのある人による虐待への対応が課題とされているが、高齢者虐待自体は町中にあるため、身近な虐待の存在を認知し対策を講じてほしい。
委員
長岡京市地域公共交通協議会にも参加しており、高齢者の課題は政策上、重要だと発言している。高齢介護課からも担当部署に公共交通政策における高齢者の課題に関して伝えてほしい。
委員
家族介護者について。家族で介護をしておられる方に対して支援していただくのはありがたいが、入所施設を利用している家族もたくさんいる。その際、施設と家族間の軋轢などの問題が発生しており、そのような場合の支援・相談先の案内を考えてほしい。
事務局
ご意見は今後の施策において参考とする。
会長
つづいて、「次期計画案(パブリックコメント後)について」に関して、パブリックコメントの意見を踏まえて原案を修正する箇所について、事務局より説明をお願いする。
事務局
パブリックコメントで指摘を受けて変更する点について説明。
会長
前回の部会では入っていなかった目標もあるようなので、そこに対しての質問も含めてご意見等があればご発言を。
委員
認知症に関して学んだ人から、具体的な症状や介護する家族などの悩みについてさらに知識を深めることや、支援活動の展開などを求める声を聞く。こういった相談には介護家族の当事者団体が奮起しなければならないが、市と協力して、介護経験がない人が介護経験のある人から話を聞いて情報共有できる場を設けていきたい。
委員
取組による、具体的成果の発表の場を設けて経験を共有してほしい。
委員
成功失敗を問わず経験を共有できれば広がりが生まれる。成功体験だけでも共有できればプラスになる。頑張りたい人に頑張れる場所の提供や、問題点の提示などができれば介護環境も改善されるのではないか。
委員
介護人材の確保について。不足解消のため若年層に啓発の機会を設けるという点に関して、そもそも現代では子どもが老人と触れ合う機会自体が激減している。職場体験など、まずは子どもと老人が触れ合える機会を増やしてほしい。
会長
福祉就活フェアの実施計画があるが、近年は就活にもネットを活用するなどいろいろな形があるため、会場に来場することだけが就職につながる方法でもない。来場により福祉関係への就職に結びついたかマッチングの数も大事ではないか。
委員
子どもの話が出てきたが、このような会議に高校生や大学生が数人参加するだけで変わってくるのではないか。高齢者も弱者だけとは限らないということを認識してもらう機会にもなる。高齢者が身近にいないとリアリティも持てないので、子どもと高齢者の関わりも議論する必要がある。
委員
高齢者の課題について実態を知るためには生で聞く方が迫力やリアリティがあるので、委員になってもらうことを検討してもよいかもしれない。
事務局
ご意見は今後の施策等において参考とする。
会長
平日は学校等があるため難しく、今すぐ何かを変えるというわけではないが、委員の選出方法も含めて検討することもありうる。
次に、「長岡京第10次高齢者福祉計画・長岡京市第9期介護保険事業計画(案)」最新版について、パブリックコメントで指摘された箇所以外の修正点や数値の変更等について、事務局より説明を。
事務局
パブリックコメントで指摘された箇所以外の修正点や数値の変更等について説明。
委員
長岡京市地域包括支援センターについて。現在4つあるが、指定の職種の職員配置が各3人のため、求められる業務を行うには人数が少なすぎるのではないか。あと2人ほど増やして余裕を持たせられるとさらに安心できる。
会長
前回記載されていなかった「長岡京第10次高齢者福祉計画・長岡京市第9期介護保険事業計画(案)」の4章と5章について事務局より説明を。
事務局
4章と5章について説明。
委員
総人口の記載箇所について、数値の根拠は何か。
事務局
国が指定する指標の推計に基づいて算出しており、具体的には直近の国勢調査をもとに推計している。
会長
根拠資料の記載があるとよい。
委員
全国的に特別養護老人ホームの待機者数が減少傾向にあると聞いたが、どのような状況か。
事務局
入所の要件自体は要介護3以上と以前と変更はない。各施設に対して待機者数や申込者数を市で調査したところ、いずれも減少している。サービス付き高齢者向け住宅や市外の施設などに移られたことが考えられる。
委員
コロナの影響でデイサービスの利用者は減ったものの最近は回復してきているが、ショートステイの利用者は減ったままである要因は。住宅改修の利用は増えているのに見込みが変わっていない理由は。
事務局
ショートステイの利用について、計画値に対し半分程度の実績となっており、コロナによる利用控え以外の要因としては、施設入所の待機者数減によるものが考えられる。ショートステイのニーズには施設入所待機の受け皿もあるため、この影響を受け利用率が低くなっている。この傾向はしばらく続くと考え、現在の実績に合わせた見込み値を立てた。
住宅改修については、給付費の実績として令和4年度から5年度にかけて急激な伸びを示しているが、今後の伸び率は令和4年度以前の実績も鑑み、見込み値を立てた。
会長
他にご意見がなければ、案件2その他について。
事務局
本計画は今年度末に完成させる。本日いただいたご意見を踏まえた最終確認は会長と職務代理者にご一任いただく。委員の皆様には、4月頃、成果物として冊子をお届けする。任期は来年度末まであと1年あるので、引き続きよろしくお願いしたい。
会長
以上で今回の議事が終了とする。皆様の多大なご協力に感謝する。
閉会