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平成25年度第1回長岡京市議員報酬等審議会会議録

  • ID:3772

開催概要

開催日時

平成25年11月29日金曜日

午後2時00分から午後4時30分

会場

図書館大会議室

出席委員

横井会長、安藤副会長、池本委員、小野委員、齊藤委員、能●(※●は「勢」の「坴」部分が「生」)委員、林達也委員、林廣之委員、山本委員

欠席委員

長尾委員

事務局

副市長、総務部長、職員課長、職員課人事・給与担当総括主査

議事

議事1 委嘱状交付

任期は平成25年4月1日から平成27年3月31日までの2年間。

議事2 会長及び副会長の選任

互選にて横井委員を会長に選任。副会長は横井会長から、安藤委員を指名。

議事3 審議

案件1 常勤特別職の給料及び退職手当の状況について

(会長)
案件に入る前に、本日決めておきたい項目について、確認しておきたい。
本日の審議会では、配布資料をもとに、本審議会において四役の報酬等を改定の必要性について、議論していきたい。
それでは、案件1について、資料の説明を事務局からお願いする。

<事務局説明>
以下の資料について説明

  • 参考資料1 京都府内14市における市長等の給料月額(条例本則での給料月額)
  • 参考資料2 京都府内14市における市長等の給料月額(附則等の改正による給料月額)
  • 参考資料3 京都府内14市における市長等常勤特別職の退職手当額
  • 参考資料4 長岡京市特別職(4役)の給料金額推移
  • 参考資料5 京都府内14市の市長給料月額の推移(条例本則で定める給料月額
  • 参考資料6 京都府内14市の市長給料月額の推移(附則等の改正を含む給料月額)
  • 参考資料7 長岡京市の財政状況
  • 参考資料8 類似団体の財政状況(平成23年度決算)

(会長)
ただいまの説明について、質問等があればご意見いただきたい。
(委員)
最初に一点確認だが、この審議会では、本則のことを決めるのか、附則のことを決めるのかどちらなのか。
(事務局)
まず、本則と附則の違いについて説明させていただく。本則については、長期間にわたって影響を及ぼすことになり、附則については一定の期限を定めて一時的に改正をするものである。
審議会では、特別職等の給与額や退職手当などについて、その金額が適正なものなのかどうかをご審議いただき、改正が必要なのであれば、それを長期間なものにするのか、一時的なものにするのかについて、方向性を定めていただければと考えている。
(事務局)
現在の一般職、特別職の給与については、長岡京市職員の給与の臨時特例に関する条例に基づいた金額となっている。期間については、平成25年7月から平成26年3月までである。
長岡京市職員の給与の臨時特例に関する条例では、一般職は、国家公務員の給与の減額基準に準じて給与や時間外手当などは平均7.8パーセントを、期末・勤勉手当は、一律9.77パーセントを減額し、常勤特別職及び教育長についても、国家公務員の指定職の減額基準に準じて、給料月額、地域手当、期末手当の減額率を9.77パーセントとしている。
この措置については、本年1月に国家公務員の給与減額支給措置を踏まえ、各地方公共団体においても速やかに国に準じて必要な支給措置を講ずるよう要請する旨の閣議決定があり、3月には地方公務員給与引き下げを前提とした改正地方交付税法が成立したところから、現実的に地方交付税が削減されることによる市民サービスへの影響を考慮した際に、本市としても給与の減額をせざるを得ない状況にあり、長岡京市職員の給与の臨時特例に関する条例を制定し、対応したところである。
これらのことから、現在の本市の給与に関する条例については、現在、本則、附則、臨時条例の三層構造となっており、非常にわかりにくい状況の中ご審議いただくことを申し訳なく思っているが、給与額などについて本来どうあるべきなのかを中心にご審議いただきたい。ちなみに一連の減額措置については、他市でも近年の財政状況が厳しく、特に府北部では厳しいところもあるため、市によって形態はさまざまであるが、同様の改定がなされているところである。
(会長)
財政調整基金はどのようなものなのか。
(事務局)
非常時に備えて蓄えているものである。その使い方についてはフレキシブルな使い方をしている。ある意味地方公共団体の柔軟性を図る指標になるものである。
(会長)
参考資料3の市長の退職手当の乗数であるが、以前乗数が3となっていたことがあったと記憶しているが、改正されたのか。
(事務局)
平成18年度に乗数が3となった時があるが、それは附則で1回限りという規定になっており、現在の乗数は6となる。
(会長)
本日、さまざまな資料を提供いただいたところである。ここで本日出席いただいた委員の皆さんから意見をいただきたい。
(委員)
資料を拝見させていただいたが、今適切な判断はできないが、妥当な金額ではないかと考える。
(委員)
この部分がこうではないか等、具体的に何とも言える状態ではない。
(委員)
現行の金額が妥当なのかどうかはわからないが、他市の状況などを比較したときに、長岡京市の位置等からすると、金額が突出しているとは感じない。
(委員)
私も妥当な金額なのかと思う。話は外れるが、水道事業管理者の記載がない市があるのはなぜか。
(事務局)
記載がない市については、水道事業管理者を置いていないことから表示していない。
(委員)
私も現行の金額が妥当なのかどうかはわからないし、個人的には他市の状況との比較ぐらいしかできない。ただ、他市と比較したときに突出していないので、妥当な金額だと思う。
一点確認だが、平成25年1月に市長の給与金額が附則で1万円減額されており、その期間が当分の間となっている。通常、期間を明記されるべきだと思うが、なぜこのような標記となったのか。
(事務局)
それまでは人事院勧告で一般職の給与を変更した際に特別職の給与もあわせて変更してきていたが、当時の政府が人事院とは異なった方針を打ち出したことから、先行きが不透明になったため、各地方公共団体の対応もまちまちとなっていた。本市では、人事院勧告の基準で計算したところ、市長の場合1万円の減額が適当と判断されたため減額措置をとったが、その期間については先ほど述べた不安定な状況から、当分の間としたところである。
(委員)
退職手当が少し気になるが、その他は妥当であると考える。
(委員)
長岡京市の財政状況も良く、現行の金額で特に違和感はない。
(副会長)
財政状況が良いとはいえ、周辺地域との兼ね合いもあり、また、民間の意見を聞かずに市単独で物事を決めるのは難しい。
ただ、長岡京市は安心、安全、福祉など各分野について施策が充実しており住みやすい街である。さまざまな人が暮らす中、各施策の難しいかじ取りを任されているのが市長であり、とてもがんばっていただいていると思う。民間の場合は頑張った分、その見返りを求めることもできるが、行政はそれができない。
また、先ほどの事務局のお話でもあったとおり、府北部の財政状況は厳しい部分もあるが、長岡京市は良い状況であり、副市長、教育長の給与は逆に低いと感じたし、他の部分についても突出して高いとは思わない。
(会長)
一通り委員の皆さんからご意見をいただいたところ、概ね現状維持で良いという印象と感じたが。
(委員)
特別職は職務を遂行されていく中で、目に見えない部分で様々な費用が必要になっていると思う。そういった費用については、まったくわからないわけで、今提示されている単純に金額の高い低いではなくその他の状況も勘案すべきであり、印象としては、金額の水準は低いのではないかと感じる。
(会長)
近隣の自治体と比較して、住みやすい街になっているのかどうか等も考慮する必要があるかもしれない。
(副会長)
長岡京市の職員数と平均年齢はどれぐらいなのか。
(事務局)
今手元に資料がないため、正確な数字を申し上げられないが、給与額は30万円前半、平均年齢は40歳ぐらいである。
(副会長)
民間企業と単純に比較できないが、市の歳入歳出の現状からみて、売り上げが256億、それを556名の社員で事業を運営している会社で例えると、社長、副社長の給与額としては決して高くはない。そういう風に置き換えて考えても現行の給与額などは高くないと理解できる。
(事務局)
前回、本則を改正したのが5年前であり、ある程度期間が経過したところである。この間、人事院勧告等に基づき、附則等で独自に改正してきたところであるが、このあたりで市民の皆さんからのご意見も聞きながら、妥当な線を見極めていきたいと考えていた。今回、副会長さんをはじめ皆さんから、妥当なのではないかというご意見をいただけたことはうれしい。しかしながら、この審議会の場を良い機会ととらえな、性急にことを進めず皆さんからご意見をいただきながら、特別職の給与額について、より良い線を見極めていきたい。
(会長)
今日の雰囲気からは現状維持と感じたが、一方で、資料をさらに深く読み込んでいく必要もあるだろう。
(副会長)
確認させていただきたいが、この会議では具体的に金額まで考えていくのか、事務局の皆さんの案を検証していくのか、どちらなのか。
(事務局)
審議会で具体的な金額まで決めていただく必要はない。
長岡京市は府南部の中では財政力が高い方だが、参考資料2のとおり、現状では府南部で比較すると給与額は高い部類である。
次回以降、議論していただく上で検討しやすい資料を提示していきたい。
(事務局)
次回審議会は、1月から2月にかけて開催する予定である。審議会の成立要件として委員の過半数の出席が必要となるので、改めて日程調整させていただくので、よろしくお願いしたい。
(会長)
それでは、本日の審議会はこれで閉会とする。