非常時の持ち出し品
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災害時の備蓄は、大きく2つに分類することができます。
ひとつは避難する際に持ち出す非常持出品、もうひとつは発災後の数日間を自活するための非常備蓄品です。

非常持出品
避難した際に、当面必要となる最小限の物資を納めた「非常用持出袋(リュック等)」を玄関近くの部屋や車の中、物置などに配置しておきましょう。
食糧や水は3日分用意することが望ましいですが、あまり欲張りすぎると重量オーバー になり、避難にも支障が出るので注意が必要です。
一般的に重さの目安は男性15キログラム、女性10キログラム程度といわれていますが、自分にあった重さのものを準備しましょう。

非常持出品のポイント
1、持ち運びやすいリュックや旅行かばんなどに自分にあった重さで準備しましょう
2、水・電気・ガス等、すべてが止まった場合を想定しましょう
3、お年寄りや子どもに必要な物資等、自分たちの生活に必要なものを追加しましょう

持出袋に入れるもの

★必要なもの★
・通帳・印鑑
・衣類、タオル
・救急医薬品、常備薬
・おむつなど衛生用品
・携帯電話充電器

・現金(公衆電話用硬貨等)
・免許証、健康保険証のコピー
・非常用食料、水(500ml×6本程度)
・ラジオ、懐中電灯
★あると便利なもの★
(避難の際に使用するもの)
家や車の合鍵/ロープ・万能ナイフ/レインコート/ホイッスル/歩きやすい靴/ハザードマップ等のマップ
(避難所で使用するもの)
ウェットティッシュ・ペーパータオル/ガムテープ/簡易トイレ/寝袋/生理用品/折り畳み椅子・クッション
うちわ・携帯扇風機・保冷剤/水筒/防寒具
(その他)
メモ帳・ペン/ライター/ポリ袋/軍手・手袋
★新型コロナウイルス感染症対策に必要なもの★
・マスク(マスクのない場合は手ぬぐいや、鼻や口を覆うハンカチなど)
・体温計
・ポリ袋(ゴミの持ち帰りに)
・スリッパ
・除菌用品
新型コロナウイルス感染症の中での避難について

非常備蓄品
発災後、自宅にとどまって当面生活することも想定されるため、日ごろから自宅で生活する上で必要な物を備えておくことが重要です。
支援が届くまで数日~1週間程度かかることが想定されるため、最低3日間は暮らせるように備蓄を行いましょう。
防災のために特別なものを用意するよりも、日ごろ利用している食料品や生活必需品を少し多めに購入しておくなどして普段から備蓄を行うことがポイントです。

非常備蓄品のポイント
1、食料はレトルトやカップ麺、菓子類などそのまま食べられるか、簡単な調理で食べられるものが便利です
2、飲料水のほかに生活用水も確保しておきましょう。生活用水は一般的に1日7リットル/人程度必要と言われています。
3、生活用品は、卓上コンロや固形燃料を備蓄しておきましょう。
また、サランラップは食料の保存だけでなく、保温や止血にも使用することができます

備蓄しておくもの

★備蓄しておくもの★
・飲料水
・食糧(アルファ米、缶詰類、インスタントラーメン等)
・卓上コンロ、ガスボンベ
★あったら便利なもの★
使い捨て出来る食器/非常用給水袋/モバイルバッテリー/充電式等のラジオ/ライター
ウェットティッシュ・トイレットペーパー・ティッシュペーパー/洗面用具/大型ごみ袋
使い捨てコンタクトレンズ/使い捨てカイロ/毛布・寝袋/ラップ・アルミホイル/簡易トイレ
乳幼児に必要なもの(粉ミルク、おむつ、おしりふき等)/高齢者に必要なもの(やわらかい食品、常備薬、お薬手帳、入歯洗浄剤等)
上記の物資のほかに、目的やライフスタイルに合わせて必要なものをプラスしましょう。