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第10回(仮称)自治振興条例検討委員会 議事録

  • ID:13147

開催概要

日時 令和4年11月17日(木曜日) 午後6時30分から午後8時30分

場所 産業文化会館 大会議室

出席者

(敬称略)

・委員 11名 福嶋浩彦、中田華寿子、長谷 忍、福増久美子、山下忠史、山本 治、植田利江子、田中昭美、藤野勝弘、西垣 亮、五島圭子

・市事務局 自治振興室 藤田室長、田邉室長補佐、西村総括主査

・構想日本 石渡、田部井

欠席者

(敬称略)

  • なし

◆内容

開会

議事

 1.開会

市長あいさつ

(中小路市長)本日最終の委員会の開催。約2年余りにわたり、皆様に熱心にご議論いただいたことに感謝を申し上げる。新型コロナウイルスを重なり、色々なご不便をおかけした。当初よりも色々な変更をした。新型コロナウイルスを経験したからこそ、改めて地域の中での人と人のつながりなどを実感でき、その中で助け合いとつながりのまちづくり条例ができあがった。条例ができるのはゴールではなくスタートである。皆さんとまた積み重ねてきた趣旨のプロセスの共有がスタートする。長岡京市は今年市制50周年の節目の年になる。これまでの経験した50年とは、100年に向けたまったく違う風景の50年になる。この50年の節目に条例ができることを、大変私自身うれしく思うとともに、重みを感じている。深く感謝申し上げます。

 

2.議事

⑴ 助け合いとつながりのまちづくり条例案について

  *市事務局から変更点について説明

(福嶋会長)大きく全体として内容は変わっていないということかと思うが、疑問に思う点などあれば。

(藤野委員)パブリックコメントではどのような意見があったのか。

(市事務局)パブリックコメントは2件あった。1つ目は、議会のことを条例に位置付けるべきではないかということであったが、すでに「議会基本条例」もあり、市長が提案する条例に議会を位置付けるのは違うのではないか、ということで位置づけは行っていない。2つめは、無作為抽出では必ず多様な世代が集められるよう、年齢を区分けして抽出してはどうか、とのご意見であった。これについては、条文上は細かく書いてはいないが、システム上多様な世代を集めるのは可能であるので、その旨回答している。

(福嶋会長)「行政」から「市」に表現を変更したが、通常「市」は、2つの意味を持つ。地方政府をさす場合と、「市民」をさす場合がある。さらに、地方政府には、通常は行政と議会を両方示すことが多いが、この条例では、行政だけをさす、という理解になる。長岡京市では、「市」=「行政」のみのことを意味するという条例がすでにあるということで、今回もそのように解釈することとしている。  


⑵ 条例解説書案について【意見交換】

(事務局) 解説書案について説明

(福増委員)共助と協力は意味が違うのか。

(事務局) 共助は助け合いのところ。連携はつながりとこの名称で成り立ってはいるが。

(福増委員)共助及び協力、連携というのはどう違うのか。言葉の意味が重複しているように感じるが、どのように違うのか。何かすっきりとしない。

(福嶋会長)共助は、協力しながら共助をしていくという意味もあるので1つの団体のみでも「誰かを助ける」ことを言う意味で、協力は、いくつかの団体が協力して、「誰かを助ける」=「共助をしていく」ということになるかと思う。

(市事務局)「共助と協力・連携」をの「と」の部分を「及び」にしてしまったことで、より読みにくくなってしまった。条例文をつくる決まり上、どうしても「及び」にしなければならなかった。

(福増委員)おっしゃるとおりで、「及び」が共助と協力がどのようにかかっているのかが理解できなかった。

(長谷委員)私の解釈では「共助」=「助け合い」、「協力・連携」=つながりという理解でよいか。

(福嶋会長)そのとおりである。また、気になる点として、今の前文の趣旨の説明の中で、「理念条例」としていたが、この条例では理念も定めているが、市民には義務付ける条例ではなくただ市には責務も定めているので、純粋な理念条例ではない。「理念条例」という表現を使うかどうかは議論が分かれることと思う。自治基本条例は理念条例ではない。また「まちづくりの担い手」と「行政の連携」という表現もあったが、「まちづくりの担い手」の中に市民等の連携、市民と行政との連携、両方を定めている。協力は行政も入っていると思われるので、再度確認しておく。

(事務局) 理念条例としての使い方を誤ったので訂正する。

(五島委員)独居高齢者・および障がい者と文言があったが、傷つける言い方になるので「障がい者」の表現を「障がいのある方」としたほうがよい。

(福増委員)独居高齢者も「一人暮らし高齢者」という言い方になっている。

(福嶋会長)町内会と自治会の違いには町内会は「市の補助金交付要件に当はまらない」という説明でよいのか。

(市事務局)表現については、今後考えたいと思っている。条例では明記してないが地縁団体もあえて補助金が交付条件に当てはまるか当てはまらないかを今後検討していきたい。

(福嶋会長)町内会と自治会の区別は一般的にはないが、長岡京市ではどう違うかの説明が必要ではないか。市が認定しているのが自治会か。

(市事務局)要件がいくつかあるが、自治会は市に届出がいる。地域の加入率が50%以上は自治会で町内会は加入率が一部の50%以下のものでも町内会になる。

(長谷委員)町内会と呼び方が普遍的に使われている意識は全くなかった。長岡京市は村会や町会という呼び名で呼んでいた時代背景が残っている。

(市事務局)町内会も自治会も、同じ内容で認識されているが市に届けている団体を自治会としている。自治会までいかなくても地域で活動している団体を町内会になる。

(福嶋会長)市に届け出があるかないかの認識でよいか。

(長谷委員)条例に「町内会」という表現を入れる必要があったのか。そこまで区別しないといけないという認識がなかった。

(市事務局)地縁団体のひとつとして、「町内会」というのは実際にあるので、そこの中では「町内会」という認識を持たれているとは思う。

(福嶋会長)山本さんが活動されている未組織地域は「町内会」と別なのか。

(山本委員)「町内会」ということではない。ほかにも隣組という言い方をされるところもある。

(福嶋会長)あえて市がこだわりを持って町内会と明記した。もし町内会のほかにも隣組などもあるなら、そういうことも入れておいたほうがイメージがわいてよいのかもしれない。

(五島委員)私のところがまさに町内会だが、あえて自治会として「市の補助金交付要件に当てはまらない」というのを省いてスルーしておいてもいいのでは。自主防災会も町内会に含まれるという文言にして、わざわざ区別せずに町内会と自治会を分けなくてもよいのではいか。

(福嶋会長)「自治会」と「町内会」をわざわざ入れたからには、どこが違うかを少し説明したほうがいいのではないのか。世の中の一般的な名前の違いくらいの感覚である。

(五島委員)私のイメージでは、エリアが狭く、構成員が少ないイメージ。

(植田委員)自治会でも構成員が少ないところはあるので、地縁団体は同じなので今の話であれば、町内会は「市に登録されていない地縁団体」ということになるのではと思うが。エリアが大きい小さいだとまた意味を取り違えてしまうのでは。

(藤野委員)町内会(自治会要件に当てはまらない地縁団体)ということで良いのでは。自治会の要件に当てはまらないのが町内会。逆に自治会は補助金を受けているものと書かないと変になるのでは。

(福嶋会長)規模は必ずしも言えない。自治会要件となると、要件が気になってしまう。エリアや人数でもないとすると、やはり植田さんがおっしゃった「市に登録されていない地縁団体」ということでよいか。 ⇒承認

(植田委員)10月の最終日曜日が「長岡京市防災の日」と定められているので、「市内一斉防災訓練」とするよりもそちらを先に出した方がよいと思う。

(福嶋会長)そのようにさせていただく。

(五島委員)解説書を作るにあたり、どのような方に読んでもらいたいたいかターゲットを定めているのか。

(事務局) 基本的にはどなたが見ていただいても、条文を噛み砕いて見ていただいて分かっていただくようにと思っている。

(五島委員)全体的に読んでみて全体的に固いイメージ。極端に言うと小学校4年生~6年生くらいが読んでも分かるように作る方がよいと思う。幅広く興味を持ってもらえるのではないか。動画作成すると聞いているので、視覚的にも言葉的にも分かりやすい方が皆さんに理解してもらえる。四コマ漫画的な解説の仕方で作成してはどうか。

(福嶋会長)動画が柔らかいイメージでターゲットは若い人、子どもたち。解説書は、この条文の解釈はこう、というのをきっちり伝える意味ももつ。条例の逐条解説まではいかないが、そういう役割も意識して、きちんと示す意味でも少し動画と区別してもよいのかなと思った。

(五島委員)それもあると思う。言葉が分かりにくいので、もう少し言葉の説明があっても何ヵ所あってもよいと思った。先ほどの「共助」と「協力」のことで「共助」はサポートし合おう、助け合う、「協力」はみんなで助け合うと意味が違うので4条のところくらいで説明があるとよいと思った。

(事務局) 前文で、解説を入れるのはどうか。

(福嶋会長)4条にも出てくるが、前文でまとめてわかりやすく説明するようにするということ。

(田中委員)第11条の(2)について、現在、市の広報の手伝いをしているが将来的には広報を市民の手で成り立つようにしていきたいという思いがあるように聞いている。情報の共有も市と市民が協力して一緒に行っていく。

(福嶋会長)市の情報発信も、行政だけでなく市民が一緒にやっていくということか。

(田中委員)進行形でもあるので、市民が一番不満なのは行政の一方的な情報しかないというのも市民にとっては不満なところ。市民も広報に参加しているということを周知する意味も込めて、ここに加えていただきたい。

(福嶋会長)それではここにそのような内容を加えることとしたい。

(田中委員)参加したい方もいるので、色々な団体や若い人と関わりやすいかたちで情報発信をして自分たちの目線で市民に周知出来ればよい。幅広い世代に分かりやすく読んでもらいたい。

(福嶋会長)最後の感想をお願いしたい。

(植田委員)解説も「行政」は、「市」に書き換えるということで良いか。いくつか残っているところはあるが。

(福嶋会長)基本「市」に統一したほうがいいと思うが、この点については、「行政」「議会」との区別を強調したところで、市は行政と指すと最初の解説で明記したほうがよいと思う。

(植田委員)第13条の2項目目の2行目「団体と人」となっているが「団体と個人」としたほうがよいのではないか。

(福嶋会長)そのように修正する。

(長谷委員)今後の予定として解説書や動画が完成したら、すべての市民に配布・周知する予定か。


(市事務局)解説書は、カラーの冊子として作成したいと思っているので、全市民に配布は難しいのでイベントなどで配布したい。条例については、告示されるので告示板に掲出される。


(福嶋会長)ホームページには掲載されるか。

(市事務局)掲載する。

(長谷委員)私自身としては、次世代を担う子ども及びとしているので教育の場で工夫してもっと周知してほしいというのがある。今の条文では弱いと思っているくらいであるので、聞かせていただいた。裏側の考えは解説書の4行の全ての人に読んでもらいたい。

(福嶋会長)全市民に対しては冊子を渡すのは難しいが、解説書の方をお渡しするという認識でよいか。

(市事務局)解説書は活動団体や、会議に参加した方に配布しもちろんホームページに掲載する。

(福嶋会長)本日で会議は最後である。本日のご意見は、会長・副会長に一任いただいて、反映されたことを確認させていただくことでよろしいか。

⇒承認

 

3.閉会