【夢実現】株式会社村田製作所さんでイベントが開催されました!
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【夢実現イベント】長岡天満宮近くの閑静な住宅街に佇む、「ムラタ イノベーションミュージアム」に潜入!
50周年特別事業の1つ「夢叶えたい人、この指とまれ」プロジェクト、通称「夢プロ」。
今回は、株式会社村田製作所長岡事業所で、11月23日(水曜日・祝日)に開催されました。
この日の夢サポーターは、世界的総合電子部品メーカーの村田製作所さんです。私たちの暮らしにかかせないスマートフォンから家電といった様々な製品の中に入っている電子部品を多く開発し、世界で圧倒的なシェアを誇る企業です。
ムラタ イノベーションミュージアム外観
「モノづくりのワクワク」を伝えたい!
今回は、従業員研修施設「ムラタ イノベーションミュージアム」にお邪魔しました。
普段は非公開のこの施設。長岡京の地に半世紀以上根付いてこられている村田製作所さんが夢サポーターとして、大人も子どもも楽しめる「モノづくりのワクワク」を市民の皆さまに伝えたいと、特別公開してくださいました。のべ400名近くの応募があり、当日は抽選で127名が参加しました。
ガイドを担当する従業員の説明に熱心に耳を傾ける参加者たち
村田製作所の思いを知る
門をくぐると、まるで美術館のような素敵な外観が目に飛び込んできます。
その周りには、紅葉した木々やたくさんの草花があり、従業員研修施設とは思えない空間です。
いよいよミュージアムの展示室へ!
はじめに目に飛び込んできたのは、創業者村田昭氏の執務室をイメージした空間です。展示のスタート地点には、村田製作所が経営の礎とする社是が大きく掲げられていました。村田氏が幼少の頃から病気を繰り返し、苦境において影響を受けた禅の思想が社是にも取り入れられたエピソードも紹介されました。
ムラタ イノベーションミュージアムの様子
奥へ進むと、会社の歴史と製品を紹介するコーナーが続きます。
10年ごとの時代の移り変わりとともに、昔のテレビから現在のスマートフォンまで、身近な製品が小さくなるのにあわせ、村田製作所が製作する電子部品も小さくなっていく様子がわかるように展示されていました。
「普段入れない施設に入ってみたい」と参加した小学生は、特に電子部品が小さくなる様子に興味津々で「スマートフォンの部品を作ったりしていて、実は意外と身近な会社だとわかった」と話していました。
展示された製品に興味津々の参加者たち
「ムラタセイサク君」の誕生秘話
世界的総合電子部品メーカーとなった村田製作所。「我々の製品は外からは見えない。どうしたらもっと村田製作所を知ってもらえるだろう」と考えました。そこで誕生したのが、カメラの手振れ防止機能等に使われているジャイロセンサを搭載した、傾きを検知する自転車型ロボット「ムラタセイサク君」です。
ムラタセイサク君
ムラタセイサク君はなぜ倒れない?
ここからは、あっと驚く「ムラタセイサク君」のテクニック披露の時間です。
「ムラタセイサク君」は自転車に乗りながら、完全に停止してもバランスをとって倒れないロボットです。
ハプニングもありましたが、スタッフの方々が優しく場を和ませ、最後は幅わずか2センチの平均台でも倒れずに渡ることが可能な「平均台走行」を見せてくれました。
実際に参加した小学生は、センサを搭載したコントローラで操作できる魔法の杖「マジックスティック」を楽しそうに操り、ムラタセイサク君を上手に動かしていました。
では、ムラタセイサク君はなぜ倒れないのか。そのヒミツは、サドル下についているジャイロセンサにあります。ジャイロセンサは、わずかな揺れを感じ取って、自転車の傾きを検出し、ムラタセイサク君の胸にある大きな円盤を回転させることで傾きを打ち消し、これを繰り返してバランスをとり、姿勢を保っています。それを「不倒停止」と呼んでいます。
中学生からは「ムラタセイサク君の倒れない仕組みがよくわかり、感動した」との声も聞かれました。
マジックスティックを上手に操りムラタセイサク君を動かす小学生
普段は従業員研修施設として使用され、一般非公開のこの施設。従業員向けにこれだけの施設を構えるとは!すべての従業員にこの想いを共有し、日々の仕事に取り組んでもらいたいという姿勢が強く感じられました。
村田製作所の皆さま、ありがとうございました!
「ムラタのことを伝えたい」とスタッフの方々が熱心に解説くださいました
村田製作所さんから市民へのメッセージ
この度は、たくさんのご応募ありがとうございます。ムラタ イノベーションミュージアムに、小さなお子さまを含め、多くの方が感心を持ってくださり、大変うれしいです。今回を機に、少しでも市民の皆さまに村田製作所を身近に感じていただけたでしょうか。市制施行50周年記念となる夢プロジェクトを盛り上げる一員となれたことを大変光栄に思います。
今後もイベントが続々と!
今後も多くの「夢プロジェクト」を実施予定です。
市ゆかりの著名人や企業と接することができる夢プロ、これからもお楽しみに!
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※本記事は市民ライターが取材・執筆しました。