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【夢実現】株式会社村田製作所さんで夢プロ第二弾が開催されました!

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【夢実現イベント】モノづくりの魅力に触れる 電子工作教室

2023年2月23日(木曜日・祝日)に株式会社村田製作所長岡事業所で、市制施行50周年記念「夢プロジェクト」が開催されました。前回の「ムラタ イノベーションミュージアム」特別公開(2022年11月実施)に続く第二弾。今回は小学4年生から6年生が対象でしたが、100名を超える多数の申し込みがあり、児童12名と保護者が「作って楽しい!動かして楽しい!電子工作教室」に参加しました。

電子工作教室の会場を写した写真

会場の様子

村田製作所ってどんな会社?

はじめに司会の村田製作所スタッフ尾上さんから「村田製作所が何をしている会社か知っていますか?」と問いかけがありました。「機械を作っている会社」という参加者の回答に、尾上さんは「私たち村田製作所は、総合電子部品メーカーで、電気を使うあらゆる所にある電子部品を作っています」と紹介。具体例として、スマートフォンには1000個以上の電子部品が搭載されているとのこと。会場には10万個の電子部品が入ったワイングラスが3種類展示されていて、「小さすぎて見えない!」といった驚きの声があがっていました。

10万個の電子部品が入った3種類のワイングラスの写真

「これで10万個?」小さな部品をルーペでチェック!

はんだ付けに初挑戦!

いよいよ電子工作教室のスタートです。白衣姿で登場した工作指導担当の佐渡さんの説明を聞き、「光センサーアボイドカー」を作ります。この車には、赤色LEDライトと光センサーが搭載されていて、発射した光が障害物に当たって反射するかどうかを光センサーで察知することができます。光センサーが障害物を察知すると、車体は後退して障害物を避けて走ることができる仕組みです。電子部品が正しく作動するためには、正確なはんだ付けが重要なポイントです。

工作指導担当の佐渡さんの写真

工作指導担当の佐渡さん


参加者のほとんどが初めてはんだを手にすることもあり、説明を聞きながら、丁寧に取り組んでいました。軍手や保護メガネだけでなく、手作りの基板台、写真入りの分かりやすい手順書、部品袋へのナンバリングなど、スタッフの方が細やかな準備をしてくださっていました。
工作で使う工具や部品の写真

ずらりと並んだ工具と部品の数々

「いい感じ!OK、OK」

今回の工作教室では、1組に1人のサポートスタッフがつき、はんだごての使い方や組み立て方法を隣でアドバイス。社内で有志を募り、事前に組み立てを練習してくれたそうです。

サポートスタッフのアドバイスを聞く参加者の写真

確認しながら一緒に取り組みます

サポートスタッフに聞きながら作業を進める参加者の写真

スタッフからは「向きもバッチリ合っているよ」といった声かけや、はんだ付けのカウント「(基板を温める)1・2・3・4、(はんだを付ける)5・6」、「いい感じ、OK、OK」「熱いから気を付けて」といったやりとりも聞かれ、とても和やかな雰囲気でした。最初は少し緊張してぎこちなかった子どもたちも、ペンチやはんだごての扱いに慣れて、上手に付けられるようになりました。
はんだ付けに取り組む参加者の写真

スズ・銀・銅の合金で、環境にやさしい「無鉛はんだ」を使用

さぁ、アボイドカーを走らせよう!

前半のはんだ付けが終わり、後半はタイヤやモーターなど付属品を取り付けます。小さなネジやナットもあるため、サポートスタッフに車体を支えてもらい組み立てる参加者の姿も。最後は名前や目印のイラストを記入したシールを貼り付けて完成!佐渡さんの合図で全員一斉にスイッチをオンにすると、赤いライトを発光した車体が走り出しました。

アボイドカーを走らせている参加者の写真

赤色LEDが発光しセンサーが障害物を認識

アボイドカーを走らせてみる参加者と障害物に見立てた色紙を持つサポートスタッフの写真

障害物に見立てた色紙に近づくと、反射した光をセンサーが察知し、ぶつかる前に後退して、方向を変えて前進します。会場のあちこちで「ぶつからずに走った!」「すごい!」と歓声が。赤色・白色・緑色の紙には光センサーが反応して避ける一方、黒色は光を反射しないので障害物と認識できず衝突してしまいます。周りを囲い込むとどんな走りをするのか実験する様子も見られました。
障害物に見立てた色紙をアボイドカーの前後左右に置いてみる参加者とサポートスタッフの写真

囲むとどうなるかな?

最新テクノロジーが満載 華麗なチアパフォーマンス

別室に移動後、お楽しみの「村田製作所チアリーディング部」と対面!球乗りをしながら互いにぶつからないヒミツをわかりやすく解説していただきました。ロボットのお腹にあるジャイロセンサが、1秒間に1000回体の傾きを測定し、倒れそうになるとその方向にボールを転がし、常にボールの真上に体の重心が来るようにバランスを取っているそうです。また、頭の中にある超音波と赤外線のセンサーが、発信機から出される人には感知できない音と光を受信。音と光の受信の時間差からパソコンに位置を伝え、ぶつからないよう次の場所に移動する指示を受けて演技しているとのこと。

球の上にロボットを乗せるスタッフの写真

後ろの黒い発信機から超音波と赤外線を受信


実演では、音楽に合わせて四角形や三角形のフォーメーション、斜めやS字走行など難しい動きや、決めポーズも披露してくれました。参加者は、身を乗り出して応援パフォーマンスに見入ったり、写真や動画を撮ったりしていました。
村田製作所チアリーディング部のパフォーマンス中の写真

チームワークもばっちりです!

参加者の声

小学6年生の島津彩さんは、「はんだ付けは初めてだったけど、スタッフの方からしっかり教えてもらえたので楽しく参加できました。車が走ってうれしかったです」と笑顔で話してくれました。保護者からは「はんだ付けの工作は、なかなか家ではできないので、チャレンジできて良かったです」との感想がありました。島津さんとペアを組んだサポートスタッフの池上さんは、これまでもプログラミング等の出前授業で小学生と触れ合う機会があったそうです。「ロボットを間近にして目をキラキラさせる子どもたちを見てきました。『子どもの科学離れ』と言われていますが、科学の楽しさや村田のことを知ってもらいたいと積極的に参加しています」と語ってくれました。

サポートスタッフの池上さんと参加者の島津さんの写真

サポートスタッフの池上さん(写真左側)と参加者の島津さん(写真右側)

工作指導担当の佐渡さんにお話を聞きました

全員の車が無事に走って良かったです。最初にスタッフだけで作った時には、うまくいかなかった車もありました。2時間という時間内に終わるかギリギリでしたが、小学生はそれぞれ成長の度合いも違うので、一人も置いていかれることのないよう心がけました。皆さん慣れてくださって、最後には自主的に組み立ての工程を進めているお子さんもいて感心しました。このような機会をきっかけに、電子工作の魅力を知ってもらい、何か一緒にできるといいなと思います。

さいごに

明るく開放的なエントランス、全面ガラス張りの廊下が印象的な長岡事業所は、周囲の景観に配慮して設計されたというとても素敵なところでした。電子工作教室での交流を通して、社員皆さんの「電子部品の存在を身近に感じてほしい」「電子工作の魅力を伝えたい」という熱意に触れることができました。また、村田製作所チアリーディング部の応援パフォーマンスを見学して、村田製作所さんの「モノづくり」を支える創造力と確かな技術に親しみを感じました。数年後、数十年後の私たちの暮らしと、さらに進化した電子部品がどのようにつながっていくのか楽しみです。貴重な機会をありがとうございました。

長岡事業所の外観写真

長岡事業所

参加者とスタッフの皆さんで撮影した記念写真

全員で記念撮影

50周年もいよいよフィナーレ!


1年間に渡ってさまざまな企画を繰り広げてきた「50周年イヤー」、今月でついにフィナーレです。たくさんの方が市の50周年を盛り上げてくれました。開催したイベントのレポートも、ぜひチェックしてくださいね♫

過去の夢プロ実施レポートは「夢叶えたい人、この指とまれ」プロジェクトページへ。
「夢叶えたい人、この指とまれ」プロジェクトの詳細は「バトンプロジェクト1」の紹介ページへ。

※本記事は市民ライターが取材・執筆しました。

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長岡京市対話推進部広報発信課広報戦略担当

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