ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

現在位置

第24回長岡京市廃棄物減量等推進審議会 議事要旨

  • ID:13645

第24回長岡京市廃棄物減量等推進審議会

開催日時

令和5年8月2日(水曜日)午後2時00分~

開催場所

長岡京市役所新庁舎4階会議室402

出席者

委員8名、事務局5名

傍聴者

0名

議事概要

1.部長挨拶
2.市職員の紹介
3.副会長の互選
・前副会長退任のため、林委員を副会長に選出する。
4.案件
(1)令和4年度の一般廃棄物排出状況について
資料1~4について説明を行う。
主な内容については、次のとおりである。
【資料1】
・令和4年度の一般廃棄物の排出量は20,337tで、令和3年度に比べて減少した。このうち家庭系一般廃棄物は14,159t、事業系一般廃棄物は6,178tで、令和3年度に比べてそれぞれ減少した。
・令和4年度の可燃ごみ排出量は17,402tで、令和3年度に比べて減少した。このうち家庭系可燃ごみが11,453t、事業系可燃ごみが5,949tで、令和3年度に比べてそれぞれ減少した。
・令和4年度の粗大ごみ排出量は450tで、令和3年度に比べて減少した。
このうち市が収集した粗大ごみが令和3年度に比べて228tで約1%増加し、直接搬入される粗大ごみが令和3年度に比べて222tで約20%減少した。
・令和4年度の家庭からの資源物排出量は、2,444tで令和3年度に比べて減少した。このうち令和3年度に比べて、その他不燃物が126t、その他プラスチックが25t減少した。
・令和4年度の古紙等の回収量は1,822tで、令和3年度に比べて増加した。中でも段ボールが令和3年度と比べて63t(約18%)増加した。
・まとめると、令和4年度は令和3年度と比べて一般廃棄物の排出量は減少した。今後もこの傾向が続くよう努めていく。

【資料2・3】
・一般廃棄物処理基本計画の目標値と令和4年度の実績を比較すると、令和4年度のごみ総量の実績は20,337tで、令和4年度の目標値に比べ8%低い。
・令和4年度再生利用率は約15%で、令和4年度の目標値に比べて1ポイント高い。
・令和4年度最終処分量は2,998tで、令和4年度の目標値に比べて13%低い。
・令和4年度の1人1日あたりの資源ごみを除く家庭からの収集ごみ量は394gで、令和4年度の目標値に比べて13%低い。
・令和4年度の市外からの搬入分を除く搬入ごみ量は1日あたり16.2tで、令和4年度の目標値に比べて2%低い。
・令和4年度の一般廃棄物の焼却に伴う温室効果ガスの排出量は、7,777tcо2で、令和4年度の目標値に比べて9%低い。
・令和4年度の1人1日あたりの再生利用量は116gで、令和4年度の目標値と同じ。
・令和4年度の再生利用量は3,470tで、令和4年度の目標値に比べて1%高い。
・再生利用量の内訳としては、令和4年度のカンの再生利用量は137tで、令和4年度の目標値に比べて3%低い。また、計画の最終年度の令和18年度目標値と同じ。
・令和4年度のビンの再生利用量は399tで、令和4年度の目標値に比べて2%低い。また、計画の最終年度の令和18年度目標値と同じ。
・令和4年度のペットボトルの再生利用量は177tで、令和4年度の目標値に比べて22%高い。また、計画の最終年度の令和18年度目標値に比べて25%高い。
・令和4年度の容器包装プラスチックの再生利用量は606tで、令和4年度の目標値に比べて30%高い。また、計画の最終年度の令和18年度目標値より33%低い。
・令和4年度の破砕鉄の再生利用量は192tで、令和4年度の目標値に比べて13%低い。また、計画の最終年度の令和18年度目標値より11%低い。
・令和4年度の破砕アルミの再生利用量は9tで、令和4年度の目標値及び計画の最終年度の令和18年度目標値と同じ。 
・令和4年度の古紙等の再生利用量は1,822tで、令和4年度の目標値に比べて4%低い。また、計画の最終年度の令和18年度目標値より42%低い。
・令和4年度の再生利用量の目標は概ね達成しているが、計画の最終年度である令和18年度の目標を達成する為には、令和4年度と比べて古紙等を約70%増、容器包装プラスチックを約50%増とする必要がある。よって引き続き、適正な資源物排出の周知と古紙等回収の機会の確保に取り組んでいくよう努める。

【資料4】
・乙訓環境衛生組合から提供していただいた資料をもとに、過去5年間の乙訓2市1町の可燃ごみの質分析をまとめた。
・水分・灰分・可燃物の3成分で見ると、水分が33~45%、灰分が5~11%、可燃物が48~59%で推移している。
・ごみの種類別で見ると、厨芥類が11~17%、木などが2~12%、プラスチック類が26~33%、紙や布が33~53%で推移している。
・年度ごとに増減が大きいので、なかなか分析が難しい。指定ごみ袋制度が導入された令和3年度以降、以前と比べて可燃ごみに含まれるプラスチック類が減ったというような結果にはなっていない。

【質疑】
委員:
分別の時にプラスチック類や木製のものが混ざっている状態が見受けられる。より細かく分別していただければ、もう少しごみは減るの
ではないかといつも感じる。また、小畑川沿いに企業が出しているようなごみが、2回の内1回は必ず出ている状態である。2週間後にはなくなっているが、これはやはり市役所が回収しているのか。なお、注意喚起シールが貼っているのは確認している。ここのごみ出しのルールはどうなっているのか聞きたい。
事務局:
我々もごみ減量のしおりの配布や出前ミーティング等を通じて地域の方に話はさせていただいているが、伝わり切れていない。粘り強く対応していくしかないのかなとも感じている。また、あえて回収せず残しておくという手もあるが、道路沿いであるため、通行上の問題が出てくる。よって、現状では回収せざるを得ない。引き続き啓発に努めていきたい。小畑川については、ご指摘のとおり、状況が良くないので、我々も苦慮している。啓発の看板や警察に相談するなどしているが、捨てる側からは無視されている状態である。地域の方と何か良い方法が無いか、現在探っている最中。現在は、地道な活動を経て、改善に向けていきたい考えである。
会長:
この場合のごみは事業系が多いということか。
事務局:
監視カメラの映像を見る限り、深夜に車で乗り付けて捨てに来ている。個人を特定するには至っていないが、捨て方も一定の流れがあるようで、布団だけ捨てられる等がある。もちろん、一般の人が便乗して捨てている可能性はあるが、市民の方はそのようなことはしないと信じており、他市から流入しているものではと考えている。警察とは連携しているが、警察からは「夜に捨てられているので、まず夜に捨てられないようにしてください」と言われている。  
委員:
自動販売機はどんどん増えていくが、横の回収ボックスについて、中身がきちんと分別されていない。回収ボックスのカンやペットボトルはどこに行くのか知りたい。また、かなりの量であるが、市の調査内容に含まれているのか。
事務局:
回収ボックスのカンやペットボトルは自動販売機を管理している会社が回収するので、市の調査内容には含まれない。産業廃棄物として処理されているか、独自のリサイクルルートで処理されていると推測される。
会長:
プラスチックとかカンが事業系の場合は基本的に産業廃棄物扱いとなるので、市の管理から外れるというのが基本となる。
委員:
監視カメラの件であるが、市内に監視カメラはどれくらい設置されているのか。
事務局:
環境業務課が所持している移動式監視カメラは4台ある。
会長:
監視カメラは、実際に犯人を特定して確保する他に、カメラがあることで抑止力が働く。ただ、監視カメラではなく、近づくと明るくなる人感センサー等があっても良いかもしれない。
会長:
資料4で「可燃ごみ質分析」を示しているが、厨芥類やプラスチック類の割合と発熱量の数字の関係性に違和感を覚える年度がある。
委員:
たまたまサンプリングで取ったごみがこのような数字になったとのことである。
会長:
念のためこの関係性を確認しておいてほしい。
会長:
プラスチックはまだまだ十分減っているとは言い難い。プラスチックの分別についてはまだまだ課題があると言っても良いと考える。リサイクルもまだまだ出来ているとは言い難い。各種目標を大きくクリアしているものもある一方で成果と課題がはっきり分かれたと言える。


(2)令和4年度一般廃棄物処理基本計画に係る事務事業等の概要について
資料5・6について説明を行う。
主な内容については、次のとおりである。
【資料5】
・自治会等の古紙等集団回収実績について、段ボールは増加傾向にあるが、新聞・雑誌は減少傾向にある。令和4年度の実績は、令和3年度に比べて2.09t減少しており、新聞購買世帯の減少等が原因として考えられる。
・市役所・中央公民館での古紙等拠点回収実績について、令和4年度の実績は142,325kgとなり、令和2年度と比べて6倍程度に増加した。令和3年度に中央公民館でも拠点回収を開始し、環境業務課敷地内の拠点回収を第3日曜日にも行うなど取り組みを拡大した成果と考えられる。
・市内大型店独自で取り組んでいる資源ごみ回収について、令和4年度は前年より87,278kg減少している。段ボールの回収量が減少している一方、食品トレーや卵パックの回収量は増加している。
・家畜の飼料としてリサイクルしている市内の保育所、小中学校の給食調理くずの収集について、令和2年度からは全ての小中学校で調理くずのリサイクルを実施している。令和4年度の回収量は56,320kgであり、令和3年度より微増した。
・530運動実践活動について、令和4年度は104団体が取り組まれ、新型コロナ前の水準まで回復した。しかし、回収量は50%程度に留まる。
・廃棄物減量等推進員会議については、推進員72名で構成されており、研修会や水切り袋を配布したごみ減量啓発キャンペーンを実施した。
・出前講座については、公立小学校等で計18回実施した。
・小型家電回収状況について、令和4年度は4,822.3kgとなり、令和3年度より151.6kg増加した。内訳として、パソコン・携帯電話は減少しているが、その他小型家電は増加している。
 
【資料6】
・資料6は前回の審議会で説明した内容をまとめたものとなるので、説明は省略する。

【質疑】
会長:
資料5の数字の内、集団回収と拠点回収までは再生利用量の指標に入っていて、それ以外は入っていないという理解でよろしいか。
事務局:
再生利用量について、古紙等の集団回収については含まれている。拠点回収については、市内大型店舗で回収されている資源物のうち、牛乳パック、トレー、アルミ缶、ペットボトル、卵パックについては再生利用量に含まれているが、段ボールは含まれていない。
会長:
何故段ボールのみ計算に含めていないのか。
事務局:
拠点回収の牛乳パック等、は主として市民が持ち込んだものであるが、段ボールは店舗が自ら出したものと考えているためである。
 会長:
紙系については事業所から出てきても一般廃棄物となり、元々リサイクルされなければ自治体のごみ処理に入ってくる。そのため店舗が出した段ボールも再生利用量に含めてもおかしくはないのではないか。ただしあくまでも計画のときにこれを含めた指標として見ていくかを決めて考えていくことで、「こうしなければ」というものは無いが、可能ならば幅広く含めたほうが良いのではないか。
事務局:
計画を見直す際に、再生利用量の算定方法について議論していただきたい。しかし突然店舗が出した段ボールを算定に含めるとするとなると実績が跳ね上がってしまう。
会長:
店舗が出した段ボールを算定に含める場合は、目標値を再検討する必要がある。今後市内で紙のリサイクルを進めるにあたり、店舗との協力関係を強化しながら、リサイクルを進めていくようお願いすることは大事かと考える。いずれにせよ、今後の計画改定に向けて少し整理をしておく部分であるかと考える。
委員:
530運動実践活動の部分で、事業所にも依頼文を送っているのか。
事務局:
市内の大きな事業所、自治会等に依頼を送らせていただいている。
委員:
掲載している数のみ返事が返ってきたということか。
事務局:
平成30年度より集計方法を改めており、現在は受付時に聞き取った数値で集計している。
委員:
自治会は全ての自治会が参加しているか。
事務局:
全てではない。

(3)令和5年度一般廃棄物処理実施計画について
資料7について説明を行う。
主な内容については、次のとおりである。
・令和5年度一般廃棄物実施計画は長岡京市が令和4年度に一般廃棄物を排出する見込み数量等について定めている。乙訓環境衛生組合が令和3年度の2市1町の廃棄物排出量の実績をもとに、令和5年度の処理実施計画を作成しているため、その内容に沿う形で策定している。
・一般廃棄物は、家庭系ごみと事業系ごみに区分されるが、これにし尿を加えたものが、「一般廃棄物全体」となる。「し尿」は、くみとりや浄化槽を使用している世帯から出た分がこれにあたる。
・家庭系ごみの可燃ごみについて、令和5年度は11,140.22tを見込んでいる。
・側溝清掃汚泥については、令和5年度は28.13tを見込んでいる。
・資源ごみについては、令和5年度は2,547.74tを見込んでいる。
・粗大ごみについては、221.58tを見込んでいる。
・家庭系ごみの小計は13,937.67tとなり、前年度の計画より1,605.43tの減少となっている。
・事業系ごみについては、可燃ごみは6,118.97t、資源ごみ、粗大ごみはそれぞれ7.41t、262.80tを見込んでいる。事業系ごみの小計は6,389.18tとなり、前年度の計画より25.61tの減となっている。
・家庭系ごみと事業系ごみの合計は20,326.85tとなり、前年度の計画より1,631.04tの減を見込んでいる。
・し尿については、生し尿、浄化槽汚泥として314.27kl、383.46klとなり、合計697.73klを見込んでいる。

【質疑】
委員:
くみとりをしているところは下水道が通っていないということか。
事務局:
くみとりをしているところは、下水道に接続していない建物であり、下水道が通っていない地域というわけではない。
会長:
事業系の資源ごみとは何か。
事務局:
公共施設から出されるペットボトルやカン等をこの項目でカウントしている。

(4)リユース事業者との連携について
資料9について説明を行う。
主な内容については、次のとおりである。
・長岡京市の基本方針として、3Rのうち、リサイクルよりも優先順位の高い2R(リデュース・リユース)への転換を掲げている。
・6月29日、複数のリユースショップから自分の希望に合った店を探せる一括査定サービスの「おいくら」を運営している企業と連携を行った。現在別の事業所とも同じような取組について協議中である。
  ・「おいくら」については、7月分の数字が出ており、44件、95点の依頼があったとして報告を受けている。

【質疑】
委員:
広報紙にこのような情報は掲載されているのか。
事務局:
まだ掲載していないが、近々まとめて紹介させていただく予定している。
委員:
市民への周知が十分ではないのではないか。
事務局:
LINEやアプリでは現在周知は行っているが、もう一件同じようなリユースの提携予定があるので、それが済んでから広報紙に掲載する予定である。
委員:
どのようなものが流通するのか。
事務局:
不動産以外は全て対象になると考えて差し支えない。
委員:
私の年齢では携帯で物を調べないので、広報紙に掲載してもらえる方がありがたい。
事務局:
周知の為の手段は余さず使う予定であるので、もう少しお待ちいただきたい。
委員:
「おいくら」では0円でやりとりすることもありうるのか。
事務局:
値段がつかない場合は売買が成立しないと考えている。
事務局:
次回は来年の3月を予定している。

配布資料

次第

資料1  令和4年度の一般廃棄物排出状況

資料2  一般廃棄物排出量の推移

資料3  一般廃棄物処理基本計画における目標と令和4年度実績

資料4  可燃ごみ質分析

資料5  令和4年度一般廃棄物処理基本計画に係る事務事業等の概要

資料6  一般廃棄物処理基本計画における主な施策

資料7  令和5年度一般廃棄物処理実施計画

資料8  長岡京市廃棄物減量等推進審議会設置に関する根拠法令

資料9  リユース事業者との連携について


お問い合わせ

長岡京市環境経済部環境業務課(分庁舎1)ごみ減量推進担当

電話: 075-955-9548

ファクス: 075-955-9955

電話番号のかけ間違いにご注意ください!

お問い合わせフォーム