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令和5年度 第3回 児童対策審議会 会議録

  • ID:14180

開催日時

令和6年3月8日(金曜日)午後6時30分から8時

場所

長岡京市役所 新庁舎 4階 会議室401

出席者

12名

安藤委員、荻委員、金子委員、佐々木委員、辰野委員、辻委員、中川委員、西野委員、西畑委員、平野委員、森委員、山本委員(五十音順)

欠席者

5名

大久保委員、片岡委員、瀧川委員、田渕委員、寺岡委員(五十音順)

行政・事務局

能㔟健康福祉部長、名和健康福祉部次長兼福祉政策室長、田端健康福祉部次長兼地域福祉連携室長、中島健康福祉部次長兼子育て支援課長、杉原健康づくり推進課長、新開生涯学習課長、中川生涯学習課放課後児童クラブ担当主幹、庄子育て支援課主幹兼子育て支援係長、西河子育て支援課保育係長、吉田子育て支援課子育て支援係主査、苅屋田子育て支援課子育て支援係主事

傍聴者

1名

会議次第

開会

1. 案件

(1)令和6年度保育所入所申込等の状況について

(2)長岡京市こども計画および第3期長岡京市子ども・子育て支援事業計画(ニーズ調査等)について

(3)その他

閉会

開会あいさつ

能㔟健康福祉部長より

現在、長岡京市では来年度予算の編成に向けて、市議会にて議論を行っている。本日の審議会では、令和6年度保育所入所申込等の状況についても説明させていただくが、来年度予算案においては、令和7年度以降の保育施設の定数増に向けた整備のための経費についても予算計上している。

また、本日は、令和7年度開始の「長岡京市こども計画および第3期長岡京市子ども・子育て支援事業計画」の、ニーズ調査について、アンケート調査やワークショップ、ヒアリングの速報値等をご説明させていただく。

委員の皆様方には忌憚のないご意見をお聞かせいただきたい。

案件1 令和6年度保育所入所申込等の状況について

事務局より資料に基づき、2月時点での入所申込状況と、施設整備に向けた次年度予算案を審議中であることを説明。


(委 員)保育所・保育園の新規整備や増設が可能であるということは、職員についても増員の目処が立っているのか。


(事務局)民間での新規園の開設及び増築での定員数の増加を図るというには、職員の増員が不可欠であるため、その見通しも立てつつ計画を進めておられることになる。保育人材の確保、保育人材の不足というのは社会的な課題であるとも認識しており、長岡京市でも同様で、人材確保というのは大変厳しい状況ではある。ただ、1人でも多くの児童を受け入れることに努めていきたい。


(委 員)長岡京市の公立と私立の保育施設の割合はどのようか。また、株式会社運営の施設はどのくらいあるのか。


(事務局)公立は保育所が4施設。民営は、保育園が8園、認定こども園が3園、小規模保育施設が13園の計24施設。小規模保育施設のうち6園については株式会社が運営している。

案件2 長岡京市こども計画および第3期長岡京市子ども・子育て支援事業計画(ニーズ調査等)について

事務局より資料に基づき、ニーズ調査の速報値などについて説明。


(委 員)小中学生本人調査について、性別とのクロス集計を行ってはどうか。例えば、小学校の男子児童は、家庭で悩み事の話をあまりしないように思うが、男女で発達発育状態の違いもあるかもしれない。男女で比べることでわかることがあるのではと思う。遅刻早退欠席に関する質問についても、成長期にみられる自律神経の乱れや貧血なども関係するかもしれない。性別などとのクロス集計を行うことで、見えてくることがあるのではないかと思う。


(事務局)ご意見を参考にさせていただきたい。


(委 員)高校生本人調査について、欠席や遅刻をしたことがあると回答した方の割合が大きく、昔の自分たちの時代とは大きく違うと感じる。自身の職場でも高卒生を採用しており、彼らの離職率が高い傾向にある。高校生の間にも緩みがあり、それが就職後にも影響しているのではとも思うが、その辺りはどう見るか。


(事務局)高校生向けのワークショップやアンケートの実施に向けて市内の高校と調整を進める中で、学校からは、欠席をしても深刻に捉えない生徒も増えており、中には退学を選択する生徒も出るなど、高校生の考え方も変化してきているという旨を聞いており、そのような傾向もあるかもしれない。


(委 員)高校生本人調査について、「外に出ない人の気持ちがわかる」や「家や自室に閉じこもりたいことがある」、「嫌なことがあると、外に出たくない気持ちになる」、「理由があるなら自室にこもるのも仕方がない」と回答した生徒の割合がそれぞれ50%を超えていることに懸念を感じるが、この結果についてどのように捉えているのか。


(事務局)確かに比率は高い。今回提示しているのは集計の速報値であり、分析は今後行うこととなる。類似調査を行っている自治体や別の調査等も参考にしながら分析を行いたい。

     また、新型コロナウイルス感染症の影響もあってか、顔見知り程度の友達が多くなり、流行期には学校の式典などもなく、流行期の後もインターネットで授業を受けたいと希望する学生が多いなど、昔とは大きな変化があるようである。目立つことを避ける若者が増えているという傾向を教育関係者から聞いているところであり、そのあらわれでもあるのかもしれない。


(委 員)若い同僚を見ていても、1人で自分のスペースが欲しいという人は増えている実感はある。目立つことが社会的にリスクになっている、目立つと叩かれる、それもネットや、SNSとか含めて叩かれてしまう、叩かれないように生きるという、我々の時代では考えられないようなリスクを抱えて生きているというのがこの数字に反映されているのかもしれない。

また、アンケートで見えてきたことについて、個別対応を行うことはできるのか。


(事務局)今回の調査は無記名式の、回答者を特定できない形で行っているため、今回の回答者に対して直接の個別対応は不可能。アンケートの結果を受けて、大きなニーズであれば事業として対応することも検討し、ニーズとしては小さくとも課題としてあるということであれば、そのような状況も念頭に置いて、各学校現場や、福祉的な相談の現場で、個別的にケース対応をしていくことになると考えている。


(委 員)小中学生本人調査について、インターネットの使用時間についての設問があるが、使用時間よりも、内容に踏み込んだところが気になる。我々の若い頃とは完全に異なる時代で、相手の確認もせずに外形もアバターなども使ってコミュニケーションができる時代になっている。例えばネット上だけの友達がいるのかとか、ネット上の人と実際に会ったことがあるとか会おうとしたことがあるとか、そのあたりを把握することによって、それがどんなリスクがあるかなどの働きかけもできるのではと考える。


(事務局)ネットトラブルに関する問題は、現実に様々な相談が入っており、確かに課題がある。ご指摘とは少し形は違うが、インターネットやゲームについての設問と、ネット上の友達に関する設問を設けているので、できる分析は進めたい。ご指摘のように突っ込んだ設問とすることは、今後の課題とさせていただきたい。


(委 員)就学前及び小学生保護者調査について、放課後児童クラブに関する項目の回答が保護者会連合会の統一要望書などで把握しているニーズと異なっているが、放課後児童クラブを利用していない方の回答が含まれているとの認識でよいか。


(事務局)その通り。無作為抽出のため、放課後児童クラブの利用の有無にかかわらず回答をいただいている。


(委 員)就学前及び小学生保護者調査について、世帯年収が1,000万円以上との回答が最多となっている。事務局からの説明において、この5年で母親のフルタイム就労が増加した一方で、父親の就労時間が減っているとの内容があったように、母親の就労が増えていることも起因しているとの推察もできる。クロス集計を用いてダブルインカムであるかどうかの分析をしてはどうか。


(事務局)本市在住者の世帯収入が高い傾向にあることは、以前から国勢調査等でも把握しているところではあるが、全体として収入が高い中で、何に困り事や負担感があるのか、また、それに対してどのような支援が必要なのかという部分について検討が必要なところかと思う。ダブルインカムの割合の分析についても、いただいたご意見を参考にさせていただきたい。

案件3 その他

なし


閉会