第6回 総合計画審議会 会議録
- ID:15443
日時
令和7年7月29日(火曜日)午前10時から12時
会場
長岡京市役所 第1委員会室
出席委員
上子会長、越後副会長、八木委員、小野委員、小山(香)委員、河原委員、徳地委員(オンライン)、延尾委員、林委員、西小路委員、山田委員、山本委員、大元委員、炭﨑委員、大隅委員、小倉委員、中島委員
欠席委員
川勝委員、藤井委員、三好委員、小山(泰)委員
出席者(総合計画企画会議委員)
新開委員、鳥居委員、柿原委員、梶原委員、名和委員、井上委員、白坂委員、宮崎委員、村上委員
事務局
松本副市長、末永副市長、能勢総合政策部長、鍋島総合計画推進課長、三浦係長、拜郷主査
傍聴者
3名
議事
1.開会
2.審議の公開について(傍聴及び議事録の公開)
本日、傍聴者がいることを報告
3.議事
長岡京市総合計画条例施行規則第9条第2項の規定に基づき、21名の委員の内、17名の出席を確認し、会議の成立が認められた。
第3期基本計画(答申案)について、事務局による資料説明
・資料の確認
・議会の意見、パブリックコメント等の実施結果について
・パブリックコメントを踏まえた計画案の修正について、事務局より柱毎に説明
(会長)
ご質問、ご意見等があればお願いしたい。
(副会長)
思っていたよりもパブリックコメントの意見があってよかった。高校生からの意見についても自習室が欲しいなど真面目な意見もあり、それが反映されていてよかった。
配慮が至らない表現もあったが、市民の方に丁寧に確認いただくことができた。それによって内容がブラッシュアップできたと思う。本日の資料に用語集はついていないが、最終の形ではどのようになるか。
(事務局)
本日の資料は答申案のため用語集をつけていないが、製本の最終版には用語集をつける予定でいる。
(副会長)
そのような形にしていただきたい。また本文中に用語説明があることをマークで示すなどすればわかりやすいのではないか。
(会長)
そうしていただきたい。用語集はどのようなものになるのか。
(事務局)
パブリックコメント実施時に付けていた。本市が策定している他の計画において作成している用語集を集約したものになる。
(会長)
現在、カンボジアに赴任している。日本の自治体の計画策定について説明する機会があり、日本では誰が計画を策定するのかと質問があった。カンボジアでは、国‐州‐自治体へと上から計画、事業計画が下りてくる。カンボジアでは各自治体に任せたらどうなるかわからない。日本では各自治体が策定できるだけのスキル、能力を基礎自治体が有している。素晴らしいことだと思う。皆様から計画についてのご意見をお願いしたい。
(委員)
「まち」の営農支援について。現在、農家の平均年齢が71歳、中心年齢が73歳。5年後には高齢化が進んで厳しい状況になる。施策「営農支援」について、概況に記載のある「安定した農業経営」を「持続可能な農業経営」、「持続可能な農地の保全」という表現にしてもらえればと農家から意見をいただいた。農家が今後も継続でき、田園と都市の調和した景観を守るために持続して農地が守られていく。「持続可能な営農」という文言を主な取組に記載いただきたい。
(会長)
米不足の関係で最近、そのようなコメントを多く目にする。持続可能なビジネスモデルを作っていくということか。
(委員)
もう一歩踏み込んだ農業支援策を記載いただきたい。
(事務局)
ご趣旨を踏まえて、文言等を調整したい。
(委員)
パブリックコメントで「まち」に対する意見が多数あったが、修正があまりないように感じた。
施策「商工業・観光の振興」の中心市街地における企業誘致との記載があるが、中心市街地に企業誘致が必要なのか。中心市街地でなくても良いのではないか。
(事務局)
中心市街地は阪急長岡天神とJR長岡京の間、市役所前の大通り、駅前線通りのロの字と位置づけている。
(会長)
商業誘導ならわかるが、企業誘致には確かに違和感がある。
(事務局)
企業は事業所だけでなく調査研究する企業もある。駅周辺については利便性の高さを企業も気にしているので、そういったところに企業を立地していくような助成も行っている。中心市街地以外でも幹線道路沿いなどの誘致、企業が立地できる施策、マッチング制度を活かしていきたい。
(委員)
駅前マンションではなくてオフィスビルを建てて誘致したいと理解した。
(会長)
高校生から意見を聞いたのはユニークだと感じている。その意見をご紹介いただけないか。
(事務局)
一人暮らしの高齢者の方が一人でも通えるような場所に病院があればいい。自習スペース、買い物をする場所、カフェが欲しいなどの意見もあった。市内の高校に意見募集を行い、乙訓高校から多く意見をいただいた。同校からは通学路について歩道が狭い、車が多いなどの意見が多くあった。
(副会長)
こういったことに若い人が関わるようになるとよい。高校の先生や生徒にポジティブなことであったことをフィードバックいただきたい。
(事務局)
パブリックコメントは全ての意見に対して行政の考え方を付してHPに公開する。また高校には個別に回答できたらよいと考えている。
(会長)
その他、細かな文言や表現については、事務局と私に一任いただきたい。
(事務局)
分野「道路・交通」の施策「持続可能な交通ネットワークづくり」について、5年後の姿には、充実という文言を残している。これについても会長と相談したいと思っているがよろしいか。
― 一同了承 ―
(会長)
これで答申案としたい。長期間にわたりご審議いただき感謝申し上げる。
長岡京市は夢のあるまちだと思う。計画の実現の可能性が高いと感じる。
3.閉会
事務局よりスケジュールについて説明
8月7日に基本計画案を答申。
8月19日から開会される長岡京市議会定例会において議案として上程、議決を受けて基本計画として策定となる。
冊子の印刷は3月をめどに製本等を考えている。
(副市長挨拶)
審議会閉会にあたり御礼を申し上げる。
8か月間にわたり、忌憚のない意見交換に御礼を申し上げる。基本計画は5年に1度の策定となる。今回の策定にあたり2点ほど意識した。
1点目、市役所内部の作業について、企画セクションの役割がどのようにあるべきかを考えた。一般的には各部局のボトムアップで収集して、とりまとめることが多い。そうではなく、企画セクションの職員には企画から取組を計画に盛り込むべきではないかと、能動的にボールを投げ、企画と部局で議論をし、計画素案をつくりあげるという、前例にとらわれない方法を意識した。
2点目はできるだけ幅広い意見聴取とそれを盛り込むことである。パブリックコメントでも多くのご意見をいただいた。議会においても今回は特別委員会を設置いただき、意見を聴取し、それを踏まえて進めることで、幅広い意見聴取となった。ただ、議案のため9月議会で成案をもらうことになる。議決できるよう、緊張感をもって引き続き臨んでいく。
この間、お忙しい中の御協力に重ねて御礼申し上げる。