長岡京市まちづくりフォーラム「みんなでつなぐ明日の長岡京」を開催しました
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平成26年2月23日に、国土政策フォーラムin長岡京(注)として、長岡京市まちづくりフォーラム「みんなでつなぐ明日の長岡京」を中央公民館で開催し、約400名の市民の方にご参加いただきました。
にそと(京都第二外環状道路)の開通や阪急西山天王山駅の開業などにより、大きな変化を遂げた長岡京市。これらの新しい都市施設から、多彩な交流が生まれる中で、今後の長岡京市のまちづくりの方向性について、出演者の有識者の方々や、市民の皆様から、総合計画、都市計画マスタープランの改定へとつながるご提言やご意見をいただきました。
(注)国土政策フォーラム:国土交通省が、国土づくり、地域づくりへの地域住民の参加や情報発信等を通じて、国土政策の一層の推進を図ることを目的に、毎年度地方自治体と共催で開催しています。平成25年度は静岡県三島市と本市の2か所です。
会場の様子
日時・場所
日時:平成26年2月23日(日曜日)午後1時30分~4時
場所:長岡京市立中央公民館市民ホール
開催内容
主催者挨拶
花岡 洋文氏(国土交通省国土政策局長)
小田 豊(長岡京市長)
基調講演『交流の中で住み続けるまちのあり方』見上 崇洋氏(学校法人立命館総長特別補佐/立命館大学政策科学部教授)
にそと(京都第二外環状道路)の開通や阪急・西山天王山駅の開業など交通環境に大きな変化があった長岡京市。この恵まれた環境を生かしていくためには、市民一人ひとりが主役となり、環境や時代の変化に対応し、個性(長所)を生かすまちづくりが今後重要になってくるという内容のお話をしていただきました。
見上崇洋教授
基調講演の資料
パネルディスカッション『交流から生まれる新しいまちづくり』
6人のパネリストが阪急西山天王山駅の活用方法や鉄道と高速バスの連携、府北部との交流などについて意見を交わしました。交通と交流をキーワードに、まちの活性化について話し合いました。
出演者
- コーディネーター
見上 崇洋 氏(学校法人立命館総長特別補佐/立命館大学政策科学部教授)
- パネリスト
飯田 恭敬氏(京都大学名誉教授)
上村 多恵子氏(京南倉庫株式会社代表取締役社長)
山下 昌行氏(長岡京市商工会会長)
岡西 康博氏(京都府副知事)
花岡 洋文氏(国土交通省国土政策局長)
小田 豊 (長岡京市長)
左から見上教授、小田市長、花岡局長
左から飯田教授、上村社長、山下会長、岡西副知事
パネルディスカッション資料
- パネルディスカッション資料(国土交通省) (ファイル名:p-hanaoka.pdf サイズ:319.89KB)
パネルディスカッション資料(国土交通省)
- パネルディスカッション資料(京都府) (ファイル名:p-okanishi.pdf サイズ:4.23MB)
パネルディスカッション資料(京都府)
来場者からの主な意見や質問など
質問
- 京都第二外環状道路、長岡京インターなどの整備により、交通環境が整い、観光交流人口の増加が見込まれるが、今後どのように観光を産業に結び付けていくか。
- 新駅整備を契機とする交通網の再編に伴い、長岡京市を基軸とした、広域的な新しいまちづくりを考える必要があるのでは。広域単位での都市構想をきかせてほしい。
意見
- (今回のまちづくりフォーラムを含め)若い人のまちづくりへの参加が少ない。まちづくりへの若い方々の参加を呼び掛けてほしい。
- まちの中から外、外から中への人の動きのしかけは感じられるが、まちの中での流れにも目を向けてほしい。
- 交通面だけでなく、歴史面、文化面の交流もある。立命館中・高等学校の開校で、よりよい教育文化環境都市になるような、人と人との交流などを期待している。
- 長岡天神駅周辺の整備を楽しみにしている。長岡京市の魅力が、より増すと思う。
感想
- 今回のフォーラムを通して、長岡京市の長所、短所が明確になり、今後のまちづくりの参考にすべき点が理解できた。
- 長岡京市のことをもっと知りたいと思った。
- パネリスト飯田氏の「つなぐ」「回す」「ためる」(注)は、重要なキーワードと感じた。これを胸にボランティア活動に活かしていきたいと思う。
- (注)まちを形成する「ひと」「金」「もの」「情報」を集積し、まちを活性化するために必要な3要素のこと。「つなぐ」は、交通網の整備により、市外との交通を繋ぐこと。「回す」は、まちなかを人が巡る仕組み(サービス等)をつくること。「ためる」は、まちを訪れた人が、各所でお金を使うことで、地域が経済的に豊かになること。この3点セットを備えることが、まちの活性化につながるという考え。