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長岡京市を「次のステージ」へ-中小路市長の所信表明(平成27年第1回市議会定例会)

[2015年4月16日]

ID:4799

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中小路健吾市長が、平成27年2月24日に開かれた長岡京市議会第1回定例会で所信を表明しました。

希望ある次のステージへ

議場で所信表明する中小路市長

私は、去る1月11日の市長選挙におきまして、多くの方々のご支援を賜り、市政の先頭に立たせていただくことになりました。まさに身の引き締まる思いであるとともに、このふるさと長岡京市を、希望ある次のステージへと導いていくため、対話を重視し、すべての皆さんとともに市政を創りあげていくという姿勢を貫いていくことに、一意専心に取り組んでまいる所存でございます。
さて、私は、この素晴らしい長岡京市で生まれ、育てていただきました。また、昨年まで府議会議員を3期11年半にわたって務めさせていただきました。そうした中での体験や経験を通じ、本市の歴史、自然環境、素晴らしいまちのたたずまいを心から誇りに思うと同時に、このまちの課題や将来への希望、市民のみなさまのご期待などを間近に感じて参りました。

本市は、歴史と伝統、先人のご努力により、市制施行以来、大きな発展を遂げてまいりました。福祉、教育、文化、環境、産業、観光、防災、交通、公共施設などどの分野におきましても、ハード、ソフト両面において本当にバランスよく整備が進められており、全国のどの自治体と比べまして、ひけを取らないものと認識しております。これもひとえに、先人の方々の並々ならぬご努力とご功績の賜物であり、深く敬意を表するところです。

特に、近年では、小田前市長のもと、第二外環状道路の開通や阪急西山天王山駅の開業など交通インフラの大規模な整備も完了し、交通の利便性が格段に向上しました。これらのご功績をしっかりと踏まえつつ、市政運営に取り組んで参る所存でございます。

 

世代が「つながり」、人が「交わる」長岡京へ

一方で、これから私たちが直面する課題を考えた場合、人口減少と少子高齢化の急速な進展は、様々な課題と関連し、本市におきましても見過ごすことのできない問題となってきております。併せて、都市施設やインフラの老朽化、自然災害やエネルギー問題、格差社会の問題や先行き不透明な社会経済情勢など、本市を取り巻く状況は決して予断を許さず、今後一段と厳しさを増していくものと予測されます。

本議会で提案をさせて頂きます平成26年度補正予算案、及び、平成27年度一般会計ならびに特別会計の当初予算案の編成作業を通じ、また、その他の条例案等の案件を精査する中で、これら本市が直面している課題が想像以上に逼迫していることを再度、認識することができましたし、また、今後どのような展開を予測し、どう施策を進めてまいるべきか等につきまして、まだまだ十分ではありませんが、私なりに理解と整理を深めることができたのではないかと感じております。
厳しい状況の中での船出となることは、もとより覚悟の上でございます。市政の進展と市民福祉の向上を私の使命と認識し、世代が「つながり」、人が「交わる」ことを実感できる長岡京を将来の目標として、皆様のご協力を賜りながら、先頭に立って邁進する決意を、まずもってここで申し上げる次第でございます。

 

7つの基本方針

それでは、私の市政運営における7つの基本方針についてご説明させていただきます。

 

1.一党一派に偏らず8万市民の代表として

まず、1つめでございますが、これからの市政運営において、一党一派に偏ることなく、8万市民の代表として、常に長岡京市の未来のために、何が必要とされているのか、緊急性や重要性はどうかなどをしっかりと見極め、優先すべき施策について、自らの信念に基づき判断と決断を行い、市政運営を進めてまいりたいと考えております。

 

2.徹底した「対話」

次に、2つめですが、徹底した「対話」を重視したいと考えております。市民との対話はもちろん、市議会との対話、職員との対話をしっかりと行い、課題の発見・抽出と、解決に向けた取り組みを、双方向の対話を通じて掴み取ってまいりたいと考えております。

 

3.「ともに考え創りあげる」解決型の市政

3つ目は、市民・企業・団体・自治会・NPO・地域コミュニティなど、多様な主体が、まちの課題について「他人ごと」ではなく「自分ごと」として向き合い、「みんなで創る」「みんなで育てる」「みんなで支える」市政運営を行いたいと考えております。まちの主役は「市民」です。身の回りの課題、地域の課題等について市民と行政が、「ともに考え創りあげる」解決型の市政を進めたいと考えております。

 

4.開かれたプロセスを徹底

4つ目として、先に述べました基本方針を実践するため、公平・公正で、透明性の高い開かれたプロセスを徹底したいと考えております。単に情報を「出す」「受ける」というだけではなく、検討過程の見える化などを通じて、課題や判断の背景など、情報の共有を図るとともに、市民の皆さんに考えていただくための材料をしっかりと提供してまいりたいと考えております。

 

5.市民が自ら判断し、選択できる機会を大切に

5つ目として、未来を担う子どもたちにつけを回すことのないよう、経営感覚を磨き、知恵と工夫、選択と集中による持続可能な行財政運営を行うことが重要だと考えております。その実現のために、行政サービスにおける受益と負担の関係を市民に明らかにするとともに、優先されるべき施策や市民に負っていただく負担の範囲などについて、市民が自ら判断し、選択できる機会を大切にしたいと考えております。

 

6.長期的な視点・広域的な視野・複合的な目線

6つ目として、長期的な視点、広域的な視野、複合的な目線に立った、大胆で柔軟な政策形成を行ってまいりたいと考えております。本市をとりまく社会経済情勢は目まぐるしく変化し、行政が対応するべき課題も、複雑化、高度化、専門化、広域化しているのが実状です。このような状況においては、これまでの手法が常に正しく最善であるとは限りません。常に創意工夫を怠らず、最少の経費で最大の効果を挙げられるよう取り組むべきと考えております。

 

7.「多様性」を尊重

最後に7点目ですが、市政運営において想定するべき相手や対象について、その「多様性」を尊重し、十分に意を尽くすことが重要だと考えています。
一口に市民と申しましても、実際にはお一人おひとり置かれている状況や考え方は異なります。また、同じ人であっても、一生を通じて考えると、年齢や家族、仕事、地域、あるいは社会の変化等に応じて考え方や生き方も変わってくると思います。それをすべて、行政という仕組みに正確に落とし込むこむことは、確かに簡単なことではありませんが、多様性に富んだ個々人のライフスタイルを行政が支えていくことで、多様な選択肢を示していくことは可能だと考えています。

 

6つの基本的な施策方針

それでは次に、私が現在描いております市政運営における基本的な施策方針を、概要と具体的な施策を交えて、6項目に分けてご説明いたします。
この6項目は、この度の市長選挙にあたって、多くの市民の皆様との対話を通じ、議論に議論を重ねる中で形作ってきたものであり、また、市長に就任してからの約1か月間で、新たに認識することのできた視点も加味した上での、現時点での私の基本方針でございます。

 

1.まちの「かたち」の再創造

まず最初に、第1の方針ですが、もっと暮らしやすく便利なまちを目指して、まちの「かたち」の再創造に取り組んでまいります。

具体例として、公共施設等の都市機能の再創造が挙げられます。老朽化しつつある公共施設等について、市民サービスの維持・向上と財政的負担を勘案しながら、統廃合や集約化、移転や再配置など、具体的かつ長期的な方向性を示していく所存です。

また、本市の中心部である阪急長岡天神駅周辺の整備について、将来ビジョンを描き、未来への道筋をつけていく所存です。

また、市役所庁舎について、「市民サービスの向上」の視点や、「費用対効果や効率性」の観点等を考慮し、具体的な建て替えの方向性を示していく所存です。
さらに、市民や本市を訪れる方々の足となる公共交通についても、地域公共交通会議を中心に議論を行い、公共交通網の充実を進めていく所存です。

 

2.ワンランク上の「子育ち」「子育て」のまち

続きまして、第2の方針ですが、すべての大人がすべての子供たちの「育ち」を応援する、ワンランク上の「子育ち」「子育て」のまちを目指します。

具体例としましては、自治会や地域コミュニティ、小学校区を中心に、家庭・地域・学校の連携強化を進め、社会全体で子どもを育てる環境づくりを進める所存です。

また、通学路の安心・安全や子どもの居場所・遊び場・学びの場の確保、国際理解教育の機会の確保、虐待対策の強化と予防に努める所存です。

また、待機児童の解消や、発達障害の早期発見・早期療養のシステム作り、特別支援教育を支える人材の充実や強化を図っていく所存です。
そして、子育て世代の活躍とワーク・ライフ・バランスの推進を図るため、市内4中学校への中学校給食の導入を実現する所存です。

 

3.「健康」と「安心」と「支え合い」が実現できるまち

次に第3の方針ですが、医療・介護・福祉の連携で、誰もが安心して高齢期を迎えられる、「健康」と「安心」と「支え合い」が実現できるまちを目指します。

具体例としましては、安心・安全の基盤である医療提供体制の充実強化や、乙訓地域の公的医療機関である済生会京都府病院の経営改善への協力、リハビリや緩和ケア体制の強化により「地域包括ケア」の充実、増加が予想される認知症対策を推進するため、各小学校区に「認知症カフェ」を設置するとともに、システムを支えるための人材育成とネットワーク作りに取り組む所存です。

また、健康長寿と楽しく生きがいを持って高齢期を迎えられるまちを目指し、地域活動や文化スポーツ活動、市民活動などを支える環境整備にも取り組む所存です。
また、人と企業のマッチングを進めるため、「京都ジョブパーク」や「ポリテクセンター京都」のと連携強化に取り組む所存です。

 

4.災害に「負けない」地域づくり

次に4点目の方針ですが、「人」と「地域」のつながりを深め、安心・安全が実感でき、災害に「負けない」地域づくりを目指します。

具体例としましては、自治会や地域コミュニティ、小学校区などを中心とした防災体制を構築し、地域防災を担う「地域防災人」の養成や、災害ボランティアセンターの設置、要配慮者・要援護者も使いやすい避難所の整備、避難所運営力の向上などを推進する所存です。

また、桂川、小畑川の治水安全度を高めるため、「いろは呑龍トンネル南幹線」と「桂川河川整備計画」の早期実現を目指す所存です。

また、間伐材や放置竹林などの資源を活かす「循環」の仕組み作りや、災害に強い森林や里山の再生に努める所存です。
そして、京都府営水道事業の供給体制の広域化と連動し、上水道の安定的・効率的かつ安価な供給体制を目指す所存です。

 

5.「長岡京らしさ」を伸ばし、そして活かすまちづくり

次に5点目の方針ですが、ないものをねだるのではなく、あるものを活かしていく視点で、本市の魅力や強みである「長岡京らしさ」を伸ばし、そして活かすまちづくりを目指します。

具体例としましては、都市機能の再創造と連動させた企業誘致のための用地の確保や、都市用農地の保全の取組み、魅力ある商空間の形成と地域内での「お金の循環」を活性化させる取り組みなどを推進する所存です。
また、京都縦貫自動車道の全線開通に合わせ、「京都 西の観光推進協議会」と連携した観光振興や、シニア世代や近隣市町の大学生や社会人との交流拡大を通じた市民活動や生涯学習活動を支援していく所存です。

 

6.行財政改革の推進

次に6点目の方針ですが、地方分権時代の市民参画と柔軟で開かれた市政運営を進めるための行財政改革の推進を目指します。

具体例としましては、複雑化、高度化、専門化、広域化する行政需要に対し、縦割りではなく柔軟な行政運営を行うことができるプロジェクト型の執行体制を構築し、迅速・的確に対応してまいる所存です。

また、人権や平和、男女共同参画などこれまで本市が培ってきた価値観を大切にするとともに、格差拡大の問題や人口問題、環境問題などにも真正面から対応し、市民活動と対等な連携を図りながら、ともに課題や問題解決に取り組む所存です。

また、未来を担う子どもたちへ、この魅力ある長岡京を確かに引き継いでいくため、市政全般に渡って健全な行財政運営に努めてまいる所存です。
そして、市民と情報交換を行なえるタウンミーティングの場を設置し、情報の共有を図りながら、ともに考え、行動につなげていく取り組みを進める所存です。
以上の6項目を、的確な状況判断のもと、スピード感をもって、あるいはじっくりと腰を据えながら、時宜を逸することなく取り組んで参りたいと思います。

 

「住み続けたい」「住んでみたい」長岡京を再創造

本市は、急速な発展を終え、現在は安定あるいは成熟期にあると言っても過言ではありません。私たち、市政運営に携わる全職員がこれまでの実績をふまえ、そして思いを新たに、日々の業務に邁進することは当然ですが、議会のご意見を反映し、開かれた行政を実現し、シンクタンク、民間との連携や、市民のみなさまとの協働の実をあげていかなければなりません。そのような仕事を重ねていくことによりまして、今後、誰もが経験したことのない時代を乗り越え、長岡京市を「次のステージ」へと導いていけると確信しております。

以上、まだまだ申し述べたい所ではございますが、私は、私が信条とする「ウォームハート&クールヘッド─温かい心を持ち、冷静な分析判断」を実践しながら、「住み続けたい」「住んでみたい」長岡京を再創造するため、誠心誠意取り組んで参りますことを、皆様に固くお誓い申し上げます。
最後に、重ねて市議会並びに市民の皆様方のご支援とご協力をお願い申し上げ、所信の一端を申し述べまして、ご挨拶とさせて頂きます。

 

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