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平成28年度第1回 史跡恵解山古墳保存・活用検討懇話会会議録

[2016年9月9日]

ID:6190

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日時

平成28年7月11日(月曜日) 午前10時~正午

場所

生涯学習課  講座室(長岡京市立図書館3階)

出席者

委員

高橋会長(花園大学教授)、奈佐委員(勝竜寺自治会)、山本委員(久貝自治会)、石湯委員(長岡京市ふるさとガイドの会)、増田委員(市民公募)、五十棲委員(長岡第八小学校)、大木委員(長岡第三中学校)、小杉委員(立命館中学校・高等学校)

事務局

薮内生涯学習課長、厚地生涯学習課長補佐、福家主査、山下文化財技師、白川埋蔵文化財センター事務局長(オブザーバー)

欠席者

田中委員(帝塚山学院大学講師)

案件

  • 恵解山古墳公園の現状及び活用の取り組みについて
  • 恵解山古墳公園を活用した今後の取り組み等について

議事

案件1 恵解山古墳公園の現状及び活用の取り組みについて

 

【これまでの経過と今後の予定について事務局より説明】

 

(会長)

経過説明の中で、維持管理に係る恒常的な支出と埴輪の破損という突発的な事件への対応について報告があった。埴輪の修繕については定期的な予算の措置の中で対応したのか。

 

(事務局)

今年度は15万円の修繕予算が配当されているが、未執行である。埴輪の修繕料は見積りを徴取したところ、蓋形埴輪が約60万円、円筒埴輪は約10万円であったため、今年度に修繕することは難しい。割れ口には触ってけがをしないように、テープを巻いている。

 

(会長)

応急的な手当や看板の設置などの対策をしたとのことであるが、悪質な行為なので、これだけでは止められないように感じる。近くにお住いの人から、夜間に古墳の上で人が集まっていたり、いたずらが行われているというような見聞はあるのか。

 

(委員)

埴輪が壊された日の2週間ほど前に、学校にある一輪車のタイヤが鋭利なもので穴があけられていた。また、花壇の花が踏まれ、敷地内に侵入しているように見受けられたため、合わせて警察に被害届を提出した。

 

(会長)

学校の件と、埴輪を損壊した人物と同一かどうかはわからない。事務局には再発防止策を検討してもらいたい。

それでは恵解山古墳公園の利用・活用状況について、それぞれの団体よりご報告をお願いします。

 

(委員)

活用の予定は、今のところ特にない。地域としては、イヌマキの生垣がきれいになって喜んでいる。墓地の清掃と合わせ、維持管理をしていきたい。

山崎合戦で明智の本陣がおかれた可能性があるので、勝竜寺城とともに明智の旗を立てれば、古墳以外のことでもアピールできるのではないか。

 

(委員)

八小の地域懇談会で恵解山古墳の活用について保護者に問いかけたところ、フリーマーケットをしたらという意見があった。また久寿会(老人会)が古墳の南側でラジオ体操をしており、休み期間には子どもたちに参加してもらいたいという意見があった。

埴輪を破損したままにしておくのはよくない。連鎖的な破壊が起こることを危惧する。

 

(委員)

子どもたちが運動したり、タケノコ掘りなどの学習活動をするのに良い場所になっていると思う。保護者からは、開園時に公園の使い方についてきびしく学校から言われたという意見があった。夏休みに向けて、子どもたちには公園のルールをよく確かめてから利用するように呼びかけている。学習活動には今後も利用していきたい。

 

(委員)

初めは部活動でランニングコースとして利用していたが、最近はしていない。埴輪については「割れ窓理論」にもあるように、壊れたままにしておくのはよくない。修繕できないのであれば、撤去したほうが良い。鍵をかけるような施設ではなく、オープンである以上、防犯カメラなどを設置するべきではないか。

 

(委員)

本校は電車通学の子どもが多く、地域とのつながりがあまりない。古墳公園を利用することで地域とのつながりをもつ契機のひとつにしたい。

恵解山古墳は整備されているため、整った古墳とはこういうものだと教えやすい。歴史の授業では全てのクラスを連れて行っている。歴史以外にも、地理では測量の実地体験、技術では立体物である古墳の図面作成などに活用しているほか、部活動でも使用している。

 

(委員)

西山天王山駅ができてから、南部方面へのガイド依頼が増えてきている。いろいろな地域から来られるが、まだまだ恵解山古墳は認知されていないと感じることがある。

公園内にはトイレがないため、ゆっくりと見学できない場合がある。また、東屋に備えられているパンフレットがなくなっていることもある。

 

(委員)

古墳公園の埴輪は、現代の技術で作られた非常に強度がある工業製品である。ボールが当たった程度で壊れるものではない。写真を見る限り、カナヅチなどで殴らないとできない壊れ方で、悪意を持って壊された可能性があり、周辺の治安も心配になる事柄である。 

乙訓古墳群が国の指定を受けたことから、さらに恵解山古墳の活用が広がっていくと思う。

 

(会長)

中学生が公園内を走らなくなったと聞いたが、事務局が規制しているのか。

 

(事務局)

市で規制はしていない。歩行者が危険を感じて学校に苦情を入れ、その結果学校側が自主的にやめているのではないか。ボール遊びなども含め、事務局としてはできる限り禁止事項を少なくし、皆さんに自由に使っていただきたい。ただし、近隣からは擁壁に向かってのボール当てや、落書きについての苦情があったため、その点については貼り紙などを設置して注意している。

現在、公園内の足元灯は午後9時に消灯するように設定しているが、地域としては点灯時間を延長したほうがよいか。

 

(委員)

思っていたより暗い。一方、墓地なので、あまり照らしてほしくないという意見もある。

 

(委員)

夏休みの期間に爆竹や花火などを危惧していたが昨年はなかったので安心した。ただし、埴輪が破損してしまっているため、連鎖的に壊れるような事態にならず、楽しくきれいに使えるようにしたい。

 

(会長)

警察は定期的に見回りをしてくれるのか。

 

(事務局)

一般的な巡回は強化するということである。防犯カメラは内部でも検討している。史跡範囲内であるため、ポールや配線のための掘削が可能かどうかは国との協議が必要となる。

 

(会長)

恵解山古墳の認知度が低いという意見があったが、それは市外からやってくる人たちのことか。

 

(委員)

市内の人にも当てはまる。これから育っていく子どもたちに少しでも認識してもらえるよう取り組んでいきたい。

 

(会長)

学校の教材に恵解山古墳は出てくるのか。教科書だけではなく現地に行くことはあるか。

 

(委員)

社会科の教材である「わたしたちの乙訓」には出てくる。また、現地へ出かけることもある。そういった場で、ふるさとガイドの会を利用させてもらえればよいと思う。

 

(会長)

恵解山古墳公園の利用について、公園の緑・自然の活用と、文化財としての古墳の活用という2種類の活用例があることが分かった。さらに、山崎合戦に関連する新たな可能性についても確認できた。

 

案件2 恵解山古墳公園を活用した今後の取り組みについて

 

【事務局より前回の懇話会や過去のワークショップでのアイデアについて説明】

 

(会長)

前回の懇話会で出た意見に沿って設置された「古墳ノート」はどこにあるのか。

 

(事務局)

鉛筆と鉛筆削りをノートと一緒にヒモ付きの袋に入れ、東屋に設置した。

 

(委員)

ノートには、記入した人がどこから来たかということや学年は記入するのか。

 

(事務局)

記入する内容は自由である。学年などは自発的に書く子もいる。

 

(会長)

ノートの書き込みにはメッセージ性が感じられる。自由に書き込みができるからこそ書かれるような内容もあるだろう。

 

(委員)

2月の懇話会で出た案の実施が7月からというのは、対応が遅いのでスピードアップしてほしい。これからも、このノートを活用してほしい。

公園開園時のロックソーランはとても評判が良かった。ロックソーラン以外にも、ガラシャ祭で行われる小学生による鳴子踊りを恵解山古墳公園で披露してもらうのはどうか。また、他の自治体で綱引き大会を行ったというのも聞いたことがある。

 

(会長)

埴輪を自分たちで作って飾れば壊そうという発想がなくなるのではないか。既製品を既製品で置き換えることよりも、手作りのものにしたほうが効果的ではないか。

また、さまざまなイベントなどの案を実現するには、誰がどういう形で申し込み、手続きをしたらよいかが具体的にわからない。

 

(事務局)

恵解山古墳公園は、基本的に通常の公園と同じように運営している。公園の利用申請を生涯学習課に提出していただければよい。電源等の使用についても同じである。

今年は恵解山古墳を含む乙訓古墳群が国の史跡に指定されたため、古墳群としての催しは計画しているが、恵解山古墳単独での行事は計画していない。今後5周年、10周年というタイミングで考えている。

 

(会長)

大きな行事ではなく、地域に密着したこの場所だからできるものも重要である。ラジオ体操や綱引きなど、遺跡という制限に縛られることなく色々なことができるのではないか。

 

(委員)

公園に明智の旗を立てるのはどうか。

 

(委員)

本能寺の変は全国的に知られているが、山崎合戦になると認知度が低いようだ。そういった意味ではこれから長岡京市をアピールすることにつながるのでは。そのほかに、学校の吹奏楽部による野外コンサートを実施するのはどうか。

 

(委員)

駐車場がないため、交通アクセスが最も問題となるだろう。

 

(委員)

八小PTAの行事であるイモまつりを公園で行ってもらいたい。地域の方と公園で調理をして、一緒に食べるようにできないか。

 

(委員)

イベントを実施することも重要だが、まずはそれらを実現していくための母体となる団体を作るほうが先ではないか。

 

(会長)

いろいろな意見を中心的に吸い上げる団体で、定期的に集合し、相談して一緒に考えていけるような団体が必要であろう。

 

(委員)

恵解山古墳公園単独でのイベントが難しい場合は、既存のほかの行事に組み込む方法もあるのではないか。

 

(委員)

既存の行事の一会場として使用するというのも考えられる。ただし、自治会や近隣学校は日々の生活の中で実際に恵解山古墳を活用している。新たに何かを行うには予算や人員の動員が不可欠であり、制約が付きまとう。イベントに固執する必要はないのではないか。イベントを行うのであれば、恵解山古墳単独で行うよりも、ガラシャ祭と合わせて実施するのが現実的ではないか。

 

【事務局より他地域での古墳活用事例について説明】

 

(委員)

ガラシャ祭の歴史行列に、恵解山古墳の行列を加えてはどうか。山崎合戦も加えていけば、大河ドラマの誘致にもリンクするのでは。

また、「発掘された日本列島展」や京都府立山城郷土資料館の「秋の特別展」で恵解山古墳の出土遺物が展示されるらしいが、これらを広報長岡京などに掲載していけば、市民が古墳への理解を深める助けになるのではないか。

 

(事務局)

「発掘された日本列島展」についてはホームページでお知らせをする。

 

(会長)

ガラシャ祭と組み合わせる場合、どのような取り組みができるか。

 

(委員)

フリーマーケットは希望者が多い。ただし、駐車場がないのが問題として残る。

 

(会長)

ガラシャ祭と組み合わせていく形で、反響が良ければ来年度予算化できるようするとか、また、明智の旗を立てるなど比較的着手しやすいものから入り、それによって特別な期間であることが市民に広まって何かできるようになれば望ましい。

 

閉 会

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