ページの先頭です

平成29年度 第1回恵解山古墳保存・活用検討懇話会会議録

[2017年12月1日]

ID:7261

ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

平成29年度第1回 史跡恵解山古墳保存・活用検討懇話会会議録

日時

平成29年10月16日(月曜日) 午前10時30分~正午

場所

図書館大会議室(長岡京市立図書館3階)

出席者

委員

高橋委員、田中委員、奈佐委員、山本委員、増田委員、五十棲委員、永砂委員、小杉委員

事務局

生涯学習課長、課長補佐、文化財技師 主事

埋蔵文化財センター事務局長

案件

1 今年度の恵解山古墳公園の活用と維持管理の現状について

(1)    公園の活用事例紹介

(2)    埴輪等の破損

(3)    防犯カメラの設置

(4)    地域や学校の現状

(5)    今後の管理・活用・啓発

2 その他、報告事項

 弟国宮遷都1500周年記念事業の実施

議事

【(1)~(2)について事務局より説明】

(委員)

6月1日~13日まで、生涯学習課が作成した明智の家紋入りの、のぼり旗を恵解山古墳に立て、電車や学校から見えるようにして、周知を図った。

竹藪の周りに立ち入り禁止のテープを巻いているが、かなり見苦しい状態になっていた。何か他にもやり方があるのでは。

(事務局)

確かに、ビニールテープがちぎれて見苦しい状態になっていた。今はテープの張り替えをしている。

(委員)

ノートの設置を終了したとあるが、なぜか。

(事務局)

ノートは、それ自体に破損等があったり、子どもの落書きと思われるものの中で、特定の個人に対する悪口や、不適切な言葉が多くみられた。そのため一時的に設置を中断している状況である。

(委員)

ノートの設置はある程度、覚悟の上なので根気強くやってもよいのでは。やめてしまうのは残念なので、再度検討の上、設置をしたほうが良いと思う。

(委員)

埴輪の破損は昨年に大きな破損があり、新聞にも取り上げられていたが、その後の対応はどのようになったのか。

(事務局)

補正予算をとって、昨年度に破損していた埴輪に関しては全て修繕を行った。しかし、今年度も昨年度と同様6月に破損があった。

(委員)

墳丘2段目のテラス東隅の床面陥没については修繕の目途や破損の原因はどのようなものか。

(事務局)

測量図で旧地形を見ていると、床面が陥没している部分は盛土が大きく施されている箇所であることが確認できる。それが原因となって現在の状態になったのかもしれない。歩道としているところの外側が陥没しているため立ち入り等の制限はしていない。

(委員)

これ以上広がらないように、立ち入りの制限や、修繕等の何かしらの手を早めに打つのが望ましいと思う。

(委員)

様々な古墳の保存会等に参加しているが、PDCAサイクルをしっかりとして、当初の保存整備活用計画や活動の理念との整合性を確認することが必要であると思う。

(委員)

中学校の修学旅行の目的地となっていたみたいだが、各人にパンフレットは行き渡ったのか。

(事務局)

静岡県の賎機中学校が京都から奈良へいく途中に立ち寄り、整備された古墳の姿を生徒に見せたいとのことであった。公園内にパンフレットを置いているが、各人まで配布ができたかは把握できていない。渡せたら良かったと思う。

(委員)

恵解山だよりはいつ配ったのか。生徒の一人一人にまで回ったのか。

(事務局)

夏休み前の7月末に周辺の学校へ配布した。長岡第八小学校・長岡第三中学校生徒全員の手に渡るように学校側にお願いした。自治会にも回覧のために8月に配布した。

(委員)

自治会においても回覧をしたが、もう少し強くインパクトのある注意書きがあってもよいのでは。

(事務局)

何が原因となって破損したかわからないというのが現状なので、強く注意するよりは、整備に至る経緯等を示して、大切なものであるということを伝えるという方向でチラシは作らせていただいた。

(委員)

そのような配慮の結果、今年度は破損も少なかったのかもしれない。それはそれで良い考えではあると思う。

(委員)

葺石の崩落の原因と、崩落に対してどのような対策がなされたのかを教えてほしい。史跡であるということで葺石に網をかけて保護することができないということであり、他に方法を検討するということであったが、その後どうなったか。子どもがケガをするのではないかと危惧している。また、台風の際に恵解山古墳の南側が低いため、水没してしまうことが多いが、そのことについてはご存知かを教えていただきたい。

(事務局)

葺石については、外れている部分だけの接着を強固にするのか、全面的にやり替えるかといった具体的な方向はまだ検討中である。台風の際のことに関しては、認識はできている。また道路河川課から水没するということも聞いており、土嚢を置いた場合は報告も受けている。

(委員)

葺石はそんなに簡単に外れるものか。

(委員)

色々なサイズの石があり、外れやすい形のものや、外れやすい場所もあるので、簡単に外れてしまう場合がある。葺石が落ちた時に子どもに当たると危ないことが一番心配。また、葺石は一つ外れてしまうと、それに伴ってどんどん外れていってしまうものであると思う。ぜひ、もう一度現地を見ていただいて対策を講じていただきたい。

(委員)

吸水性のある土を葺石の目地の代わりにして敷き詰めると、ある程度は外れにくくなる。土の色はさまざまにあり、特に違和感のないものもある。一度実験的にやってみてはいかがだろうか。

(委員)

今回は触れていないが、古墳南側の墳丘復元模型に設置されている埴輪の破損についてはどのようになっているか。

(事務局)

古墳の復元模型に関しては、昨年度に見積もりをとったが、100万円を超えるかなり高額なものであったため、優先的に埴輪の修繕を行った。

(委員)

整備後時間がたっていく中で、様々な破損がみられるようになってきた。こまめに記録を取って優先順位を決めて修繕していくしかないのではないか。

(委員)

復元模型の埴輪列はポリエステル樹脂のものをステンレスの台にネジで固定している。もしかしたらモノの構造自体に問題があるかもしれない。また、修繕に関しては、それほど高額な見積もりにはならないと思うので、業者の見直しが必要だと思う。

(委員)

一つの業者に絞らず、もっと広い知識を用いれば、よりよく修繕できるかもしれない。

【(4)について各団体より報告】

(委員)

ガラシャウィークに合わせてのぼり旗を設置する予定。今現在で地元での活用が見えてこない。綱引きやグラウンドゴルフ・花のコンテストなど、やってみたいことはあるが、きっかけがない状態。何かの機会に学校と協力して行事を行いたい。

(委員)

地域での行事はやってみたらよいと思う。それを支援するのが市の役割であると思う。

(委員)

古墳公園は自然の公園であり、ゆったりとする場所ではあると思う。多岐にわたる普段の利用のほうが重要だとは思われるが、活用したいという声があれば配慮をしていただきたい。他にも、恵解山古墳の利用に関する苦情などをよく聞く。いろんな人に恵解山古墳を知ってもらいたいし、自治会にも恵解山古墳公園をもっとよりよく利用してもらえるような回覧物が欲しい。

(委員)

そこで何ができるということを知ってもらうためには古墳だけでなく、公園全体が映ったチラシを作るのがよいと思う。

(委員)

日常の中で、虫取り等、子どもは積極的に公園を利用している。しかし、学校として積極的な利用はしていない。たけのこ掘りや、いも祭りで生涯学習課やふるさとガイドの方に古墳の説明をしていただいたり、掘ったタケノコを図工の題材にしたりしているが、それが活用と言えるのかわからない。せっかく近くにあるのに、上手に使えないというのが現状

(委員)

中学校での利用はない。今年度は特別支援学級のフィールドワークの行先として利用した。部活でたまに使う程度の活用しかしていない。小さい子や年配の方も利用されているので気を付けて利用するように指導はしている。

(委員)

歴史や数学・地学・測量・ホームルーム等で積極的に活用している。6年間の学校生活のなかで1度も恵解山古墳へ行かないということはない。しかし、学校から10分ほどかかってしまうので、部活や、自主的に使っている生徒は少ない。

(委員)

ふるさとガイドの会ではガイドブックの改訂に伴い、恵解山古墳の解説内容を増やした。今年8月にふるさとガイドの会の主催で子ども向けのワークショップを開き、恵解山古墳から出土した鉄刀のペーパークラフトを作った。実物大で2時間ほどで作れる。約40名の子どもに参加していただいた。そこで子どもに恵解山古墳について聞いてみたが、五小の子もは初めて来たと話をしていて、市内での普及もこれからだと感じた。

(委員)

全体的に活用がまだまだできていないというような印象。しかし、こちらが腰を上げれば答えてくれるような感じもみられる。

【案件1(5)今後の管理・活用・啓発について事務局より報告】

(委員)

長法寺南原古墳の史跡指定はもうされたのか。

(事務局)

史跡指定はまだであるが、指定を見越して市内の乙訓古墳群リーフレットの案を作成した。

(委員)

一つの古墳群で、古墳時代のすべてを語れる地域は極めて珍しい。なかでも恵解山古墳はシンボル的な古墳として、ますますその存在意義が認められるもの。そのような古墳がある長岡京市が中心となって引っ張っていってほしい。向日市と大山崎町と何か具体的な共同事業をする予定はあるか。

(事務局)

色々と連絡を取り合ってはいるが、具体的な共同事業はない。

(委員)

恵解山古墳は乙訓の中では、整備や歴史的意味においても群を抜いている。長岡京市が引っ張って一緒に事業をしてもよいと思う。

案件2 その他報告事項

【弟国宮遷都1500周年記念事業の実施について事務局より説明】

(委員)

弟国宮はどこまでわかっているのか。長岡京市にあるのか。

(事務局)

乙訓寺や角宮神社の周辺が推定地の一つとされており、それらの寺社は長岡京市域にある。具体的な発掘成果はない。

(委員)

弟国宮遷都1500周年に関しては好機ととらえるしかない。

(委員)

ここまでの話の内容を聞いている限り、活用がまだできずに足踏みしている状態。文化財関係の人間だけではなく、様々な知識を持った人からの意見を集約する場がこの懇話会。身近な存在としての古墳も大切だが、やはり活用としては何か企画が必要か。

(委員)

発信として何かのイベントはよいと思うが、企画する側もされる側も大変だと思う。また、継続性という点も難しいと思う。

(委員)

学校から発表する場がほしいという話は聞いたことがある。それを吸い上げてやってもらうのは良いと思う。

(委員)

できそうなことをやってみるのが必要かと思う。この会議のように周辺の学校も参加していただいている場があることは素晴らしいと思う。古墳公園が身近な存在であることも価値がある。イベントと恒常的なものを共に育てていけるよう、これからの活用につなげたい。

(事務局)

乙訓古墳群のリーフレットに関しては案の状態だが、印刷は今年度中であり、まだ修正する時間が十分にあるので、ご意見があればご指摘いただきたい。

【事務局より事務連絡】

閉会

 

お問い合せ

長岡京市教育部文化財保存活用課(図書館内)文化財保存活用担当

電話: 075-954-3557

ファクス: 075-954-8500

電話番号のかけ間違いにご注意ください!

お問い合せフォーム