長岡天満宮(ながおかてんまんぐう)
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菅原道真公が名残を惜しんだ長岡京
平安時代、菅原道真公は六歌仙の一人である在原業平とともにこの地で詩歌管弦を楽しまれたと伝わります。菅原道真公が九州の太宰府に左遷されたとき、名残を惜しんで木像を贈り、それをご神体として祀ったのが長岡天満宮のはじまりと伝わります。
京都随一!樹齢約170年のキリシマツツジ
樹高2.5mを超えるキリシマツツジが約70mの中堤の両側を囲む真紅の回廊は、息を飲む美しさです。見頃は4月中旬から下旬頃の1~2週間。つかの間の春の景色を見ようと、全国各地から観光客や写真家が訪れます。
キリシマツツジは長岡京市の天然記念物に指定されています。
秋はライトアップが幻想的な「錦景苑」へ
境内にはもみじ庭園「錦景苑」があります。名前のとおり紅葉を楽しむために造られた庭は、秋になるとまさに錦模様に。紅葉期には期間限定で夜間のライトアップも。昼とはまた違う幻想的な風景を楽しめます。
境内前に広がる八条ヶ池
長岡天満宮境内には、かつて八条宮家の別荘があったと伝わります。桂離宮を造営した八条宮智忠親王によって、境内の前に広がる「八条ヶ池」が整備されました。八条ヶ池周辺は「ふれあい回遊のみち」として整備され、池の上には中国・浙江省の西湖(せいこ)に浮かぶ島「三譚印月(さんたんいんげつ)」の回廊をモチーフにしてつくられた「水上橋」が架けられました。浙江省にある友好都市・寧波市から送られた「西湖紅蓮(さいここうれん)」をはじめ、カキツバタやアヤメなどの水生植物が八条ヶ池を彩ります。春には桜並木が美しいお花見スポットになり、長岡京市観光協会による桜のライトアップが行われます。
平安神宮を移築した社殿と近代和風建築群
長岡天満宮の本殿・祝詞舎・透塀は、昭和16年(1941)に桓武天皇とのゆかりから、平安神宮の社殿を移築されたものです。本殿は京都府有形文化財に、祝詞舎、透塀、手水舎等は長岡京市有形文化財に指定されています。境内地周辺には長岡禅塾や明治14年(1881)創業の料亭・錦水亭などもあり、京都府教育委員会の「京都府の近代和風建築」でも取り上げられています。
長岡天満宮 基本情報
住所 | 長岡京市天神2-15-13 |
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電話 | 075-951-1025 |
社務所受付時間 | 9:00~17:00 |
アクセス | 阪急「長岡天神」駅から徒歩10分 |