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第22回生活環境審議会会議録

  • ID:10734

日時

令和2年7月14日(火曜日)午後2時から4時15分まで

場所

長岡京市役所北棟4階 大会議室

委員の出欠

白石 克孝(龍谷大学副学長・政策学部教授)

小幡 範雄(立命館大学政策科学部特任教授)

奥谷 三穂(京都府立大学地域未来創造センターCOC+客員教授)

山川 肇(京都府立大学大学院生命環境科学研究科教授)

作田 和子(長岡京市商工会)

八木 仁美(長岡京市自治会長会)

瀧川 正子(長岡京市女性の会)

片山 洋子(長岡京市生活学校)

江川 宗治(長岡京市環境の都づくり会議)

木原 浩貴(京都府地球温暖化防止活動推進センター)

小林 茂(長岡京市地産地消推進協議会)

五十嵐 真由美(京都府乙訓保健所環境衛生課)

井ノ上 良浩(長岡京市環境経済部長)

木村 靖子(長岡京市教育部長)

<欠席>

的場 信敬(龍谷大学政策学部教授)

穴澤 裕之(長岡京市経済協議会)

神谷 昭成(連合京都乙訓地域協働会)

徳地 直子(西山森林整備推進協議会)

平木 安奈(市民公募)

項目

開会

新任委員、臨時委員の紹介

計画改定作業部会の設置について

計画改定スケジュール及び今年度ゴールイメージの共有について

議事1「会議及び記録の公開」について


会長:それではここからは議事ということで、皆さんの協議並びに議決をお願いする案件になります。まず議事1「会議及び記録の公開について」ということで事務局から説明をお願いします。

 

事務局:説明。

 

会長:本審議会の公開又は非公開について、委員の皆様にお諮りしたいと思います。過去の例、それから市の全体の方針に基づきまして、本審議会についても会議及び記録については、「公開」ということにしたいと思いますがよろしいでしょうか。

 

一同:異議なし。

 

会長:異議なしとのことですので、公開とさせていただきます。なお、傍聴制度も認められているのですが、本日は傍聴者はおられませんので、次の議題へと進みたいと思います。


議事2「市民等アンケート素案」について


会長:議事2「市民等アンケート素案について」事務局からの説明をお願いします。

 

事務局:説明。

 

会長:アンケート素案についての説明いただきましたが、何かご意見があればぜひお願いします。修正等も可能なものは今日させていただきたいと思っておりますのでいかがでしょうか。

 

A委員:新型コロナウィルスが1年で終息するというのは考えにくいと思うのですが、そういう環境下においてアンケートを取る場合とか、いろいろな審議をする場合に、念頭に置いておかなければならないことはないかなと懸念するのですが、いかがですか。

 

会長:事務局の方で考えていることがあればお願いします。新型コロナウィルスに関連するようなことは質問の中で扱い得るのかどうなのかということも含めたご意見だと思います。

 

事務局:市民アンケートを取るにあたって、郵送でこういうやり取りが発生する中での感染リスク軽減策とかそういった視点ということでしょうか。

 

A委員:こういう大きな社会的、世界的な問題が起こっている中で、長岡京市のアンケートを取る場合において、触れておかなければならないことはないか、いや、自然と話の中で出てくることだから無理にアンケートの中で一行入れるとか入れないとかそういう問題ではなさそうだ、ということならそれはそれでいいかなと思っているのですが。

 

会長:9月25日までに送ってくださいというアンケートになっています。環境の都としての今後の計画を作っていくということでありますが、何事も触れなくていいのだろうか、少しは触れながら政策に反映させていくようなやり取りも必要なのではないか、そういう理解でよろしいでしょうか。

 

A委員:そうです。

 

事務局:この素案を作った時点では新型コロナウィルスの関係に触れることは考えていませんでした。環境のアンケートを取るにあたって、冒頭市民の方への配慮の文言であるとか、あるいは環境の施策と関係することはないかなど、そういった点は改めて考えてみたいと思います。

 

会長:そのあたりは事務局で持って帰って改めて考えていただきますのでご了解願います。

 

B委員:校区ごとの環境への取り組みを見える化するというのは、どこかでされているのか私は知らないのですが、面白いというかユニークというか、よい取り組みだと思います。今の校区ごとの責任者というか推進者というのは決まっているのですか。

 

会長:単位としては校区ということですが、具体的に推進していくようなあり方はどのようになっているのか、ということですね。

 

事務局:校区を核にというところですが、具体的にどのように市民協働で環境のことを推進していくか、まだぼんやりとしたイメージしかないというのが正直なところではあります。そういった点も含めてアンケートの中でもいいアイデアをいただければと思っています。校区の代表者がおられるかどうかということにつきましては、校区の代表者という言い方はできないかと思いますが、10小学校区ある中で、8の校区で校区コミュニティ協議会という団体があります。校区コミュニティ協議会の中には、その校区に属する自治会やPTAや青少年健全育成推進協議会などいろいろな地域の団体が連絡協議会のような形で校区の単位で集まっていただいており、活動をされています。校区での環境の取り組みを推進するというときには、行政としてはここへのアプローチになるのかなと思っています。

 

B委員:10小学校区ある中で、校区の中に多数の自治会があると思うのですが、連絡し合うような組織がある校区が8つくらいあるということですか。

 

事務局:そうです。

 

B委員:残りの2校区についても、そういうものを作ってもらって推進していこうと考えておられるということですか。

 

事務局:校区コミュニティ協議会が今ない校区で作るかどうかについては、我々の方で答えは持っていません。今既にある校区についても、設立の仕方が決まっているわけではなく、地域の特性に応じて、核となる団体を元に設立されていったと聞いております。校区の中で環境への取り組みを進めていくわけですが、一度に10校区同時に進めていくというのは難しいと思われますので、今既にある校区の中から、環境部会というような部会を作っておられるところにまずは働きかけて、順々に広げていければと思っています。

 

会長:ほか何かご意見ございますか。

 

C委員:5点ほど細かい点も含めて提案ですが、採用頂けるかは事務局にお任せします。脱炭素が今非常に重要なテーマになっています。2050年に実質ゼロにしなければいけないのだということをご存じかどうか、ということを聞いていただけるといいかなと。その認識度は次の計画づくりに間違いなくベースになるところかなと思いますのでぜひお願いします。できれば脱炭素社会をどう捉えているかみたいなところまで踏み込めるとありがたいです。2つ目は、問18などの家電製品の使用などについての項目についてです。このあたりはもうそこそこ実施率がかなり高くなってきているところじゃないかなと思っています。重要ではあるのですが、前回結果から継続して高い実施率が想定されるようでしたら、他の設問が増えていることもありますので、減らせるところは減らしていくという考え方もあるのではないかと思います。気候変動対策についてこまめなところというのはだいぶ皆さん浸透してきましたので、次のステップに行きましょうと、そういうメッセージを盛り込むようなアンケートにすればと思います。3つめは問14です。適応について書かれていますが、〇が1つということになっています。拝見すると全部やらないとまずいのではないかというような気がしていまして、私がこれを問われると1つだけ選ぶのはしんどいなと思うところです。例えばそれぞれ重み付けをするなり、複数回答を可とするなりいろいろな選び方ができるようになればいいなと思います。4つ目、COOL CHOICEとかRE Actionはカタカナで書くのがよいのか、正式名称を書いてカタカナのルビを入れるのがよいのか、正式名称の方が行政のアンケートとしてはよいかもしれません。最後に、前回アンケートと合わせていただければよいのですが、アンケートは最初に事実や意見を聞いて、最後に個人的な属性を聞くというのが答えやすいと言われていたと思います。D委員にぜひお直しいただければと思います。最初に個人的なことを聞かれていますが、属性は最後でもよいのかなという、アンケートの技術的な話です。以上、必ずというものではございません。お任せ致します。

 

会長:アンケートに関するコンサル業者にも入っていただきながら修正を加えていくということでしたが、今のC委員のコメントについて事務局から何かレスポンスがあればどうでしょうか。

 

事務局:今5点ご指摘いただきまして、どれももっともなことだと思います。基本的に何らかの形でご意見を踏まえる形で修正していきたいと思います。

 

会長:皆さんにもご確認いただきたいと思いますが、問18、家電製品の使い方についての現状、将来というところの質問です。前回のアンケートを踏まえ、同じ質問を入れたということでしたが、既に質問自体があまり調査をしても意味を持たないくらいの到達点になっているのではないか、ということでした。委員の皆さんの方からも、ご意見があれば聞いておきたいと思います。よろしいですか。

それでは、事務局から答えていただきましたように、基本的に意見を踏まえるということでしたので、その他の部分含め、何らかの形で意見を反映できるようにアンケートに工夫をお願いします。

 

A委員:項目1つを○しなさいというのがありますが、並んで大事な点があるので、1つに○じゃなくて複数回答の方がいいかなと感じました。

 

会長:複数聞くなら全部○、市の取り組みとすれば重点はどれかということですが、聞き方として何が重要かと聞かれてしまうと、どれもが重要じゃないかと思ってしまう人も出てくると思います。1つに絞るのであれば、文章を変えないとだめだと思います。文字通り何が重要かを聞きたいのであれば、単純回答ではだめだと思いますので、事務局に持ち帰って検討してみましょう。

 

D委員:1つ目は先ほどC委員が言われた個人属性の件ですが、プライバシー的な感覚で答えにくい人もいると思いますので、最後にあった方が答えてもらいやすいと思います。それから全体的な話ですが、計画の進捗管理や目標達成ということを考えるときに、ターゲットとする行動を置いておくものがある場合は、その行動について聞くというのが必要だと思います。前回との比較のための設問がまさにそれであるということならいいのですが、気候変動関係や、他の分野も含めてもっと進めたいという行動目標があるなら、それをフォローアップしてはと思います。アンケート調査でまずここまでの二期の総括としての行動を確認するのか、三期に向けての初期状態を確認するのかという視点があった方がいいのかなと思いました。具体的にどうするのかという話までは、私自身あるわけではないのですが、そのあたりはどのように考えていらっしゃるか教えていただければと思いました。最後3点目ですが、ごみの分野で言いますと、これからのことを考えると使い捨てプラの削減のことと食品ロスの削減のことについて、具体的にターゲットとする行動というものを考えて、それをどう進めていこうかという話にしていくべきじゃないかと思っています。今使い捨てプラがちょっとだけ入っている感じですが、ちゃんと組み込んでいただいた方がいいかなと思います。併せて、指定ごみ袋を導入してやり始めているところですので、指定ごみ袋に関する中間評価的な設問はあった方がいいのかなと、ごみの関係からは思いました。

 

会長:温室効果ガス削減の設問が中心に見える部分があるかと思います。いくつかの政策項目について、もう少し加えた方がいいのではないかという意見は、市役所の他の部署からも出てくるかもしれません。D委員の意見についてはどうですか。

 

事務局:設問の意図を明確にということで、二期計画の総括なのか、三期に向けての現状なのかといったことについて、若干作成過程で設問の意図がぼやけているところもあったかと思います。D委員ご指摘の視点で再度確認してみたいと思います。設問が全体に温暖化関係に偏っていますのは、今回三期計画を作るにあたって、温暖化対策実行計画(区域施策編)も混ぜ込もうということになっているため、どうしても温暖化に関するウェイトが多くなるという事情があります。一方でごみの問題に関しては、庁内照会の中で、ごみを所管する部署の方からこういったものを入れてくださいという要望をいただいていますので、設問を追加する予定にしています。

 

E委員:脱炭素というのと低炭素というのが2つ入っています。脱炭素社会を目指すという表現がある一方で、問22・23の設問で低炭素社会となっているので、明確にしておく必要があるかと思います。前回の時にキーワードなんかをまとめたように思います。それを受けてということであれば、脱炭素で統一した方がいいと思います。アンケートについて、口頭で、廃プラスチックや温暖化適応について新たに入れているという説明をいただきました。その趣旨を口頭で説明いただきましたが、資料でまとめていただけると分かりやすいと思います。あと問7について、前回比較しますという記号があって、10年前との比較で不法投棄とかポイ捨てについて聞くようになっています。相当前の時代にこのように聞くのなら答えられると思いますが、たぶん状況が変わってきていると思いますので、10年前と比べるのはいいことですが、前回と比較する必要があるのかなという気がします。10年前という表現は変えた方がいいのかなという気もしています。

 

会長:低炭素か脱炭素かというのは、委員会としては脱炭素で統一していくべきだということです。

 

事務局:ご指摘の低炭素、脱炭素に関しては素案を作った後に、庁内からも既に指摘をいただいておりまして、表記は脱炭素の方でいきたいなと庁内でも言っています。問7について、右上に前回比較と入っていますが、文言がずれてしまっているものです。問8にかかるものなので、問7に関しては前回比較を想定したものではありません。

 

E委員:10年前のイメージと今のイメージというところの表現を変えるのは可能だということですね。あと、夏の猛暑、冬の暖冬という表現がありますが、異常気象という表現にするとか、あるいは不法投棄・ポイ捨てのところをプラスチック関係の選択肢にするとか、そういった文言に変えることも可能ですか。

 

事務局:文言を変えることは可能です。

 

E委員:文言については検討していただければと思います。新型コロナの話が出ましたが、総合計画の方では、基本的な方針のところにコロナの流行や、新しい生活様式を求めるとかいうことに言及しています。環境の場合は自然災害の部分に入ってくることがあり得ると思いますので、検討が必要です。

 

F委員:問29の選択肢に、「廃棄物やし尿・浄化槽汚泥の適正処理」というものがありますが、一般の人にどういうことを言っているのか分かるかな、という気がしました。汚泥のリサイクルということを考える人もいるのかなと思いまして、そうなるとこれを選ぶ人はいるのかなと思ったのでお聞きしました。

 

会長:○が1つということについての議論もありますが、選択肢がどういうことを指しているのか分かりづらいので、選ぶ人が減るのではないかというご指摘ですね。

 

事務局:汚泥の処理は市町村の役割になりますので、市民の方にとっては適正に管理していただくということを指しているかと思います。適正処理という表現については、例えばごみを集めた後、しっかりとリサイクルに回していただいているかといったことです。表現の工夫については再検討させていただきます。

 

G委員:項目を1つだけ選ぶところがいくつか答えにくいところがあるということに関連してです。前回の計画を作る時も念頭に置いていたのは、市民アンケートは、政策をどう浸透させるかということだけではなく、今市民の皆さんが環境に対して何に一番関心を持っているかとか意識をはかるということに意義があると思っています。そういう視点から言うとC委員から指摘のあった問14の他に、問22、23、29、31、33、34、35、これらは全て最も重要なことは何ですか○を1つという聞き方をしているのですが、優先順位、あるいは関心が高い順に1、2、3、4、5を入れなさいとか、そのようにすると市民の関心度も分かると思います。あと太陽光発電の設置についての設問がありますが、マンションの方が答えにくいように思いますので、何か配慮した選択肢がいるかなと思いました。

 

会長:1つというところは政策として何が重要かという聞き方ではなくて、何にご自身が関心が高いですかというような聞き方をするというアイデアをいただきました。C委員のご指摘と併せて検討いただけたらと思います。最後のところも、住まいの仕方によって変わってくるところがありますので、皆さんが答えやすい聞き方にしてもらえればと思います。以上、修正の方向とか文言については、事務局並びに会長の方に一任いただくということでよろしいでしょうか。ありがとうございます。

ここで換気のため、会議を一時中断させていただきます。

 

会長:会議を再開します。先ほどの市民アンケート問7のところで、I委員から、ポイ捨て等の状況というのは、街の美化という点でいくと、街中はともかく山の中やいろいろなところでは、まだまだ問題があるような気がするので、ぜひ把握をしてほしいというご意見があったということを追加紹介いたします。

 

議事3「第二期環境基本計画実施計画進捗報告書令和元年度評価結果」について


会長:次は議事の3番目「第二期環境基本計画実施計画進捗報告書 令和元年度評価結果について」ですが、初めての委員もおられますので、令和元年度の時期も含めて中身をご説明していただきたいと思います。

 

事務局:説明。

 

会長:確認したいのですが、進捗報告書を今日これで確認をして認めなくてはいけないという議事内容の確認をしたいと思います。巻末に生活環境審議会の評価・意見及び市の考え方というページがありますが、今日この後出る質問や意見がここに書き込まれる形になるのか、意見によっては本文そのものをこの場で訂正する議論をするのか。全体の確認をするということと、巻末のページの関係のところの説明お願いします。

 

事務局:巻末の生活環境審議会の評価・意見及び市の考え方のページについて、今空欄にしていますが、毎年この冊子を作るときに設けさせていただいているページです。ここに掲載する発言というのは、この後質疑応答いただいた中で、単純な事実確認など、基本的なことは省きますが、それ以外の意見についてここに掲載することになります。必要に応じて冊子の中身の修正等のご指摘もいただいて、最終、例年でしたら会長と事務局に一任いただくような形で微修正を加え完成させています。意見としては、一通り巻末に載るということです。

 

会長:分かりました。そのような流れで報告書の承認をしていただくことになります。修正等については本文も含めて可能ですので、いろいろな質問やご意見を出していただければと思います。

 

D委員:P12の資源循環型社会の形成の(1)①廃棄物の発生抑制というところなのですが、取り上げておられる活動が発生抑制というよりは資源化の話ですので、項目名を変えるか、少し表現を検討いただいた方がいいかなと思います。

 

会長:第二期環境基本計画はその進捗を管理するということで始まりました。このタイトルや見出しや項目は、計画を作ったときのものです。この計画期間が終わるまでは、これでやっていこうということで引き継がれてきました。タイトルや見出しと内容がずれてきていることについては、ご指摘いただいたとおりで、実施計画の進捗管理の中で、あまりにも✕や△ばかりで、それをやることに意味や価値がないのではないかということで見直していった結果でもあります。正しくは今ご指摘のとおりです。どうしますか。見出しを変えることにこだわらないという意見がまとまればそうしてもいいと思います。委員としてはスタートのときから同じ見出し、項目で、比較可能なようにということでやってきました。昨年実施計画を調製しましたし、この見出しの方も可能ということであれば検討したいと思います。事務局どうですか。

 

事務局:私も平成30年度からここに就任をさせていただいて、基本的に見出しはこのような形でということでうかがってきたのですが、委員の皆さまの総意で若干変えていくということであれば、それでもよいのかなと思います。

 

D委員:こだわっているわけではありませんので。そういうところがありますよということを報告しておきます。

 

会長:2.(1)①の見出しが、少し内容と合っていないというご指摘でした。

 

G委員:P4の薪ストーブの設置助成とか薪購入助成の関係です。結果はここに書いてある通りだと思いますが、やむを得ないことがあって△ということになっています。薪の関係は私も薪の暮らし推進協議会をやっていることもありまして気になるところです。薪の原料としてきた被害木が一定整理できたので今後も供給量を確保するのが難しいと書いてあるのですが、一方でP17の西山の森林のCO2吸収量のところは◎で、間伐が進んでいるとなっています。薪ストーブに使う薪については広葉樹でないといけないということはなくて、こちらで間伐されるスギ、ヒノキといった針葉樹でも使うことができますので、そのあたりも今後森林組合を担当されている課になろうかと思いますが、西山の森林の間伐材の資源化ということも併せて考えていただければと思います。

 

会長:今のG委員の指摘されたところはまさに巻末のページに書き足すようなご意見だと思います。今ここで関係者の即答を得ることは難しいと思いますが、今のG委員のご発言に対して、事務局の方からコメントがあればお願いします。

 

事務局:いただいたご意見はもちろん森林整備部署と情報共有させていただきます。必ずしも病害虫の被害木でないといけないのかという質問は投げかけたことがありますが、例えば間伐地から搬出することが難しいなど、薪にするには一定条件があるというのは伺っております。改めてもう一度情報共有はしていこうと思います。

 

C委員:P4にあります再エネの世帯普及率に関して、今後も相当重要な指標になるはずなのにデータが取れないという話はすごくもったいない、どうしたものかなと思っています。関西電力の買電の数が把握できないというのはあるかと思いますが、国のFIT制度の情報公開のところでデータベースを見ますと、市町村別の導入(認定)件数が見られます。それによると、2019年3月で導入件数(新規認定分)810件、2020年3月で導入件数(新規認定分)884件なので、10kw未満の家庭用や、事業所でも小さいものが70件以上はついている可能性があるかと思います。これまで見てきた関西電力の買電というのと少し指標が変わってしまう可能性はありますが、過去のものも含めて見られるかもしれません。重要なところなので補助金利用のあった件数ではなく、別の見られる指標が欲しいなということで発言させていただきました。

 

会長:C委員が言われたようなところを確認いただいて、活用可能であれば過去の分を含めて調べていただければと。そういったことも巻末のページにコメントとして残していただければと思います。来年度以降どう使うかについては改めて確認をすればいいかと思います。

 

B委員:公共施設における太陽光発電システム設置状況のところですが、それぞれの施設の事情があってこうなっているのだと思いますが、個人の家ならともかく、公共施設のソーラーの設置にしては小規模のものが多過ぎるのではないかと思います。発電量の大きいものの設置を、市なら頑張ったらできるのではないかと思ってしまいます。例えば長法寺小学校は0.912kWというスケールですが、初期の頃だったという事情があったのかもしれませんが、並べて見たときに、実験的なものみたいな感じがします。最近ついた第六小学校も、4.32kWと言えば一般家庭と変わらない規模だと思います。公共施設での太陽光発電システムの発電量を、市がもっと頑張っていかないと、市域全体の再生可能エネルギーの導入数字が広がっていかないのではないかと、個人的には思います。水力発電はどこにあるのですか。

 

事務局:北ポンプ場にあります分は、ここには掲載していません。

 

B委員:北ポンプ場の分もどこかで表現してほしいと思います。その発電機はどのくらいの出力値を公表しているのですか。

 

事務局:北ポンプ場は22kWクラスです。

 

B委員 実際の発電量は。

 

事務局:把握はしています。今は申し訳ありません。手持ちの資料がありません。

 

B委員:新庁舎建設にあたっての設置についても、発電量をもう少し頑張ってほしいという話でした。公共施設の建設が増えればいいというわけではありませんが、発電の量的なものは、もっと頑張っていかないといけないと思います。

 

会長:2点ご指摘をいただきました。前半の、もっとパネルを設置可能なのではないか、これについては事務局に答弁いただく形にします。2つ目の、水道施設に設置した小水力発電については、「公共空間における再エネの導入」ですので、そういう施設があって、発電量はいくらで、最大出力は何kWだということを本文に書いておいた方がよいと思います。最初の質問についてはいかがでしょうか。

 

事務局:各施設の発電量が小さいということについて、家庭向けが10kW未満と言われていますので、家庭向けくらいの規模のものが多いというのはご指摘の通りです。我々環境の部署としましては積極的にパネルを付けてほしいと思っています。ただ、庁内の合意形成の過程で、様々な意見を集約して結果としてこうなっているというのはご指摘の通りです。新庁舎の方でも、環境面についてのアプローチは行っています。当然、今後新設・改修される施設があれば、そちらについても積極的に再エネの拡大を進めてほしいというのは、環境部署として積極的に推していきたいと思っています。

 

会長:そういう形で巻末のページにご意見を書き留めていただければと思います。

 

B委員:西代里山公園も最近付いたと思いますが、ここもスペースはあるし、環境の取り組みのPRにもなるいい場所だと思います。ですので、もう少し頑張ってほしい、今後増設する機会があれば発電量をアップしてほしいと思います。

 

会長:どの公共施設にも言えることですが、既設の部分についてもどう考えているか、積極的な課題と受け止めているということを、意見に対する返事として書くような形の報告書にしていただければと思います。もちろん、増設しますと言い切れないのは承知していますが、その方向も含めて今後意見を出していくということを返答として書いていただければと思います。

 

E委員:P11のところで、急速充電器の利用が◎というのはいいのですが、二酸化炭素の排出を減らすといったことが国の政策として、と書かれているところが、ここだけ全体を見たときに違和感があります。300台が459台に増加しているということは、増加の理由があったのか、もし書ければ頑張っていることをかけばいいと思います。さらに、市役所の充電器が設置できれば今利用できない状態でも、今後利用が増えるという感じで書いて、◎というのを積極的な書き方にしてもいいのではないかと思いました。

 

会長:P11のところは、ここだけ国の政策としてと書いていますが、他はみんな長岡京市としてやっていることを書いています。長岡京市としては電気自動車の普及促進を図っているということでいいのではないかと思いますので、ぜひ本文を直していただけたらと思います。他にご指摘のあった意見については、事務局で検討をお願いします。

 

H委員:市民活動サポートセンターのところです。私達もこの団体の1つなのですが、サポートセンター自体はあまり知られていないのではないかという認識です。団体同士のつながりというか、そういうものを強めていただけたら、こういう環境問題についても皆さんで相談できるのではないかと思います。P8のグリーンカーテンについてです。いつも表彰を行っておられます。今年はすごい雨でゴーヤがすくすくと育っています。私のところでもたくさんゴーヤができて、グリーンカーテンはどこもすごいカーテンになっているのではないかと想像しています。先ほどソーラーパネルの話がありましたが、7月4日の九州豪雨でソーラーパネルを付けておられる家が水浸しになっているのを見てショックでした。こういう災害がなぜ起きるのかということを考えますと、やはり私達が便利だからと自動車に乗ったり新幹線に乗ったり、CO2をたくさん出しているからだと思います。私達自身が意識改革をしていくことで、少しでも災害が起こらない未来にしたいと思います。7月1日からごみ袋の有料化がされました。スーパーに行った時に、以前よりマイバッグを持ってきてくださっている人が増えたように思います。全国的に有料化になってよかったなというのが第一印象です。ただ、もっと早く全部を有料化にしてほしかったです。環境問題に対しての意識をもっと早く皆さんに持っていただけたのではないかと思いました。環境用語集についての質問ですが、「熱中症の件数」が書かれてあるのですが、これは長岡京市の数値ですか、それとも京都府ですか。例えば昨年は71,317人と書いてありますがどうなのでしょうか。

 

事務局:答えを今持っておりませんので、調べてお答えします。

 

会長:いろいろご意見をいただきました。巻末のP35のところに書き込んでいただくということでお願いします。何か事務局からあればお願いします。人数については確認の上、用語集に追記をお願いします。

 

事務局:最初にいただきました団体同士の連携についてです。もっと連携の機会をというのは、そのとおりだと思います。連携を深める取り組みというのもなされてきたことと思いますが、なかなかそれを急激に実感する機会というのはないのかなと思います。サポセンを所管する課とは、そういったご意見をいただきましたということで情報共有させていただきます。次に災害で家が流されたというニュースですが、非常に悲しいことが現実に起こっています。我々が便利に便り過ぎて環境が変わってきているということですので、再エネの普及を進めると同時に、やはり、省エネということも考えて、生活そのものを見直していくということは必要なことなのだろうと思います。温暖化対策は再エネと省エネと両輪だと言われています。熱中症件数については、調べて還元させていただこうと思います。

 

F委員:先ほどH委員さんのおっしゃられたP28の市民活動サポートセンターの管理運営に関してです。△ということで、もっと知ってもらえるように広報活動などを、ということだったと思います。実は私は今年からサポセンの理事の1人にならしていただいておりまして、きずつなく思っています。△ということで、代弁するわけではないのですが、今までの理事さんの話を聞いていると、かなり改善をしてこられている途中なのかなと思っています。団体登録を180団体ということが、かなり背伸びをした数字なのかなと思います。団体登録は微増、この4月から少し増えてはいるかなと思っています。ボランティア団体の登録なのですが、サポートセンターに登録していない団体さんはたくさんあると思います。ここに登録するともっとサポートしてもらえるとか、そういったアピールが必要なのかなと今の理事さん達と話しています。アピールの1つとして広報がありますが、広報紙はずいぶんと変わりました。年4回のうちの4月号が1回、7月号はもう配布されていますが、視覚に訴えるように写真やカラー刷りでできていますので、ご覧いただければと思います。今まではサポートセンターや市役所などにしか置いていなかったのを、各自治会でも配布してもらえないかとか、インターネット配信も行われていますので、これから少しずつ変わっていけるのかなと思っています。

 

会長:ここのところは最初の目標の設定の時点から書き換えられた経過のあるところでして、おっしゃるように少しずつ新しい課題設定のところで改善していったと思います。事務局の方でコメントありましたらお願いします。

 

事務局:今、F委員からおっしゃっていただいたとおりだと思います。このサポセンに限らず、環境政策の中でもそういった交流の機会であるとかPRの機会をということは常に意識をしています。今後も関係課と連携しながら施策を進めていきたいと思っています。

 

会長:H委員が言われたことは、担い手という視点で重要な課題ですので、量的な書き方だとなかなか難しい部分がありますが、質的な書き方も工夫をしながらということで一旦引き取らせていただきたいと思います。量的には△であっても質的なコメントはもう少し加えてもいいのではないかと感じましたので、資料を改定した上で、どうなったかということを巻末に書き足すような形になるかなと思います。今までのところで、いろいろ書き直しの指摘や意見がありました。巻末の一覧に整理しながら、最終的な書きぶりについては、会長と事務局の方で責任を持ってやらせていただきます。そういう形で進捗報告書令和元年度評価結果というこの報告書の確定をしたいと思いますが、よろしいでしょうか。ありがとうございます。それでは議事は以上ということで、その他事務局から連絡事項をお願いします。


その他


事務局:まず、先ほどH委員からご意見いただきました熱中症件数についてです。こちらは総務省消防庁調べということで全国の数字ということでした。

 

事務局:事務局からの新たなお願いということになりますが、いわゆる「たばこ」の問題について、受動喫煙対策に関する諮問を審議会にさせていただきたいと思います。内容としましては、駅前ということで、JR長岡京駅、阪急長岡天神駅、阪急西山天王山駅の3駅の周辺における公共空間の喫煙のあり方について諮問の方をさせていただきたいと考えています。審議の方法につきましては、こちらの審議会に、医療機関、商業関係それぞれ1名、計2名の方を招致致しまして、意見を聞いていただき、ご議論をいただきたいと考えています。規則第5条4の中に、審議会は必要であるときには、関係者の出席を求め意見を聞くことができるとなっていますので、その規定に基づくものです。審議の流れとしましては、8月の審議会で諮問をさせていただきたいと思います。部会になりますので、会長様に代表して諮問をお受けいただく形で考えています。そして11月に本体会議を開かせていただいて、そちらに関係者をお招きし、意見を聞いて、協議検討を重ねていただけたらと思います。最終、来年2月に答申をいただけたらというような形でスケジュールの方を考えています。

 

会長:受動喫煙対策、駅前3駅の喫煙のあり方について諮問を市からいただくというご相談をいただいたもので、今ご紹介いただいた流れで進めていきたいと思います。具体的には8月の部会のところで代表して私と副会長とでこの議題を一旦お預かりして、改めて全体会議のところで議論をしたいと思います。11月の審議会全体会議では、先ほど言われましたように関係者を招致しての議論ということで、審議会としての答えを導き出しながら、最終的には2月の本体会議のところで答申をまとめるという形で進めて参りたいと思います。ですので、委員の皆さまのご出席をよろしくお願いしたいと思います。他に事務局から連絡事項がありますので、引き続きお願いします。

 

事務局:今年度環境フェアのご案内。


※委員名のA、B、C等は発言順に付番しているもので、他の会議録の委員と一致するものではありません。


お問い合わせ

長岡京市環境経済部環境政策室脱炭素・環境政策担当

電話: 075-955-9542

ファクス: 075-951-5410

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