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現在位置

第28回生活環境審議会会議録

  • ID:13314

日時

令和4年8月23日(火曜日)午後2時30分から午後4時15分まで

場所

長岡京市役所北棟4階 大会議室A

委員の出欠

白石 克孝(龍谷大学副学長・政策学部教授)

小幡 範雄(立命館大学政策科学部特任教授)

奥谷 三穂(京都府立大学 京都地域未来創造センターCOC+ 客員教授)

的場 信敬(龍谷大学政策学部教授)

穴澤 裕之(長岡京市経済協議会)

八木 仁美(長岡京市自治会長会)

髙坂 洋子(フードバンク長岡京)

數井 美智子(長岡京市環境の都づくり会議)

徳地 直子(西山森林整備推進協議会)

木原 浩貴(京都府地球温暖化防止活動推進センター)

池田 真之(市民公募)

小林 哲(京都府乙訓保健所技術次長兼環境衛生課長)

<欠席>

谷村 眞見(長岡京市商工会)

仙道 洋平(連合京都乙訓地域協働会)

瀧川 正子(長岡京市女性の会)

項目

開会

議事1:会議及び記録の公開について

会長:それではさっそく議事に入っていきたいと思います。本日の会議も円滑に進められますよう、皆様のご協力をお願いしたいと思います。まず議事1番目、会議及び記録の公開についてということで、事務局から説明をお願いいたします。

事務局:長岡京市では、審議会等の会議の公開に関する指針におきまして、審議会等は原則公開としており、審議会等の会議の公開または非公開の決定は、審議会等の長が、当該審議会等に諮って行うものとする、と規定しております。会議及び記録の公開につきまして、よろしくご審議願います。

会長:それでは本審議会の公開または非公開について、委員の皆様にお諮りしたいと思います。本審議会につきましても、指針に基づいて、会議及び記録については公開ということでよろしいでしょうか。

一同:異議なし。

会長:ありがとうございます。異議はございませんでした。本日は、傍聴者がおられますので、3名の傍聴者に入場いただきたいと思います。どうぞ、ご入場くださいませ。

~傍聴者入場~

議事2:第二期環境基本計画実施計画令和3年度評価及び第三期環境基本計画始動後の新たな取り組みについて

会長:ありがとうございます。それではさっそく2番目の議事、第二期環境基本計画実施計画、令和3年度評価、そして第三期環境基本計画始動後の新たな取り組みについてということで、議事を一本にまとめております。提示資料のとおり、第二期環境基本計画の令和3年度の評価というのは、丸を付けたり三角を付けたりバツを付けたりする中で、特筆すべき事項や取り組み、紹介すべき事例などについてまとめていくというやり方をとっております。そして今回は、皆様のご尽力で策定しました第三期の環境基本計画が始動されるということになりますので、そこについての新たな取り組みについての意見交換をして、皆様の英知をいただきたいというように思っております。では事務局の方から説明をお願いいたします。

事務局:では、資料を共有しながら進めていきたいと思います。資料2の方をご覧ください。今日の会議では、第二期環境基本計画の最後の年度である、令和3年度分の実績評価について、ご意見をいただく議題と、こういうことになります。既に今年度、令和4年度から第三期環境基本計画が始動しているところでありますので、所々第三期環境基本計画で始めた新しい取り組みにも触れながら、説明したいと思います。資料2のですね、まず1ページ目からがハイライトということで、特筆すべきトピックのうち、いくつかを抜粋しています。令和2年度に続き、環境フェアを中止ではなく、ラジオを中心に行ったことをまず1ページにご紹介しております。続いて2ページにいきまして、環境の都賞についてです。続いて、環境基本計画の改定の議論の中でもご紹介したことがありますが、サントリー様とのペットボトルの水平リサイクルの協定、そして補助件数が伸び悩んでいた薪ストーブ設置補助や、窓の断熱改修補助を、補助メニューという形で整理し、一本の制度とした、クールチョイス実践補助金、こちらも令和3年度から始まったということで、ハイライトとしてご紹介しております。この最後のですね、クールチョイス実践補助金に関しましては、その他の補助メニューとして、太陽光と蓄電池の同時設置補助、電気自動車やPHV、燃料電池自動車といったいわゆる次世代自動車の購入補助があります。ちなみに令和4年度からはですね、自立分散型エネルギーの推進、また災害対策という観点から、家庭用燃料電池、いわゆるエネファームへの補助を加えているものです。さらにですね、この8月1日からは、コロナ禍という厳しい状況の中、燃料高騰の影響を受けにくいライフスタイル、ビジネススタイルへの促進策ということで、太陽光と蓄電池の同時設置の補助の受け付け枠をですね、いつもでしたら年度途中で受け付け枠上限に達するのですが、その枠を大幅に増加しました。また、個人のみを対象としていた次世代自動車の購入補助についても、法人向けの枠も別途設けて、拡充をした、ということであります。続いて4ページにまいります。主要指標である再エネ世帯普及率については4.88%ということで逓増をしております。続いて右側の5ページにまいります。こちら公共空間における再エネの導入ということで、若干令和4年度に入った取り組みにはなりますが、せっかくですのでご紹介したいと思います。説明している文章としては本文の2段落目となります。令和4年度の実績にはなりますが、令和4年5月に締結した、株式会社村田製作所様との協定のもと、再整備中のJR長岡京駅東口駅前広場に、同社の協力で太陽光パネルや蓄電池を設置し、広場の電力を再エネで賄う取り組みを予定しています、ということで、詳しくは別添資料として、資料5の方もご覧ください。ご覧の通りですね、令和4年の5月19日、四角の一つ目ですが、こういった趣旨の協定を締結しました。いわゆる包括連携協定ということで、まちづくりの理念とですね、協力し合いましょうと、そういったことを協定しているものでして、これに基づき、個別の取り組みを今後進めていくと、そういう種類の協定でございます。その取り組みの第1弾として記載しているのが、四角の二つ目、小見出しの右の方を見ていただくと、JR長岡京駅東口のゼロカーボン化ということであります。市はこの4月1日に2050年ゼロカーボンシティ宣言を行いました。そちらが資料3ですね。市長自身に、4月1日、報道にも公開した中で宣言を行っていただいたということであります。この実現のために、市民・団体・事業者との協働ということをうたっているわけですが、その位置付けの取り組みでもあるということになります。資料5に戻っていただきます。村田製作所様のことが書いた資料5ですね。左下の写真をご覧ください。JR長岡京駅の東側、写真ですと下側が東に当たるのですが、ここに市所有の駐輪場があります。その屋根に村田製作所様協力のもと、太陽光パネルを敷設しまして、駅前をゼロカーボン化にしようという取り組みでございます。年間発電量は6万kWh前後の予定ですので、パネルの出力としては50数kW程度と、まだ確定はしておりませんが、そのぐらいの規模になるだろうということになります。ですので一般家庭が付ける太陽光パネルの10倍強ぐらいの出力と思っていただけたら、と思います。年間のCO2排出削減量としては、約26トンを見込んでいるという、そういった事業になります。そしたら資料2に戻っていただきまして、続いて6ページの上段です。本文第2段落のところですが、住民参加型の再エネ普及施策として、こちらも令和4年度に入っていますが、5月16日、市は、株式会社ボーダーレスジャパン、及び市内ごみ収集事業者3社と、CO2ゼロで行うごみ収集事業協定を締結しました。ということで、市民が太陽光パネル設置によって生み出した環境価値、つまりCO2排出削減効果ですね。これを価値化し、市内の燃えるごみ収集事業者が購入することで、理屈上CO2ゼロでのごみ収集を実現しようという取り組みです。令和4年度の実績ではありますが、この仕組みの確立のため、令和3年度に関係者と調整を行ってきたということで、記載させていただいております。こちらことを詳しく説明したものが資料の4です。NHK様にも報道いただいた取り組みでございまして、やや中段から下段のイメージ図をご覧ください。イメージ図の真ん中に市役所があります。その協定締結事業者ということで、上にハチドリソーラー(ハチドリ電力)、こちら株式会社ボーダーレスジャパンという会社が運営しているものです。そして下にいきましてごみ収集事業者様3社、これらの5者で協定を締結しました。そして何をどういうモデルでやるのかというとですが、矢印の1番から順に見てください。まず、市の協定事業者であるハチドリソーラー様が長岡京市民に対して①番のパネル設置の営業をされます。いわゆる初期投資ゼロの0円ソーラーというプランの営業をされます。そしてですね。長岡京市民の方に対して、長岡京市のCO2ゼロで行うごみ収集事業に協力いただけませんか、ということで同意をいただいて、会員登録という形をとりましてですね、環境価値の提供としてCO2排出削減効果を譲渡してもらう、そのことに同意をいただくということになります。具体的には太陽光パネルを付けられて、発電した電気の自家消費量ということですね。自家消費した電気というのは、元々は化石燃料由来の電気を購入していたところが、再エネ電気に置き換わるということになりますので、その分がCO2排出削減効果として認められるということで、③番、京都府に対して認証価値化の申請を行います。そういった制度が既にございます。こちら京‐VERクレジットという制度になりまして、その事務局は京都府が担っています。そちらに市が、真ん中に記載している「長岡京市CO2削減クラブ」という名義でですね。任意団体の形で認証価値化の申請を行います。そして認証が認められましたら、それを④番、購入ということでごみ収集事業者様に買っていただくと。規模としては数万円くらいの取引です。現在、ごみ収集により年間に約60トンのCO2を排出しているという積算をしておりますので、この環境価値を購入することで相殺するというものです。そしてその対価が、環境基金に入ってきます。本来でしたらパネルを付けられた方の成果にはなるわけですが、その対価を環境基金に積み、⑧番の財源活用させていただくということで、そのことも含めて最初に同意をもらうものであります。また同時にですね。青い矢印ですが、この株式会社ボーダーレスジャパン様の方に当然、市民の方からの支払いがいきますので、その対価の一部も環境に基金に積むと。これらの原資をもって、環境施策へ再投資するというものであります。そしてこの事業自体の啓発を行うことによって、温暖化防止の啓発効果にもなるというものです。また、中小事業者様にとって、自社で出るCO2排出削減の方法が限られる中で、こういった方法を提供できればですね、中小事業者の社会的責任を果たすということにも繋がると、こういった三つの目的を持って行う事業ということになります。そしたら資料2に戻りまして、続いて、9ページ下段、三角のところです。エコ交通システムの導入ということで、はっぴぃバス1便当たりの利用者数についてです。やはりコロナ禍の外出自粛の影響がストレートに出た結果ということが言えまして、令和2年度に続き、令和3年度も目標に大きく届かない結果となりました。とはいえ、はっぴぃバスの利便性を常に高く保つため、済生会病院のですね、移転がありましたので、それに伴って、6月1日からルート変更を行っているという、そのような大きな動きがあったということはご紹介しておきます。続いて、10ページの一番下です。自転車走行空間の整備ということで、目標の200メートルを掲げておりましたが未整備となりました。歩道の拡幅に伴う用地買収ということで、お相手様のあることでもありますので時間を要したということですが、令和5年度以降の整備を引き続き目指しています。続いて資源循環の柱に入っていきます。こちら12ページと13ページの方に三角が二つございます。出前講座ですとか、廃棄物減量等推進員さんの研修会ということですが、やはりコロナ禍の中ということで、回数としては思うように開催できなかったということになります。ただ中身を工夫して今の時代に合ったものを行ったということであります。一方、二重丸の中で、特筆すべきことにも触れておきたいのですが、14ページ上段の二つです。一般廃棄物の排出量の実績、21,038.98トンということで、目標の70%以上の達成率で、〇ということでさせていただいています。こちらですね、令和2年度が22,234.39トンでしたので、マイナス1,195.41トンと大幅な減少と言えます。と言いますのも、令和2年度と令和元年度との差がマイナス147トンちょっとでしたので、明らかに年度ごとの誤差ではない、施策の大きな成果と見ることができます。一つ下にいきまして、こちら住民1人1日当たりのごみ排出量のところも、前年度比でいうと、マイナス47.09グラムということで、こちらも経年で見ると、近年数グラムずつの減少だったところから、突然のマイナス47グラムということですので、大幅に今回減ったということで、こちらも施策の成果と見ることができます。続いて、15ページの真ん中ですね。雨水貯留タンクの設置数が三角となりました。広報の仕方等の工夫をされましたが、助成開始から15年ということで、ある程度希望者に行き渡ったのではないかということです。目標等の設定の仕方自体が、見直しの時期に来ているものと分析しています。続いて自然環境保全の分野に参ります。17ページをご覧ください。主要指標西山の森林CO2吸収量ですが、1,573.37トンということで目標達成しています。森林整備によって、1年間に新たに炭素固定できる分の単純累積ということになります。引き続き、計画的に整備を進めていきます。続いて、19ページの一番下をご覧ください。竹の利活用の調査研究ということで、竹粉、竹チップの活用量です。量については、目標未達という結果ではあるのですが、放置竹林問題等の解決に向け、竹粉、竹チップに限らず、竹の利活用の方法を模索する必要性がある点については、課題があります。そこで、この本文で言うと下から3行目のところですね、6ページにも同じことを記載しているのですが、産官学等の共同研究により、それぞれの強みを生かし、新たな竹の利活用方法、利活用のサイクルを生み出すことを期待し、令和3年度を皮切りに、今後共同研究を進めていきますということです。こちら、G委員にも先導いただいている事業でして、こういった事業を今始めたところということになります。具体的には、竹を生分解性プラスチックや紙資源として活用するような共同研究でして、西山森林整備推進協議会や、京都大学、民間事業者等 が連携する取り組みということでございます。続いて22ページからが都市環境の部分です。イベント関係以外の部分については概ね目標水準となりましたが、やはりイベント関係の部分は、コロナ禍の影響により、未達が多くなりました。具体的には23ページの一番上、緑の講習会参加数、グリーンカーテンコンテスト等への応募者数、そして26ページの上二つですね。神足ふれあい町家の活用、一つ下の埋文センターの啓発事業者参加者数です。続いて28ページ、協働・環境学習・エコアクションの推進、の柱にまいります。主要指標の環境ボランティア養成講座の延べ受講者数が未達ということで、こちらはですね、ご存知の方も多いと思いますが、29ページ真ん中の森林ボランティア養成講座のところで同じ指標になっているわけですが、こちらもコロナ禍により実施ができなかったということでございます。続いて30ページの一番上、環境に配慮した運営の事業所への啓発というところです。第三期環境基本計画を作った時にですね、事業者との連携、この点が脱炭素化を目指す上で重要であり、現状の課題でもあると、そういう議論がありました。令和3年度末にですね、長岡京市経済協議会様が主催する勉強会に出席させていただく機会がございました。ですので、できたばかりの第三期環境基本計画の内容をお伝えするとともにですね、H委員にもご出席をいただきまして、講師ということで、事業所における環境配慮について講演をしていただきました。あと少しです。31ページ。西山ファミリー環境探検隊と32ページ一番上、西山を活用した環境教育のところで、こちらもコロナ禍の影響によるイベントの中止が目立つ結果となってしまいましたが、令和4年度は感染対策に配慮しながら、徐々にですね、可能な限り実施をしているところでございます。最後は資料の説明になるのですが、33ページと34ページはですね、主要指標と評価結果をまとめたページが続きまして、35ページからはですね、第二期環境基本計画の総括ということで掲載しています。ここの総括のところに掲載している内容はですね、第三期環境基本計画を作った時に、その議論の中で、冊子の中でですね、第二期環境基本計画の総括を一定行っておりますので、その内容を改めて整理し掲載しているものです。それにより、第二期環境基本計画の最後の実績報告書を締めくくっているということです。長くなりましたが、説明は以上でございます。

会長:ありがとうございました。今日は進捗報告書を確定する作業が必要ということでよろしいですね。

事務局:はい。

会長:ということで、議題のとおりですが、いろいろな評価指標で適切な物差しにならないなというものは、これまで何回かいじってきましたので、そんなに違和感のある指標は残っていないと思います。そして、第三期の基本計画に連なるようなところで言うと、第三期の基本計画はSDGsであるとか、横串を刺すというように言ってきたと思うのですが、縦割りになり勝ちな取り組みというものを、どう横串を刺していくかというところで、かなり大きな議論をしてきましたので、そういったところがポイントかと思います。進捗報告書の物差しというのは、少し狭い範囲のところでの物差しになっているかと思いますが、物差し自体はいじらないで、評価の記述であるとか、評価の二重丸や三角、×といった評価の結果であるとか、あるいは、こういうイベントがあった、こういうことは紹介した方がいいというように市民の皆さんにお知らせした方がいい案件等がありましたら、ぜひ皆さんの意見をいただいて、進捗報告書を今日確定させたいと思います。いくつかは既に本文にも出てきておりますが、引き続き発展させることができたらいいとか、第二期の総括から生まれた第三期に向けたアイデアとか、意見みたいなものも併せて出していただければ、議事録にとどめながら、今後の施策に生かすというような位置付けにしたいと思います。今日の議題はそういった理由から二つの事柄を一つの議題とさせていただいた次第です。主たる目的は、令和3年度評価を確定するということになりますので、そちらの方にとりわけ注力いただければありがたいと思います。どなたからでも結構です。記述、評価について、ご意見があればご発言ください。

最後の総括のところを見ていただいたら分かりますように、第二期を通してジリジリと改善してきているというような形にはなっています。第二期の目標設定がすごく野心的だったかと言われるとそうとも言えず、おそらく第三期では、2段目・3段目ロケットのように、地球の引力圏を脱するような加速をしないといけないと思います。第二期の延長線上で行っても、なかなかゼロカーボンという目標には届かないようなペースであったことも事実であります。第二期の評価は今の時点でいろいろあるかと思いますが、当初立てた目標についてはそれなりの成果は上げてきました。しかし、時代の趨勢からすると、飛躍という点で、まだ縦割りの積み上げ型にしかなっていないというようなことがあるかと思います。でありますから、評価にあたっては、第三期につなぐような、そういう飛躍を期待するような記述が入っても構わないのではないかなと私は思いますし、全体の総括といった言葉が入っても構わないかと思います。どうぞ記述追加をお願いしたいという発言をしていただければと思います。ではA委員、よろしくお願いします。

A委員:どうもありがとうございます。6ページの住民参加型再生可能エネルギーのところです。令和3年度の目標として、他市事例研究・企画検討というようになっていたかと思うのですが、もう既に実施されているということで、令和4年度にボーダレスジャパンと、資料4のような仕組みを作られ、協定も結んでおられるということでした。一つは、どういった他市の事例を参考にされたのか、ということが抜けているかなと思います。それから資料4のスキームについてです。最終的にはこのごみ収集事業者の排出するCO2を削減したとみなすということでしたが、ご説明の中にあった60t分ぐらいのCO2を削減するためには、資料の絵のパネル設置者が何件くらい必要なのか、大体4~5kWのパネルを付けるとして、何件分ぐらいを想定されているのか教えてください。将来的にはゼロカーボンシティをしていかないといけないので、今はこのごみ収集事業者の排出量をオフセットしようということですが、この仕組みを今後拡大していかれる方策があるのかなど、教えていただけないでしょうか。

会長:ありがとうございます。事前打ち合わせの時に気が付かなかったのですが、同じ個所について私からも確認です。見出しのところでですね。何を調査検討するかというところで、竹林資源の活用方法、自治体PPS(シュタットベルケ)の調査というような言い方になっていて、実施されたところがどういうものだったのかというところで、少し見出しと下の説明文とか合っていないような気がしました。この取り組み自体については、決して否定的な発言をするつもりはないのですが、設定した項目タイトルとの関連について、少し加筆が必要かなと思いましたので、発言させていただきます。今のA委員の質問についてもお答えいただけますでしょうか。

事務局:まずですね。竹林資源の活用と自治体PPSということで、まず竹林資源の活用の部分が第一段落ということで、京都大学さん等との共同研究を進めたということですね。後半の自治体PPSのところが、ストレートにはちょっと合っていないというのはご指摘の通りかと思います。自治体PPSという目標を掲げたその背景には、いわゆる電力自由化によって、新電力との関わり方がいろいろ出てきたので、そういった部分で自治体にできることはないか、そういった他市事例研究、企画を考えようというのが目標だったと解釈しています。その上で、どういった市を参考にしたかですが、このクレジットをオフセットするということ自体は、他市でも幾つか事例があります。例えば、岡山県の倉敷市では、国が運営するJクレジットという制度を使った事例があります。他にも神戸市でも事例がありました。ただ、それをそのまま真似るのではなく、そこにごみ収集という市民にとって最も身近な行政サービスにあてることで、市民の方に注目してもらおう、温暖化防止の啓発効果を狙おうというところがオリジナルの部分の一つです。また、質問のあったどのぐらいの見込みという話ですね。1年で約60トンと申し上げました60トンというのは、ごみ収集事業者さん3社の合計でして、3社が燃えるごみの収集に回られる際の、要は燃料の消費に伴うCO2排出です。ですのでごみの燃焼に伴うCO2排出ではなくて、あくまでも運搬の部分です。車の燃料の消費分が約60トンということです。それを全てオフセットするのに必要な世帯数ということですが、厳し目に試算して、太陽光パネルが付いたことによる、1世帯あたりのCO2削減効果を0.6トンぐらいと低めに見積もっています。ですので、60割る0.6で約100世帯、これを3年間で達成しようというのが、報道発表した際の公式目標ということになります。60トンをオフセットするために、3年かけて100世帯、パネル設置世帯を生み出せたらいいなということです。ただ令和4年度は試行年度ということで位置付けていますので、3年間というのは具体的には令和5、6、7、要は令和7年度末までに、100世帯集めたいという目標でございます。最後の質問ですね。今後この仕組みを他の事業にあてる展望はということですが、まずは試行期間の結果を見てみないと、というところがあります。3年間で100世帯というのはかなり高い目標です。現状、順調に推移はしておりませんので、今後課題を整理しながらということになると思います。最後に、ちょっとここの文章の書き方について、最初に私が申し上げたような、タイトルに対してなぜこれなのかというところの加筆が少し必要かと思います。

会長:A委員、よろしいですか。

A委員:ありがとうございます。

会長:目標とか、それに対する達成という部分は、多分次年度からの新しいところに入ってくるので、今回は紹介まで、ということかと思います。

A委員:少し頑張り過ぎて、書き過ぎているということかと思いますが、そのプロセスのところは大事かと思います。

会長:私も同意見です。少し書き足す、あるいは何か少し修正が必要だという発言が、事務局の方からも出たのですが、三期の計画を議論した時に、我々の町でたくさんエネルギーを作って、再エネで自立し、自給するというわけにいかない以上は、やっぱり減らすことと同時に、調達のあり方を考えなければいけないという議論がされました。そういう意味で、自治体PPSないし、新しい電力の調達等をはじめとするエネルギーを、カーボンオフセットに留まらず、カーボンゼロを目指す大きな手段として検討していく必要があるというような議論をしてきました。多分ここの調査検討のところについては、少し力点を入れた一段落ぐらいを書き足さないと、これまでの議論を受けてどうなのか、という読み方になると思いますし、多くの皆さんが多分エネルギーの融通調達の中から、再エネ優先型の電気・エネルギー社会に長岡京はしていくんだっていうようなイメージは既にお持ちだと思います。そのあたりですね、今後も検討を続けていくことを確認するような一文をぜひ設けていただけると良いかなと思います。書き方についてはですね、私と事務局、また必要に応じて副会長と相談しまして確定させたいと思います。そこはご一任いただければと思いますが、ここが重要施策として、三期に向け調査検討が始まったという形でぜひ書かせていただきたいと思います。実際、新電力の話であるとか、いろいろ議論はしてきましたので、十分に研究企画を進めてきたということは言えるかと思いますので、実現はどのタイミングでというのはここでは申し上げられませんが、検討はしてきましたので、そこは記述を加えたいと思います。ありがとうございました。他いかがでしょうか。今のように、ここが漏れているとか、整合性が、というような話があればお願いします。B委員お願いします。

B委員:漏れているとかそういうことではないのですが、12ページの廃棄物の発生抑制のところで、生ごみの再生利用の推進のところですね、再資源化を行ってると書かれていますが、再資源というのは具体的にどういう状態のものに変わっているのでしょうか。それがエネルギーなのか肥料みたいなものなのか、そこが知りたくなると思います。また、それは今後も公的な施設だけでしていくことなのかどうか、今後の見通しも知りたいところです。と言いますのも、今は指定ごみ袋になりましたが、生ごみも他の紙くずとか細かいものと一緒に出していますが、それをさらに生ごみだけ分別して、汚泥なんかと一緒にバイオエネルギーにしたりということをニュースなんかで見たりします。夏場のスイカみたいな水分の多いものも、これまたごみにして燃やすのか、みたいなところで、何かもうちょっとこうした家庭ごみのところで、再資源みたいな方へ行かないのかなというのを、素人ながら、漠然とした課題を感じていますので。

会長:ありがとうございます。最初の質問はもっともな話で、再資源化と書いていますが、具体的にどのような状態になったことを再資源と呼んでいるのか、そこは中身をご紹介した方が市民の皆さんにとってもいいかと思いますので、どうでしょうか。

事務局:おっしゃる通りです。何に生まれ変わったのかということが分かった方がよいかと思います。具体的には、「飼料」ですね。家畜のえさとかの「飼料」です。またそれは「肥料」としても使えるということですが、一義的には「飼料」ということになります。あと今後の展望についてのご質問ですが、確かに他市事例として、どこか回収拠点みたいなものがあって、バイオマス利用をしたりという、試験的にやっている事例は見られます。現段階では、広く我々もちょっと勉強するような段階かなと思っています。具体的に何か次のステップの計画があるという段階では現時点ではないですが、ただ生ごみという問題に関して言いますと、今ですね水切りといったことを推進するような取り組みは並行して行っているところです。

会長:ありがとうございます。後半の質問に関して、例えば、長くドイツでは、ごみの分類と言った時に、湿ったごみと乾いたごみという形で分けます。ごみが正確に分けられていれば、乾いたごみからは、そのまま熱を取り出して発電して、余った余熱は地域熱利用するという形で暖房と給湯に使うというのは、多くの町でやっています。ウェットな発酵するごみは、バイオマスガス、メタン発酵させてガス発電してということになりますが、あまり日本で大きな事例はありませんし、ドイツで聞いても、結局採算は全然合わないという話です。シンプルなところはコンポストの利用ですが、肥料を園芸家が取りに来る程度で、産業化にはなりません。発電の方はですね、乾いたごみと湿ったごみを一緒に燃やすときに、ダイオキシンが出ないよう、日本で多く行われているように、燃料を余分に投下して、高い温度で燃焼させるようにします。だからウェット分を分けるというのは、むしろ可燃ごみの方の燃焼効率を高めるためっていうようなニュアンスです。ウェットのバイオマス系のごみの再利用はいろんなところでやっていますけれど、有効になるというところまでは、なかなかいっていないですね。下水道の汚泥の方でもですね、ちゃんと小便と大便と分ければ、大便のところだけメタン発酵というのはあるのですが、やっぱりそんなに大したメタンガスの量が出るわけではないので、なかなか設備投資と見合うかって言われると難しいところがあるというのは、ドイツの人達も言っておられました。ドイツでヒアリングした時には施設は毎日は動かさないで、ウェットの方については、溜まったら時々動かすというレベルの運用だという説明でした。むしろ減らしていく、出さないで過ごせるようにするということの方を、この間は追求をしてきたということです。燃焼させるような施設について、大きな設備投資が行われるタイミングで、自治体共同でやっていることが多いと思いますが、検討していただけることがあれば、発言をしていきたいと思います。今の質問に答えると、とりあえずまずは何か減らすというところに重点を置いてやっているということですね。先ほど紹介のあったものは、いろいろなものが混ざっていないことが分かっているので飼料に使いやすいのですね。家庭でやると、食べられない、餌にできないものが、どうしても混ざって捨てられてしまうので、そこを分けるのに非常に困難が伴うので、どうしてもこういう公共のはっきりとしたものを飼料として再利用するっていう形にとどまらざるを得ないんですね。最初の質問に関して言うと、他に増やせるのかと言われると、使い手側が安心して使えるものっていうことになると、どうしても学校給食等が中心にならざるを得ないというのが現状ですが、民間の事業者とか飲食店とか、いろいろなところで上手に協力できる仕組みができてくれば、また、変わってくるんだろうと思います。第三期の策定時にそんな議論をして、とにかく減らす方向をまず頑張ろうというやりとりで、分別をもう少し細かくという議論ではありませんでした。分別した後ですね、使い道が分かれていかないと、分別して最後また一緒にしたら意味がありませんので、その時はそういう議論でした。

B委員:いろいろ勉強段階というようにおっしゃいましたので、またそこは、市民の方に何か協力を求めたいとか、そういうことがあればぜひぜひ、市民へ公開して欲しいと思います。指定ごみ袋制度に移行したときに、初日に市長とか、環境の方とかが市内を回られたときに、もうほとんどが正しく出されていて、すごく感動したという話を聞いていて、だから市民も、こうした方がいいよっていう方向性が出てくれば、おそらく今の環境の意識が高まっているときだったら、いろいろ協力する、努力するという方向に、市民も受け入れるんじゃないかと思いましたので、何かそのような方向性が出てくれば、また市民を巻き込んで欲しいなと思います。

会長:ありがとうございます。とりあえず、指定ごみ袋制にしたことによって、目に見えた削減効果があったということなので、ごみを発生させないような暮らしぶりについても、より一層浸透してくればと、審議会としては期待しております。他どうでしょうか。加筆や意見はございますでしょうか。C委員お願いします。

C委員:15ページをお願いします。加筆まで必要かどうか分からないのですが、雨水タンクの設置数について、雨水タンクは一戸建てのお家にしか設置できず、マンションには設置できないと思います。長岡京市はマンション建設が物凄くラッシュかと思いますが、マンションの自治会で雨水タンクのお知らせ回覧をしても、実際には設置できないので、回す必要性がどこまであるのかなと思いながらも、市民として知らないということはいけないと思い、一応回覧はしています。この伸び数なのですが、これ自体が目標数値としてどうなのかなと思いました。マンションには設置できないということについて加筆して目標に触れた方がよいのか、そのあたりどうだろうかと思いました。

会長:ありがとうございます。第三期の、令和4年度以降、ここはどういう扱いになっていたか、また、マンションのような場所の対応の現状について、事務局から紹介をお願いします。

事務局:三期計画の中では、「雨水の利用」ということ自体は、当然政策的な必要性というのは再度引き継いでますが、こういった目標数字を掲げるということに関しては、次の三期計画の実施計画では、目標の見直しということで、こういった数値目標は掲げないこととしております。マンションでの設置は難しいというのは、おっしゃる通りかと思います。その辺りの考え方までは、所管課から聞き取りはできていないのですが、そういった課題についてはおそらく認識はされていると思いますが、再度所管課と情報共有しておきたいと思います。

C委員:よろしくお願いします。

会長:当初、一時的な降雨時の簡易ダムみたいな機能をというような話だったと思います。最近のバケツをひっくり返したような雨だと、とても雨水タンクじゃ追いつかないぐらいの状態になっているような気がします。多分、雨水の利用の推進と書いてありますけれど、現実には、防災や減災という話の中で、雨水を一時的にどうするのかとか、大きな町でやっているような地下の貯留タンクとか学校の校庭下とか、そういうやり方をすべきかどうかという話だと、それならまたちょっと別の話になるかと思います。効果の上がる政策にするためには、おそらくもう少し貯留力、貯留量を上げないことには、今の雨にはなかなか対応できないような気がします。水やりの際の、水道水を使わなくて済むという効能が中心になっているのだろうと思います。それだとなかなか導入促進については、これ以上は言いにくいだろうということで、第三期の数値目標、物差しからは外させていただいたということです。どうでしょう、その辺り三期でどうするかということを書きますか。そうするとなかなか切りがないようにも思いますが。

事務局:巻末にですね。審議会等の評価意見というところがあるので、本文というよりはそこにですね、しっかりと記録として残していくような作業は可能かと思います。

会長:住宅の形態のところで、こういった雨水タンクなどは少し新しい展開を三期に追求したいと発言があったというように考えていただければと思います。

事務局:分かりました。

会長:戸建住宅が多かった第一期計画の頃から順々に、いろいろ個別の太陽光発電や雨水タンクといったことをやってきました。今は事業者や大規模な集合住宅みたいなものの方が、時代の中では増えてきていますので、ちょっとそこの狙いのところは、大きく変えざるをえない、変えていく必要があったということで、最後のまとめのところに、C委員の意見について、何らかの記載をさせていただいて、第三期に引き継いでいくという文章にしていきたいと思います。他どなたかご質問、ご意見、追記意見ありますか。D委員お願いします。

D委員:前回も言ったかもしれないのですが、新型コロナ関連で、例えば32ページの遠足は0ということであったりとか、結構コロナのことが出てくるので、それを最後のまとめのようなところに、コロナの影響で実施できなかった、影響が大きかった、何項目ぐらいあったとかそういうことを、34ページのところとか、どこかにちょっと書いておければと思いました。あと32ページのところで、春の西山を活用した環境教育ということで遠足ということが書いてあるのですが、遠足0は西山についてということで理解したらよいのでしょうか。

会長:まず後半の方の質問について事務局、お願いします。

事務局:はい、遠足自体が0校ということで聞いています。行き先に関わらず遠足そのものを見合わせたということで。

会長:前半の方はですね。D委員が言われたようなところを前回議論していて、2021年ハイライトの1ページの下のところにコロナウイルス感染症の流行ということで、追記させていただいた部分がありました。コロナ禍も何もなかった、例年どおりみたいな報告書になってしまっていたので、やはりコロナウィルスによりパンデミックが起きた、問題が深刻化した、ということをはっきり書いて欲しいというやりとりがあってこのような形になりました。ただおっしゃる通り、どのどういう事業に影響があった、物差しとして掲げたものの未達成や減少がここに起因するということが分からなくて、コロナ禍一般の記述になってしまっているので、今のご意見のように、最後のまとめのところにですね、コロナ禍で残念ながら開催できなかった、影響を受けた企画・指標はこういうものだったということを、1ページ目とは違う形で書いたらどうかということだと思います。その点皆さんどうでしょうか。こういうハイライトシーンを付けることで、メリハリのある報告書にしようということをやってきましたが、コロナ禍一般のこと特筆するだけでは少し弱くて、最後のまとめのところに、影響を受けた事案がどんなことであったのかということを少し例記した方がよろしいでしょうか。その点皆さん意見があれば出していただければと思います。

E委員:34ページのですね、第三期間の棒グラフがあると思うのですが、コロナ禍になったのが、令和2年、令和3年だと思いますので、このですね、7件から15、13の中に、かなりコロナで実施できなくて三角になったものが多いのかなと思うのですが、このあたりを分析してこの辺りに書き込むというのはどうでしょうか。

会長:ありがとうございます。今意見がありましたように、やはり評価が三角になってしまった指標で、その理由の中でコロナ禍が大きな理由として挙げられるものについては、少し分析を加えたような記述にいたします。グラフにするのか表形式にするのか、そこはまたページの収まり具合も見ながらということになりますが、D委員、E委員が言われたことを、審議会として反映させるということで、まとめの箇所のところに加えて令和3年度の評価報告書に仕上げたいということでよろしいでしょうか。はい。ではそのような形で進めさせていただきます。第二期の最後ということもありまして、いろいろ総括の文章も載っております。ここの文章は既に確認しているところではありますけれど、改めてということがあれば、総括部分についても発言いただければ結構かと思います。そして併せて第三期、いよいよ開始しておりますので、第三期に向けた、第二期の経験を踏まえた発言や、こういうとこ頑張るべきだというような指摘等があれば、ぜひ総括の部分に書き足していくような形で記載すればよいと思いますので、第三期への展望も含めた意見があれば出してください。F委員お願いします。

F委員:はい。今最後に先生がおっしゃったところで、第三期に向けた展望みたいなところを総括にっていう話で言うと、資料3にもあるゼロカーボンシティのところについては、何かしら触れてもいいのではないかという気がします。多分今は記述がないですよね。

会長:そうですね。35ページ以降のところに、まず二期の総括が書いてあって、三期への展望という形で、2段階で書いています。その三期の展望の中に、おそらくゼロカーボンシティのことが、まだ記述されていなかったですね。そこはぜひゼロカーボンシティを実現すると、単に宣言だけではなくて、実際に達成するよう努力するということを、ぜひ書き入れましょう。だとするとどこに書きましょうか。エネルギーだけじゃないし、全体的なことですし、どう致しましょうか。

事務局:35ページか、あるいは39ページの次にちょっと大きく1ページとるかというところかなと。

会長:そうですね。総括の出だしのところは東日本大震災のことから始まっていますので、その前に未来の話を持ってくるとおかしいような気がしますから、39ページの後の部分ですね。そこに、ゼロカーボンシティの取り組み、第三期環境基本計画への展望、あるいは最大の課題というようなぐらいの位置付けで少し紹介をして、課題設定が二期から連続しているぞというように致しましょうか。F委員どうでしょうか。

F委員:そんな感じがよいような気がしますね。ゼロカーボンシティ宣言自治体、結構数が増えているんですけれども、増えておきながら既にもう無理だみたいなこと言ってる自治体があったりしますが、追記する際にですね。ぜひ折角これだけしっかりと議論しながらやってきているので、長岡京市は違うんだよ、ちゃんと具体的にこういうこと考えて、今から頑張るんだよみたいなことが書ければ、他の自治体との違いも出ていいんじゃないかなと思います。

会長:今度、11月の環境フェアでもですね、「宣言から行動へ」というタイトルの市の記念企画をやるということですので、そこはやはり達成すべきだということを、ぜひ書いていきたいと思います。それに、三期の委員は、やはりその達成に向けて、実効性のあるバックキャストでやっていくという進行、進捗管理をしていただきたいなと、二期の会長としては思います。ぜひそこは掲げましたとか、宣言しましたで終わるのではなく、強めのトーンで、その実行に向けて責任を負う市でありたいというようなことを書き入れていきたいと思います。他いかがでしょうか。D委員お願いします。

D委員:画面共有をします。はい、できました。三期計画本編46ページの図なのですが、視点1ゼロカーボン社会を目指し、があり、他に三つの分野横断的視点があります。ここでは、縦の政策の柱の16、11、12、13の単位施策とはちょっと別のような観点で、何か指標を組み合わせるとか何かそのようなことが必要になるのか、ゼロカーボンに関わるような指標を持ってきてそれを総合化するとかいうことも考えられるのですが、新しく分野横断的っていうのがバッチリ出てきていますので、今のF委員がおっしゃったようなことはこのような形でやっていきますというようなことがあってもいいのかなと思いました。

会長:そうですね。まとめの最後に追記するときには、第三期ではこういう形で、視点1というように、四つの縦の大きな政策領域を横断する形でやろうと思っているということを、ゼロカーボンシティ宣言のことを踏まえて書きましょう。指標については、今回の三期の計画を作った時の指標では不十分な場面が出てくるかもしれません。その場合は進捗管理の中で、始まってまもないということもありますから、修正はできると思うので、指標の追加だとか、見直しは必要に応じやっていくということを申し送りたいと思います。現状では、三期こういう計画を立てたという紹介と、ゼロカーボンシティ宣言のことをきちんと書き込んでということで、少し抽象的ですが大事な話ですので、書き加えた形で最後の取りまとめのページを作っていただければと思います。C委員お願いします。

C委員:10ページの一番下の4の自転車利用の促進のところなのですが、以前もちょっと発言させていただいた箇所です。目標が200メートルとなっているところです。用地確保に時間を要したということで、その進捗によっては200メートルどころではなく、もっと進む可能性もあるわけですかね。これについてなのですが、「未整備」と表現してしまうと、全く手を付けていない、何もしていないかのように聞こえてしまうと思います。一つ目は、次の第三期もこの項目を上げられる予定だったでしょうか、ということです。もう一つは、「未整備」っていう表現でいいのかどうかについて。多分この用地確保のためには、かなりの時間を要することがあって、そのうちの幾つかは確保ができて、それが虫食いのようになっているだけで、全く手を付けていないわけではないと思うのです。ここの表現の「未整備」っていうのが、何か努力の跡が見えるような表現でもいいのではないかと思いました。

会長:最初の質問ですが、第三期でも、自転車道の指標というのが、自転車利用の促進の物差しとして掲げられていました。その上で、未整備という表現が、現実を正しく反映しているのかということですね。設計内容の見直しとかそんなことも書いてありますので、ひょっとしたら、整備計画自身を変更する状況になっているのか、ちょっとそこが私もよく分かりません。では先に、「未整備」のニュアンスについて、これでいいのかどうか確認させていただきたいと思います。

事務局:「未整備」のところは、確かに、何も着手していないかのような印象を受けるかもしれません。当然、一定の進捗はあるかと思いますので、そこは確認の上、「未整備」ではなく、例えば整備に向け何々を行ったみたいな、そういった文言に変えるとか、前向きな表現にはできたらなと思います。

会長:何もしていないわけではないということですね。設計内容見直しというところも、整備を目指すという結論の部分とは、矛盾していないということですね。

事務局:はい、そうです。

会長:では「未整備」という表現は改めさせていただきましょう。

事務局:三期での位置付けについて確認できました。三期の計画では、位置付けを少し変えておりまして、自転車道を、今はまちづくり、要は柱の四つめのまちづくりのところに位置付けていたのですが、当然そういう意味合いもあるのですが、クリーンな移動手段ということで、柱一つ目の脱炭素、温暖化対策のところに掲げております。同じように、整備延長何メートルという形で、ほぼ同じ趣旨の数値目標を挙げています。

会長:はい。というようなことで、継承されているということです。今後、整備が進めばここに結果が出てくるという形になります。

C委員:ありがとうございました。表現だけの話ですが、前向きな表現の方がいいのではないかなと思いますので、よろしくお願いします。

会長:はい。改めて計画を進めている状況があるということですね。まだ竣工には至っていないがということで、何かいい単語が今この場では浮かびませんが、短く書ける表現で、何か考えたいと思います。そこはご一任くださいませ。いろいろな意見が出ております。他にありますでしょうか。G委員お願いします。

G委員:すいません。これは資料の2-6の39ページなのですが、ご確認をお願いしたい箇所です。実績の表が、ここ4年ずっと88になっています。これは88でよかったのか、というところなのですけど。

事務局:ここはイコール森林ボランティア養成講座の数になっています。本来は森林ボランティア養成講座に限らず、各種ボランティア講座の累積数を想定して、二期計画ではやってたのですが、実態として二期計画の中でそういうボランティア養成というのが森林ボランティア養成講座しかなかったということでございます。そしてその森林ボランティア養成講座がずっと開催できていないということで88のままになっています。平成30年から変わっていないということになっていますので、間違いはないとは思うのですが、再度、所管課には確認した上で、書類を確定させたいと思います。

G委員:はい、ありがとうございます。それからもう一つなのですが、資料4と資料5の扱いはどのようなことなのでしょうか。単なる参考で、今回の報告書にはなかったのでしたか。

事務局:資料4と5はですね。令和4年度に入ってからの活動になりますので、この資料4、5自体が、今回の報告書の一部になるということではないです。その代わり、資料2の冊子の中で少し触れています。今回はそうような作りになっています。

G委員:分かりました。資料4なんかはとてもいい試みだと思います。それで今回は最初なのでごみ収集にされるということですが、今回を最初に、広く知っていただくという意味ではとてもいい試みかと思うのですが、他にもいろいろ対応できるようなところがあろうかと思いましたので、また今年度、来年度からは他の活動にもですね、転用していただければと思いました。以上です。

会長:はい、ありがとうございます。今、大事な確認をしていただきました。資料3、4、5のところでいきますと、3は先ほど申し上げたように、総括のところにゼロカーボンシティ宣言を出したという事実に触れる形になります。全部載せることはないと思いますが、そのような扱いとなります。4と5については、その事業の一部が評価の中で紹介されていますが、本格的な紹介や広報というのは、この手段ではないところでやるということですので、基本的に、3、4、5は、今回の進捗報告書の添付資料ではないけれど、若干の展望がある取り組みということで、総括や紹介につなげる形で進めたいと思います。よろしいでしょうか。H委員お願いします。

H委員:お疲れ様です。ありがとうございます。まず、毎回申し上げていますけれども、これほど詳細なレポートをまとめていただいたことに敬意を表したいと思います。これは委員の意見というところになるでしょうか。

会長:40ページのところですね。

H委員:はい。丁寧に進捗の管理がなされているというところを是非意見として入れていただければと思います。その上で、最初に会長がごあいさつの中で既におっしゃられたことですが、重ねて私からもお願いをしたいのは、非常に丁寧に進捗管理をされていますが、目標自体がやっぱりこのままでよいのかというところです。気候変動問題だとか、環境問題の深刻化の方が、この計画よりも先に進んでしまっているので、それになかなか追いつかなかったところがあるかもしれません。だからこそ第三期以降においては、やはり目標をより進めて達成できるよう、取り組みを進めていく必要があることを付け加えていただきたい。白井先生と同じことを申し上げていますけれども、私からのお願いです。最後にごく単純な質問を1点だけさせてください。

会長:はい、どうぞ。

H委員:資料4のごみ収集のパネル設置の件ですが、聞き漏らしていたら申し訳ありません。設置されたパネルは、例えば10年とか15年と、期限を区切って所有権移転するとか、何らかの期限何年間の事業だというようなことは決められていますでしょうか。

会長:飯田市で最初にやった0円ソーラーは差し上げるっていう仕組みでしたが、これは最終的にはどのようになるのですか。

事務局:まずこのパネル設置のハチドリ電力さんと市民の方との契約に関して言うと15年の契約のプランです。ただこのクレジットを創出できる期間という事で言うと、15年ということではなくて、府の制度のルール上、クレジット創出が認められるのは最大で3年間というルールになっています。なのでパネル自体は15年とか、もっと長く残りますが、クレジットの創出が認められるのは最大で最初の3年間ということになっています。

会長:所有権は譲渡ですか。

事務局:はい。15年後に譲渡というプランです。

会長:ということでH委員よろしいでしょうか。

H委員:ありがとうございます。3年でクレジット創出できなくなるのがいいかどうか、これはまた3年の間に検討したらいいかもしれませんし、引き続きその経験を踏まえてJ-クレジットへいけるのかどうかとか、何か検討があってもいいかもしれません。

会長:やはりタックスとクレジットは世界の動きです。日本は遅れていますが、炭素にはお金がかかるということが制度の根幹になってきていますから、部分的な利用から全面的な利用に移行できるのであれば、3年後に検討してもらうということを、市の方でも頭に置いておいていただいて、新しい状況作りに貢献するという受けとめをしておいていただけたらと思います。私も最初に申し上げましたように、順調に頑張ってやってきたけれど、時代の変化、あるいは気候変動をはじめとする激化の方が先に進んでしまって追いつけないので、第三期へと一早く見直すということになったということは申し上げたんですが、今、H委員が申されたように進捗管理やデータ作成やいろんなことを、これだけ丁寧に、自分たちでちゃんと集めて振り返るということをやっている例はほとんどないので、やはり長岡京市はよく頑張ってやっている、事務方の努力は高く評価したいという意見を残しておきたいと思います。ただしさっき言った通りですね、やはり世の中がそれを乗り越えるぐらいひどい状況に今なっています。手段とかいろいろなことについても、パリ協定はじめ、第二期計画の時には想定もしていなかったような国際的な連携状況も生まれてきています。ましてやゼロカーボンシティ宣言をするということが、今後のトレンドになるような時代がやってくるとは、なかなか第三期の計画を議論していた時点でも、そのような確信を持っていなかったわけですから、今一気に第三期の前半期を仕上げていくということはすごく重要だなということを、私も感じています。このあたりについては、議事進行上、今日皆さん全員からは聞けないと思いますので、こういう感想を持ったとか、意見があったということを、ぜひ事務局宛てに送ってください。市の考えを示す必要があるようなものは、この場で意見を出していただいて、それ以外のところでは、ぜひコメントや励ましや今後の課題みたいなのを、市の方に送っていただければと思います。E委員お願いします。

E委員:直接は関係ないと思うのですが、この第三期の環境基本計画であるとか、実施計画というのは、横串を刺したりとかして、すごく良い計画になったということでした。私も拝見して、すごい視点も入ってるなというように思いました。それでですね。市長さんもゼロカーボンシティ宣言を出したりと、されていると思うのですが、そういったことをですね、市民であるとか、企業と協働して進めていくということになっていますが、なかなかこういう計画書を見るということがない、市民が触れるのは施策であるとかそういうところになると思います。なのでやはり長岡京市がここまで本気を出しているのだということを、市民にもPRしていってもらいたいなと思っています。私ら市民となると、行政のやってることとは距離がある程度あると思いますので。例えばの話ですが、長岡京市民に求める1日の生活であるとか、1年の生活というような、ある程度のスパンの生活でどのような生活を求めてるのかというのが、まだ発信されていないような気がします。例えば、朝起きて寝るまでどのような生活をすれば、この計画にフィットしてるのか、そういう何かこのPRみたいなものができないのかなというように思います。そうすることでもっとこの第三期の計画が進んでいくのかなというように思います。あまり普段の生活を犠牲にしてまで、ということではないと思いますが、何かその辺のアピールはしていただきたいと思ってます。

会長:ありがとうございます。今、計画作成手法の中で、数値とか施策の列挙だけじゃなくて、「ペルソナ」と言って、たとえばこういう市民がいるでしょうというペルソナのタイプを何人か作って、その人の生き様や物語みたいなのを一通り紹介して、その人がこういうことでぶつかることがあるから、施策でこのように解決すればいいとか、協働すればこういうことができるとか、そういう形で市民討議をすることがあります。書類だけでは難しいところを、そういうペルソナをいくつか設定して、例えば、シングルファーザー・シングルマザーのペルソナが、こういうことで困っていて、どういう希望を持っていてみたいな設定をした上でディスカッションをして、そのペルソナに回答する、提案するみたいな、そういう計画の進め方をやっている自治体が幾つかあります。私もこの前福知山で副委員長として作った総計は、そういうやり方で、市民参加してもらっていました。ですから、今後、計画を進めていく際に、何をどうすればいいかだけじゃなくて、やっぱりどうやったら市民のものになるかっていうことについて、E委員が申されたような何か斬新な工夫がいると思います。広報手段を多様化しようということは、そこはもう随分やっているんですね。SNSからFM放送からあれこれやっているので、多分それだけではちょっとインパクトが足りず、情報を求めていない人にも届く力はほとんどないと思うので、もう一工夫いると思います。なかなか難しいですが、例えばペルソナを作って市民ディスカッションをするというのは一つのアイデアとしてはあるのかなあというようには思います。あともう一つよくやっているのは、無作為抽出で市民から選んでもらって議論をするというものです。百人ミーティングとか、そんな言い方で議論する人を集める工夫をされている自治体が増えてきていますが、なかなか地域的な難しさなどもあると思います。いずれにせよ工夫が必要です。何かその辺りの予定があれば、事務局の方から紹介していただきたいと思います。

事務局:E委員がおっしゃられたことは非常によく分かります。以前H委員から教えていただいたことがあるのですが、温暖化対策、みんな危機意識は持っていると。でもなぜ行動変容に結びつかないかと言えば、脱炭素社会というその具体的な未来像が見えていないからじゃないかというお話をいただいたことがあって、非常に私、それが印象に残っています。そういった点を踏まえた内容のですね、11月27日の日曜日に行う環境フェアでですね、シンポジウムを予定しています。企画の詳細はこれから確定していくのですが、その中で、おっしゃられたような、やっぱりまずは未来像をみんなで共有しようということを考えています。市民や団体、事業者さんが描くそれぞれの未来像で、例えば市民の方が描く未来像の一つが、例えば1日の生活がやっぱりこんなふうに変わってるよねとかですね、事業者さんだったら、やっぱ電気自動車が町中を走っていてとか、いろんな未来像を描くと思うのですが、E委員がおっしゃられたご意見もまさにその未来像だと思います。そういったものがイメージできれば、その人の行動変容にも結びつくんじゃないかということです。そういった企画を今度の環境フェアでも、まさに考えておりますので、また、イベントの内容が決まってきましたら、皆様にもご紹介したいと思っています。以上です。

E委員:今皆さんがおっしゃっていただいた通りだと思いました。あるべき姿であるとか、理想の姿であるとか、未来の市の姿というのをお互い共有するというのが非常に大事だと思います。それで環境の取り組みに対する敷居を下げて、この三期の計画を進めていただきたいなと思います。また、これは意見として受け止めていただいて、回答は結構なのですが、今よく言われてるのは行政の施策で「ナッジ」を活用するとか、そういう話もありますので、また行動経済学の観点なんかも、難しいかも分かりませんが、取り入れていただけたらありがたいなと思います。

会長:ありがとうございました。市民公募委員としてご出席いただいて、やはり市民のところにどう届けるかというところが一番気になるところだと思います。委員会としても、そこまで十分に努力ができているか分かりませんが、できる限り、議論が盛り上がって、市民に伝わって、当事者として巻き込んで、一緒に話していけるような審議会になっていきたいと思います。三期のどこかで1度くらい、市民を巻き込む企画を審議会としてやるとかですね、何らかの工夫はやるのがいいかもしれません。その辺りを含め、いろいろ頑張ってみたいなということを申し送りたいと思っていますので、E委員も協力をお願い致します。ありがとうございました。B委員お願いします。

B委員:35ページからの総括のところですが、ここに「第三期環境基本計画への展望」とあって、その「展望」という表現なのですが、この「展望」は大項目であって、1個1個の書いてあることと対応していると捉えてよいのか、この「展望」をどう理解していいのか分からなくなってしまいまして。たとえば36ページでは「不法投棄件数の増加」という言葉で止まっていますし、37ページですと、「耕作放棄地の増加」「森林被害の増加」という表現で止まっていますが、「展望」が大項目ということであれば、その下の箇条書きはこうした表現でよかったのでしょうか。

会長:確かに36ページで、「不法投棄件数の増加」と書いてありますが、見出しに課題と展望と並べて書いてあると、「増加」が展望なのか、課題なのか、ちょっと分かりにくいことになってしまっています。他も同じですね。決してプラスに思っていないことと、プラスに思っていることとが同じ列に並んでしまっていますので、ちょっとそこは書き方を考えた方がよいかもしれません。ありがとうございます。いいところに気が付いていただきました。思い込んで見ていると気が付きませんでした。課題と言うと、未来を切り開いていくという展望の意味を込めて使うこともあると思いますが、ここで書かれている課題は、具体的に何とかしないといけない、ある意味未来を見るというよりも、今こういう状況がありますという課題になってしまっているので、例えば、第三期環境基本計画への課題みたいにしてしまって、不法投棄件数をどうやって減らすかみたいな言葉に変えてしまう方法もあると思います。課題を先に書くのであれば、いっそ展望という言葉を取って、そうすれば、例えば大量消費の行動様式の見直しみたいなことが課題ですねと見えてくると思います。表現としてどちらの言葉、「展望」の方を示すのか、「課題」の方を示すのかですね。

事務局:まず、課題と展望を分けて書くという方法は、今度は、課題と展望の数のバランスが気になるということになりますので、課題もしくは展望のどちらかに書き方を寄せるのがよいと思います。その上で未来につなげるような言い終わり方になるように書き方を変えるのがいいのかなと思います。

会長:「増加」で終わるのではなく、「増加」をなくすとか減らすとか、そういう言葉に変えるということですね。

事務局:今の書き方は、例えば「増加」で終わっていれば「課題」ですし、グリーンインフラの推進だったら「展望」ということかと思います。要は展望の形にしているものと、課題の形にしているものを併記しているので課題と展望というように、私はそういう意図ではあったのですが、ただ、この「増加」が「展望」に見えてしまわないようにというのはご指摘のとおりだと思います。

会長:そうですね。「気候変動による渇水の懸念」とか、まだ未解決、あるいはひどくなっていくかもしれないようなことを問題点として書いてあるのですが、本来は展望の意味も同時に入っているので、書き改めると。

D委員:ちょっとよろしいですか。

会長:D委員どうぞ。

D委員:今、もう第三期環境基本計画もできた後で、この評価の部分を議論するということで、苦しいところもあると思います。今この部分、1個ずつ書いてありますね。第二期の総括ということで、エネルギーのこと、2番目の資源循環のこと。それらを大きくまとめて、全体として、第三期環境基本計画へ向けての方向性とか、なんかそのような言葉で、全部まとめて簡単に書いておけばどうかなという気がします。それはもう第三期環境基本計画ができているので、ここでそれを今、繰り返し書いてもあまり意味がないような気もします。まとめてみてはどうでしょうか。

会長:以前の議論で、少しでも問題性が具体的に訴えられるようにということで、このような形に収まりました。例えば、プラスチックの問題だとか、気候変動で渇水も懸念されるとか、みんなに気付いてもらいたい事項をここに並べたんですね。そういう経緯があるので、ちょっと元には戻しにくいと思います。ですから、ぜひこれを伝わりやすい見出しに書き換えるか、何かうまい工夫をして分かりやすくする方法でいきましょう。「課題」と「展望」という並列の書き方で、中身との整合は見逃していましたが、以前に、項目立てを残そうという議論があったと思いますので。

D委員:はい、分かりました。

事務局:今、書き方について少し事務局で相談させてください。

会長:はい、承知しました。令和3年度の評価結果ということで、進捗状況報告と、二期の総括を少し手直しの上、再掲するという形で、報告書を作りたいと思います。何かほかに気が付くところはありますか。この後のその他案件のところでは、次年度の審議会の開き方について、事務局から説明をいただくことになっています。今年度については、あと1回、年度内に開催する予定です。今日の補足があれば、その時に触れることもできると思います。事務局の結論は出ましたか。

事務局:これで解決だという案がちょっと今この場では出てこないので、後日、正副会長にご相談の上、決定させていただきたいと思います。誤解のない表現にはさせていただきますので、ご了解いただければと思います。

会長:はい。では中ポチで記されている三期基本計画への展望というような書き方のところを少し改めさせていただきます。深刻化する課題がどういうところにあるんだろうかという例示みたいな形は維持したまま、末尾の表現については改めるように工夫したいと思います。それではそろそろ時間になってきましたので、令和3年度の評価については、いくつか意見のあった点を加筆修正して、確定にしたいと思います。よろしいでしょうか。はい、ありがとうございました。今日おっしゃっていただいた意見以外にも何かあれば、事務局の方に送っていただければ、事務局にとってもいい励みになるかと思いますので、よろしくお願いします。以上が今日の審議事項であります。では最後にその他案件ということで、事務局から連絡がございます。

その他

事務局:次年度の審議会の開き方についてご報告があります。まずですね、今年度につきましては、先ほど申し上げました通り、年明け2月か3月にあと1回、議題は長岡京市地球温暖化対策実行計画の区域施策編の令和3年度実績報告と評価ということを予定しています。それでですね。これまでは、第二期環境基本計画と地球温暖化対策実行計画(区域施策編)を、別々の計画として進捗管理を行ってきましたので、夏には第二期環境基本計画の進捗評価を、冬には地球温暖化対策実行計画(区域施策編)の進捗評価を、というように、審議会の方も分けて開催してきたという経過がございます。一方でですね。評価する、評価をしていただく市の取り組みの多くがですね、二つの計画の間で重複しているということがありました。具体的には温暖化対策の部分が重複しているという課題がありました。ですので、令和4年度から始まった第三期環境基本計画では、地球温暖化対策実行計画(区域施策編)を包含する形で、一体の計画という形で、この度改定を行ったところです。よってこれまでの二つの計画を一体で管理していくということになります。従いまして、次年度は第三期環境基本計画の令和4年度、今年度分ですね、令和4年度の取り組み評価を行うのが、次年度ですけども、審議会としては年1回の開催を想定しています。温室効果ガス排出量の算定の時期の都合上、おそらく冬に1回開催となる見込みですので、事前告知ということでこの場でお知らせをさせていただきました。年1回と言いましてもですね、経常的な開催が年1回ということですので、臨時的な諮問事項が出てきた場合などですね、追加で開催をお願いする場面もあるかと思います。その際には、またお集まりいただきまして、ご審議・ご助言をいただけたら幸いに思いますので、よろしくお願い致します。事務局からは以上です。

会長:はい。今年度についてはあと1回ということでご案内します。次年度以降は、二本立てだったものが一本化されて、それを年に1回開催を原則的な運営として、審議会を持ちたいというご提案、報告でありました。事務局からの連絡事項は以上であります。では、司会を事務局にお返ししたいと思います。

事務局:会長ありがとうございました。先ほどありましたように、次回は年明け2月か3月ということでございますので、またご案内の方をさせていただきたいと思います。それでは以上をもちまして、第28回長岡京市生活環境審議会を終了致します。どうも本日はありがとうございました。

※委員名のA、B、C等は発言順に付番しているもので、他の会議録の委員と一致するものではありません。

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