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とりこぼさない支援体制整備事業〔重層的支援体制整備事業〕の紹介

  • ID:13705

とりこぼさない支援体制整備事業について

 近年、少子高齢化や核家族化などを背景として、地域社会でのつながりや地域に対する関心の希薄化が進み、8050問題やダブルケア、ヤングケアラー、ひきこもり、ごみ屋敷など複雑化・複合化した課題が潜在化してきています。

 このような社会の変化を踏まえ、これからの地域福祉は、制度・分野の枠や「支える側」「支えられる側」という従来の関係を越えて、人と人、人と地域、人と社会とのつながり、一人ひとりの生きがいや役割を持ち、助け合いながら暮らしていくことのできる包括的な支援体制を構築し、「地域共生社会」の実現を目指す必要があります。

 そこで、長岡京市では令和5年度より、とりこぼさない支援体制整備事業の実施を開始しています。家庭の中で複雑化・複合化している課題や、制度・サービスのはざまにある課題への支援を行うために、多機関協働事業を担う「くらし連携担当」が新設されました。

長岡京市とりこぼさない支援体制整備事業実施計画

 本計画は、とりこぼさない支援体制整備事業を適切かつ効果的に実施するため、事業内容や推進体制を定めたものです。



長岡京市とりこぼさない支援体制整備事業実施計画

個別支援から世帯支援へ

 長岡京市がこれまで整備してきた専門機関は市民相談窓口としてそのまま活かし、各窓口が担当するケースの中で複雑化・複合化した課題を「くらし連携担当」が整理して、解決に向けたコーディネートをしていくことになります。そのために、「くらし連携担当」には、保健師、社会福祉士、教職経験者を配置し、これまでよりさらに横断的な連携を推進します。



複雑化・複合化した課題をまち全体で支えるために

「くらし連携担当」では、市の担当部署、専門機関、NPO法人や市民団体、地域住民と連携して、相談者世帯の支援をコーディネートします。生活の中で直面する困難や生きづらさを解消するためには、社会や地域とのつながりが大切です。自ら相談に行くことが難しい人の早期支援や、ご近所同士の見守りや支え合いには専門職だけでなく、地域の皆さんの協力も必要です。

多様な活動者や専門職がつながるために

制度・サービスが充実していても、「はざま」の課題というものが存在します。地域の居場所やボランティア活動など、制度では充足できないニーズに対応できる人や場所がつながりあっていることが、地域の力となると考えています。

とりこぼさない支援を考えるプラットフォーム

「地域に居場所がある」「必要としてくれる活動・人がいる」「支援者同士が支援のノウハウを共有する機会がある」。そのようなことが制度・サービスの「はざま」にある人を支えていく土壌になると考え、多くの専門職や活動者がつながりあえる場所として、令和4年度から市内のNPO法人や社会福祉協議会と協働してプラットフォームを設置しています。


とりこぼさない支援を考えるプラットフォームのページへ(別ウインドウで開く)