伝えたい!「協働」のホンネ~令和5年度長岡京市の職員アンケートから~
- ID:14520
そもそも協働って?
「協働」を簡単に言うと、まちの人たちや団体、そして市役所など、いろんな立場の人がそれぞれの個性や得意なことを活かしながら、対等な立場で力を合わせてまちを良くしていくことなんです。
みんなで力を合わせることで、一人ではできないような大きな成果を生み出したり、地域の一体感を高めたりすることもできるんですよ。
協働クイズに挑戦しよう!【令和6年度助け合いとつながりのまちづくり月間事業】
令和6年10月1日以降にクイズに回答いただき、市役所自治・共助振興室(市役所一期庁舎4階)か市民活動サポートセンターでその画面を見せていただくと、推進月間クリアファイルをプレゼント!(先着で数に限りがあります)
職員が回答!協働アンケート結果の一部をご紹介
協働を推進する取り組みの一環として、市の職員を対象に、協働に関する意識や経験を調査する「職員アンケート」を2年に一度実施しています。
協働はどの部署でも大切で、いろいろな部局の職員が経験しています。
「助け合いとつながりのまちづくり条例」がスターとしたのをきっかけに、市役所では「助け合いとつながり」=「協働」について、市職員の「ホンネ」を集めるべく、今年は、これまでの協働の経験を踏まえ、「どんな団体と協働したいか」「協働して良かったこと、大変だったことは何か」といった質問を新たに追加しました。
アンケート結果を見る
アンケートの主な回答内容を紹介♪
協働相手の団体運営について特に求めるもの
- 活動内容に社会性や公益性があること
- 専門知識やノウハウを蓄積していること
- 団体の運営に関して安定性があること
- 事業を担うスタッフ体制が整っていること
- 活動内容が創造性に富んでおり、将来性が期待できること
協働をしたい相手としてもっとも重要と感じる団体の要素
- 地域課題を把握し、地域づくりに貢献している
- 行政の制度やルールに理解がある
- 市の支払いは税金の支出であり、透明性や公平性、効果の検証が必要であると理解している。
- 公平で客観的な視点をもっている
協働してよかったこと
市役所では、市民の皆さんと協働して様々な事業に取り組んでいます。市職員がいままでに協働した経験から出てきた「協働してよかったこと」から出た主な意見を紹介します♪
★知識やアイデアをいただけた!
- 専門的な知識や経験を持つ人たちと力を合わせて、行政だけではできなかった質の高い事業ができて良かった!
- 市民の皆さんから、新鮮なアイデアや視点をもらえて、事業がより良く、楽しくなって良かった!
- 市民の「生の声」を直接聞けたことで、本当に求められている事業を実現できて良かった!
★立場の違いを生かせた!
- 広報や周知活動を協力してもらって、イベントが大成功に終わって良かった!
- 幅広い世代や分野の人たちとつながることができて、新しい発見があって良かった!
- 行政だけでは対応が難しいことにも、柔軟に取り組めて良かった!
★つながりが広がった!
- 地域の人たちと力を合わせることの素晴らしさを感じられた!
- 市民の皆さんの力強い活動から、元気をもらえた!
- 業務を分担することで、時間や費用を有効に活用できた!
- より多くの市民のみなさんにサービスを届けることができた!
- 市の財政負担を軽減できた!
協働をしてたいへんだったこと
長岡京市の職員が今まで「協働」を経験して感じた「困ったこと」「課題だと感じたこと」で出た主な内容を紹介します!
★立場がちがっても、対等なはずなのに…
- 行政の制度やルールへの理解不足を感じることがあった!
- 一方的な提案や要望が多く、対等な関係を築く難しさを感じた!
- 行政批判や文句を言われることがあり、心苦しかった!
- 時間的な制約があり、十分な話し合いや振り返りが難しかった!
- 行政と市民、それぞれの立場や考え方の違いを乗り越えるのが難しかった!
- 情報共有や連絡調整がうまくいかなくて、大変だった!
- 団体によって目的や考え方が違うので、まとめるのが難しかった!
- 費用負担について、揉めることがあった!
- ボランティア精神に頼りすぎて、負担をかけてしまった!
- 公平性の確保が難しかった!
- 金銭感覚やルールの違いに戸惑った!
- 人の入れ替わりで、活動の継続が難しかった!
- 時間の経過とともに、目的や方法がずれてしまうことがあった!
- 結局、行政の負担が増えてしまうケースもあった!
協働に大切なこと~長岡京市市民協働のまちづくり指針より~
「協働」をスムーズに進めるために、関係者が共通認識として持っておくべき7つのルールをわかりやすく説明します!
- 目的・目標・課題の共有
まずは、それぞれの立場や目標を明らかにし、共通の課題を見つけることが重要です。「何のために」「何を達成したいのか」を共有し、協力体制の土台を作りましょう。 - 相互理解
お互いの違いを認め合い、尊重することが大切です。それぞれの立場や考え方を理解し、協力することで、より大きな成果を生み出すことができます。 - 対等性の確保
どちらか一方に依存するのではなく、対等な立場で協力関係を築きましょう。それぞれの自主性を尊重し、対等なパートナーシップのもとで協働を進めることが重要です。 - 責任と役割の明確化
誰が何をするのか、責任の所在を明確にしておくことで、スムーズな連携を進めることができます。役割分担を曖昧にせず、責任を持って取り組むことが大切です。 - 担い手の相互変容
協働を通して、お互いに学び合い、成長していく姿勢が大切です。相手の意見を取り入れながら、柔軟に変化していくことで、新たな協働を生み出すことができます。 - 情報の共有と公開
情報をオープンにし、透明性を確保することで、相互理解を深め、信頼関係を築くことができます。誰でも参加しやすいオープンな体制を作りましょう。 - 検証と評価の実施
活動の成果を評価し、良かった点や改善点を見つけ出すことが、次のステップへとつながります。定期的な振り返りをおこない、より良い協働体制を築きましょう。
【参考】