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平成24年度 児童福祉部会会議録

  • ID:2665

開催日時

平成24年11月8日(木曜日)午後2時~午後4時

開催場所

図書館3階 大会議室

部会長

安藤和彦委員

出席者

工藤充子委員、三代潤子委員、西野美穂委員、清水ヒトミ委員、土居浩之委員、小山香緒里委員、平野慶三委員、兒玉周司委員(以上8名)

欠席者

安藤和彦委員、田中友之委員、冨岡友美委員、服部春夫委員、足達三重子委員、日栄三輪委員、尾﨑剛委員、芳賀惠子委員(以上8名)

議題(案件)

  1. あいさつ
  2. 児童福祉部会員紹介
  3. 長岡京市次世代育成支援行動計画23年度事業概要報告(案)について
  4. その他

資料

  • 資料1 長岡京市次世代育成支援行動計画(新・健やか子どもプラン) 
  • 資料2 平成23年度事業概要報告書(案)

議事の経過

開会

1)あいさつ

健康福祉部長
 (あいさつ)

2)児童福祉部会員紹介

各委員
 (自己紹介)

関係各課
 (自己紹介)

3)長岡京市次世代育成支援行動計画平成23年度事業概要報告(案)

副部会長
 長岡京市次世代育成支援行動計画平成23年度事業概要報告について事務局から報告をお願いします。

事務局
 (資料に基づき説明)

部会長
 事務局からの趣旨説明に対してご意見は。

委員
 まずひとつは保育所ですけれど、今からどうしたら入れるかの相談がたくさんきております。働いていない母子の家庭だとか、貧困で夫の収入がないのだけれどどうやったら保育所に入れるかといった相談がたくさんあります。公立の保育所、民間の保育所、その他働いているお母さんがどこに預けておられるのか、無認可保育所のようなものだけど子どもを預かっているところがあるのかどうか。駅前保育所に膨大なお金をつぎ込んでおられるが、何人くらいをどういう保育内容でやっておられるのか。どういう条件をつければ保育所に入れるのかよく相談される、働いていないと入所しにくいし、保育所に入れないと働きに行けない、堂々巡りの状態になっている。また4月に入所できない人は、どうなるのか。

事務局
 公立と民間で5つずつ10箇所の認可保育所があります。入所要件としては週4日以上1日4時間以上働いていることが条件となります。母子家庭等は配慮しています。また認可外の施設は7箇園あります。そこには認可保育所に入所できなかった人や入所要件のない人たちが行かれています。当市は4月1日に 1265人入所されてまして、71名(10月16日現在)の待機児童がでておりまして、入れないから育児休暇をとられてる方、困っておられる人もおられます。駅前保育は、日曜日や夜間等駅に近ということで、認可外にしてどなたでも利用できるようにしています。保育所に行けない人は、一時預かり事業とか、エンゼル、たんぽぽなどを活用しておられます。保育希望の申請率は、年々増えておりまして、22年度から比べれば、121人程2年間で入所者数を増やしております。申請の人がどんどん増えておりまして、昔でしたら就学前児童数の20%くらいの申請が30%近くまで上がっております。児童数が4500人で前後していますが、社会的条件とかがあって経済的な家庭の負担があり、経済状況がよくなければ増えていくのではないか。ただ児童数は将来的には減っていく傾向と思っています。26年度等には認可保育所の新設等も計画していますので、できるだけ保育ニーズには対応していきたいと思います。

委員
 児童数は延べ1392人、駅前保育は372人で予算額をみると、数が少ないにもかかわらず駅前保育への予算が多いのではないか。無認可の人を底上げしないのか、なぜ駅前保育はこんなに優遇されるのか。

事務局
 当初再開発で駅前保育を呼ぶ時に認可施設と同等の基準の中で保育をするけれども、認可保育所とせず、どなたでも預けられる施設として、駅前に誘致したと聞いています。

委員
 できた経過はいいのですが、実際に使っている人が372人、無認可保育所は3箇園で延べ1392人ですよね。千人程違うのにお金は駅前保育の人が多いんですよ。駅前保育というのはもっと利用し易いようにして、本当に困っている人がここも利用できるような方策を行政として説明して、もっと駅前保育が大きな力を出して行くことができないのか。

事務局
 駅前保育は、月極め保育だけではなく、平日が夜10時までの夜間保育や日祝の休日保育、一時保育など様々な保育ニーズに対応した性格をもっています。

委員
 駅前保育は、公立の保育所に行けなかった乳児さんが多いので人数では比較できないと思います。

事務局
 基本的に駅前保育は一時的に保育が必要ということで、利便性が高いところに保護者の方に提供する場所であり、市が大きい負担をかけて保育をさせていただいています。待機児童としては、0歳、1歳のところで非常に多くでておりまして、子どもさん0歳3名に対して保育士が1名ついたり1歳では5名に対し保育士1名ついたりして非常に厳しい状況で保育をすることになりますので、今の認可保育園で受け入れる状況にない児童を補完的に一時的な保育をやってもらうつもりで設置したんですが、結果的に駅前で乳幼児の方々がお世話になり保育の人数は少なかった。多くの補助金を行っており、一定の期間が過ぎておりますので今後見直しを含めて内部で議論をしています。

委員
 駅前保育を認可できるよう努力をしてほしい。企業がやっておられるので保育料が高い人しか入れないので不信感がつのります。低所得の人はもっと困っておられて働きたいのに不公平感がある。

事務局
 認可保育園に関しましては、市としては、社会福祉法人にひとつの網をかけておりまして、今制度を国の方で見直しをしていますけれども、なかなか制度上認可保育園にするのは難しい。現在、認可外保育園でも認可保育園にしてほしいという要望もございます。定員が1300人弱まで拡充していますが、保育需要が市の中心部に固まっているのと同時に、一部南西部が欠けている地域があり、駅に近いところで預かってもらって、仕事に行くというのも大変重要なことではありますが、やはり地域の近くに優先的に認可保育園を設置していく方が需要に対する供給ができるのではないかと思います。

委員
 毎月実務者会議で要保護児童の状況を聞かせていただいています。子育ての親の教育もやっておられますが、受けられる人は一部の親御さんだけというのでは、本当に必要な人が埋もれてしまっている。要保護児童の中で、低年齢化出産と未婚の状況で、家庭環境が準備されてない中で妊娠出産される方が増えていると思います。小中学での性教育がもっと大事じゃないかとちょっと心配です。

事務局
 低年齢化しているのは事実で、乳幼児から保育所、小中学校の主管課の方で連携を密にしながら経緯を引き継げるようなシステムを構築をする必要があると思います。低年齢者に対する育児支援を京都府の支援を受けながら取り組んできました、来年度に子育ての支援をするという制度を確立し実施します。

委員
 実際に子育てが困難な家庭を特別支援してみると、単独の課では救えないたくさんの問題を抱えておられます。低年齢、高年齢、精神的・身体的疾患を持っておられるとか、さまざまな横と縦の連携で途切れない見守りが必要だと思います。私たちも民間の連携を図るよう努力していきたい。

委員
 学童保育を民間に業務委託するということで、第七小学校が先に決まって今動いています。担当課、保護者会と話を進めていますが、長年続いていた伝統を民間に引き継げるのか、保護者が不安に思っている。それを解消しないと、なかなか進まない。引き継ぐために本来なら1年間通して子どもたちがどのようなことをやっているか見てもらってから子どもたちを受け入れるべきだがなかなか難しい。今後民間に委託する場合に、長岡京市と保護者会と連携しながらより良い学童保育をつくっていくためなら、こういう場も要望していきたい。これからの保育は子供達の生活環境がどう変わっていくのか知りたいと思います。保育の問題、幼稚園の問題、学童保育の問題についてもきちんとしてもらいたい。駅前保育はお金かかり過ぎるかなと思います。今ある無認可の三箇園は、保護者も大変だし補助金もないし、不公平感は拭えないと思います。

事務局
 市の事業の方向性の推進について、9月の議会でも審議されました。7小の留守家庭児童会を25年度から民間の法人に委託する方向で進めさせていただいたいます。法人の選定作業を進めており、おおむね12月に決定、1~3月に準備期間を設けており、内容については保護者と十分調整を図りたいと思います。

委員
 学童保育、乳児保育を初めてつくったのは私たちのグループなんです。長い歴史を子ども達のためにつくり続けてきたと思っています。学童保育が民間化されるというのは、今までは公的にされていたので歴史が変わったと思いましたが、今後とも民間の方が良いという何かをもって、進められるのか、それともひとつの学校をやってみて試行錯誤しながら進めていくのか。

事務局
 事業の運営責任というものは、市にありまして。保育を法人の指導員にお願いする。将来的には、検証を基に進めさせていただく予定です。今直営で指導員さんを雇用していますが、民間のノウハウを活用し、同じレベルの資格を持った指導員さんにお願いする予定です。

委員
 試行錯誤して良い方向に行かなかったら、またみんなで考えるという柔軟なかたちをとっていただければいいと思います。

委員
 新生児訪問の充実というところで、今現在民生児童委員は地域の子ども達の家庭に訪問して、民生児童委員がいるということをする活動をしなさいと言われていますが、各家庭の情報が届かないのが現状なんです。新生児訪問についても保健師さんと共同で必要な家庭があれば訪問したいと申し入れをしているがないのが現状です。60件ほどの家庭が訪問できてないとなっていますが、できれば地域で訪問できるようなシステムを一緒に作っていけないかなと思っています。

事務局
 新生児訪問については、当市では長い歴史があって、一軒々電話をして約束をして訪問していましたが、断られて行けない家庭もありました。国の「こんにちわ赤ちゃん事業」は、保健師でなくても行って顔を見てくるという事業ですが、一部希望されない人については行ってないことに気づかされまして、希望のない人についてもとりあえずアンケートを送らずに持って行くようにしました。今後は民生委員さんと一緒に行くことも考えたいです。

委員
 できる限り協力したいと思いますが、地域にいますので、夜遅い時間帯でも可能ですのでまた活用してください。

委員
 病後児保育の登録者は89名で、利用が少なかったけれども安心感に繋がるので非常に良い事業だと思います。定員とかあって利用が重なることはあるのでしょうか。

事務局
 定員については、病児4名、病後児と併せて6名でお願いしております。

事務局
 現実的に利用していただけなかった経緯があり。保護者の立場から考えると、病後すぐに保育所に通えないことより、病児に専門の方に保育をしてほしい人が数段多いため。病児4名、病後児2名ということで定員を確保しました。ただ、状況によっては病後児の保育室も活用させていただくよう済生会京都府病院にお願いしております。

委員
 トワイライトステイ、ショートステイ計画が上がっていますが、契約には至っていません。年間何件か親御さんの病気や怪我で児童を児童相談所でお預かりしています。早く事業を実施してほしいと思っています。

事務局
 トワイライトステイ、ショートステイについては、島本町に児童養護施設遥学園があり、そこで実施するということで来年度予算に計上予定です。

委員
 親の側とすれば病気の子どもを預けて仕事をするのは切ない思いもあるので、たくさんあれば良いということでもない。いざという時の安心感だと思いますが、医療看護でされるのか保育でされるのか、見知らぬ所で1日を過ごすのであれば手慣れた保育士のような人がおられるのか気になります。こういう制度は広く広報してほしい。施設とか児童相談室は敷居が高い意識があるが、そこは子どもをよく見てくれるというふうにスピーチしてほしい。

事務局
 最終的に支援がどうしても必要な場所を確保するという強い思いで予算計上に臨んでいきたいと思います。

委員
 長岡京市の政策の中で、就労と育児のバランスということで、父親の育児参加といっていたが、究極はどっちが育児しても仕事してもいいと思います。ところが就労のところで女性がつまずいていて、働く場所がない。夫と妻の育児の平等感というのは、父親が共に責任として子どもを育てていくことを、両方で助け合って育児していくのが一番良いのかも知れない。(努力されている母子の人には失礼ですが)啓発をして行く過程で、すべてに母親にスポットをあてた育児という観念を変えていただきたい。世界中からみても日本のお父さんの育児参加時間は少なく、子どもをうまく育てていく上で大変いびつな環境だと思いますので、ぜひ次世代計画の中心にそれをおいてもらいたいと思います。決してお父さんとお母さんが同じ育児をして良いわけではなく、それぞれが相まって子どもに良い影響を与えいくような方向になるのが、次の世代に託す私たち女性の願いです。

委員
 私が子育てしている時は、やはり夫が仕事に行って、妻が子育てというのが当たり前でした。親世代も当たり前でしたし、男の人が家事をするのを良しとしない部分がありました。これからの若い夫婦は協力して、女の人が働きに行くという形があっても良いと思います。

事務局
 率先して公務員が育児休暇をとっているというのが非常に少ないですが、たまたま健康福祉部に育児休暇をとった男性職員が2人おりました。男女共同参画視点の中で、今後お父さんお母さんが共に子育てをしていく環境整備が必要ではないかと思います。

副部会長
 私の保健所でも去年育児休暇をとっているものがおりました。私ごとですが、結婚した時は「何か手伝おうか」と言ったら、「手伝うんじゃないですよ」と言われ、今では教育されて家事を率先してやっているつもりです。

副部会長
 次の案件『その他』ということで何かありますか。

事務局
 『その他』は特にありません。今年度につきましてはこの部会は1回です。今後この計画は26年度までですので、新たな計画を26年度中に作成するということになります。来年度については2回くらい会議が必要かなと思っています。

副部会長
 今回の案件は終了させていただきます。

事務局
 (閉会のあいさつ)