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平成22年度 児童福祉部会会議録

  • ID:1843

開催日時

平成22年12月16日(木曜日)午後2時開会~午後4時閉会

開催場所

長岡京市図書館3階大会議室

部会長

安藤委員

出席者

安藤委員、工藤委員、三代委員、渡辺委員、大塚委員、鞆岡委員、小山委員、平野委員、能塚委員(以上9名)

欠席者

北條委員、足達委員、廣村委員、德岡委員、井上委員、芳賀委員、相川委員、冨岡委員(以上8名)

議事

  1. あいさつ
  2. 児童福祉部会員紹介
  3. 児童福祉部会について
  4. 役員選出について
  5. 長岡京市次世代育成支援行動計画21年度事業概要報告(案)について
  6. その他

資料

  • 長岡京市次世代育成支援行動計画(新・健やか子どもプラン)平成21年度事業概要報告書(案)
  • 長岡京市次世代育成支援行動計画(新・健やか子どもプラン)
  • 長岡京市地域健康福祉推進委員会設置要綱

議事の経過

開会

1)あいさつ

事務局

  • あいさつ

2)児童福祉部会員紹介

事務局
 本年度部会員の改選があり、本日の会議が第1回目の会議となる。
自己紹介をお願いしたい。

各委員
 (自己紹介)

事務局
 長岡京市の職員の自己紹介をお願いしたい。

関係各課
 (自己紹介)

3)児童福祉部会について

事務局
 (児童福祉部会の役割についての説明)

4)役員選出について

事務局
 設置要綱第5条において、部会長及び部会長の職務代理者をおくことになっている。部会長を選出したいが、推薦等はあるか。ないようなので、事務局案として安藤和彦委員を部会長に選任する。

部会長
 (就任あいさつ)

事務局
 この後の進行については部会長にお願いしたい。傍聴の人はおられるのか。

事務局
 おられない。

会長
 職務代理者については、能塚委員を指名する。21年度の概要報告書について事務局から説明願いたい。

5)長岡京市次世代育成支援行動計画21年度事業概要報告(案)について

事務局
 (資料に基づき説明)

部会長
 ただ今の説明について、何か質問はあるか。

委員
 小中学校で配置されているカウンセラー等はどれくらいの時間と日数配置しているのか。

事務局
 中学校のスクールカウンセラーは、週1回府を通じて配置をしている。
小学校は特にカウンセラーではなく、心の教育を推進し、子ども達にかかわり支援される人、図書館司書等の支援を配置している。

委員
 87ページの「小学校心の教育推進事業」は、心の教育相談員が市から配置されている。放課後や休み時間に、話をしたり、相談にのってほしい等多様な子がいるので、心の相談員にボランティア的な形で来てもらっているが、専門的な知識を持っているので大変効果をあげている。
子ども達が相談員のところに行くことで、落ち着いて勉強できる等の対応ができたように思う。今年度は特別支援を視野においたボランティア等が配置され、個別のかかわりができる職員が別途いるので、ありがたい。

委員
 保育所・小中学校で、ひとくくりに障がいといっても、いろんな種類があり、特別支援学級一クラスでは対応できない状況になっていると思うが、学校はどのように対応されているのか。

事務局
 支援を必要とする子どもは、たくさん増えてきていると言われている。
以前は障がい児教育と言っていたが、今は特別支援教育ということで一人ひとりのニーズに合わせて、多様な子どもたちに対応している。
学校の先生の知識を高め、対応力も高まってきた。学習障がい、身体障がい、情緒的な障がいを持っておられる等、それぞれに合わせた特別支援学級というものを学校に設置して対応している。それぞれの必要に応じ、学級担任の先生以外にも支援を配置しているという現状である。

部会長
 104ページの「合計特殊出生率」について、全国の中で京都府は下から2番目くらいであり、全国の値もそう高くないが、長岡京市は京都府と大差がないということで、京都府の将来を含め考えていきたい。

委員
 子育て相談をするところがないという課題がある為、小学校等ではPTAを中心に入学前の保護者と連携して入学の為の取り組み等、親のために応援をしているが、73ページの「子育て等相談事業(家庭相談室)」の相談延べ件数が減っていることについて教えていただきたい。

事務局
 相談件数は、17年263件、18年233件、19年63件、20年46件、21年53件となっている。18~19年にかけて、減少している要因は、18年までは相談は1件でも、相談内容が、『子育ての悩み』と『児童虐待』等複合するような相談があった場合は2件と数えていた。19年から改めて、相談が1件あったことに対して1件と数えた為に19年からは激減したように数字上はなっている。ケースそのものの件数は、50件~60件を推移している。

委員
 相談の中身はどのようなものか。

事務局
 平成21年度の主な内訳は、性格・生活習慣等が14件、家庭関係、虐待等が14件、登校拒否が1件。心身障がい等が4件である。平成20年度は、子どもの非行に関する相談等がある。

委員
 保護者の保育所に入りたいが入れないという大きなニーズを感じる。
公立保育所があまり機能をせず、民間保育所に多種多様な保育をさせているように思える。駅前保育施設は認可外保育施設と思われるが、夜間保育、休日保育、早朝保育等、大変なサービスを埋め合わせているようであり、質的なことが心配に思う。
障がい児保育の母親には、なかなか保育所に入れてもらえないという思いをもっている人もいる。家庭内で子どもの養育をしっかり見ることができない人も心配があり、保育所に入所させるべきではないかと思う。
そういった保育体制全体、保育所全体はどうなっているのか教えていただきたい。

事務局
 現在、長岡京市では認可保育所(園)と認可外保育施設とがあり、認可保育所(園)にも公立保育所と民間保育園とがある。公立の認可保育所が6か所、民間の保育園が4か園、計10か園ある。1200名が定員で、ここ数年同じ定員できている。認可外保育施設が現在7か園あり、規模の小さな10人程度の保育施設から100人程度の規模の大きな認可外の保育施設もある。
駅前保育施設は認可外保育施設の7か園の一つだが、長岡京市が補助をして、認可保育所(園)と同様の内容をもっている。職員の配置や子ども一人あたりの面積等は、認可保育所(園)に準じた施設ということで運営している。多種多様な保育をするには、経費・人件費を増やさなければいけないという問題があり、最小の経費で最大の効果をあげていかなければならない中で認可保育所(園)では、一般の保育以外に延長保育や一時保育を、夜間保育や早朝保育等のより多様なニーズについては駅前保育施設等で担っていただきたいと考えている。駅前保育施設の内容は認可保育所(園)に準じる保育だが、プラスαの付加価値をつけて、夜間や早朝保育等にも対応できる保育施設にしてもらうため、民間の保育事業をしているところに、プロポーザル(いろんな案を出してもらう)を行い、その中で、長岡京市に最も有益であろうと判断された保育運営をしている会社に駅前保育施設の運営を任せている。
長岡京市の保育は、認可保育所(園)と認可外保育施設を機能的に組み合わせて、長岡京市民の多種多様な保育ニーズにこたえていくという考えをしている。

委員
 子どもの数は少ないが、働きたいと思う母親が多くいるので、保育所のニーズは大きいと思うが、保育所(園)の定員1200人がこの数年変わっていないのはどういうことか。定員はこのままなのか。
多種多様な保育を駅前保育にしてもらっているが、認可しないのはどうしてなのか。多種多様な保育はお金が必要ということで、費用対効果で認可外保育に任せているということは不思議な気がする。
保育園は増えるのか増えないのか。増えたとすれば、認可型になるのか教えてほしい。

事務局
 現在認可保育所(園)の定員が1200人で推移しているが、一方、待機児童(認可保育所(園)に入りたいという申請をしても入れない人)が、平成22年4月1日83人、21年4月1日34名、20年4月1日16名と、この3年間倍々で増えている状況を踏まえて1200人の定員を増やすということも検討している。新たな保育所の建設等も視野に入れながら検討している。今後働く女性が増えてくるであろうという時代の流れ・ニーズに応えていける保育環境を整備していきたい。
なぜ駅前保育施設を認可保育所(園)にしないかというと、認可保育所(園)は、まず、両親が昼間保育できないという入所要件が必要である。認可外保育施設は、そういう要件をとり、より子どもを預けたいという住民のニーズに応えることができる施設という位置づけである。
多種多様な保育にも対応できる駅前保育施設は、認可外保育施設として運営をしている。

部会長
 保育所分園(本体となる保育所とは離れてはいるものの一体的に運営される小規模の保育施設)を設置している地域や、分園でも待機児童対策が間に合わなくなり家庭的保育を導入している地域も京都府下にはある。これは待機児童現象が減ってきた時に、対処しやすい形であり、そういう方法も視野の中に入れておく必要がある。

委員
 学童は青少年・スポーツ課で待機児童0という体制をとっているので待機児童という問題はないが、最近は、クラブ室の過密化という言葉も出てくるように小さなクラブ室に60人70人の子どもが入っている。子ども達の環境に親の影響が大きいと思う。この数年、親が気持ちに余裕がないということと、親が親になりきれてないということを感じる。
すくすく教室等の様々な事業をしているが、すくすく教室の利用率はどのくらいか。また、親の啓発というのはこういうところから発信はできないかと思う。
すくすく教室一つをとっても、親の影響は大きく、子どもを行かすかどうかの判断は親がすると思う。たくさんの子どもたちが関われる環境にするために、親の啓発、地域との関わり等を広めていかないといけないと思う。親の啓発には、親が気持ちに余裕がないという大きい問題がある。

事務局
 資料にある通り、参加児童数は年間延べ2万7,758人で、これは同じ子どもが何回も参加されているものが含まれている。小学生全てを対象とした事業であり、小学生の人数が約4,000名である。
実績は3年を経過し、各々の地域で、予算の運営状況も円滑にされていて、今後、参加者・利用も増えてくると思う。

部会長
 向日が丘特別支援学校は長岡京市留守家庭連合会の中に入っていないのか。

事務局
 向日が丘には長岡京市以外からも通っておられる。
6年生までは市の学童で障がい児の場合には受け入れをしているが、障がいの重さ等によって、地域の小学校の学童では受け入れにくいという場合があり、保護者の有志による長岡京市の場合は『わっしょいクラブ』、向日市の場合は『ガンバクラブ』という組織があり、親が仕事されている場合、学童の代わりをされ、個別に指導員等を雇用されている。一方で運営の問題があり、保護者の負担が大きくなりすぎるということで行政にも財政的な支援が不可欠な状態になっており、学校教育、障がい福祉で支援の手をと聞いている。

委員
 最近は昔と違い、夏休みが遅くなっている。学生ボランティアは、養護学校とも夏休みの時期がずれていて困っているという話も向日が丘のPTAから聞いた。

部会長
 昔は半期の授業の回数は、10~12、13回でよかったが、今は15回になり、祝日も授業がありシステムが変わってきた。そういう意味で、小学校に行くボランティアと要件が合わないのかと思う。
地域は学生だけでなくて他の人も関われるような風土も必要であろう。

委員
 駅前保育施設の話があったと思うが、保健所の業務の一つに認可外の保育所の立ち入り調査があり、これは株式会社が運営しており、非常に広々として設備的にいえば認可以上であった。

委員
 認可保育所(園)と認可外保育施設がどう違うのか。認可にはどれくらいお金がかかるのか。認可保育所(園)にできない多種多様な保育を駅前保育施設にやってもらっているが、株式会社では認可保育所(園)にできないのか?

事務局
 認可の要件に株式会社かどうかは特に関係ない。
認可保育所(園)は、たとえば、0歳児は、子ども3人に対して1人の保育士をつけないといけない等、職員の配置の基準と、子ども1人あたりの広さ面積の基準がある。そういう諸々の基準を全てクリアーして、なおかつ、保育に欠ける要件のある子どもだけを保育する施設というのが認可保育所(園)である。
認可外はそういう要件を全部とり、自由に子どもを預かることができる施設ということである。子どもを自由に預けられるということで多種多様な保育ニーズに応えられるということになる。

委員
 駅前保育施設は無認可保育施設でも認可保育所(園)の基準に準じている無認可保育施設である。駅前保育施設は新たなこども園の方向に近い保育園に思える。

事務局
 駅前保育施設は、国の方でいろいろ議論されている幼稚園と保育所を一緒にした認定こども園の考えということか。

委員
 育てにくい親が見ている場合等は、保育所の入所要件をとって見ていくこともできる認可保育所(園)でもいいのではと思う。
今の保育所について、住民はたくさんの思いがあり、私たちも委員として、長岡京市が保育ニーズに応えていけるように発言していかないといけないと思う。

会長
 保育所(園)側が利用者を選ぶことについてブレーキはかけられるのか。
たとえば、保育所が各々決めた保育料を提示し、その保育料を払えない人は来ていりませんと保育所がすることは防げるのか。

事務局
 認可保育所(園)については、ブレーキがかけられる。保育料も全て市役所が集めており、世帯の所得に応じた金額にし、所得が同じなら、全て同じ保育料になる。認可外の場合は規制がない。全国的にも、非常に保育環境のいい保育をする株式会社等があり、高い保育料を設定し、高額の所得の人が利用できるし利用しやすい保育施設を経営しているところもある。

部会長
 認可保育所(園)にしてほしくないという認可外保育施設もあるのか。
認可にするとそれができないので、認可保育所(園)にしてほしくない認可外保育施設もあるのか。

事務局
 認可外保育施設の中には、そういった声もある。認可保育所(園)の基準に沿っていないので認可外保育施設という面が多いが、逆に認可にしてほしくないという面もあり、認可外保育施設は両極端に分かれている。

委員
 国で議論中のこども園・子ども子育て新システムが導入されると、今は保育所と幼稚園が基づく法律が別々になっているが、どういう法律に基づいてということになるのか。学童保育にも影響が出てくるのではと危惧している。保育料の上限はどうなってくるのか、民間企業もどんどん入ってくる可能性もあり、ブレーキをかける仕組みも前もって作らないと増長していくのではと危惧している。

事務局
 こども園が国で議論されているが、テレビ・新聞等で入ってくる情報程度しか来ないのが現実。国の方でも細かな内容はまだ決められていないが、危惧されていることも配慮して制度というものは作り整備されていくと思う。

部会長
 政府で検討されているワーキンググループも相当速いスピードで進んでいるが、予定通りにいくのかまだ分からない。
財源の問題は、どういう扱いで現場に落としてくるのか等、情報は内閣府のホームページにあり、ネットで見ていかなければいけないと思う。

委員
 昨今1人親家庭が増え、出産時に兄弟がいた時には、その前後誰も面倒を見るものがいないことがある。妊娠中に保健師、栄養士等で対応したり、やむをえない場合は、児童相談所で一時保護等をしたり、状況によっては施設に措置して預かったりしているが、ショートステイで預かることができるのか、市の中で完結できるのか。新健やか子どもプランは後期の5年に入っており、2ページの『子育て短期支援事業』を長岡京市でも検討していただきたい。

事務局
 『子育て短期支援事業』は後期計画には掲載しており、平成26年度までには、実施個所を1か所確保できるよう取り組んでいきたい。

委員
 2ページの『つどいの広場事業』は、地域子育て支援センター事業が2か所、つどいの広場が2か所ということか。

事務局
 公的では開田保育所・深田保育所の地域子育て支援センターと民間では四中校区の海印寺保育所の『さんさんの会』と三中校区の『いんふぁんとroomさくらんぼ』である。

委員
 公的では子育て支援センター事業、民間はつどいの広場ということだが、公的と民間と何か違いがあるのか。利用状況はどのようになっているのか。

事務局
 地域子育て支援センターは深田保育所と開田保育所と2か所で実施しており、大勢来ておられる。つどいの広場には、海印寺保育所がしている施設と『いんふぁんとroomさくらんぼ』がしている施設と施設の規模が違い、海印寺保育所の利用者の方が多いというのが現状である。開田と深田の地域子育て支援センターは、保育所の園庭開放等の事業もあり、その参加者が、地域子育て支援センターの事業にも参加されている。つどいの広場よりも地域子育て支援事業の方の利用率の方が高い。

委員
 親子の関係をうまく築いていくためには、親子ともに育てられながら、ともに集団保育に入っていくことが大切だと思う。
この事業を大事にし、ここに来る親子で、子育てが困難な親子を暖かく見守ることで、軽い虐待は防いでいけるのではないかと思う。こういう事業に従事する保育士等は、質的に向上していくことが大切と思う。

事務局
 『つどいの広場事業』について、『いんふぁんとroomさくらんぼ』の施設の規模が小さいと申し上げたが、平成22年度までは開催日数が週に4日だったが、平成23年度からは6日に増やして対応し、より多くの親子が参加できるようにしていきたいと思う.。

部会長
 集団の場はいろんなところで体験できるように、環境づくりは必要と思う。昔は地域や家で、集団の場を体験できたが、今は就園しなかった場合、集団の場を体験せず、小学校に入って突然30人~35人位の集団に入ることもあるので、小学校の先生も困られるし、子どもにとって重荷が出てくる。子どもの育ちを支えていくためには、それぞれがネットワークを組んで現状検討していく必要がある。

6)その他

部会長
 次の案件『その他』ということで何かあるか。

事務局
 特にない。

会長
 今回の案件は終了させていただきたい。

事務局
 (閉会あいさつ)

 

(閉会)