ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

現在位置

平成28年度第3回 地域創生推進会議 会議録

  • ID:5357

日時

平成27年11月4日(水曜日)午後4時から5時55分まで

場所

市役所会議室2

出席委員

石垣会長、山下委員、上垣委員、石田委員、長尾委員、岩野委員、金子委員、藤澤委員、土家委員、中小路(市長)

欠席委員

有賀委員

事務局

仁科(企画部長)、北村(企画部次長)、城田(政策推進課長)、山田・鍋島(政策推進課総合計画・企画総務担当)

廣部(株式会社地域計画建築研究所公共マネジメントグループチーム長)

議事

1 開会

 

2 人口ビジョン(案)について

(事務局) 

資料1を説明

 

【質疑応答】

(会長)

人口ビジョンのグラフでは、本市推計は8万人を超えるような結果になっているが、前回はそういう数字はなかった。

(事務局)

今回は東京圏への転出・転入を加味した関係で少し上に膨らんでいる。

(市長)

本日はオブザーバーという立場で参加させていただく。

今回の総合戦略の大きな目的は、大きく2つある。1つは、人口8万人のフレームを維持していくために何が必要なのか。その中に要素は2つあり、1つは、自然増を目指すために、子どもを産みやすい、育てやすい環境を作ること。また、社会増減でいかに長岡京市に住んでもらえる環境を作るか。

もう1つの目的は、疲弊をしてきている地域のにぎわいの創出と活力づくりだ。

皆さんのご意見やお知恵をお借りできればと思っている。

(会長)

資料3の人口と8ページの人口ビジョンの数字が少し違うが、資料1は資料3の長岡京市80,658人のベースになっている資料ではないのか。

(事務局)

資料3は平成25年10月1日現在の人口で、資料1は今年度の数字、基準日が異なっているので若干の違いが出ている。

(委員)

資料1の転入・転出の状況だが、「長岡京市と京都府内の自治体との転入・転出」を見ると、京都府内で見れば他市町村から長岡京市に移動されている。「長岡京市と京都府外の近隣自治体との転入・転出」のグラフでは、大阪市、高槻市、茨木市、大津市、島本町、いずれも転出の方が多い。大阪市に近い方に指向されているのか、どのように見ているのか。

(事務局)

土地の価格が大きいと思う。特に大津市だと、利便性は長岡京市の方が勝るが、経済的な比較で、若干遠くなっても結局こうなる。

(委員)

今後長岡京市の定住人口を増やすという意味では、高槻市・大阪市と差異は何かあるのか。

(事務局)

これは統計的なものだけで、中身は検証ができていない。

(委員)

京都府内では、割と長岡京市は魅力があるという感じがする。

(事務局)

資料3の裏面に住宅地地価比較を載せている。東洋経済「都市データパック2015」では、長岡京市は平米当たり18万3,000円だが、高槻市は15万7,200円。この辺りの影響があると思う。

(市長)

京都府・大阪府との転入・転出が結構あるので、市として努力できる部分があり得ると見ていいと思う。

土地の値段は、行政として、地価を下げようという方向性はないので、高い土地を買っても、ここに住んで良かったと思えるだけの行政サービスを目指していくのが、大きな方向性ではないか。

(事務局)

京都府内では長岡京市は上位に挙がるので、阪急とJRの沿線の視点が必要になってくる。

(市長) 

「週刊東洋経済」の京都府民が選ぶ住みたい街(駅)ランキングで、長岡天神は5位だ。ポテンシャルはあると考える。

 

3 戦略プロジェクトについて

(事務局)

資料2、3説明

 

【質疑応答】

(委員)

人口を増やすということを目標にした時、京都府内の交流で出会える場を作る、若者達を結びつけていくのも1つあるのでは。また、「児童館子どもの居場所事業」というのがあるが、子育て世代や年を重ねた方も含めて、人が集まってランチもでき、子どもが遊べると活気も出てくる。そういう場所があったらいいと思う。

「中学校米国短期交換留学事業」はアーリントンとの交流事業だが、行きたい人は誰でも行けるような体制が取れたらと思う。

「子育て期のワーク・ライフ・バランス」の「留守家庭児童会育成事業」について、どこかの小学校の教室を借りることができれば、たくさんの子どもたちが十分に遊べ、場所の確保もでき、のびのびとできるのではないか。4年生までではなく、6年生まで預かってほしい。

非行に走るのは、中学生ぐらいの精神的に不安定な時期に多いと聞く。精神的な安定の得られる、大人がそばにいて、相談に乗ってくれる環境があったらいい。

(事務局)

ご意見のような課題があるということは十分認識している。そのニーズに応じた形で拡充、充実させていきたい。今は、第4次総合計画の具体化に向けて実施計画を策定している。戦略プランではイメージを記載している。

(委員)

「出会いと交流の中に豊かな対人関係をつくる」について、出会いだけだったら本当にたくさんある。問題は、そこから先に行く若者のコミュニケーション能力が非常に乏しいこと。出会いの場プラスα、コミュニケーション能力を高められる、大人が参加する何かがあれば、確率的にアップしていくと思う。

(市長) 

コミュニケーション能力が相対的に低下してきているのは大きな問題だ。教育の部分から見直しをしていかないといけないが、この5年では難しい。具体的な事業の展開によっては、そういうチャンスは作れると思う。

(会長)

昔は、みんなが参加するお祭りが地域にあった、そういうのがあってもいいかと思う。

(委員)

目標「企業・事業者の活動環境と地域の活力をつくり守る」について、納税者の納税意識が非常に低い。税金を収められる黒字にしていかないと企業は発展しない。

小学生に対し租税教育を推進すれば、「義務教育課程でのキャリア教育を大切にします」につながり、納税に関する意識改革ができるのでは。

(会長)

目標「出会いと交流の中に豊かな対人関係をつくる」と事務事業とがアンバランスな気がする。ここは再考していただきたい。

租税教育は、多分、目標「結婚・出産・子育ての希望を導き、かなえる」の中に入るのではないか。

目標「企業・事業者の活動環境と地域の活力をつくり守る」については、いかがか。

(委員) 

今やインターネットがあれば自宅で商売ができる。女性やリタイアされた方が関心をお持ちで、そういう創業支援が必要。商工会は市と、具体的に補助に取り組んでいる。

企業の誘致には、長岡京市独特のインセンティブがポイントかと思う。

さらに経営指導や人材育成については、現在、商工会には5人の経営支援員がいる。支援員の数をもう少し増やすことが当面の課題だ。

農業関係は、人を雇うほどでもない規模の家族経営なので、高齢化すると放置竹林になっている、企業として成り立つ農業を目指さないと発展しないと思う。

道の駅については、長岡は農産物が常に揃っているわけではないので難しいと感じるが、観光も含めてそういう施設があればと希望的に思っている。

(委員)

非常に良いテーマを挙げているが、これらのプロジェクトを周知しなければ長岡京市に引っ越そうという行動が起きない。常にアピールできる体制や、市のホームページなどで周知することも含めて検討してほしい。

会社で見ていると、駅の周りが賑わっているマンションを選ぶ傾向が強いので、子育てを考えている人に対してアピールしていく施策がないと、人が増えないと思う。

(市長)

企業誘致の最大の課題は、1つは土地の確保だ。土地利用のあり方も含めて考えないといけない。加えて、企業進出の情報があれば機敏に対応できるような体制を作っておかないといけない。

創業支援も大きなテーマだ。子どもの手が離れた女性や退職者等が新たな商売を自分で展開できる環境づくりができないか。経営基盤の安定、経営者の育成も含めた事業展開を図っていきたい。

農林産物については、需要と供給のバランスを図っていくことが非常に大きな課題だ。

道の駅は実施していきたい。長岡京市には120万人ほどの観光客が来ているが、地域の活性化につながっていない。行政が道の駅を設置するのではなく、ビジネスにできる主体を作れるかが非常に大きなポイントなので、庁内でも検討していく。

周知については、観光振興から定住促進に向けたシティプロモーションの新たな展開を考えているところだ。

(会長)

外国人観光客に向けては何か発信しているのか。

(事務局) 

4カ国語表示のサイン等を考えているところだ。

(委員)

企業誘致が入っている目標「企業・事業者の活動環境と地域の活力をつくり守る」の数値目標に「市内事業所数及び従業員数」を挙げているのは、従業員数を増やすことで、そこに関わる人が居住する流れを作りたいということだと理解した。そうすると、住みたい人がいるのに、調整区域のままで住宅が建てられない地域があるので、その辺りを整備していくことが大事かと思う。

5年の戦略であれば、この数値目標を達成するに当たって事業の優先順位は必要だ。

目標「居住の循環と交流人口の拡大を促す」の空き家対策について、区画の大きな所は区画を分割して家が建てられるようにできればと思う。高齢層から若年層への住み替えを図る政策の中で、建築基準を見直すべきだと思う。

立命館ができた。企業誘致として学校は大きい、大学ができれば環境と学びのアピールが大きくなる。長岡京市は安心安全な場所というところをアピールし、他地域から人を呼び込むぐらいの魅力ある地域にすべきだ。

道の駅も、向日市、大山崎町も含めた2市1町での誘致を考え、高速道路を長岡京市のインターチェンジ若しくは大山崎で降りて、道の駅に寄ろうかという魅力的なものにしないと難しい。各旅行会社にも何らかアピールできるものが必要だ。

宿泊施設については、まだという気がする。あくまでも、京都に来られ方を呼び込むということで、駅からの導線をどうするか、高速道路からの導線をどうするかということを考えていくべきだ。

(会長)

「市民みんなのシティプロモーションを展開する」というのは、外向きのアピールも考えると「居住の循環と交流人口の拡大を促す」に入れるのではなくて、全体に共通したものになるような気がする。これだけが浮いているような気がするがいかがか。

(市長) 

今いただいた意見は反映していくが、2つの大きな目的からは全体を組み替える必要があるのではないか。国の地方創生の文脈の部分と、長岡京市が人口を維持して活力を作っていこうという文脈では、もう少し長岡京らしさに焦点を当ててもいい。もう一度提案する機会をいただけたらありがたい。

(委員)

長岡京市は過疎地ではないので、どのように都市部のビジョンや戦略を練っていくかという視点が必要になる。長岡京市の魅力をアピールし、ブラッシュアップしていくこと、魅力を落とさないということが大事。子育て世代に視点を置くと同時に、その裏返しとして高齢者にも優しいまちでないとだめだと思う。

企業誘致の関係では、長岡京市は社会基盤が非常に整ってきており、物流だと近畿の真ん中に位置しているので、非常に注目を受けている。その追い風をどう取り込んでいくか、長い目で見たら必要かと思う。

(委員)

子ども連れで危険を感じるようなところがあるので、道を広げる計画を早めていただきたい。

農業体験は、小学校の教育の中に入れて、親と一緒に農業体験をし、収穫した野菜等を給食に出す。また、子どもたちが作った米で大人たちが料理をし、そこを出会いの場にすることも出来ると思う。

観光では、長岡天満宮や光明寺周辺に観光で来た人が寄れる店がほとんどないので、そのような場所ができたらいいと思う。

(委員)

この地域の魅力をどう発信するか、ずっと住んでもらえる条件をどれだけ整えるかというのが非常に大事。

また、都市部として発展した長岡京市は、核家族世帯が多いため、祖父母との同居、近居ができるような仕組み、税制、助成、そういうところまで踏み込んで、子どもを多く産めるような環境づくり、条件づくりが必要だ。

転入・転出のプラスマイナスを見ると、子育て世代は転入が多い。ところが子育てを終えた世代は転出超過になる。定年退職しても、この地域で高齢者が力を発揮できるような条件づくりが必要で、それが子育てに発揮できたら一番良い。

(市長)

(第4次総合計画の)実施計画は具体的にどういう事業を展開してくのかということが、あらかた詰まってきた。(総合戦略の)見直しについては、ストーリーとして分かりやすい、長岡京市らしいものを策定していきたいので、猶予をいただけたらありがたい。

 

4 閉会

(事務局) 

もう一度、来週あたりに続きを行い、更に月末に組み替えた最終案をお示しするのでよければ、もう少し意見をいただく時間を取りたい。

(市長) 

提案側で意思疎通を図ってから提示すべきだと思うので、月末までお時間を頂戴したい。

(事務局)

続きは、27日金曜日の4時スタートでお願いする。その際、再度内部で検討したものを提示し、議論いただきたいと思う。

 

──(委員一同了承)──

お問い合わせ

長岡京市総合政策部総合計画推進課企画総務・行革担当

電話: 075-955-9502

ファクス: 075-951-5410

電話番号のかけ間違いにご注意ください!

お問い合わせフォーム