平成28年度第5回 地域創生推進会議 会議録
- ID:5600
日時
平成28年1月18日(月曜日)午前10時から11時20分まで
場所
市役所会議室2
出席委員
石垣会長、山下委員、上垣委員、石田委員、長尾委員、岩野委員、金子委員、藤澤委員、土家委員
欠席委員
有賀委員
事務局
仁科(企画部長)、城田(政策推進課長)、山田・鍋島(政策推進課総合計画・企画総務担当)
廣部(株式会社地域計画建築研究所公共マネジメントグループチーム長)
議事
1 開会
・傍聴希望(2名)を報告
・報道関係の傍聴者が写真撮影を希望、委員一同了承により認められた。
2 長岡京市人口ビジョン(案)について
──(事務局より資料「長岡京市人口ビジョン(案)」説明)──
【質疑応答】
(会長)
国勢調査の場合は平成22年、長岡京市統計書は平成26年まである。国勢調査を補完できるようなデータは追加できないか。
(事務局)
直近のものまで出せないか、ということか。
(会長)
参考程度でいい。追加できないデータもあると思うが。
(委員)
年齢3区分別純移動数の推移のグラフの色が、年齢3区分別人口割合の推移のグラフだと、下が緑、真ん中が黄色、上がピンクなのに、ここだけ入れ替わっているのはなぜか。
(事務局)
年齢3区分別純移動数の推移のグラフには0のラインがあり、0を境に上と下にプラスマイナスを変える意図がある。年齢階層の色は統一している。0のラインを太く、プラスとマイナスが分かるよう修正する。
3 (仮称)長岡京市まち・ひと・しごと創生戦略(案)について
──(事務局より資料「(仮称)長岡京市まち・ひと・しごと創生戦略(案)」説明)──
【質疑応答】
(委員)
「戦略目標とプロジェクト」の数値目標に5年後の数字が出ているが、26年から27年の数値との比較になると思うので、それも加えていただきたい。合計特殊出生率1.38は人口ビジョンにも出ているが、子育て世代人口やその他は数値目標に現状と目標を記載したほうがいいのではないか。
(事務局)
修正したい。
(委員)
最終的には数値目標の達成度合いを5年後に検証し、報告されるものと思う。現状と5年後の数値の比較を、KPIの数値のような形にはできないか。
(委員)
5年しかないからかもしれないが、数値目標はより積極的な数字が欲しいところもある。
(委員)
「長岡京市まち・ひと・しごと創生戦略」の空き家対策と並行して、阪急長岡天神駅、JR長岡京駅の辺り、マスタープランの推進と一緒になってくるかと思う。現在、家が建っているが、道が拡張することによって立ち退かないといけないゾーンがある。そこには空き家が何軒かあるが、それと並行して進めていくことになるのか。
(事務局)
空き家対策は、今後意向調査が必要になってくる。都市計画マスタープランは、計画に基づいて用地買収をしていく中で、今、空き家になっているものと、リンクさせて進めていくことになる。
(委員)
「人口ビジョン」の長岡京市に常住する人の通勤・通学先の数字と、左側の長岡京市に通勤・通学する人の数字が同じだ。長岡京市から向日市に行っている人数が一緒ということか。
(事務局)
左の図の「長岡京市内」は、長岡京市内に住んでいる人で長岡京市に通学する人という意味のため、イコールとなる。
(委員)
「創生戦略」の目標4「魅力を創造し発信するまち」の数値目標について、地価の算定方法は色々あるが、中心的な目標にした考えを聞きたい。
(事務局)
シティプロモーションとして、暮らす上で、潤い、ゆとり、高級な住宅街の雰囲気のブランディングを維持しながら価値を高めていくことを、魅力発信の中でも持っていくべきと考えている。まちの再創造、福祉的なこと、観光など施策を打つことで、長岡京市の魅力の高まりが地価に結びつくと考え、この数値目標を掲げた。
(委員)
地価が高いと、若い人が住みにくいイメージが出る。長岡京市全体が平米単価20万円の設定には、無理がある。これは外した方がいいと思う。
(事務局)
目標は(国土交通省地価公示の)各ポイントの平均値をとっている。地域の(不動産)ニーズが高まれば地価が上るが、確かに住みづらいニュアンスも出てくる。「にぎわい活力」「魅力創造発信」では、まちの魅力が高まったことを示すものとは、客観的にどういったものなのかを相当議論した。逆に、何か案があれば教えていただきたい。
(委員)
行政が出すオフィシャルな書類の中で、地価を出すのは無理があるのではないか。
(事務局)
指摘はもっともだが、都市データパックにも地価が出ており、これを挙げた。
(会長)
総合計画の標語は「住みたい 住みつづけたい」としている。転入・転出比みたいなもので、それを1.0以上にするということであれば、魅力があるので人が集まってくるという評価もできると思う。
数値目標とKPIとの関連がうまく説明されていない。1、2は分かりやすいが、3と4でKPIと数値目標の関係が少し分かりにくい。
(委員)
長岡京市はUターン率が高いと周りでよく聞くのだが、現状はどうか。
(委員)
今年の国勢調査は小規模調査の年だ。今回は簡単な調査しかしていないため、そこまでのデータは入っていないのではないか。
(会長)
検討いただきたい。
(委員)
「人口ビジョン」の社会移動のグラフだけ西暦で書かれている。修正していただきたい。
(委員)
目標1「出会い・ふれあい・育てるまち」の中に「『若者』が『1人でも』参加しやすいようイベントを工夫し」とある。「1人でも」の強調は、今までは1人で参加する人が少なかったという意味合いなのか、より多くという意味合いなのか。また、前々回に他のイベントの中にガラシャ祭が入っていたと思うが、敢えて載せていないのか。
(事務局)
ガラシャ祭については、「市主催イベントもしっかりそういうことを考えて取り組んでいきましょう」という表現に変えた。
「1人でも」というのは、1人でも気軽に立ち寄れ、また1人で来られた方とそこで出会っていただけるという意味が、どちらかというと強い。
(事務局)
本市のイベント自体が、若者に着眼する部分が希薄だった。それを特徴的に打ち出す表現にした。現在行っているイベントで、来年はちょっとしたプロジェクトを考えているので、表現上、目出しをするような位置づけで記載した。
(委員)
「緑・水・歴史の他、良好な街並みなどの市の“うるおい資源”」とあるが、「良好な街並み」が引っかかる。もう少し客観的に表せる言葉があったほうがいい。うるおい資源としての街並みとするならば何かないのか、それとも「良好」を取っても良いのかと思う。
(事務局)
総合計画の中で、長岡京市の独自表現で「“うるおい資源”」という言葉を使っている。景観を保持していかないといけないし、そこには防災・防犯も含まれている。景観は挙げていきたいと考え、ここは「良好な街並み」という表現をしている。
(会長)
景観計画の中ではこういう言葉を使われているのか。
(事務局)
確認できていない。
(会長)
同じ表現を使っているなら、何らかの根拠があると思うので、確認していただきたい。
(委員)
5年後の数値目標の設定は難しい。アイデアがあればご提案いただきたい。
(委員)
「良質で快適な暮らしを約束するまち」の「いろんな世代で暮らそう・住宅ストック活用プロジェクト」は、行政だけでは進まない。関係業者が積極的に動き、またバックアップしていくシステムを作っていくということに関わってくる。これからの動きが大事になる。
(会長)
今日の議論では、住宅地地価を目標にするのはどうか、数値目標とKPIとの関係などの意見が出たが、もし他になければ、本日の議論が反映される形で最後は事務局に一任するという形になるかと思う。或いはもう一回、会議を開くという案もあるが、いかがか。
(委員)
あとは会長にご相談の上、事務局で整理してはどうか。
(会長)
そういう形でよろしいか。
──(委員一同了承)──
(会長)
では、本日の議事を終了し、進行を事務局にお返しする。
4 閉会
(事務局)
本日のご意見を勘案し、会長とも相談しながら、再度事務局でまとめていく。その後、最終案を、国へ報告する作業がある。それを踏まえて本市は市議会、皆様方にも最終の成果物という形でご送付させていただく。
また、ビジョンと創生戦略は作って終わりではなく、鋭意進めることが求められる。今後もこれを評価いただくような場も出てこようかと思う。その際にもまたご協力をいただければと思う。
この間のご尽力に感謝申し上げる。これにて閉会する。