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中小路市長の雑感日記「バンビオ・イルミネーション2017」

[2017年12月8日]

12月8日 バンビオ・イルミネーション2017

今年もまた、この季節がやってきた。

12月8日から『バンビオ・イルミネーション2017』がスタートする。

今年で13回目を迎え、長岡京市の冬の風物詩として少しずつ定着してきた。

12月8日(金曜日)午後5時45分からの点灯式では、恒例の長岡京市少年少女合唱団のステージやカウントダウンが、午後6時30分からはバンビオ3階メインホールで長岡京金管アンサンブルSHUN(筍)のコンサートが開催される。

また、今年からは、メインホール前のホワイエで「Bamboo Café & Bar」が初の試みとして行われる。

イタリアンの前菜やハンバーガー、日本酒にワインやカクテルなども用意され、素敵な雰囲気と抜群のロケーションでイルミネーションを満喫できる。

「Bamboo Café & Bar」は12月8日(金曜日)、13日(水曜日)、14日(木曜日)、15日(金曜日)の4日間、午後6時から午後9時のオープン。是非、デートなどにご活用を。

 

さて、この『バンビオ・イルミネーション』も、本市の「ふるさと納税」の対象プロジェクトとなっている。ご協力いただいた全額をイルミネーションに活用することができる。

返礼品はないけれど、皆さんの「ふるさと」を思う気持ちを、一つの「形」として表していくことで、このイルミネーションをさらに拡大していくことができればと願っている。

 

『バンビオ・イルミネーション2017』は12月8日から年明け1月8日までの1か月間。

「かしこ暮らしっく」な長岡京市を多くの皆さんに感じていただければ幸いだ。

「ふるさと納税」でより一層輝いたイルミネーションを、市内のおいしいものや素敵な音楽とともに楽しみませんか?
ふるさと納税サイト「ふるり」に、本市のふるさと納税の取り組みを掲載しています。

これまでの雑感日記(ページ内リンク)

12月1日 誰もが共に自分らしく暮らす長岡京市へ

 12月5日に開会する長岡京市議会12月定例会に「誰もが共に自分らしく暮らす長岡京市障がい者基本条例」案を提案する。

 この条例は、平成28年度からおよそ1年をかけながら、障がいのある当事者の方やご家族はもちろん、福祉・医療関係者や教育、就労・労働、学識経験者、企業・事業所関係など幅広い分野の方々によって構成される検討会議や市民も巻き込んだワークショップでの議論を経て、条例案として議会に提出する運びとなった。

 議会答弁で基本条例の制定を表明して以降、一貫して申し上げてきたのは、条例の内容はさることながら、その検討プロセスを大切にしたいということ。

 その意味では、良い議論を積み重ねてくることができたのではないかと考えている。

 様々な立場から、議論へとご参加いただいた皆様に心より感謝を申し上げたい。

 

 条例案では、市や市民、事業者の責務や差別・虐待の禁止、相互理解の促進や合理的配慮の提供について規定。とりわけ、合理的配慮では、情報・コミュニケーションの保障や教育、雇用、防災、文化・スポーツなど分野ごとの例示。さらには、相談体制についても、京都府の条例との相互補完を目指す内容となっている。

 

 確かに、条例にうたわれている理念や目標は美しい。

 まだまだ、理想と現実のギャップはあるだろう。

 それでも、そうした理想に向けて、着実な歩みを、市民の皆さんとともに進めていくこと。

 そのことが、この条例に魂を入れていくことにつながるはずだ。

11月24日 将来を見据えること~ある小説から

どうせ作り話でしょ。そう侮ることなかれ。小説からリアルを学ぶことは多い。

とりわけ、私の好きな作家の一人である楡周平(にれしゅうへい)氏の作品の数々は、現実社会で起こっている事象の本質を、小説というフィルターを通して見事に表現している。
最近読んだ『和僑(祥伝社文庫)』がおもしろい。
この作品は、前作『プラチナタウン(祥伝社文庫)』に続くシリーズ2作目。

宮城県の架空のまち「緑原町」を舞台に、元大手商社マン山崎が町長に就任し、過疎の町が抱える課題へと果敢に取り組んでいく。

1作目の『プラチナタウン』では、企業誘致を前提に野放図に開発された工業団地を、超高齢社会の到来を見越し、一大老人向けテーマパークタウン構想を実現するために奔走する物語。

そして、2作目の『和僑』。プラチナタウンの大成功を受け、活気を取り戻した緑原町。しかし、高齢者人口そのものが減少し始める将来を見据えるとき、大きな不安を感じる山崎。そんな山崎が次に狙いを定めたのは地元産の農畜産物。その海外展開を視野にその奮闘が始まる。

このシリーズの舞台と本市では相当におかれている状況は異なる。
しかし、それぞれに共通して言えるのは、社会の動きや流れに対して長期的な展望を持てるか否かということだ。
そして、その長期的な展望を見据えて起こすアクションと、経験則や既得権益など現状を変えることへの抵抗や近視眼的な利害との調整を図ることの難しさをどう克服していけるのかどうか。ここが最大のポイントではないかと思う。

私たち、地方自治に携わるものにとっては必読の小説かもしれない。

11月17日 ガラシャ祭2017

11月12日。
今年もまた好天に恵まれた『長岡京ガラシャ祭2017』のメインイベント、時代行列の巡行を盛大に執り行うことができた。

歴史文化行列、お輿入れ行列、町衆祝い行列には1,000名を超える方々にご参加をいただき、なるこ踊りやマーチングスポーツ少年団の演奏が、行列に賑わいと華やかさを演出してくれる。
中央公民館会場、勝龍寺城公園会場、バンビオ広場会場での楽市楽座も多くの人々で賑わった。
子どもたちのダンスやゆるキャラたちの周りからは笑い声が絶えない。

そして、フィナーレを飾る婚礼の儀。

今年のお玉、忠興役を演じていただいたお二人は、つい一週間前にご入籍をされたばかりの、文字通り新婚ほやほや。初々しいお二人の姿を目の当たりにし、つい顔がほころぶ。

11月3日から始まったガラシャ・ウィークも、今年は大変天候に恵まれ、それぞれに盛り上がりを見せてくれた。
改めて、ガラシャ祭実行委員会をはじめ、ご参加いただいた皆さん、ご協賛・ご協力いただいたボランティア、出店者、企業・団体などすべての皆さんに心よりお礼を申し上げたい。

本当にありがとうございました。

晴天のもと、無事今年もガラシャ祭を成功裏に終えることができました。

11月10日 歴史から学ぶ

11月1日は何の日かご存じだろうか?

 

 正解は『古典の日』。平成24年に「古典の日に関する法律」が施行され、その法律で11月1日を『古典の日』とすると定められた。

 この法律の第1条の目的では「この法律は、古典が、我が国の文化において重要な位置を占め、優れた価値を有していることに鑑み、古典の日を設けること等により、様々な場において、国民が古典に親しむことを促し、その心のよりどころとして古典を広く根づかせ、もって心豊かな国民生活及び文化的で活力ある社会の実現に寄与することを目的とする。」と規定されている。

 『紫式部日記』の11月1日の記述から『源氏物語』が1008年に記されたと推定され、2008年には大々的に源氏物語千年紀の関連イベントも開催された。それを契機に、京都の各界各層からの働きかけにより先述の法律制定までたどり着いた。

 

 今年もまた11月1日は「古典の日フォーラム2017」が開催をされ、私も参加させていただいた。

 歴史学者の礒田道史・国際日本文化センター准教授の『私と古典~古典そして古文書の威力』と題したご講演においても、古典や古文書から歴史「を」学ぶこと、そして、歴史「から」学ぶことの意義と大切さを教えてもらった。

 

 幸いにして京都、そして私たち長岡京市には、日々の暮らしの中に様々な歴史や古典の一端を実感できる素材が数多ある。

 今回、長岡京市で所蔵することとなった、細川藤孝直筆の書状もそんな素材の一つだ。

 11月10日からガラシャ祭時代行列の行われる12日までの3日間。勝竜寺城公園において、実物の一般公開も行われる予定。是非、お運びいただき、ご覧いただければと思う。

 感じたり、学んだりできることも多いはずだ。

11月3日に行われた細川藤孝の古文書講演会にて

11月3日に行われた講演会「新発見!細川藤孝(幽斎)の古文書を読み解く」にはたくさんの人が来場し、新発見となった古文書を見学しました。

11月2日 台風の秋

読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋。
秋には色んな秋があるが、どうやら今年は「台風の秋」になってしまった。

週末のたびに、台風21号、22号が相次ぎ、日本列島各地に大きな被害をもたらした。
本市においては、倒木等の被害は若干あったものの、浸水や土砂災害等の大きな被害は生じていないが、市民生活や市役所の活動など大きな影響を及ぼした。
予定されていた、市関連行事や団体主催のイベントなど中止が相次いだことに加え、22日は衆議院議員選挙の投開票日ということもあり、その事務対応と災害への警戒対策でほぼ職員総出での対応となった。

とりわけ、10月29日に予定をしていた総合防災訓練の中止は大変残念に思う。

今年度から、10月最終日曜日を『防災の日』と定めた1回目。
これは、市内10小学校区での一斉訓練を目標とし、地域の防災力を高めようとする取り組みの一環。
今年は、総合防災訓練のメイン会場の長三小のほか、市内8小学校区で、避難訓練・避難所運営訓練等が行われる予定であり、そのため、各校区での多くの方がその準備に奔走していただいていた。諸準備にご協力・ご尽力いただいた皆様には心より感謝申し上げたいと思う。

 

さて、11月3日から12日の時代行列に向けて、本市では、『長岡京ガラシャ祭2017・ガラシャウィーク』がスタートをする。

今年もまた、天候に恵まれた『ガラシャ祭』になることを心より願っている。
鏡開きの写真

今年も晴天のガラシャ祭を祈っています!

10月27日 臨時議会~新たな議会構成が決定

季節外れの台風21号が日本列島に大きな爪痕を残した週末。
本市においては、幸いにして大きな被害は発生しなかったものの、桂川の水位上昇に伴う避難勧告を深夜に発令し、実際に避難をされる方があるなど、衆議院議員選挙も執行される中、その対応に追われた。改めて、被災をされた地域の皆様方には、お見舞い申し上げたいと思う。

そんな週末が明けた10月24日。

先般の長岡京市議会議員選挙が終わり、初めての臨時議会が開催をされた。
改めて、厳しい選挙戦の結果、市民の信託を受けられ、めでたく当選の栄に浴された24名の新議員の皆様に、心よりお祝いを申し上げたい。

臨時議会では、新議長に福島和人議員(公明党)が、副議長には進藤裕之議員(輝)が、また、議会選出の監査委員には田村直義議員(平成西山クラブ)が選出・選任されるなど、各常任委員会や議会運営委員会の所属や各一部事務組合・広域連合議会等への議員選出が行われ、新たな期の議会構成が決された。これから、本格的な論戦が始まる12月定例会へと臨むこととなる。

本会議のご挨拶でも申し上げたのだが、大きな変化の時に直面している現在、時代の潮流と将来のあるべき姿を見据え、真摯に、謙虚に、そして時には果敢に、様々な課題解決に向けて切磋琢磨をしていきたいと思う。

12月定例会に向けて、私たち理事者側も全力を尽くしていく所存だ。
市議会議員の集合写真

各議員の会派等のご紹介は、市ホームページ「議員紹介」のページをご覧ください。
(http://www.city.nagaokakyo.lg.jp/category/12-1-0-0-0.html)

10月20日 平和への思い~乙訓市町会行政視察

10月16日17日の両日にわたり、乙訓市町会の行政視察で安田向日市長、山本大山崎町長とともに鹿児島県を訪れた。

今回の行政視察では、鹿児島市において「コンパクトシティ(立地適正化計画)の取組み」「庁舎建設事業」のヒアリングを、指宿市においては「健幸のまちづくり」「PFIによる道の駅」に関するヒアリングを行った。

加えて、今回の視察で私自身の印象に最も残ったのは、平和施策の一環で訪れた知覧特攻平和会館だ。
南九州市・知覧町は、第二次世界大戦末期の沖縄戦で、人類史上類のない爆装した飛行機もろとも敵艦に体当たりした陸軍特別攻撃隊の出撃地となった場所である。
語り部の方から、沖縄戦で特攻戦死された1,036名の隊員一人ひとりにあった人生とその物語をお聞きし、戦争の悲惨さという月並みな言葉だけでは語りきれない思いを抱かざるを得なかった。
そこにあるのは、一人ひとりのかけがえのない人生であり、そのご家族の暮らしだ。
今の高校生や大学生くらいの年ごろの若者が家族のため、お国のために様々な感情と闘いながら散って行った。

視察当日も、平和会館には多くの子どもたちの姿があった。

あの子どもたちはどう受け止めただろう。

平和のありがたさ、命の尊さ、家族の大切さ。それぞれに受け止め方は異なるだろうが、二度と戦争という過ちを繰り返してはならない。

そのことだけは共通して認識してくれたらと思う。今という時代だからこそ。

 

10月13日 対話のわ~インプットとアウトプットの機会

市長就任以来、大切に、また楽しみにしている事業の一つが『市長と語る 対話のわ』だ。

9月議会終了からこの間、先月末には長岡京市消防団の方々と、今週に入り長岡京こらさ内にある男女共同参画フロア「いこ~る」で活動をされている団体の皆さん、主に図書館を中心に活動をされている文庫連絡会の皆さん方との『対話のわ』を開催させていただいた。

今年に入りこれまで12回開催。ちなみに、H27年度は18回、H28年度は20回、開催することができた。

各小学校区や中学校区など地域単位での開催もあれば、子育て世代や老人クラブ連合会の皆さんなど世代ごとでの開催、金融機関や商工会・観光協会、市民活動団体の皆さんなどテーマ型での開催など、幅広い方々との『対話』は、私自身の市政運営にとって市民の思いやニーズを肌感覚として受け取るインプットの機会としても貴重なものだ。
また一方で、市が現在取り組んでいる様々な施策をお伝えするだけではなく、その背景にある基本的な考え方や戦略、現状や課題などをお伝えするアウトプットの機会でもある。

単に「市民から要望をお聞きし、それに行政側が答える」という図式から、「現状や課題を共有し、市政の方向性やベクトルを合わせ、ともに課題解決を図る」図式へと変革をしていくためには、同じ情報を共有し課題認識を一にすることが何よりも重要だと思う。

これからも、そんな場としての『対話のわ』に積極的に取り組んでいきたい。
そしてまた、市民の皆さんからも『対話のわ』開催へのリクエストもお待ちをしている。
是非お気軽に声をかけていただけたらと願う。

「市長と語る対話のわ」のイメージ画像

『市長と語る 対話のわ』問合せ先:広報発信課情報公開・市民対話担当
電話: 075-955-3143 ファクス: 075-955-9703

10月6日 細川藤孝の古文書

この度、本市では、新たに発見された勝龍寺城の城主細川藤孝の古文書を、市民の共有財産として取得する運びとなった。
古文書は、藤孝が元亀3年(1572年)に京都・東寺宛てに書いたとされる書状。

『織田信長は年貢としての城米を領内の土地から徴収することを私(藤孝)に許可したが、東寺は特別な寺院であり、明智光秀(明十)・里村紹巴(臨江)からの依頼もあって、(東寺の寺領である)上桂・朝原(千代原)については、城米の徴収を免除する』

そうした内容が記載されたものであり、「勝龍寺城」という名称が明確に記されていることや、「細川藤孝」との署名と花押がある文書は珍しいこと(長岡藤孝、幽斎との文書はある)、「織田信長」と「明智光秀」という本能寺の変の当事者が一つの文書に登場する点などが高く評価され、本市文化財保護審議会からのご意見をいただき、市で購入することとなった。

今年は、11月3日から12日まで開催する『ガラシャ祭2017』ガラシャウィークのオープニングを飾る、講演会で実物をお披露目することとなった。この「貴重な宝」を観ながら、是非、『悠久の都 長岡京』の歴史に思いをはせていただけたらと思う。

◇講演会&見学会『新発見!細川藤孝(幽斎)の古文書を読み解く』

日 時:11月3日午後1時30分から午後3時まで
場 所:バンビオ1番館3階メインホール
参加費:500円
講 師:仁木宏氏 大阪市立大学大学院教授
申込先:長岡京ガラシャ祭実行委員会(事務局 075-959-1299)

※先着300名、事前申込制のため早めにお申し込みください(締め切り:10月19日)

細川藤孝の古文書

細川藤孝(幽斎)の古文書。ぜひ実物を間近でご覧ください。

9月29日 環境と都市経営

この度、長岡京市と(株)DK-Powerとの間で、本市水道事業施設を活用した小水力(マイクロ)発電の共同事業に取り組むこととなり、先日、協定締結式を執り行った。

(株)DK-Powerは空調設備の大手ダイキン工業(株)の子会社で、同社のモーター・インバーター技術を創エネに展開すべく、マイクロ水力発電システムを開発し、再生可能エネルギーの普及・拡大に取り組んでおられる。

今回は、長岡京市北ポンプ場内にある府営水道受水施設の既存バイパス管内に、22kwクラスの発電機を設置し、落差によって生じる水流からエネルギーを発生させるもの。(株)DK-Powerの技術力により、汎用ポンプを水車として活用することによって高効率な仕組みを実現。低コストで採算性の見込めるエネルギー事業が可能となった。
あまり知られていないかもしれないが、水道水を家庭に届ける水道事業では多大な電力を消費する。全国の電力使用量の1%弱が水道事業で使われているとの統計もあるそうだ。その意味でも、今回の事業は、再生可能エネルギーの導入という環境政策としても意義がある。

加えて、本市が現在取り組む「行財政改革アクションプラン」に掲げる、市の持つ資産の有効活用により「稼ぐ」という方針、民間の知恵の活用によるパートナーシップの推進という方針ともぴったり重なる事業ではないかと思う。

これから来年5月の稼働を目指し、本格的な工事がスタートをする。

持続可能な環境政策の一つとして、長期に渡る取り組みが成功することを心より願っている。
締結式の様子

再生可能エネルギーを活用し、より「かしこい暮らし」を

9月22日 敬老の日に思う

「敬老の日」を前後して、長岡京市内においても高齢者施設や地域で多様な敬老行事が催された。
本市において、今年度、新100歳を迎えられる14名を含め、100歳以上の方が30名おられる。ちなみに、最高齢の方は108歳の女性だ。
改めて、ご長寿を迎えられた皆さんに、お慶びを申し上げたい。

本市においては、団塊の世代の方々が75歳を超えられる2025年に向けて、福祉部門だけではなく全庁をあげた『アクションプラン2025』を策定し、次年度以降、取り組みを推進していく予定だ。
その柱は2つ。「元気に齢を重ねられる環境づくり」と「いざという時の安心・安全の基盤づくり」だ。

先日、こうした全庁的な取り組みのキックオフにあたり、慶應義塾大学の田中滋名誉教授をお招きしご講演いただいた。年を重ねるごとに、少しのきっかけが身体機能や生活機能の衰退を招き、それが連鎖することで自立力を失っていくことを「フレイルドミノ」というそうだ。

では、そのドミノの一枚目は何か?
田中先生のお答は「社会との関係が切れてしまうこと」。

退職や家族の死によって、社会との関係性が薄れていくことが、その発端になる例が圧倒的多いということだ。
「人とつながる」「生きがいややりがいを持つ」「毎日が楽しい」
これらは、本質的に人が豊かに生きていく上で、不可欠なものである。

これから起こる高齢者の増加を「問題」としてとらえるのではなく、「現実」として受け止めながら、ポジティブなアクションプランを策定していきたいと思う。

慶應義塾大学の田中滋名誉教授

慶應義塾大学田中滋名誉教授の豊富な知識が長岡京市に

9月15日 9月定例会を終えて

かまびすしいセミの声が、心地よい虫の音に変わった。

8月18日に開会した長岡京市議会9月定例会が、9月13日、およそ1ヶ月の会期を経て閉会した。

人事案件、条例改正、補正予算案、決算認定議案など、提出案件についてはすべてお認めをいただくことができた。

いよいよ今月24日告示、10月1日投開票の予定で長岡京市議会議員選挙が行われる。
今定例会が、現任期の市議の皆さんにとっては最後の定例会となった。
市長就任以来、およそ2年半あまり。市議会議員の皆さんとは、議会の場などを通じて、多くの議論を重ね、叱咤激励も頂戴してきた。

改めて、これまでお世話になった議員の皆様に、この場を借りて、心より御礼申し上げたい。
引き続き、今回の市議選に挑戦される方、今期限りで勇退し後進に道を譲られる方、それぞれの皆さんの今後のご活躍を祈念する。

言うまでもなく、地方自治体にとって、議会と私たち行政は車の両輪であり、市議会議員と市長はまさに市民によって選ばれる2元代表を体現するものである。
それぞれが多様な市民の声を聴き、利害を調整し、それぞれが自らの政治的責任において決断・判断を下していかなければならない。
その両者が、意見を戦わす場所こそが、本会議や委員会であり、その論議のプロセスを経て、市民に対し様々な課題への取り組み状況や論点が明確になっていく。私自身は、そうした市政運営を目指していかなければならないと考えている。

今回の市議選に立候補を予定されている皆さんのご健闘を祈るとともに、新たな議会での論戦を楽しみにしている。
市議会議員選挙の案内ポスター

長岡京市議会議員一般選挙の投開票は10月1日。
当日投票に行くことが出来ない方は、ぜひ期日前投票を。

・期日前投票
日時:9月25日(月曜日)~30日(土曜日)午前8時30分から午後8時
場所:市役所北棟4階大会議室
(29日と30日の2日間のみ、バンビオ1番館1階市民活動サポートセンターフロアでも行います。ただし、市営駐車場料金の割引はありません。)

9月8日 無限の可能性

推測される仮説、あるいは既にある理論の正しさを検証する。
または、様々な事象から法則性を見出し新たな理論を構築する。
そのために、様々な条件の下で、観察し記録する。人為的に条件を変更させながら、結果の差異を評価する。
古来、数えきれない研究者たちの、果てしない数の実験の結果、今日の私たちの豊かな暮らしはある。
まさに、人類の叡智は、小さな実験の積み重ねによって築かれた。

「カビの発生条件と防除手法の比較検証」
「カレーにおける隠し味の味覚への影響に関する一考察」
「長岡京市における飲料水の処理過程とそのメカニズム」

いずれも小学生たちの夏休みの自由研究の力作だ。

先日行われた「小学生アイデア作品展」には、こうした小さな科学者たちの研究成果が目白押しだ。
もちろん、研究名はもう少し小学生らしいものだが、研究論文風にアレンジすれば上記のようなものになるだろう。
内容は充分に『科学』だ。

 『科学』だけではない。
たとえば、割り箸を積み上げたビー玉ジェットコースターやストローで作ったオブジェなどからは『エンジニアリング』の基本が垣間見られる。
竹の根で作った龍、えんぴつで作ったハリネズミなどの作品からは、何かを表現したいという『芸術』が持つ魂の発露が感じられる。

子どもたちを侮ることなかれ。そこには無限の可能性が秘められている。その可能性が大いに花咲くことを期待したい。

割り箸を積み上げたビー玉ジェットコースター

割り箸を積み上げたビー玉ジェットコースター

ストローで作ったオブジェ

ストローで作ったオブジェ

竹の根で作った龍

竹の根で作った龍

えんぴつで作ったハリネズミ

えんぴつで作ったハリネズミ

9月1日 新たな脅威

朝から枕元が騒がしい。どうやら目覚まし時計代わりのスマホからメールなどの着信音が鳴っているようだ。清々しいはずの朝の目覚めが一転、鬱々としたものとなる。

日本時間の8月29日、午前5時58分頃、北朝鮮が平壌近郊の順安付近から弾道ミサイルを一発北東方向に発射し、北海道襟裳岬の東約1,180kmの太平洋上に落下した。
ミサイルは、約2,700kmを飛行し、日本上空を通過。落下した海域では、漁船も操業していたという。
核実験やミサイル実験を繰り返してきた北朝鮮は、我が国にとっても新たな脅威の段階に入ったと言わざるを得ない。
今回のミサイル発射を受け、各地の自治体にもその影響が及んでいる。
北海道、東北6県、茨城、栃木、群馬、新潟、長野ではJアラート(全国瞬時警報システム)が作動したが、自治体から住民への情報伝達手段である防災無線等との連動がうまくいかなかった事例もあるようだ。

本市においては、市長と市議会議長の連名で抗議声明を発表。
併せて、京都府付近をミサイルが通過もしくは着弾する恐れがある場合のJアラートによる情報伝達の方法や、長岡京市国民保護計画に基づく情報連絡体制を再度確認した。

まだまだ続く9月の台風シーズンを前に、水害などの天災に加えて、新たな脅威がまた一つ加わった。

 しかし、この脅威は、天災とは異なり、人智によって避け得ることができるものであることも、私たちは肝に銘じておきたい。

8月25日 子どもたちの活躍

まだまだ厳しい暑さは残るが、夏の甲子園・高校野球も終わり、子どもたちの夏休みもいよいよ終わる。
この夏も、本市の子どもたちが様々な場面で活躍をしてくれた。

先週には、関西吹奏楽コンクールに京都府代表として出場をする、長岡中学校吹奏楽部と立命館高等学校吹奏楽部の激励にお邪魔をした。今週末がいよいよ本番だ。

長岡第三中学校の陸上部からも、熊本で開催される全国大会へ。100m、200mでの個人女子、4×100m女子リレーは京都府大会で優勝しての出場だ。全国大会では結果が残せなかったようだが、リレーでは準決勝まで進み健闘してくれた。
長三中からは、新体操でも女子生徒1名が個人の部で全国大会に出場。全国で総合4位という結果は見事と言うほかない。

また、小欄でも少し触れたが、先月末に行われた若葉カップ全国小学生バドミントン大会では、長岡京バドミントンスポーツ少年団が男女ともにベスト8進出。女子チームは決勝リーグ初戦で敗退したものの、男子チームは2年連続の準優勝という素晴らしい結果を残してくれた。そんな彼らが市役所へ報告に訪れてくれた。 

たくさんの子どもたちからもらった笑顔と元気。それを糧にこの夏を乗り越えていきたい。

陸上リレーの写真

息ぴったりのバトントスでトラックを激走(左から2番目)

新体操の写真

華麗な演技で会場を魅了

8月18日 長岡京市議会9月定例会が開会

8月18日、長岡京市議会平成29年9月定例会が開会をした。

今定例会には、平成28年度一般会計歳入歳出決算ほか、特別会計決算15議案、総額約7億5千万円の平成29年度一般会計補正予算案ほか、5特別会計の補正予算案を提案。その他、条例改正、契約変更等の議案を提案している。

平成28年度一般会計決算については、平成27年度に大幅に伸びた法人関連税収が大きく落ち込んだ影響もあり、リーマンショックのあった平成21年度以来の、財政調整基金からの繰入れを行い収支の均衡を図ることとなった。併せて、単年度収支、実質単年度収支も赤字となった。

財政健全化法に基づく4指標の推移は、まだまだ良好な水準にあるものの、今後、実施を予定している中学校給食に伴う経常経費の増加や、公共施設・インフラの老朽化対応など投資的経費の増加とそれに伴う公債費負担の上昇を勘案すると、引き続き、不断の行財政改革を実行していく必要がある。

また、9月補正予算案では、待機児童対策となる新たな民間認可保育所や小規模保育所の開設支援、住民票等のコンビニ交付のシステム構築経費、中学校給食導入に向けた長八小・長四中での施設整備など関連予算、庁舎周辺・長岡天神駅周辺整備に向けた測量・委託・用地購入経費などを計上。総合計画の実施計画事業のさらなる推進を図っていきたい。

今定例会は、秋の市議選を前に、現職市議の皆さんにとっては現任期での最後の定例会となる。

これまでの議論の上に立ち、しっかりとした提案と説明に尽くしていきたいと思う。

会期は9月13日までの27日間。本会議・一般質問は、8月23日・24日の2日間を予定している。

8月4日 若葉カップ~世界へ通じる扉

『若葉カップ全国小学生バドミントン大会』の季節がやってきた。
7月28日から31日まで、西山公園体育館で39都道府県から男女合わせて96チームが参加し熱戦が繰り広げられた。
第33回を数えるこの大会は、今や小学生バドミントンの甲子園と言える大会へと育ってきた。

そんな中、今年も地元、長岡京市バドミントンスポーツ少年団の男子チームが、昨年に引き続き2年連続の準優勝という快挙を成し遂げてくれた。
決勝で敗れはしたものの、彼らの頑張りに心から敬意を表したいと思う。

そして、今年は新たな交流の輪も世界へと広がった。

東南アジアのラオスからバドミントン小学生チームを招へい。男女合わせて6人の子どもたちが地元チームとの交流試合やU13の強化プログラムなどに参加をした。
これは、『未来への種まきプロジェクト』として、2020年東京オリンピック・パラリンピック、2021年関西ワールドマスターズゲームズをにらみ、バドミントンを通じた子どもたちの国際交流を図るもので、今年が初年度。大会期間中を通じて、新たな交流が芽生えることとなった。

若葉カップからはオリンピックでも活躍する多くの選手が世界へと羽ばたいている。

まさに、世界へと通じる扉が、ここ長岡京市にはある。

京都国体以降、バドミントンのまちは根付いてきた。その上に立ち、新たなレガシーを築いていけたらと願う。

若葉カップでの試合の様子

スポーツという世界共通語でラオスの選手と気持ちを交わす

7月28日 夏休み

セミの声で目を覚ます。犬の散歩に出れば、公園からはラジオ体操の音楽に合わせ、子どもたちの笑い声が聞こえる。子どもにとっても、親にとっても「長い長い」夏休みが始まった。

そんな夏休みの初日。

神足小学校では、「夏のスペシャル授業」が行われ、私もその視察に同校を訪れた。
この取り組みは、地域住民の皆さんでつくる神足コミュニティスクール運営協議会が企画をされている。
スペシャル授業では、ボランティア団体による読み聞かせや、生活学校の皆さんのろうそくづくり、乙訓高校陸上部による陸上教室に加え、日立マクセルの乾電池づくり、大阪ガスの環境学習、味の素のだし・うま味の味覚教室など、幅広い講師陣による多彩なプログラムが用意をされている。

最後は、PTA等の皆さんが丹精込めてつくられたカレーライスを、汗をかきながら、みんなでほおばる。

それぞれのプログラムに取り組む、子どもたちの笑顔と真剣なまなざしが印象に残る。
この子どもたちが、夏休みを楽しく有意義に過ごし、元気な顔で2学期を迎えてくれることを心より願う。

味覚教室の様子

地域住民の皆さんの企画で、楽しく美味しく、刺激的な夏休みの幕開け

7月21日 当たり前の中の個性

京都新聞の夕刊に掲載されているコラム『現代のことば』を楽しみにしている。
各界の著名人により、時事問題から雑感に至るまで、幅広い話題がそれぞれの切り口で切り取られ、おもしろい。

7月19日付夕刊。ロックバンド「くるり」メンバーの岸田繁氏による『マルーン』と題したコラムが目に留まる。

京都出身の岸田さんは幼いころから阪急電車のユーザーだったそうだ。題名の『マルーン』は、阪急電車の車体カラーである小豆色を指す。
岸田さんは、首都圏で走る無機質なデザインの電車との比較の中で、阪急電車の小豆色の車体や木目調の車内にオリーブ色のふかふかしたシートなどインテリアに「格調高さ」を感じると言う。
「お待たせいたしました。1号線、特急大阪梅田ゆき、ただいま発車いたします。」
聞きなれた、発車の合図のアナウンスにも、他にはない優雅さを感じ取る。 

私自身、長岡京で生まれ育ってきた。幼いころから、学生、社会人を経て大人へと育った今もなお、阪急電車のヘビーユーザーだ。
そんな私にとっては、当たり前の風景であり、日常の音でしかないものが、他にはない個性を醸し出しているんだ。そう気づかされる。

一歩引いたところから客観的に観る視点。ほんの少しの揺らぎを見逃さない感受性。
地域の中にある当たり前の資源を見つめ直す時、大きなヒントになるのではないだろうか。

JR長岡京駅前から市内を望む

いつもと変わらない当たり前の景色も、少し視点を変えるだけで見え方が変わる。

7月14日 民との協働~災害対策を通じて

7月に入り、九州地方など各地で大雨による甚大な被害が生じている。
今回の災害でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、被災をされた皆様に心よりお見舞いを申し上げたい。

先日、本市では、ヤマト運輸京都主管支店と災害時における物資輸送や集積拠点の運営などに関する協定を締結させていただいた。市が管理する備蓄物資や救援物資の避難所への輸送・運搬、物流専門家の派遣、同社が管理する拠点での救援物資の一時保管などが主な内容となっている。
過去の災害の教訓から、発災時の物資・人員のロジスティクスの確保が課題として指摘をされる中、今回の協定は長岡京市にとっても大変心強いものだ。

この間、本市においては、長岡京市土木協会との「大規模災害時における緊急対応に関する協定」や帝産バス株式会社との「災害におけるバス輸送の協力に関する協定」、長岡京スカイハイツ管理組合との「水害時における一時避難場所としての使用に関する協定」、イズミヤ株式会社との「災害時における防災活動協力に関する協定」、日本福祉用具供給協会との「災害時における福祉用具等物資の供給等協力に関する協定」など、発災時における民間との協働を積極的に推し進めている。

地域における市民自らの防災力の向上と併せて、団体や企業など民間との協働により、オール長岡京での安心・安全な体制の構築を目指していきたい。

協定の様子

より安心・安全なまちをオール長岡京で

7月7日 女性の活躍

さる7月1日、全国から女性消防士の皆さんが長岡京市に集まられた。
全国の女性消防吏員で組織する『JFFW(Japan Fire Fighting Women’s Club)交流会in京都』が、この度、JR長岡京駅前のバンビオを会場として開催をされたもので、200名を超える方々が全国各地からご参加いただいた。
消防の現場の過酷さはもちろん、これまでどちらかと言えば男性が中心であることを前提としてきた職場環境の中で、女性が働き続けるということは、我々が想像する以上のご苦労があるのではないかと推察をする。そんな皆さんが、一堂に会し、同じ立場であるからこそ分かち合い、分かり合える議論を通じ、絆を育まれることはとても有意義なものだと思う。心より、敬意を表したい。

さて、同日、JFFW交流会の部屋を一歩出ると、同じ建物・広場では、『ママ・キッズまるごとマルシェin長岡京』が行われており、多くのお子さん連れの方々で賑わいを見せていた。
「ママと街とお店と、優しくて刺激的で小粋で画期的で、そんな新しい関係を始めましょう!」
そんな思いに共感される、多くの皆さんが、アクセサリーや雑貨・小物などの物販ブースや飲食ブース、さらにはダンスのイベントなどを企画・出店され、会場の周辺は、たくさんの人であふれ、笑顔と歓声に包まれていた。
今回、2回目となるこのイベントのマネジメントをされているのも力強い女性たちが中心だ。

偶然重なりあった2つの出来事ではあるが、女性の活躍こそが地域の活力や賑わいにつながることを確信した。彼女たちのさらなる飛躍を願わずにはいられない。

6月30日 少しの勇気で、踏み出す一歩

長岡京市では、昨年度から「障がい者基本条例(仮称)」の策定作業を進めている。
さる6月25日、その一環として市民ワークショップを開催。多くの当事者、市民の参加をいただいた。
昨秋に続き、今回で2回目の開催となる。 

この条例の策定にあたり、私自身が重視したいのはその検討のプロセスを大切にするということだ。
昨年4月に施行された障害者差別解消法において、「差別的取り扱いの禁止」と「障がい者への合理的配慮」が明記をされたが、障がいのある人とない人の間で、これらの内容の理解について、相当な温度差がまだまだある。

その温度差をなくしていくためには、条例を策定するプロセスを通じて、「それぞれの理解を深め合うこと」そのものを成果としたい。そんな思いから、時間をかけた丁寧な検討と多くの市民や事業者を巻き込むプロセスに力を入れてきた。
私自身も、今回のワークショップに参加をさせていただき、多くの気づきを頂戴した。
障がいのある当事者の方からは、様々な場面で困ったときに、助けを求めることの難しさや、時に感じる周囲の冷たさを訴える声をいただいた。
一方、市民からは「困っておられるかどうかわからない。」「障がいの有無が分からないケースも多い。」という声もあった。

少しの発信と少しの気配り。

お互いがほんの少しの勇気を持ち、小さな一歩を踏み出すだけで、必ず、お互いにとって暮らしやすい社会を築くことができるはずだ。ワークショップを終えた皆さんのお顔を拝見して、そのことを強く感じることができた。

検討中の条例が、そんなお互いの一歩を踏み出せるものとなることを願う。

ワークショップの様子

当事者や市民が対話を通じて、理解を深め合うことができた。

6月23日 ホタルのいる風景

二十四節気では夏至の季節。

日の落ちるのを待って仕事を終え、時計を見て驚く日もあれば、仕事帰りのビールを片手に「明るいうちに飲めるビールが美味い!」と笑顔の日もある。日の長さを、時に憂い、時に喜ぶ。兎角、人間はわがままなものだ。

例年は、そんな日々を繰り返しながら夏の訪れを待ちわびる時期でもあるが、今年は少々趣が異なる。
梅雨よ何処へ?
首を傾げたくなるほど、梅雨入りしてから雨が降らない。
そんな中での先日の降雨だ。
大雨による被害などご苦労された地域もあろうかと思うが、これだけ雨が降らない日が続くと、恵みの雨とも言えよう。一足早い夏の季語だが「慈雨」という言葉がぴったりとくる。
人間だけではない。生物界にとってもめぐみの雨だろう。

長岡京市の小泉川ではこの季節、ホタルが飛び交う。
ゲンジボタルを育てる会の皆さんが長年にわたりホタルの保護・育成に取り組んできていただいた成果だ。
日本全国でホタルが飛び交う風景は珍しくはない。
ただ、これだけ大都市近郊のまちで身近にホタルを観ることのできる地域は決して多くはない。

都会と田舎のちょうど真ん中。
本市がすすめる「かしこ暮らしっく」のコンセプトを象徴する風景だと思う。

さて、皆さん。ホタルのいる風景を眺めに一足、足を延ばしてみませんか?

ホタルの写真

今年も夏の風物詩ホタルが元気に飛び交う

6月16日 地方自治について考える

高知県大川村で、議会に代わる『町村総会』の設置を検討するというニュースが話題となっている。

大川村は人口およそ400人で、離島をのぞけば全国で最も少ないそうで、議員定数が6人。その平均年齢は70.8歳。選挙のたびに、議員のなり手不足に悩まされているそうだ。

地方自治法では有権者が直接、議案を審議する『町村総会』の設置が規定されているが、戦後、間もない時期に離島で運営された事例以来ということであり、そのことも注目される要因の一つだろう。

 

大川村では、議会の存続を前提に『町村総会』について研究を進めるということだ。

私は、この件を、単に過疎地域の議員のなり手不足という話題で終わらせてはいけないと思っている。

今回のこのテーマは、地方自治やその制度の根幹である二元代表制のあり方、間接民主主義と直接民主主義をめぐる諸課題などを考える一つの大きな課題提起と捉えるべきであり、地方自治制度そのものについて考えるきっかけになり得るのではないだろうか。

 

現在、本市においても長岡京市議会6月定例会の最中である。

本会議や委員会では、様々な課題についてそれぞれ真摯な議論が展開をされている。

まずは足元の議会に目を向けることから始めてみるのが良いのではないかと思う。

議会の様子

長岡京市議会6月定例会(6月8日~23日)

6月9日 長岡京市議会6月定例会が開会

 6月8日から長岡京市議会6月定例会が開会した。会期は6月23日までの16日間の予定。

 

 議会開会日の初日には、農業委員会委員の任命についての議案14件を全員賛成のもとご同意いただいた。

 平成28年4月に農業委員会等に関する法律の改正が施行され、農業委員の選出方法が公選制と選任制の併用から、市長が議会の同意を得て任命する任命制へと変更になって初めての改選。昨年から、今回の農業委員会改革を受けて、定数の変更など条例改正を重ね、今回の新たな任命へと至った。

 

 今定例会では、必要最小限の補正となった平成29年度一般会計補正予算案(第1号)のほか、専決処分の承認案件が6件、出資法人の経営状況など報告案件が7件、財産の取得、契約案件などを提出させていただいている。

 補正の規模、提出議案の数はそれほど多くはないが、平成29年度最初の議会でもあり、今年度の各種事業の進め方などについて、13名の市議から一般質問をいただく。

議会は開かれた議論の場である。

自分自身、議会の立場にもあったが故に、市役所としての判断も、様々な課題への問題提起を行うのもやはり議場こそがふさわしいと思っている。

 

 一般質問は6月14日(水曜日)、15日(木曜日)の両日に行われる。是非、皆さんもご注目いただければと願う。

6月2日 特殊詐欺(振り込め詐欺)にご注意を!

この間、長岡京市で特殊詐欺(振り込め詐欺、おれおれ詐欺など)の被害が多発をしている。

3月には、本市内の女性が、金融機関の職員を名乗る男から社債の購入を持ちかけられ、断ったものの、「既に名義を貸した」「インサイダー取引にあたる」などと脅され、宅配便で現金を送付するなど、1,500万円の被害にあわれた。

また、5月には、「市役所コールセンター(実在しない)」のフジモリと名乗る男から、「昨年の保険料の還付金がある」との電話を受け、近くのATMに行くよう指示され、実際に振り込みをしてしまったという事案も発生をしている。

これら実際の被害が生じたケース以外にも、どうやら集中的に長岡京市内に同様の電話が入っているようだ。

本市においては、書面も送らず電話だけで還付手続きを行うことや、金融機関やコンビニのATMの操作を求めることはあり得ない。

お金をめぐる電話があれば、必ずすぐに、家族や知人、または長岡京市消費生活センター(075-955-3179)などにご相談を!

犯罪以外に、気象などの災害情報も配信される京都府「防災・防犯情報メール」もご活用ください。

次のページからご登録ください。

長岡京市消費生活センター

些細なことでもお気軽に長岡京市消費生活センター(市役所1階)へご相談を!

5月26日 伝わる言葉を探して

5月の爽やかな晴天の日が続く。
梅雨の季節を前に、今のような過ごしやすい穏やかな気候が長く続けば良いのにと思う。

この時期の仕事の柱の一つが、各種団体の総会等への出席だ。市長という職務上、それぞれご挨拶をさせて頂く機会も非常に多い。

もう一つの柱が、市役所内での各種協議やミーティング。新年度の事業を本格的に動かすにあたり、具体的な取り組みや検討、研究内容などを庁内で共有をしていく。

こうした仕事を通じて日々頭を悩ませるのが、『「何を」「どのような言葉」で伝えるか?』である。

様々な場面でのご挨拶は、市が何を考え、どのような方向を目指していくのかを市民と共有する絶好のチャンスだ。

市役所内での協議やミーティングの場面では、市長としての考えをより具体的なかたちで伝えなければならないし、指示事項や依頼をする内容については出来得る限りシンプルに明確にしようと心掛けてもいる。

もちろん、日々、自らの頭の中では、「何を」伝えるべきか、色んなことを考えている。

しかし、その「考えた結果」を「言葉」という「かたち」あるものにするのは思いのほか難しい。それが、「言葉」として「伝わる」ものにしようとすれば、なおさらだ。

 

『考え抜かれた言葉は、人々を導く旗になる。』

(「言葉にできる」は武器になる/梅田悟司/日本経済新聞出版社/2016年)

 日々、反省しながらも、「伝わる言葉」を探して「考え抜く」努力だけは怠らないでおこうと思う。

5月19日 近畿市長会

5月17日~18日の両日、兵庫県淡路市で開催された『第124回近畿市長会総会』に出席をした。

昨年から、京都府市長会を代表し近畿市長会の理事を拝命したこともあり、総会前日の役員会からの参加となった。今回の総会で無事1年の任期を終えることができた。

 

現在、近畿市長会は2府4県の111市から構成され、京都府からは15市が参加している。

今回のような機会を通じて、他府県の市長さんと色々とお話しさせていただくことは、私にとっても大変大きな刺激となる。

同時に、それぞれの地域が抱えている課題や悩みの多様性、裏を返せば、それぞれの地域が持つ特徴や特色の多様性を改めて教えられる。

 

一口に「地方」と括っても、人口減少や少子高齢化、地方財政の厳しさや公共施設の老朽化、地域経済の疲弊など、大枠としての課題認識は共通項もあるものの、少し掘り下げてお話を聞いていくと、そもそも各市が有する人口規模、面積、交通環境、産業構造など所与の環境が当然のことながら異なる。

いきおい、取りかかるべき課題の優先順位やニュアンスも変わってくる。

だからこそ、地方創生が叫ばれる中で、それぞれの自治体が主体的に何をなすべきかを、自らの頭で「考え」なければならない。そこを「考え」抜けるか否か、模倣ではなく、地に足の着いた取組ができるかどうかが、その成否を分かち、地域の盛衰をも左右する。

そのためにも、まずは自らの地域の現状と課題を、強みや弱みをしっかりと認識しなければならないのだと思う。

近畿市長会の総会の様子

近畿2府4県の首長が一堂に会す

5月12日 春祭り~世代を超えて

新緑の季節。西山の濃緑と青空のコントラストが美しい。

青と緑で彩られたキャンパスを悠々と気持ちよさそうにたくさんの鯉のぼりが泳いでいる。

 

私にとってゴールデンウィークと言えば、小倉神社の春祭り一色だ。

子どもの頃。法被を着て神輿をかつぎ、祭太鼓をたたき、前夜祭でラムネを飲んだ記憶は今も鮮明に残っている。お稚児さんもさせていただいたのだが、小学校の高学年ということもあり、冷やかされ、恥ずかしかったのもよく覚えている。祭のときに食べられる地鶏のすき焼きの味は今も忘れることができない。

高校生くらいから20代の前半頃までは、他に楽しいこともあったのだろう、少し春祭りからは遠ざかった時期もあった。

それでも、大人になり、気がつけば、氏子の一人として春祭りに携わっている。

そして、今や、自分の子どもが法被を着て太鼓をたたき、神輿をかついでいる姿を、楽しかったであろう幼き頃の自分と重ね合わせて見ている。

 

確かに、子どもの頃と比べれば、春祭り全体の規模は少し小さくなり、我が地域においても、高速道路が完成をし、前夜祭や鯉のぼりの場所も、お神輿の巡行経路も変化をしてきた。

しかし、大声で酒を酌み交わす大人たちの姿や、神輿をかつぐ子どもたちの笑顔と歓声だけは何も変わらない。

世代がつながっていることを実感できがゆえの、心地よさと幸福感。

このバトンがさらに永劫に手渡されていくことを心から願っている。
小泉川の上を優雅に泳ぐ鯉のぼりの写真

青空を優雅に泳ぐ鯉のぼり

4月28日 たけのこの季節

先日、旬のたけのこの話題に触れるコラムが目に留まった。

「何気なく口にして、その香り、その歯触り、その滋味に驚くのがいまの時期のタケノコである。新鮮そうなやつを米のとぎ汁でことこと茹でてアクを抜き、穂先を薄く切って食べるのがまずはご馳走だ。あとは若竹煮、炊き込みご飯、そうだ、バター焼きなんぞもいい。(日本経済新聞平成29年4月23日付春秋)」

たけのこの美味しさはまさにその通り!

しかし「ん?」である。

「タケノコってアク抜きしないとだめなの?」「穂先より、分厚く切った輪切りにかぶりつくのが醍醐味でしょ!」

長岡京市産のタケノコに慣れ親しんだ方からは、そんな声が聞こえてきそうだ。同じタケノコでも、「タケノコ観」が少し異なるようだ。

 

そんなタケノコが今年は不作なようだ。

農家の方からは「付きが悪い」とお聞きをしていたが、この季節になれば並ぶ軒先販売も少し元気がない。

先日の「たけのこフェスタ」でも、開始早々に完売。以後は、購入制限をしなければならないほど。

そういえば、この季節になるとご近所からのお裾分けやご好意など、飽きるほど食卓に並ぶタケノコも今年はとんとお目にかかれない。

そろそろシーズンも終盤に入る。来年こそはと期待をし、豊作なれば、例のコラムの筆者に送って差し上げようか。きっと、驚かれ「タケノコ観」が変わるに違いない。
全国に誇る長岡京市のたけのこ

全国に誇る長岡京市のたけのこ

4月21日 西山の再生

うれしいニュースが届いた。

4月28日のみどりの式典において、本市のシンボル西山の保全に取り組む西山森林整備推進協議会が平成29年緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰を受賞されることとなった。

当協議会は、平成17年6月に設立。市民、森林所有者、サントリーを中心とした地元企業、ボランティア団体、学識経験者、行政がオール長岡京で森林整備と保全に取り組み、モデルフォレスト運動の先駆けとして活動をしてきた。

活動開始からこの12年間で、西山全体の約800haの3割にあたる282haの整備が進むなど、大きな成果を得てきたことが、今回、高く評価された。

活動を推進してこられたすべての皆様に、心より感謝と敬意を表したい。

 

さて、平成29年度は、これまでの活動に加えて新たなプロジェクトが始動する。

『京都西山再生プロジェクト』と称し、カブトムシ・オオムラサキの森づくりに取り組む。

 昨年9月、「ふるさと納税」の取組みを見直し、返礼品を廃止し、頂戴した「ふるさと納税」の全額を3つの選択肢から選んでいただいたプロジェクトの事業費に充てることとした。『京都西山再生プロジェクト』がその選択肢の一つのプロジェクトだ。

すでに今年3月までに、115万7,500円の寄付を頂戴した。

皆さんの思いが西山の再生に活かされる。まさに、ふるさとを守ることにつながる。

是非、このプロジェクトを通じて、さらなる活動が進んでいくことを期待している。

 

  • ふるさと納税(京都・長岡京応援寄付金)のページ
  • オオムラサキの写真

    オオムラサキ舞う豊かな森づくりをみなさんと共に進めていきます。

    4月14日 桜の季節に思う

    例年に比べ、サクラの時期が今年は遅く、いまなお桜を愛でることができる。

    そのおかげもあり、今年の小学校、中学校の入学式は桜の祝福の中で行うことができた。

     

    東京の三ツ星フレンチレストランでソムリエをしている知人がいる。

    その知人に、「最高のサービスのコツは?」そう尋ねてみたことがある。

     

    毎日、レストランでサービスをしていると、「慣れ」からついつい作業になってしまう。

    サービスをする側は同じことの繰り返し。

    しかし、お客様にとっては、その瞬間は一度しかない特別な瞬間なはず。

    特別な記念日や大切な方の接待など、お客様一人ひとりに、物語がある。

    その一つひとつの物語に向き合い大切にできるかどうか。それがポイントです。

     

    今年、小学校や中学校に新たに迎えた子どもたち。

    私たちにとっては毎年の入学式だが、子どもたちにとっては人生で一度きりの小学校、中学校の入学式だ。

    その大切な場面に、真摯に向き合えているかどうか。メッセージを届けられているかどうか。

    子どもたちを前に祝辞を述べながら、自らに問うてみる。

     

    入学式で満開の桜

    桜の木も、子どもたちの新たな門出を祝福。
    (4月10日、長岡第三小学校で)

    4月7日 平成29年度の始まりにあたり

    いよいよ平成29年度が始まった。

    4月3日には、28名の新入職員や研修生、出向者などをお迎えし入所式が執り行われた。

    咲き始めた桜の花に加え、市役所内の食堂などで出会う新入職員さんの初々しさに新しい年度の始まりを実感する。

     

    さて、庁内では来週からスプリング・プレビューが始まる。

    昨年度から年間サイクルとして制度化したもので、各部課の「課題となるテーマの共有」「各課題に対するアクションの共有」「年間を通じたスケジュールの共有」を図ることを目的としている。

     

    3日には、管理監督職を中心とした職員との「対話」を通じて、スプリング・プレビューから始まる今年の市政運営への思いをお伝えた。

    私自身のミッションと定めている『市民の期待を超える市役所組織づくり』に向けて、

    (1)    コミュニケーション力を高めること

    (2)    スピード感を持つこと

    (3)    仕事の成果(アウトプット)を最大化すること

    これら3点を実現するために、それぞれの立場での組織マネジメントをお願いした。

     昨年度に引き続き、市政運営の年間テーマは「共有」と「チーム力」。

    今年度は、その深化・強化を図っていきたいと思う。

     

    入所式の様子

    新年度がスタートし、新入職員を迎えて。
    (4月3日、市役所で)

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    お問い合せ

    長岡京市対話推進部秘書課秘書係

    電話: 075-955-9500 ファクス: 075-951-5410

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