平成21年度予算
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一般会計の当初予算額は220億235万円
目次
- 人や環境にやさしいまち、自律できる強いまち(ページ内リンク)
- 一般会計予算のあらまし(ページ内リンク)
- 歳入予算(ページ内リンク)
- 歳出予算(ページ内リンク)
- 市債(借金)・基金(預金)の現在高(ページ内リンク)
- 長岡京市の家計は…(ページ内リンク)
- 市財政の現状と課題(ページ内リンク)
- 平成21年度予算説明資料(ページ内リンク)
- 平成21年度予算編成過程の公開(ページ内リンク)
会計別 | 予算額 |
---|---|
一般会計 | 220億235万円 |
特別会計 | 160億8016万円 |
(1)国民健康保険事業 | 70億8874万円 |
(2)乙訓休日応急診療所 | 6418万円 |
(3)老人保健医療事業 | 3098万円 |
(4)介護保険事業 | 41億2961万円 |
(5)公共下水道事業 | 32億1642万円 |
(6)駐車場事業 | 4965万円 |
(7)後期高齢者医療事業 | 8億2258万円 |
(8)財産区(8会計) | 6億7800万円 |
合計 | 380億8251万円 |
特別会計は、特定の事業を行うための会計で、一般会計と分離して経理します。
長岡京市には8種類の特別会計があります。
人や環境にやさしいまち、自律できる強いまち
長岡京市長 小田 豊
予算編成にあたり、私の基本スローガンである「創造と共生で住みつづけたい長岡京の実現」を継承しながら、明るい未来を展望しています。自然と環境と人が共生できる“やさしいまちづくり”と行財政改革をさらに推進し、自律できる“強いまち”実現へ全力で取り組みます。
平成21年度は新駅を中心とする南部地域の整備、小中学校の耐震化の促進など、これからを見据えたまちの基盤整備を本格化しなければなりません。
「環境」「健康」「安全」を基本に地域力・文化力をキーワードとして取り組む6つの姿勢は
- 安心・安全なまちづくり
- 地域力・文化力の向上とにぎわいあるまちづくり
- 環境と景観の創造
- 暮らしと産業を守るセーフティネット
- 健康で安心な市民生活
- 行財政改革の推進
であります。
世界同時不況の影響を受け、我が国でも景気後退の傾向にあるなかで、7万9千人の市民のみなさんの生活の安定、そして次の時代を開くまちづくりは、一歩の後退も許されません。市政をおあずかりして第2期の3年目を迎えた今、最大限の努力を続けていきたいと考えています。
一般会計予算のあらまし
平成21年度は、阪急新駅を中心とした市内南部地域の整備、小中学校の耐震化の促進など、都市基盤の整備を本格化させてまいります。そのため、必要な経費を予算化し、財源の確保に努めました。
将来のまちづくりの指針である「第3次総合計画」の実現に向け、「環境」「健康」「安全」を基本として取り組み、住民福祉の向上に努めていきます。
歳入予算
歳入は、市が確保できる「自主財源」と、国や府から交付される「依存財源」に区分することができます。
自主財源の中心である市税については、100年に1度といわれる不況のなか、本市も前年度と比べて大幅な減収を見込んでいます。特に法人市民税は5億1799万円、率にして37.2%の減収を見込んでいます。市税全体では6億928万円、同4.8%の減収見込みです。
依存財源についてみると、各譲与税・交付金は昨今の経済情勢を勘案して、前年度と比べて減額を見込んでいます。
借金である市債は、各小中学校耐震化工事など普通建設事業費のための充当分や、地方交付税の一部を補う臨時財政対策債を発行します。臨時財政対策債の発行額が前年度額を上回ることなどにより、市債発行額は増加しています。
歳入予算グラフ
市税の内訳グラフ
歳出予算
歳出には、「目的別」と「性質別」の2とおりの分類方法があります。
目的別は、経費を民生費、土木費などのように行政目的ごとに分類するので、政策別のお金の使い方がわかります。
性質別は、人件費、物件費などのように経済的な性質によって分類するので、必ず支出しなければならない経費やどんなものに使っているのかなどがわかります。
目的別に見ると
金額順では民生費がトップで、以下、総務費、教育費、土木費の順となっています。
民生費は介護保険事業特別会計への繰出金や障がい者サービスの利用支援など扶助費が増額となっていること、教育費は各小中学校の耐震化工事に関する経費を計上したことにより、それぞれ増額となりました。
目的別歳出予算グラフ
性質別に見ると
義務的経費は他の経費と異なり、任意に削減することが困難な経費です。前年度と比べ、扶助費(社会保障制度の援助経費)が増加しています。しかし職員数の削減により人件費は減少しており、また公債費(借金の元利償還金など)も高金利の借入金を低金利のものに借換えたことなどにより減少し、全体では減少となりました。
投資的経費は、学校施設整備に関する経費は増加したものの道路整備関連の経費が減少したことにより、減額となりました。また、特別会計などへの繰出金は、報酬単価の見直しにより介護保険事業特別会計への繰出金が増加したことなどにより増額となりましたが、乙訓環境衛生組合への負担金が減少したことなどにより、補助費等は減額になりました。
性質別歳出予算グラフ
市債(借金)・基金(預金)の現在高
市債については、都市基盤整備に係る事業費が増えることや臨時財政対策債の発行が増えることにより、発行額が昨年度より増加しましたが、残高は平成20年度より減少する見込みです。平成21年度末の残高は、特別会計を含めて前年度から4億6153万円減って461億5276万円になる見込みです。
基金には、特定事業のための積み立てや、財政不足に備えた積み立て(財政調整基金)があります。これらを合わせた平成21年度末の残高は、団塊世代職員の大量退職に伴う職員退職基金の取崩しが大きくなっていることも影響して、35億9501万円となる見込みであり、昨年度末より減っています。
長岡京市の家計は・・・
21年度の一般会計予算では、住民1人につき約28万円使われます。この金額を1ヶ月の家計と考えると…
長岡京家では、不景気を反映し、給料(自主財源のうち市税や財産収入など)、手当(依存財源のうち交付税や交付金、国・府の支出金など)、パート・アルバイト収入(使用料・手数料や分担金・負担金)をあわせて約24万円の収入があり、昨年よりも少し減りました。
一方、食費(人件費)を節約し、お金のかかる医療費(扶助費)や、光熱費や衣類等購入などの雑費(物件費)、習い事の月謝や保険料(補助費)に回しています。また、耐震化のための家の改築(投資的経費)も必要になりました。この他、家のローンなどの返済(公債費)、子への仕送り(繰出金)、将来のための貯金(積立金・貸付金・予備費)など、切り詰めながら工夫をしましたが、支出の合計は28万円近くになり、収入よりも多くなってしまいました。将来のことなど考えたうえ、不足した分を補うため、貯金(繰入金)を切り崩し、また、家の改築費用の一部にローン(市債)を組んで工面したところです。
区分 | 住民一人あたりの収入 |
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給与 (市税・財産収入など) | 16万295円 |
手当 (交付税や交付金、国・府支出金など) | 6万9508円 |
パート・アルバイト収入 (分担金及び負担金、使用料及び手数料) | 8254円 |
貯金引出し (繰入金) | 1万7318円 |
借金 (市債) | 2万1816円 |
合計 | 27万7191円 |
区分 | 住民一人あたりの支出 |
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食費 (人件費) | 6万7657円 |
医療費等 (扶助費) | 4万5982円 |
光熱費や衣類等購入費 (物件費) | 3万3887円 |
塾の月謝・保険料等 (補助費など) | 4万4683円 |
家具などの修理 (維持補修費) | 1320円 |
家のリフォーム等 (投資的経費) | 1万8764円 |
ローン返済 (公債費) | 2万7763円 |
仕送り (繰出金) | 2万9017円 |
貯金 (積立金・貸付金・予備費) | 8118円 |
合計 | 27万7191円 |
市財政の現状と課題
歳入では、かつてない景気後退により企業収益が悪化するものと予想されることから、本市の基幹収入である市税は前年度よりも大幅な減収を見込んでいます。
一方、各種譲与税・交付金におきましても、昨今の経済情勢を勘案し、減収を見込んでいます。
歳出では、少子高齢化社会の進展による民生費の増加に加え、学校施設の耐震化や都市基盤の整備など、取り組まなければならない課題が山積しています。
本市では、人件費の抑制や業務の効率化、収納率の向上など「長岡京市行財政改革アクションプラン」に基づく取り組みを継続的に推進し、効率的な行政運営と財政の健全化に努めています。
厳しい状況下ではありますが、市民の皆さんとの協働・対話を原点に、にぎわいと活力あるまちづくりを今後も進めてまいります。ご理解とご協力をお願いいたします。
平成21年度予算説明資料
目次
- 予算総括表
- 予算の概要
- 政策項目別重点事業
- 事務事業一覧表
- 予算構成図
- 一般会計目的別予算額表
- 一般会計性質別予算額表
- 一般会計性質別予算額款別内訳表
- 一般会計節別予算額款別内訳表
- 市税調表
- 一般会計目的別財源内訳
- 人口と予算の推移
- 特別会計目的別予算額表
- 水道事業会計予算額表
平成21年度予算編成過程の公開
長岡京市では、平成19年度当初予算編成から、情報の開示と共有、市民協働の行政経営に向けて、また、予算編成過程の透明性を高めるための試みとして、各課からの予算要求から予算査定を経て、当初予算が決まるまでの過程を予算科目ごとに集計し公開しています。
予算査定は、市民の皆さんからの税金やその他の限られた財源を有効活用し、生活者を起点とした立場で最大限の行政効果が得られるように、的確な「施策や事業の選択」を行うものです。
添付ファイル
- 平成21年度当初予算編成過程の公開について (ファイル名:21sateikeika.pdf サイズ:35.73KB)
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