景観重要樹木
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景観重要樹木とは
わたしたちの周りには、地域のシンボルとなるものや個性のある樹木が数多く存在します。
このような樹木は、日常風景に欠かせないものであり、市民共通の財産でもあります。
それらが伐採されたり移植されることで地域の良好な景観がそこなわれることのないように、景観法の規定に基づき、景観重要樹木として指定することができます。
景観重要樹木に指定されると管理義務が発生し、伐採や移植にも許可が必要になります。
景観重要樹木指定第1号 キリシマツツジ
長岡京市では、平成22年7月1日に、八条ヶ池中堤のキリシマツツジを景観重要樹木に指定しました。
景観重要樹木は、全国では13の市町村で指定され(平成22年6月1日現在)、京都府下では初の指定となります。
(八条ヶ池中堤入口の標識)
指定理由
八条ヶ池中堤のキリシマツツジは、濃紅色の野生に近い品種で、高さ2.5メートルから3メートルあり、大きく株分かれし、約60メートルにわたり群生しており、その樹齢は150年ともいわれています。
緑豊かな西山や天神の杜を背景として、長岡天満宮の鳥居から境内へと向かう八条ヶ池中堤の参道を、燃えるような濃紅色のキリシマツツジが、一群をな
して両側から覆う様は、他では見られない稀有な光景です。これは、周辺の良好な景観形成に大きく寄与しているとともに、地域のシンボルとして市民に親しま
れ、隣接する中心市街地にもうるおいと風格を与えていることから、景観重要樹木として指定するものです。