令和4年度第1回地域健康福祉推進委員会障がい福祉部会 会議録
- ID:12880
日時
令和4年7月26日(火) 午後1時30分から午後2時45分
場所
長岡京市立図書館 大会議室 3階
出席委員
武田部会長、上田委員、栗原委員、中山委員、夏川委員、日野委員、松本委員、三好委員、小松委員、中谷委員、尾瀬オブザーバー
欠席委員
藤本委員、池田委員、敦賀委員、西野委員、森井委員、西村委員
事務局
能㔟健康福祉部長兼福祉事務所長、厚地障がい福祉課長、村田障がい福祉課主幹兼障がい支援係保健師長、山中障がい支援係長、髙瀬障がい支援係総括主査、本夛社会参加支援係主査、水野社会参加支援係主査、藤原社会参加支援係主事
傍聴者
4名
配布資料
・【資料1】第6次長岡京市障がい者(児)福祉基本計画の進捗報告について
・【資料2】長岡京市障がい福祉計画(第6期計画)・長岡京市障がい児福祉計画(第2期計画)の進捗報告について
・【資料3】障がい者基本条例の進行管理について
議事の流れ
1.開会
・能勢部長挨拶
新型コロナウイルス感染症が急拡大している。本日は感染症対策を十分に講じながら開催したい。また、本年は長岡京市にとって市制施行50周年という記念すべき年。市民の皆様とともに50周年をお祝いできる様々な取組みを進め、先人が築いてきた偉業を引き継ぎ、未来を切り開いていく年にしていきたい。本日は、令和3年度が開始計画である「第6次障がい者(児)福祉基本計画」と「障がい福祉計画(第6期計画)・障がい児福祉計画(第2期計画)」の進捗報告、「障がい者基本条例」の進行管理についてご審議いただく。限られた時間であるが、活発なご意見を賜りたい。
2.委員紹介
委員改選後、初めての会議により自己紹介。委員の任期については、令和7年3月までの3年間。長岡京市職員の紹介。
3.部会長の選任及び部会長代理の指名について
・事務局
長岡京市地域健康福祉推進委員会設置要綱第3条第4項の規定により、部会長は委員の互選により決定。ご意見はあるか。
(意見なし)
・事務局
事務局より推薦してよいか。
(異議なし)
・事務局
異議なしと認め、部会長の指名を武田委員、全員承認・決定。これより部会の進行を部会長にお任せする。
・部会長よりあいさつ
部会長に指名していただいた。どうぞよろしくお願いをする。長岡京市には10年ほど関わっているが、これからも関わっていければ。また、コロナ禍が長く続いている。「コロナだから仕方ない」という論調もある中、それではすまされない課題も多い。障がい福祉をはじめ福祉サービスを活用されている方は、サービス量が少し割り込むと最低限の生活ができなくなってしまうことも多い。そのことを念頭において、計画の進行管理をしていく。本日は、意見を出し合い、皆で考えていきたい。
部会長代理指名について西野委員を指名、異議なし。
4.議事
(1)第6次長岡京市障がい者(児)福祉基本計画の進捗報告について
・事務局
資料1について説明。
・委員
P.5施策(9) 自己決定を尊重した相談体制の充実、通番45「地域障がい者相談支援委託事業」について。
一般相談委託事業所での令和3年度の相談実件数が前年度比41.2%増と伸びているが、その理由は?
・事務局
今までは、相談支援事業所が相談件数として計上すべきか判断に迷う案件は、計上していないケースが多かったが、令和3年度からは明確に件数として計上されたことが、件数が増加した要因ではないかと考える。
・部会長
カウント方法が変わったことで件数が増えたということ。自立支援協議会では相談件数の増加が話題になっているか。
・委員
相談件数が増えていて飽和状態であるという話題は上がっている。
・部会長
カウント方法の問題と合わせて、実際の相談件数も増えていることもあるかもしれない。
件数に大きな変化があった場合は、検証していただければ。ニーズの把握に努めてほしい。
・委員
P.20 通番49「相談支援体制充実事業」においても、のべ相談件数が15,787件と記載されている。件数の内訳が数字をみても全くわからない。たとえば、相談支援事業所が受けた相談のうち、計画相談を除いた相談なのか、計画相談に関わった相談の件数も含めているのかも不明である。取りまとめ方としては実態のわかる数字でないと意味がないので、次回以降検討いただきたい。
・委員
P.1施策(1) ふれあい・わかりあいのまちづくり、通番2「障がい理解・啓発事業」について。
自立支援協議会では、重度障がいのある人の理解啓発に関する周知活動を市の民生委員の研修の場を借りて実施予定。他にも周知の場を提供していただきたい。
P.6施策(11)住まいの確保、通番55「グループホーム整備促進事業」について。
障がい支援区分6などの重度障がいの人の生活の場としてのグループホームや、土日も含めて365日開所しているグループホームの設置についてご尽力いただきたい。
P.6施策(12) 地域生活を支える社会資源の整備と活用、通番58「地域生活支援拠点整備事業」について。
家族会から、共生型福祉施設における短期入所の定員が2名となっているが、どのような内容の短期入所なのか、定員2名は少ないのではないかという意見をもらっている。また「全市民みんなが利用できる場所でなければならない」とのことであるが、医療的ケア児者、重症心身障がい児者などが地域の中で短期入所も入浴も利用できない現状の中で、新しく施設ができるのであれば、力を入れてほしいという意見があったので合わせてお伝えしたい。
P.22施策(13) 雇用・就労の促進、通番67「障がい者雇用促進事業」について。
「障がいのある人を対象とした職員採用試験の実施」について。自立支援協議会・就労支援部会主催の庁内実習は今年度で6年目。2市1町に協力いただき実施しているが、その実績も踏まえた上で、身体障がいのみならず、知的障がい・精神障がいも含めた3障がい対象の採用試験の実施を検討いただきたい。
・事務局
重度障がいの人の周知の場の提供について。今後も機会があれば調整していきたい。
重度障がいの人が利用できるグループホームについて。現在公募を実施している共生型福祉施設の募集要項においても、重度障がいの方にも対応できるグループホームの設置について記載している。整備が進んでいけばと期待している。
短期入所の定員について。共生型福祉施設の募集要項では短期入所の定員を「2名以上」と記載。短期入所のニーズについては把握している。法人経営の観点もある中で、参入していただける法人と相談していけたらと思っている。入浴の希望も聞いているので、相談していきたい。
3障がい対象の職員採用試験について。以前から希望いただいているところ。職員課と意見交換しながら希望を伝えていきたい。
・委員
ここ数年、「コロナだから仕方がない」という風潮があったが、今年度から様々の事業を再開。しかし、その矢先の感染拡大。障がいのある方は基礎疾患を持っている人も多く、事業の進め方が難しい。ボランティアのリスクも考える必要もある。どのようにコロナ禍でも実施できるかを考えながら事業を進めていきたい。よろしく願う。
・部会長
やらない前提でできない理由探しをするのではなく、やる前提でできる工夫探しをする。安全を重視すればやらないことが一番。この考え方をセーフティモデルという。この考え方だと人生に広がりがなく、自己実現もできなくなる。しかし、やるとすればリスクが生じるが、そのリスクの低減策を考えるのが我々の仕事。リスクテイキングモデルという考え方。セーフティモデルからリスクテイキングモデルに価値が転換してきた。実践する前提での工夫を皆で考えていきたい。
・委員
・P14施策(1) ふれあい・わかりあいのまちづくり、通番9「まちづくりへの参画促進事業」について。
済生会病院が6月に新しくオープン。利用された人の体験だが、福祉車両の駐車場は、壁に向かって前向きに止めるため、スロープが通路側になる。スロープを車から降ろそうとすると通路を遮る。建設中の長岡京市役所の新庁舎ではどのような設計になっているのか。同じ轍を踏まないでほしい。皆が使いやすい新庁舎にするために、行政から家族会に希望を聞かれたことはなかった。今後、障がいのある方の視点を十分に考慮にいれ庁舎建設をしてほしい。また今後、社会はますます高齢化していくことでもあり、公的施設の建築については従来型の概ね健常者の利用を前提とした発想を転換し、バリアフリーについて積極的に進めていくべきである。
・事務局
新庁舎の駐車場は主に地下に設置される予定。地下からエレベーターで上がる。福祉の駐車スペースも設置されると確認している。新庁舎に関して、担当課から長障連にはご意見を聴取する機会が設けられていたが、家族会にはお声かけがなかったかもしれず、申し訳ない。本日いただいたご意見は、担当の公共資産活用推進室に伝えていきたい。
・部会長
新庁舎には、障がいのある人だけでなく、来庁される人全員に向けた配慮を検討されていると思う。部会でこのようなご意見が出たことを担当課に伝えてほしい。
・委員
・P3施策(6) 早期療育・発達支援及び相談体制の充実、通番28「発達障がい児者の支援体制整備事業」について。
入学説明会時に記入が必要な教育支援計画を、ながおかきょうリンク・ブックで代用可能としており、リンク・ブック所持者は改めての記入を不要としている。また、リンク・ブックを見ることで、これまでの成育歴が分かり現場では助かっている。今後も引き続き進めていただきたい。
・部会長
配布の促進は活用の促進と両輪。保護者の理解や使い勝手の良さの視点も大事。
(2)長岡京市障がい福祉計画(第6期計画)・長岡京市障がい児福祉計画(第2期計画)の進捗報告について
(3)障がい者基本条例の進行管理について
・事務局
資料2、3について説明。
・委員
利用者数における圏域内と圏域外の内訳はどうなっているのか。
・部会長
例えば、長岡京市内には入所施設がほぼない中で、他の市町村で地域移行をされている人も多い。利用者数において、圏域内・外の利用内訳がわかりやすいように工夫をしていただきたい。
・委員
P11 (2)日中活動系サービス 1.生活介護について。
今年度の特別支援学校卒業生で生活介護を利用される方のうち、肢体障がいを持つ医療的ケアが必要な方の進路先に苦慮していると聞いている。来年度以降も同様の状況も想定されるため、対応を考えていく必要がある。
・部会長
特別支援学校の在校生の状況を見ると、ある程度は卒業後の進路先を想定できる。受け入れ先となる事業所と先を見越して調整していくことが大事。
・事務局
向日が丘支援学校からは在籍児童の情報を毎年度いただいている。希望される進路先に進めるよう進路相談をさせていただいたり、事業所の方との情報交換をし、協力体制がとれればと考えている。
5.その他
・事務局
今後のスケジュールについて説明。
6.閉会