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【夢実現】スペシャルティコーヒーUnir(ウニール)さんでイベントが開催されました!

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【夢実現イベント】コスタリカの生産者と楽しむスペシャルティコーヒー

50周年特別事業の1つ「夢叶えたい人、この指とまれ」プロジェクト、通称「夢プロ」。第3回目のイベントが10月16日(日曜日)、Unir(ウニール)本店で開催されました。
この日の夢サポーターは、スペシャルティコーヒーUnirさん。「スペシャルティコーヒー」と呼ばれる最高品質のコーヒー専門店として、全国のファンに愛されています。

ウニール本店の外観

Unir本店

プロフェッショナルを体感する夢のような時間

Unirさんは2006年に長岡京市で開業、本店は長岡京市今里にあります。バイヤーの代表、山本尚(ひさし)さんは、各国で開催される名誉ある国際品評会「カップ・オブ・エクセレンス」の審査員を務めています。日本チャンピオンのバリスタをはじめ、国内最高峰の競技会で上位に入賞したバリスタも多数在籍しているお店です。
今回の夢プロは、バイヤー代表の山本さん、アシスタントバイヤーの永田陽介さん、さらに、コスタリカから来日した、世界屈指のコーヒー生産技術を持つ会社「Café de Altura(カフェ・ド・アルトゥーラ)」常務取締役のマルコさんと品質管理責任者のエステバンさんが登壇するスペシャルな内容となりました。

夢イベントの様子。写真右にウニール代表の山本尚さんが写っている

コスタリカの生産者を紹介するバイヤー代表の山本尚さん(写真一番右側)

Unirとコスタリカの生産者との出会い

当日は、多数の応募の中から抽選で選ばれた10人が参加。初めにバイヤー代表の山本さんから、コスタリカ生産者と同店の深い関わりについて紹介がありました。2014年、ある品評会に出品されたコーヒーに、山本さんは生涯忘れることのできないような衝撃を受けました。「これまでにないコーヒーだ!」という思いから、すぐに生産者に連絡を取ったそうです。そのお相手がCafé de Alturaのエステバンさんでした。コーヒーを作るプロセスなども学んだ山本さんは、毎年現地に赴くようになりました。大会に出場するときもCafé de Alturaの豆を使っているそうです。

真剣に話を聞く参加者の様子

真剣に話を聞く参加者

コスタリカの生産者から聞く、現地でのコーヒーづくりのお話!

前半はエステバンさんの解説で、スライドを見ながらコスタリカでのコーヒー生産工程や品質管理を学びました。冒頭で山本さんが衝撃を受けたコーヒーは、当時世界でもほとんど知られていない先進的な「アナエロビック・ファーメンテーションプロセス(嫌気性発酵)」で生産されたものでした。そのプロセスとは、収穫したコーヒーチェリーを容器に入れて密閉し、酸素のない状態で働く微生物の活動を活発化させ、積極的に発酵の効果を活用する方法です。従来のコーヒーとはまるで違う味わいになるそうです。

左側に常務取締役のマルコさん、右側に品質管理責任者のエステバンさんが写っている写真です

スライドで説明するマルコさん(写真左側)とエステバンさん(写真右側)


後半は動画を見ながら解説。動画に流れる音楽にも触れながら、生産工程などを説明しました。コスタリカでは、高品質なコーヒーの実の収穫は機械を使わず、すべて1個ずつていねいに手で取る重労働な作業です。音楽も内容と関係がある、コスタリカで有名なラテン音楽。幸せとエネルギーが伝わるような曲で、内容は「コーヒー豆の栽培において重要な雨が降りますように」というおまじないだそうです。音楽が流れる途中マルコさんが踊っていたときは、参加者も笑顔でした。
左側に同時通訳しながら解説するバイヤーの永田陽介さん、右側にエステバンさんが写っている写真です

エステバンさんの解説を同時通訳するアシスタントバイヤーの永田さん(写真中央)

エステバンさんがおいしいコーヒーの入れ方を直伝!

いよいよ、エステバンさんが、コーヒーのおいしい入れ方を実演!今回のイベントで振る舞われるコーヒーはJBC2022(バリスタの日本大会)でUnirさんのバリスタが使用したコスタリカのコーヒー「ラミニラ」。アナエロビック・ファーメンテーションプロセスで生産されたコーヒーです。生産者のお話を聞きながら、貴重なコーヒーを味わえるとあって、参加者の期待も高まります。

エステバンさんがおいしいコーヒーの入れ方を実演している様子を写した写真

おいしいコーヒーの入れ方を実演中


実演中は豆とお湯の割合、抽出時間、温度などの詳しい解説がありました。豆とお湯の割合は1対15、抽出時間は3分から5分、温度は97度と正確に測ります。上と下の味が違うので、飲む前に少し混ぜます。少しぬるくなってから飲むのがおすすめだそうです。
実演で使った「バンドラ」というコーヒー抽出器具は保温性が高く、開発したのはコスタリカの中でも寒い地域の方だそうです。入れる速さによってコーヒーの風味が変わるとのことで、見ていた参加者も興味津々でした。

コーヒーを抽出するための陶器「パンドラ」について説明するエステバンさんの様子と「バンドラ」を写した写真

おいしい入れ方を説明するエステバンさんとコーヒー抽出器具「バンドラ」


もう一つ、「チョレドル」というコーヒーを抽出するための道具があり、コスタリカでは一般的でたいていの家庭が持っているそうです。道具に描いてある「なまけもの」は、コスタリカでは象徴的な生き物だそうです。

コーヒーを抽出する「チョレドル」という道具を写した写真

コーヒーを抽出するための道具「チョレドル」

現地のコーヒーを味わい、質疑応答タイム

現地の方が実際に入れたコーヒーが飲めると、楽しみにしている参加者。甘さと酸味のバランスが絶妙で参加者からは「おいしい」と好評でした。 飲み終わった後のカップからはとても甘い香りが。飲み終わってからエステバンさんへの質疑応答タイムが設けられました。

(質問)「アナエロビック・ファーメンテーションのメリットは何ですか?」
(回答)「酸素があると多数の微生物が活性化するため、酸味が強くなります。アナエロビック・ファーメンテーションでは品質が安定し、クリーンな味わいになります」

(質問)「エステバンさんは1日にコーヒーを何杯飲んでいますか?」
(回答)「通常は4杯ですが、収穫時期になると品質管理上300杯ぐらいは飲みます」

コーヒーを飲む参加者の様子を写した写真

コーヒーの香りと余韻を味わう参加者

コーヒーの世界に浸る、濃い時間でした!

バイヤー代表の山本さんは「革新的なコーヒー生産プロセスに感銘を受け、バリスタが模型を作ってコンペティションで紹介し、世界のコーヒー生産者に大きな驚きを届けた」と語ってくれました。
「Unirさんは家族のような存在。単に生産するだけではなく、新しい体験ができるものを考えて作って、お客さまに届けることができればうれしい」とエステバンさん。生産者と情熱を共にし、最高品質のコーヒーの魅力を最大限引き出すために技術を磨き続けるスペシャルティコーヒーUnirさん。これからも応援したいですね!
コスタリカの生産者から貴重な生産現場のお話を聞きながら、現地のコーヒーも一緒に味わえ、参加者からは笑みがこぼれていました。

本当にありがとうございました!

参加者みんなで撮影した記念写真

最後にみんなで記念撮影☆

今後もイベントが続々と!

夢プロをまだまだ企画しています。開催イベントのレポート記事はホームページに載せますので、どうぞお楽しみに!市ゆかりの著名人や企業と接することができる夢プロ、今後も目が離せません!

夢サポーターのイベント実施情報のページはこちら
「夢叶えたい人、この指とまれ」プロジェクトの詳細はこちら

※この記事は市民ライターが取材・執筆しました。

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