【夢実現】吉岡大さんの夢のビームピストル体験が開催されました!
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【夢実現イベント】吉岡大さんによる夢のビームピストル体験
50周年特別事業の1つ「夢叶えたい人、この指とまれ」プロジェクト、今回は長岡第六小学校の体育館で、12 月17 日土曜日に開催されました。
この日の夢サポーターは、オリンピックやワールドカップなど、世界の舞台で活躍中のラピッドファイアピストル選手、吉岡大(よしおか・だい)さん。
レーザー光線を発射するビームピストルを使った射撃体験教室と、ふれあい質問会をしました。
吉岡大さん
東京五輪出場!輝かしい成績をおさめる吉岡大さん
東京2020 大会「男子25m ラピッドファイアピストル」でオリンピックに初出場し、8 位入賞。昨年7 月に韓国で開催された射撃のワールドカップで、日本勢9年ぶりの快挙となる金メダルを獲得!長岡京市スポーツ賞の最高位であるスポーツ特別顕彰を受賞しています。
長岡京市出身で、会場となった六小は吉岡さんの母校でもあります。
オリンピックの表彰状やワールドカップの金メダルを持ってきてくださいました!
普段体験できない種目に興味津々
当日は、多数の応募の中から抽選で選ばれた市内に住む約30︎人が参加。
小学生から大人まで幅広い年齢層の参加者が集まりました。
普段の生活でほとんど触れる機会のない射撃の体験ができるということで、大人も子どもも初めて見る射撃の的やビームピストルに興味津々でした。
トップアスリートの射撃を目の前で!
吉岡さんの紹介と挨拶の後、ビームピストル射撃のお手本を披露してもらいました。
柔らかい笑顔で気さくにお話しされていた吉岡さんでしたが、射撃の体勢に入ると空気が一変してピリッと張りつめたのが伝わってきました。
世界の舞台で活躍するトップアスリートの高い集中力と、射撃の緊張感を間近で見て感じることができました!
射撃のデモンストレーションをする吉岡選手。試合では25m 先の的を狙うそうです
ビームピストルを撃ってみよう
いよいよ体験会のスタートです。
順番に列に並んで、実際にビームピストルを撃ちました。
5m、10m 先の的を狙います
ピストルから発射されたレーザー光線に標的が反応して、パソコンに0〜10 点の得点が表示されます。中心に近いほど高得点になります。
的の中心に当たると赤いランプが点きます
立ったり座ったり台座を使ったり、思い思いの姿勢で的を狙います
「的を見るのではなく、銃身についている2 つの印の延長線上に的が見えるように狙いましょう」「引鉄はゆっくりじわじわと引きましょう」など、一人一人に丁寧に説明してくださいました。
一発撃つたびに「上手上手!」「いいですね!」と吉岡さんに笑顔で声をかけてもらって、参加者も少しずつ緊張がほぐれていきました。
射撃のアドバイスだけでなく、「どんな選手でも試合や重要な場面になると、緊張やプレッシャーで体が震えだします。そんな時は無理に震えを止めようとすると却って焦ってしまうので、緊張している状態を受け入れて、震えながら撃ちます。どんな状態でも常に狙ったところへ撃てるように、日々練習しています」といった実際の試合でのお話もしてくださいました。
参加者にアドバイスする吉岡さん
「思ったより的が小さい!」「手が震えて狙いが定まらない!」と、初めての射撃に最初は苦戦している様子だった参加者の皆さん。
構え方や姿勢を工夫しながら挑戦したり、前の人が受けているアドバイスにも耳を傾けたり、難しい10mの的に挑戦したりと、いつの間にか夢中になっていました。
真ん中の10 点を撃って標的の赤いランプが点灯すると、周りから歓声と拍手が起こりました。
参加者の保護者も子どもたちと一緒に楽しんでいる様子で、「こういうことにも興味があるんだなって、子どもの新しい一面が見られた」「私がハマりそう!」と、お子さんが真剣な表情でピストルを構える姿に目を細めていました。
参加者を見守る保護者
吉岡さんへの質問タイム
体験の後は、吉岡さんへの質問タイムが設けられました。ここでは質問の一部を紹介します。
(質問)どうしたら射撃が上手くなりますか?
(回答)射撃以外でも言えることですが、まずは練習。そして、自分の理想のスタイルや、こうなりたいと思う人のプレースタイルを思い描いて、それに自分を近づけていくといいと思います。
(質問)吉岡さんは過去にいろいろな競技を経験されていますが、射撃との共通点はありますか?
(回答)中学ではラグビー、高校ではレスリングを経験し、射撃は社会人になってから始めました。射撃は張り詰めた緊張感の中で精神統一をして狙って撃つので、自分の心と体を意識する選手が多いです。僕は、「絶対勝つぞ」と相手選手を意識します。対人スポーツやチーム競技で得た気持ちが今の射撃の力になっています。
質問タイムの様子
射撃のこと、趣味のこと、いろんな質問が出ました
子どもの頃はやんちゃで負けず嫌いだったという吉岡さん。母校である六小の体育館での思い出話や、オリンピック選手村でのお話も聞かせてくれました。
オリンピックでは、感染症対策で選手村での選手同士の会話や交流が制限されており、ピンバッジを持参して交換することで他選手と交流していたそうです。
吉岡さんがオリンピックで身につけていたネームタグには、各国の選手と交換したピンバッジがびっしりついていました!
吉岡さんは自称「一番ピンバッジを交換した日本人選手」!
なかなか見られない金メダルや表彰状に興味津々
試合で使う射撃の的も見せてくださいました
いろいろな経験をしてほしい
最後はみんなで記念撮影。
参加者一人一人と握手をしてサインを手渡していた吉岡さん。
「しんどいことや悩むこともあるけれど、「迷ったら、やる」を積み重ねて心を強くしていってほしい。いろんな経験をすることが気づきやひらめきに繋がるから、やりたいことをたくさんやってください」とメッセージをくださいました。
みんなで記念撮影!
射撃の的に書かれた吉岡さんのサイン。実際に中心を撃ち抜いた弾痕がついています!
市民ライターがインタビュー!
イベントの後には、直接お話を聞かせてもらいました!
子ども時代の両親について「何にでも挑戦する自分を肯定しながら見守ってくれていた」と振り返る吉岡さん。
「子どもたちには、たくさんの経験をすることと、負けないぞ!という気持ちを大切にしてほしい」とお話ししてくれました。
ご自身も子育て中の吉岡さん。子育ての話題になると、優しいお父さんの顔になるのがとても印象的でした!
インタビューに答える吉岡さん
今後もイベントが続々と!
今後も「夢プロジェクト」を実施予定です。
長岡京市ゆかりの著名人や企業と接することができる夢実現イベント、これからもお楽しみに!
次回の「夢叶えたい人、この指とまれ」プロジェクトの詳細はこちらから。
※この記事は市民ライターが取材・執筆しました。