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令和5年度第2回児童対策審議会会議録

  • ID:14105

日時

令和5年12月19日(火曜日)午後2時から3時まで

場所

長岡京市役所 新庁舎 4階 会議室402

出席者

13名

安藤委員、大久保委員、荻委員、片岡委員、金子委員、瀧川委員、辻委員、中川委員、西野委員、西畑委員、平野委員、森委員、山本委員(五十音順)


欠席者

4名

佐々木委員、辰野委員、田渕委員、寺岡委員(五十音順)

行政・事務局

能㔟健康福祉部長、名和健康福祉部次長兼福祉政策室長、田端健康福祉部次長兼地域福祉連携室長、中島健康福祉部次長兼子育て支援課長、杉原健康づくり推進課長、新開生涯学習課長、中川生涯学習課放課後児童クラブ担当主幹、庄子育て支援課主幹兼子育て支援係長、松浦子育て支援課主幹、西河子育て支援課保育係長、吉田子育て支援課子育て支援係主査、苅屋田子育て支援課子育て支援係主事

傍聴者

1名

会議次第

開会(健康福祉部長あいさつ)

1.案  件

(1) 長岡京市こども計画および第3期長岡京市子ども・子育て支援事業計画(ニーズ調査等)について

(2) その他

閉会

開会

【開会あいさつ】能㔟健康福祉部長

 前回の審議会以降も、国による「異次元の少子化対策」については、児童手当の拡充・支給方法の変更や、児童扶養手当の対象拡大など、様々な方針が提示されているところであり、さらなる展開なども予想される。各種報道されている国の方針案については、正式な決定まで至ってないものもあり、不明点も多くあるが、本市としても、決定された内容については適切に対応したいと考えている。

 本日の審議会では、令和7年度からの長岡京市こども計画及び第3期長岡京市子ども・子育て支援事業計画のニーズ調査について、特に調査概要や、調査項目等について説明させていただく。委員の皆様方には忌憚のないご意見をお聞かせいただきたい。


【案件1 長岡京市こども計画及び長岡京市第3期子ども・子育て支援事業計画(ニーズ調査等)について】

(委 員)各種アンケートのうち、①就学前児童の保護者調査と②小学生の保護者調査において、貧困関係やヤングケアラーの認知度に関する質問が含まれているが、これらの結果をどのようにフィードバックするのか。すなわち、実態を把握するのみなのか、個別にアプローチをするのか。また、③小学生高学年・中学生本人調査や④高校生本人調査のアンケートの回答にあたって、WEBで行うとのことだが、誰がどのような回答をしたのかわからなくするなど、プライバシーについてはどのような配慮をするのか。


(事務局)今回の調査は、個別の状況の把握が目的ではなく、全体的な傾向を把握するためのものであり、回答は完全に無記名式で行う。フィードバックについては、把握した全体的な傾向を集計の結果として当審議会にも提示する。どのような施策につなげるかは、現時点では未定で、調査結果を踏まえて検討していくことになる。なお、無記名式の回答のため、個人が特定されず、回答内容を他人にも見られることはない。


(委 員)回答にあたってアプリケーション等を用いることになるだろうが、どのようなセキュリティ対策を考えているのか。


(事務局)使用システムについては、確定には到っていないが、他の市町村での実績があるシステムで、一定の信頼が置けるものを使用する予定。セキュリティの懸念については十分に配慮したい。


(委 員)①就学前保護者調査において、現在通っている施設の満足度に関する設問があるが、どの施設に通っているかを聞かない中で、結果をどのようにいかすのか。また、現在通っている施設に対する満足度について「不満」や「やや不満」といった傾向が認められた場合、各施設に対して補助を行うなどの対応を行うつもりがあるのか。


(事務局)施設の充実度や満足度については、5年前も同様の内容で調査しており、例えば、5年前と比較して今回が非常に低い結果となれば、その理由を考えることになるだろう。施設ごとの詳細を把握するのではなく、全体的な状況を把握することになる。当該設問のみならず調査全般について、調査結果から対応が必要である部分がみえてきた場合、最終的には市の施策として、議論を重ねていくこととなる。「不満」が多いという結果のみをもって反映できるかは別として、検討の材料となる。また、結果は広く公開し、各園での対応にも活用できるようにしたい。


(委 員)③小中学生本人向け調査について、回答は学校で行うのではなく、各家庭で行うのか。また、内容によっては答えたくない質問もあるだろうが、WEB上での回答において、無回答であっても次の質問の回答に進める仕様となっているのか。


(事務局)回答は各家庭で行うことを想定している。調査票の仕様について、WEB上での回答においても、答えたくない質問には答えず次の質問の回答に進めるよう設計したい。なお、特にセンシティブな質問においては、質問の後に「※答えたくない人は答えず、次の質問に進んでください。」といった文言を記載するなどの配慮を行う予定。


(委 員)③小中学生本人向け調査、④高校生本人向け調査について、統計の信頼度を高めるためにもより多くの回答が集まることが望ましいが、各家庭においてWEB上で回答とのことで、本調査の周知はどのように行うのか。また、ヤングケアラーの実態を問うような設問はどうするのか。


(事務局)調査の周知については、各学校に書面配布の協力を依頼する。書面には生徒・児童向けの依頼文と、保護者向けの協力依頼文を掲載し、WEBで回答するよう求める予定。ヤングケアラーに関しては、非常にセンシティブな内容でもあるため、各学校関係者等と協議を重ねてきたところであり、今回については、原則的には児童・生徒本人への質問は行わないという方向で調整をしている。


(委 員)③小中学生本人向け調査について、児童が回答する場合、回答に1時間程度かかるかもしれない。家庭で子が長時間作業をしていると、「何をしているの?」、「回答を見せて」と言う保護者もいるのではないかと懸念する。暴力等に関する質問については、保護者の手が一切入らないような環境で回答できることが望ましいと考える。また、所要時間を減らしつつ回答率を保つために、例えば奇数番号のみ回答する児童と偶数番号のみ回答する児童に分けるなどの方法を検討するのはどうか。


(事務局)保護者の手が一切入らない環境でという意見もある一方で、保護者が調査自体を全く知らされないということに懸念する意見もある。今回の調査は、先述のとおり全体の傾向を把握する目的で行い、個人が特定されないということもあり、保護者にも周知や協力依頼を行いたい。なお、奇数のみ、偶数のみといった回答方法については、クロス集計を行う等の集計技法上の関係で難しさもあり、今回は行わない想定としている。


(委 員)回答が任意であれば、本当に悩みを抱えている生徒・児童が回答するのだろうかとの疑問はある。自身が子どもの頃、学校で一斉にいじめなどに関して書くということがあったが、そのような方法を検討するのはどうか。また、回答にあたっての必須項目がどの程度あるのか。


(事務局)問題を抱える児童・生徒については、別途、教育委員会において都度、個別に必要な対応を取っており、本調査では個人を特定しない方法を採用し、個別の対応やフォローを行う想定はない。また、強制的に回答させるメリット、デメリットもあるなか、今回は任意回答で行うことを想定している。必須項目については、現時点で未確定ではあるが、例えば昨今、性別を回答したくないという意見もあるなど、基本項目についても回答したくないとの意見も予想されるため、できるだけ多くの項目において、無回答であっても次の質問にすすめるように作成する予定。


(委 員)③④の児童・生徒本人調査には、選択肢数が偶数の質問が多くみられるが、この場合、ポジティブかネガティブかの二者択一となる。一般的にはこれを避けて、選択肢数を奇数とすることが多いのではないだろうか。このようにしているのは、特段の意図があるのか。考えたうえでの「どちらでもない」との回答にも、一定の意義があるかと思うが。


(事務局)特段の意図があるわけではないが、「どちらでもない」という選択肢を含める場合、この選択肢の割合が高くなる傾向にある。どちらかに分かれる方が傾向をつかみやすいということもあり、案段階では選択肢数が偶数である質問が多くなっているが、いただいたご意見も検討しながら、最終調整を行ったうえで、アンケートを実施したい。

【案件2 その他】

事務局より保育事業について報告

(事務局)去る11月に来年度4月1日の保育施設入所の一次選考対象の受付を行った。すでに市のホームページにて申込状況の速報値を報告しているが、全体的な傾向として、ほぼ前年度に近い申込数であった。しかし、前年と比較して0歳児と2歳児の申し込みが多く、また、申込数と空き枠との差が前年度よりも大きくなった。なかには、育休延長を希望しつつ、都合により敢えて申し込むという方もおられるが、このような現状を考慮しても、早々に新たな保育施設の整備が必要であると考えている。前回の審議会では、新規1園の民間保育施設の整備の目処が立ってきた旨を報告したが、現在、新たに新規1園の開設を希望する事業者、また、既存の建物の増築を希望する事業者からの相談を受けており、今後協議を進めていくこととなる。今後、これらについて開設の目処が立った場合には、定員の設定等について、本審議会でご意見をいただきたい。


閉会