立命館高校生が「第10回 高校生国際シンポジウム」で優秀賞を受賞!
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長岡京市に関わる歴史をテーマとした課題研究による受賞
立命館高等学校2年生の森内由芽さんが、令和7年2月19日、20日に鹿児島県で行われた「第10回高校生国際シンポジウム」にて、優秀賞を受賞されました!

受賞の内容
人文科学・教育分野 スライド発表部門 優秀賞
「土御門天皇陵から見る皇統の移動」
森内さんは、学校の講座に参加した際に土御門(つちみかど)天皇陵(長岡京市金ケ原)に興味を持ち、自身で文献を調べたり、教員に話を聞いたり、フィールドワークをして研究を進められたそうです。
そして完成した課題研究は書類選考を通過し、森内さんは「高校生国際シンポジウム」に出場。スライド発表を経て、見事、優秀賞を受賞されました。
長岡京市に関わる歴史に興味をもち、自分の力で探究した成果が全国的に認められたことは、非常に喜ばしいことです。
これからも、ますますのご活躍を期待しています!

森内さんの声
このような貴重な経験をさせていただき、大変ありがたく思います。
今回の課題研究を通じて、長岡京市には、長岡京のほかにも興味深い遺跡があることを知ることができました。天皇陵から政治史を捉えなおすことで、新たな解釈の可能性を提示できれば幸いです。また、土御門天皇陵も、長岡京市の文化財のひとつとして広まっていくと嬉しく思います。

土御門天皇陵とは?
長岡京市金ヶ原にあり、金原陵とも称します。鎌倉時代に承久の乱(1221年)で土佐に流された第83代・土御門天皇の墓とされています。
この地に、母・承明門院が法華堂(金原御堂)を建立したといわれています。
▶土御門天皇(1195〜1231)
後鳥羽天皇の第一皇子。子に後嵯峨天皇がいます。在位1198年〜1210年。承久の乱後、鎌倉幕府が後鳥羽天皇、弟・順徳天皇を配流した際、自ら幕府に申し出て土佐に流されました。後に阿波に遷り、その地で死去しました。

高校生国際シンポジウムとは?
全国で進められている課題研究、探求活動の発表会および審査会で、今年で10年目を迎えます。
人文科学・教育、社会科学・都市工学、数学・物理学・プログラミング、科学・地学・環境、生物学の5分野、スライド・ポスターの2部門があります。
各部門、各分野の最優秀発表者には、Global Link Singaporeへの参加資格が与えられるほか、表彰対象者には証明書が発行されます。
スライド部門の最優秀発表グループおよび個人の中から、各分野の審査員および審査統括責任者による協議を行い、グランプリには文部科学大臣賞が授与されます。
高校生国際シンポジウムについてはこちら(別ウインドウで開く)