平成25年度社会教育関係団体指導者研修会参加者の声
- ID:3562
内容
子どもの貧困と育ち
- 講師
大阪教育大学名誉教授・平安女学院大学教授
早川 勝廣 さん - 日時
平成25年11月7日(木曜日)午後7時~8時40分 - 場所
長岡京市役所北棟4階大会議室A
参加人数
90名(一般・社会教育関係団体指導者・庁内)
参加者の声(主なもの)
人権問題や差別問題等について、日頃のあなたの考えや行動についてお聞かせ下さい。
- 人権はちいさいこと(賃金や住む家)でも問題になるが、差別などあまり意識したことがない。地域を見るより、その人個人をみるようにしている。
- 人権問題、特に同和問題については、潜在化しつつ陰険になってきている。子どもの頃からの教育が必要と思うが、親が不見識では子がまねてしまう。
- 出来るだけ偏見、先入観を持たない。
- 子どもの言葉で差別を肯定する様な事があり、ゆっくり話す時間を持ちました。
- 男女の賃金格差、パートと正社員の格差を身をもって感じています。せめて女性が1人で生きていける収入が欲しいです。
- 難しいです。とりあえず子どもには「みんなちがってみんないい」を言い聞かせています。
- 同和問題をなくしていきたい。
- 差別はいけない!どの人にも(相手の立場に)たって接する事ができるように自身も子どもも育てていきたい。
- 日頃、何気なく生活しているように見えるが、自分の周囲に、また自分の潜在意識の中に差別があることに気づき、反省。
- 特に何かできることがあるかどうかわかりませんが、常に意識して考えるようにしています。
- 思いやりのある行動力、差別的な発言に対して、自分の考えを相手に伝えるようにしている。
- ある程度、研修や職場で知識としては身につけ、自分自身の言動が差別につながっていないかは意識している。それでも、兄弟や夫の差別発言や考え方について議論しても、変えていけない自分がいる。
- 子ども嫁に私がやれる事はしています。また高齢者などの話を聞くなどボランティア等をしています。
- 基本的には皆平等と考え行動している(男女、年長者、年少者の区別をしない)
- 見えない差別は大きいと思います。人により感じもちがうと思います。
- 一人一人の個性をみて、人格を尊重し、差別しない気持ちを持ち行動する
- かかわりのある人に対しては差別意識を持つことは少ないが、顔の見えない集団に対しては偏見を持つ自分に気付くことがある。弱さ故、自分を守ろうとする気持ちが差別につながるのではなかろうか
本日の研修会であなたの心に何が一番響きましたか?
- 子どもの15.7パーセントが貧困家庭という数に驚きました。
- 私達の分からないところでそんなに子供達の格差があるのか?知らされました。
- 格差についてこんなに考えたことはありませんでした。是正が難しいこともわかりました。今後、どうあるべきか難しい問題だと思います。
- 虐待が多いのは 親自身だけの問題ではない。
- 貧困層の多さと実態におどろきました。
- 貧困率のことも新しい法律のことも知らない自分のことが一番情けなかったです。
- 学力格差=母子家庭(貧困家庭)=同和問題全てが同じ立場におかれている事
- 平均年収における男女の差、貧困率が増えてきていること、成績の良い子が人間的に良い子とは限らない。
- 国の政策が効果的でなさそうだと思ったこと、親の収入と子の学力の関係
- 学校選択性により、学力が低い学校がある地域の地価が下がった事実、又、地域の中の学校としての位置づけ
- 政治と経済そして教育との関わり、社会の連鎖的な問題が良くわかりました。
- 親の経済力が子に影響されることがよくわかった 子と親のしんどさが原点になり、親も働かなければ生活できない。
- 基本的生活習慣が身についている子は学力が身についている、ということ。その家庭の生活習慣は直せないかもしれないが、園などで修正していくことができるのでは。
- 家庭と地域がつながり、ひとりひとりが「自分が大切にされている」という気持ちがもてる子育てをしたいと思いました。
- 格差社会と学力格差の状況
- 地域とのつながりを高めていくことが、今一番求められていることなのだということを実感しました。
- 1人の力では進まない、地域の人たちと共に、学校を支えていくと良い
- 地域力が学力にまで影響するということ。
- 地域と連携する学校作り、基礎学力定着のためのシステム
- 家庭や地域のつながりが出来ていると、学力は上がるという事
- 親の心の問題、大らかさも必要、地域というが家庭生活が大事
- 学校と地域の連携の大切さ、地域が学校や子どもに関わる組織を支えることの大切さ
- 家庭と地域のつながりが緊密に残った場所のほうが学力が高い。
- 地域社会のコミュニテイの重要さを感じた
本日の研修会を経てあなたにできることは何ですか?
- 地域の関わりが必要ということでしたが、普段地域の活動にほとんど参加していないので、もう少し参加していかないと…と思いました。
- 子どもの生活リズムを大切にする
- 所属団体で、できるだけたくさんの人、子どもに声をかけ、自分の団体を地域(コミュ二ティ)の中心にしてもらえるように間に入る。
- 子育て支援を通して、地域のつながりを再構築すること、そのために地域に出て、しんどい家庭に自ら出向いて行きたい。
- 学校や地域のことには積極的に参加していきたい。
- まず、我が子の子育て、地域での子育てや各行事へのお手伝い等、しっかりやらねばと思いました。
- 地域と連携する教育のあり方を探すこと
- 家庭、地域、学校の緊密な連携が、学力形成に役立つのであれば今まで以上に各行事に参加、取り組んでいくことが、微力な私にも出来ることかと思いました。
- ひとつでもできることからしていきたい。
- 子どもの人権を大切にすること、命を守ることを共に地域でがんばる人をみつけていこうと思いました。
- 横のつながりで地域の力を結束して子育ての為、親や子供の為にできることをしたいです。
- 子どもの中に自尊感情を育てられるようにすること。
- チーム力をつける、自尊感情をはぐくめるような対応をする。
- 今の日本の現実にしっかりと目をむけていく、世の中の動き、変化を敏感に受けとめていく。
- 地域でやれる事をやれたらいいなと思う。見守り隊
- 地域のボランティアの一人として、小学校と係わりを持って応援したい。
- 地域のつながり、祭りの企画
- 子育ては終わった年齢ですが、地域の小学校で、すくすく教室等に参加、子供達と係わる。
- 地域でサポートなどできるのではないかと思う。
- 地域活動に積極的に参加していきたいと思いました
- 地域のおばさんとして、子供達と放課後遊びを通してつながりをもつ事
- 市民全体でよりよい長岡京にしていくこと。
このような事業を実施することなど運営についてご意見をお聞かせ下さい。
- 生活していく上で密着した内容の講演を聞きたい
- 外国人の人権問題について知りたい
- 「ほめる子育て」についての講演会が良い
- 具体例が多い講座が望ましい(実例等・データなど)
- 他国での育児の成功例を知りたい。
- “私”という存在の有り方について、学べる機会があったら良いと思います。“子供の荒れ”について自分の子供に関して見比べれば、荒れる子はとても疎外感を感じているように思います。
- ジェンダー、いじめ、部落問題等…
- いろいろな角度・目線からいろいろなテーマの研修を受けられるとよいと思います。
- 差別・偏見は不安や怖れから生じると思う。不安や怖れを減らす教育・考え方を学習したいです。
研修会の様子
質疑応答
お知らせ
毎年多数のご参加をいただきありがとうございます。来年度も11月に開催予定です。「広報長岡京」・長岡京市ホームページ等でお知らせしますので是非ご参加ください。