議会基本条例制定の説明会を開催しました
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長岡京市議会では、議会が目指すべき方向性や理念を定めた「長岡京市議会基本条例」を平成24年3月に制定しました。
この条例の制定の経過や趣旨、議会改革の方向性を、議会として直接市民の皆様へお伝えするため、説明会を開催しました。
当日は、条例の要点と改革の進行状況について説明した後、ご参加の皆様からの質問にお答えしました。
貴重なご意見やご要望は、条例に基づき具体的な取り組みを進めている議会改革検討項目の議論に生かしてまいります。
日時
平成24年7月1日(日曜日)午後2時から3時30分
場所
図書館3階大会議室
内容(概要)
開会あいさつ(上田議長)
二元代表制の一端を担う議会のあり方について、時代の要請に沿って、積極的な情報提供で見える議会活動を軸に議論を重ねてきた。
市政運営の監視に加え、政策提言能力を高め、現在の市民の幸福を考えるだけでなく、未来につなぐ、小さくても魅力ある長岡京市に建設的に取り組んでいきたい。
議会基本条例の説明(浜野議会運営委員長)
2年前の3月議会で議会基本条例の制定を求める請願が提出され、6月議会の本会議で全会一致で採択。
議会運営委員会で会派からの意見を持ち寄り検討を行った。議会全体として市民の皆さんに意思を示すため、多数決ではなく合議制で議論を重ねた。
条例には、前文を設け、市民とともに歩む開かれた議会へ、市民の付託と信頼に全力で応えるという市議会としての姿勢を記載した。
条文は、議会・議員の活動や運営をどうするか、市民と議会の関係はどうあるべきか、議会と市長等との関係をどうするかという3つの柱でできている。
条例に基づいた具体的な改革の23項目を「議会改革検討項目」に掲げ、議論を進めている。
すでに、平成24年6月議会から、傍聴者の自由化や傍聴資料の閲覧可能化を実施した。
条例ができたら終わりではなく、市民の皆さんのご意見や社会の変化に対応して、さらに検討や見直しを行っていく。
参加者からのご意見、ご要望など
参加者
議会改革検討項目を掲げているが、ぜひ早期に実現するという前提で進めてほしい。いつまでに議論を終え、実施するというスケジュールはあるのか。
議会
議会全体としての取り組みであるので、それぞれの会派で意見を出し合い、議会運営委員会で議論を深めて、全会派の一致の中で進めている。そのため、検討には当初の予定よりも時間がかかってしまっているが、できるだけ早く具体的な改革を実施していきたいと考えている。また、検討がなかなか完了しない場合は、途中経過をホームページ等でお知らせすることなども考えていきたい。
参加者
議会が中心になって改革を進めていくと思うが、市民が一緒に議論していくことも必要だと思う。市民が議会に関心を持てる仕組みづくりにも取り組んでほしい。小田市長が実施している「まちかどトーク」のように、議会としても市民との意見交換の場をぜひ設定してほしい。
議会
議会に関心を持ってもらうためにも、市民との交流の場は大事である。議会改革検討項目に、市民との意見交換会や議会報告会の開催を挙げている。皆様からいただいたご意見を参考にして、今後具体的に議論を進めていきたい。
参加者
傍聴者が少ないという声もあるが、実際に傍聴してみようと思っても、議会が開かれるのは平日の昼間なので、傍聴に行ける人は限られていると思う。録画配信であれば、自宅で気軽に見ることができるので、議会のインターネットでの動画配信はぜひ実現してほしい。
議会
インターネット動画配信については、すでに実施している他の市議会への調査研究を行い、経費や環境の整備など、導入に向けた具体的な検討を進めている。現在は、部屋の大きさや設備の関係から、本会議のみの動画配信を先行して議論している。
※説明会のくわしい内容は、以下のPDFファイルをご覧ください。