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6.しん止め

  • ID:2135

5月も中旬になると、たけのこ販売はピークを過ぎます。そして、選んでおいた親竹が、高く見上げるほどに成長します。その親竹が、必要以上に伸びないように先端を折る作業を「しん止め」とか「先止め」といいます。
その方法は、親竹を両手で揺するだけです。

親竹を両手でゆする様子の写真

そうすると、柔らかい先端部分は、まさに弓なりになり、あっという間に「ポキッ」と折れて落ちてきます。
3メートルほどもある先端部分が頭に当たらないように、うまく避けなければなりません。

折れて落ちてくる竹の先端部分の写真

親竹を揺すっては、さっと身をかわす姿は、どこかユーモラスですが、一本一本に立ち向かう作業は重労働です。

どれぐらい成長した親竹を「しん止め」するかの判断も重要です。間違うと、先端が折れ曲がるだけで下に落ちてきません。

しん止めのタイミングが遅く、竹の先端が折れ曲がるだけで落ちてこない様子の写真

親竹の下の方に、少し新しい枝が出始めたときが良いタイミング、といいます。
しん止めをせずに放っておくと、竹はどんどん伸びて、葉が生い茂ります。
そうなれば、日光をさえぎり、台風で竹が倒れやすくなります。竹林は荒廃してしまいます。
美味しいたけのこ栽培には大切な仕事ですが、この時期は田植えの時期でもあるのです。
竹林経営と、稲作の両方をしている農家は、新緑を楽しむどころではありません。
(写真撮影 平成20年5月15日)