2.たけのこの収穫
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たけのこ掘り(収穫)は、ひな祭りの前後から始める農家もいます。いわゆる「初物」ですが、高級な牛肉よりも高価になるようです。一般には、3月下旬から、多くの農家が掘り始めます。たけのこは、まだ、土の中にあるものを掘り出します。「どこに、たけのこが…?」。それは、土の表面のひび割れで見つけます。
写真の指の先のひび割れがそうです。たけのこの在りかを見つけて、後日に掘るときは、その場所に、目印として細い竹の枝を刺しておくこともあるそうです。
たけのこを掘る、独特の「くわ」である「ほり」の先端は、写真のように「U字型」になっていて、しかも鋭い刃物のように磨かれています。
「ほり」を、たけのこのすぐ横に差し込みます。
そのときに、U字型の刃先で、竹の地下茎(根)を切ることができます。「ほり」を、たけのこの周囲に3、4回刺し込み、最後は、「てこ」の力をうまく使ってたけのこを掘り出します。
写真のように、うまく出てきましたが、実はこれ「名人技」なのです。たけのこを傷つけないように、手際よく掘り出すには、「子どものころからやっていないと無理…」という人さえいます。それにしても、「ほり」の先端は使っているうちに当然、すり減ったり、石に当たって刃が欠けたりします。それを修理する町の鍛冶屋さんが、もうほとんどいません。長岡京市のたけのこ生産は、ある意味で危機に直面しているのです。(写真撮影 いずれも平成20年3月28日)
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長岡京市環境経済部農林振興課農業振興係
電話: 075-955-9514 ファクス: 075-951-5410
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