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災害時に役立つ電気自動車用電力充放電システム「eLINK」が寄贈されました

  • ID:10157

 令和2年7月22日、本市に工場を有する株式会社椿本チエイン様より、同社が開発した電気自動車向け充放電装置「eLINK」を寄贈いただき、その贈呈式を中央公民館において行いました。

 今回寄贈いただいた機器の最大の特徴は、電気自動車のバッテリーを電源として、建物施設に電力を供給できることにあります。

 近年、全国的な大規模災害の頻発、社会インフラ復旧日数の長期化などが課題となる中、官民連携により施設を有効活用し、非常時に電源が確保できる手段を持つことは大変重要であると考えます。

 また、2015年パリ協定の約束である脱炭素社会を実現するためにも、環境負荷の少ない電気自動車の普及促進を図ることが大切です。

活用の仕方

 普段は電気自動車に電気を充電する充電器として、一般の方にも利用いただけます。災害で施設(中央公民館)が停電したときには、「eLINK」を電気自動車に接続し、パネル操作を行えば、電気自動車のバッテリーから、逆に電気を施設に送ることができます。

設置場所

長岡京市立中央公民館市民ひろば(災害時には避難所としての役割も担う施設)

※災害時に電気自動車から電気を送ることができるのは、中央公民館の「実習室」です。

災害時の活用イメージ

イーリンクの使用イメージの写真

供給電力目安

 三菱自動車MiEV(ミーブ)16kWhモデルから給電した場合(目安)

  • 携帯電話充電 → 80台を1日約4時間×5日分
  • 液晶テレビ → 1台を1日約12時間×5日分
  • ノートパソコン → 2台を1日約16時間×10日分

贈呈式の様子

除幕の様子の写真

贈呈式の中で除幕を行う株式会社椿本チエイン大原社長と長岡京市中小路市長。

中小路市長が電気自動車にプラグを差し込んでいる写真

「eLINK」のプラグを電気自動車に差し込みます。これで、電気自動車のバッテリーから中央公民館に電力を供給する準備が整いました。

大原社長がイーリンクを操作している写真

タッチパネルにより、中央公民館に電気を供給する操作をします。(電気自動車のバッテリーから施設への給電は、停電時でないと行われない仕組みになっています。)

扇風機が動き、ライトが点灯する様子の写真

電気自動車のバッテリーを電源として、中央公民館実習室に電気が供給されました。その証拠に、実習室のコンセントから延長コードで引っ張ってきた扇風機とライトが作動しました。

※電気自動車の普及施策に関して、車・自動車に関するお役立ち情報を発信するWebメディア「カーライゼーション(別ウインドウで開く)」で紹介されました。