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令和4年度 長岡京市食育推進委員会会議録

  • ID:13318

開催日時

  • 令和5年1月31日(火曜日)  書面会議

出席者

  • 委員18名(東会長、西邑委員、長野委員、粟田委員、小林委員、斉ノ内委員、奥本委員、永田委員、北井委員、鍋島委員、藤田委員、岡本委員、山田委員、杉原委員、中島委員、板垣委員、硲委員、新開委員)

    事務局

会議の公開の可否

公開

検討・報告事項

 ・令和4年度の取組について(報告)

 ・食のネットワークづくり(食育の推進体制)について

 ・令和5年度の取組について

 ・次年度食育推進委員会について

配布資料

 ・令和4年度の取組について(報告):資料1

 ・食のネットワークづくり(食育の推進体制)について:資料2

 ・令和5年度の取組について:資料3

 ・次年度食育推進委員会について:資料4


食育推進委員会資料

会議録

委員からのご意見

令和4年度の取組について(報告)

  1. <学校給食に関して>

    ・地産地消の観点から農家さんから届く旬の野菜が食材として使われ、地元産の野菜をおいしくいただいている。給食だよりやお昼の放送などで、地元産の野菜について全校に紹介するなどの取組をしている学校も多く、児童・生徒が考案した栄養バランスの良いメニューを取り入れている学校もある。

    ・給食調理員さんへの感謝の気持ちを児童・生徒が伝える機会を設定している学校が多く、食育を通して感謝の気持ちを育んでいる。
    ・毎日の献立や給食の様子、給食の取組等をホームページで発信し、地域や家庭に学校給食や食育の取組を理解していただく手段になっている学校もある。
    ・地元野菜納入の取組では、令和4年12月末現在の納入金が、昨年度の同時期と比較して、18.5%の伸びがみられた。これは納入者相互のサポート体制と中学校への指定品目以外(タマネギ、キャベツなど)の納入が伸びたことが主な要因と考える。今後も少しずつでも納入が増えるよう、納入者の皆さんと協力して取り組みたい。

    <学校での食育の取り組みについて>

    ・児童に対して食材に興味をもつ機会を多くつくることは大切と考える。「(あなたの命を)いただきます。」と対象をイメージできるように教えてあげたいと思う。

    ・栄養教諭・栄養職員作成の掲示物や視聴覚資料を活用し、食育啓発に取り組んだ。

    ・感染対策を十分に講じた上で、調理実習を再開している。

    <食育ひろばに関して>

    ・乙訓都市農業振興協議会から補助を過去に出していたようだが、今年度は必要なかったか。
     事務局より回答→今年度はコロナ禍での開催となり、開催自体が急な変更となる可能性もあったため、協力を申し出なかったが、今後開催する際には、ご相談させていただくかもしれないので、その時はお願いしたい。

    <高齢者の食育関連事業について>

    ・「配食サービス利用にかかる見守り経費の扶助」「シルバー農園の貸し出し」を実施している。

  2. 食のネットワークづくり(食育の推進体制)について

    <多機関連携について>
    ・立命館高校がされたような(地域のスーパーと高校生とのコラボでインスタ映えするお弁当を作るなど)取組をもっと広く展開して大会等、市全体でイベントができないだろうか。
    ・市民活動団体と協力していくことはとても良い取り組みと思う。大きな団体であれば支部単位で依頼しても良いと考える。団体にとってもPRとなるのであれば参加の可能性はあると思う。

    ・食のネットワークづくりとして、商業関係団体の協力の手伝いはあるが、商売である以上、団体に向けた発信であったとしても、個の事業者側のメリットが無ければ、継承性や広がりは薄くなると思う。

    <イベントの開催など>

    ・中央生涯学習センターの食工房等の施設の提供、広報においては、同センターの団体交流室で、チラシ配架の協力ができる。

    <その他課題など>
    ・農家(竹林・畑)の人手不足の声を聞くことがある。食育を通じた農家支援も課題になってくると考える。

  3. 次年度の取組について

    <市民に身近な取り組みについて>
    ・働きながら、育児・介護をする人に便利で役に立つと感じてもらえる取組が必要。
    今はインスタグラムや動画、それも早回しで見る方が多いと聞いている。携帯でアプリやQRコードなどから簡単に読み取れるサイトを充実してほしいと思う。例えば12の月ごとに安く買える旬の食材を簡単に調理できるレシピを紹介し、コラムのように行事食やおもてなしのアイディアなども盛り込むのはどうか。

    ・これまでストップしていた食事を伴うイベントも再開の方針としたため、中央生涯学習センターでの食育関連事業が再開されると思う

    ・食育ひろば、地域の特産物、行事食などについての取組を編集し、アーカイブのように、画像、動画にまとめて、いつでも見られるようにできると良いと思う。学ぶというより、楽しいから見るような工夫がほしいと考える。

  4. 次年度食育推進委員会について

    ・推進計画に沿って取り組まれたことが現状評価に反映されることを期待する。

    ・第3次計画策定時に落ち込んでしまった項目について重点的に取り組んでいく必要がある。
    ・食と健康の関係のアプローチ等がなければ目標値の達成は困難では (特に目標項目4)
    ・コロナ禍を要因とする分析(目標項目5等)は必要ではないか。
    その他ご意見等(自由記載)

    <食育ひろばの実施について>
    ・まるごとヘルシーフェスタ、好評だった様子が伺えた。このような食育イベント実施される際には、事前に関係機関にも周知があると良い。

    <関係団体との連携について>

    ・豊かな食生活、日本の伝統食を守っていこうと活動している団体がある。同じ方向性の団体とぜひ協力して活動していってほしいと思う。

    <庁内食育担当課の取り組みについて>

    ・食育は大切であり、関係課合同でイベントを開催したり、講師の派遣などがあると良い。

    ・いろいろな団体や課の取り組みなどを支援していき、様々な場で食が話題にのぼるようにしていくのが良いと考える。
    ・庁内でも、どんな取り組みがなされているか分からないことがあるため、食育取り組みの周知の工夫が必要である。

    ・これまでコロナ感染対策として実施を控えていた飲食を伴う事業(子ども食堂的なもの等)について、コロナ禍前と全く同じやり方で再開してよいものか、判断に迷うことも多いかと予想される。留意すべきポイント等指示できるとよい。

・直接的な事業実施主体となりえない課では、食育に関してどのような関わりをして行くのかの判断が難しい。

会長からのご意見

令和4年度の取り組みについて、第3次食育推進計画との関連で記述する必要がある。

食のネットワークづくりでは食育推進委員の意見を集約、分類、分析して今後の方向性を記載すると良い。

次年度の取り組みについては、食育推進計画を踏まえて記載し、各部署に関連する項目や数値目標をしっかりと把握して取り組んでいただきたい。(例えば、学校では小学生の肥満とやせの割合が計画目標数値に近づくような取り組みをするなど)

次年度食育推進委員会については、第3次計画実施3年間が経過し、重点課題は何か、特に取り組みを強化したい項目はどれか、各委員は、この目標を把握して、それぞれの部署で評価できることは評価して、残された課題を明らかにしていただきたい。

事務局から

今回の書面会議では、目標達成に向けて以下のようなことがわかった。 

 ・地域の食育推進と食文化の伝承の計画の柱に対し、公立小中学校の学校給食に関しては、地元産農林産物を積極的に取り入れる行動目標のもと、年間を通じて地元産農林産物を使用した献立が立てられ、地産地消や地元産野菜の納入が進み、児童・生徒や家庭及び地域への食育啓発の機会となっている。また、同計画の目標項目の食育ひろばへの参加者数の増加に向けて、関係団体から協力が得られる方向性であるため、次年度のイベント実施に向けてはより多くの協力が得られるように事前調整に取り組んでいく必要がある。

 ・食のネットワークづくりの柱に対しては、目標とする行政と地域の食に関わる者が連携を深め、協力して食育を推進することに向けて、外部団体との連携などを積極的に検討することが必要である。一方で、行政内部では第2次食育推進計画で、食に関する外部団体等とつながりのある4部署を食育担当課として追加し合計9部署で食育推進をしているが、食育関連の事業がない課では取り組みがしにくいなどの意見がある。    

   上記の現状を受けて、次年度の食育推進委員会では、各部署で第3次食育推進計画の中間評価を行い、重点課題の取り組み評価及び食のネットワークづくりに向けた体制の見直しの検討を行いたい。