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令和5年度 長岡京市食育推進委員会会議録

  • ID:14071

開催日時

  • 令和6年1月31日(水曜日)午前10時~11時30分

開催場所

長岡京市役所 新庁舎4階 会議室402

出席者

  • 委員14名(奥田委員、金井委員、長野委員、小林委員、多田委員、寺尾委員、讃岐委員、北浦委員、鍋島委員、八島委員、山田委員、杉原委員、中島委員、板垣委員、硲委員、新開委員)

  • 事務局4名(健康づくり推進課:川村参事、谷川総栄養士長、西栄養士長、坂根栄養指導員、有富栄養指導員)

欠席者

  • 委員2名(粟田委員、浦松委員)

会議の公開の可否

公開

傍聴者

1名

会議次第

1.開会
 健康福祉部 川村参事 あいさつ
 委員の変更について

2.検討・報告事項
(1)令和5年度の取組について(報告)
(2)長岡京市第3次食育推進計画中間評価について
(3)長岡京市第4次食育推進計画について
(4)次年度食育推進委員会について

3.閉会

配布資料

・令和5年度 第1回長岡京市食育推進委員会次第
・令和5年度 長岡京市食育推進委員名簿
・資料1-1:令和5年度 まるごとヘルシーフェスタにおける「食育ひろば(ながおかきょうの料理レシピコンテスト)」まとめ
・資料1-2:令和5年度 ガラシャ祭における「食育ひろば」まとめ
・資料2:令和5年度 市政情報モニター内容
・資料3:中間評価および令和5年度取組状況
・資料4:長岡京市第4次食育推進計画作成スケジュール
・資料5:市民の食と健康の増進のための「食と健康に関するアンケート」ご協力のお願い
・当日追加資料:長岡京市まるごとヘルシーフェスタ(2023年9月9日土曜日開催)チラシ

会議録

1.開会

あいさつ(健康福祉部参事)

今年度は、「食育ひろば」を開催でき、レシピコンテスト等のイベントを通じて幅広い年齢層の方へ食育の啓発ができたと思う。健康や食を取り巻く環境の変化、社会のデジタル化など、食育をめぐる状況を踏まえ、生涯を通じた心身の健康を支える食育の推進、持続可能な食を支える食育の推進、「新たな日常」やデジタル化に対応した食育の推進 に重点をおいた取組が求められている。委員の方々には、「長岡京市第3次食育推進計画」の目標達成に向けての今年度の取り組みの報告をお聞きいただき、次年度以降の食育の啓発について意見を頂戴できればと思う。

委員の変更について

出席者自己紹介(令和5年度 長岡京市食育推進委員会名簿 参照)

2.検討・報告事項 <事務局からの説明>

(1)令和5年度の取組について(報告)

事務局より、資料に沿って説明。意見なし。

  1. まるごとヘルシーフェスタにおける食育ひろばについて 資料1-1

  2. ガラシャ祭における食育ひろばについて 資料1-2 

  3. 市政モニターについて 資料2

(2)長岡京市第3次食育推進計画中間評価について 資料3

事務局より、資料に沿って説明後、質疑応答。

(補足説明内容)

・中間評価数値算出については、数値目標①~③.⑤~⑧について、市民アンケート調査より算出
・まるごとヘルシーフェスタで355名(30歳代(25%)、40~70歳代(各年代12~15%))
・高齢介護課主催の健康教室で80名(70歳代、80歳代)
・男女比は2調査とも1:3
・数値目標④については、令和5年度まだ事業実施中のため、令和4年度数値使用

<意  見>

(委 員)やせや肥満者の割合について、悪化となっている原因について考えられることは何か。

(事務局)コロナ禍の影響もあり、家で過ごすことが多くなったことも影響しているかと思われる。高齢者については、令和5年度より低栄養のハイリスク者対策事業を実施しているが、やせについては、はっきりとした原因は不明である。

(議 長)策定時と令和4年度の比較では、このくらいは数値的には誤差の範囲かと思われる。全国的に男性については、肥満者は増加傾向かとは思われるが、コロナ禍の影響では「太る」・「やせる」両方あって、トータル的には±0かと思う。引き続き特定健診で見てもらえるとよい。


(委 員)中間評価アンケートの数字は、食育関連イベントでの意識の高い層の回答のため高いが、最終的には市民アンケート調査の数値となることで下がるのでは。

(事務局)ご指摘の通りである。来年度市民向け、無作為抽出のアンケートを実施する予定であるが、中間評価の値とは変わってくると思う。

(議 長)アンケート調査というのはどのような方が答えているかが影響する。市民全体を反映させるには無作為抽出のアンケートが正解。ただ、食育イベントなどで働きかけた結果、こういう反応がありましたという情報も大事。両方から得られた結果によって、食育に反応してもらうにはどうすれば効果的か、反応する人としない人の差を埋めるには何をすればよいかなど、次の事業でのデータ材料になる。報告には、母集団の性格が違うことを含めて報告していただくと良い。


(議 長)中間評価⑦の地元産農林産物の利用を心がけている人の割合が上がっている理由はどのように考えられるか。

(事務局)まるごとヘルシーフェスタ会場で、野菜レシピの配布や展示のコーナーを見てもらった後で記入してもらったので、そのような数字になったかもしれない。

(委 員)市内スーパーで、新鮮で手ごろな価格で販売されており、実際売れていると思う。 売場の配置も地元野菜を手に取りやすいようになっている。その野菜はおいしいこともあり、この数字でもおかしくはないかと考える。

(委 員)スーパーの地元産野菜コーナーは、仲買のない直接販売価格であり、仲買を通す販売価格より安く、市場価格より高い中間の設定になっている。道の駅構想が以前あり、それができたら生産者と消費者とが顔が見える形でよかったと思う。

(議 長)やっぱり京都の野菜はおいしい。 京都産、長岡京産の野菜がおいしいことを特別に思わせることは難しいと思うが、イベントを活用して啓発していってもらいたい。SDGsでもあり、腐らせずに新鮮なままのものが食べられるのが一番良いと思う。この数字が実際であればよいと思う。

(委 員)飲食店などでは営利的に考えたら地元産野菜は使っていないと思う。安価でたくさん仕入れて使うと思う。病院給食でも使わない。ただ、学校給食では意識して使っていると思う。

(委 員)学校給食では一番おいしい旬の時期に食べるように取り入れている。教科と関連させる取り組みもしている。

(議 長)350g/日摂取しましょうといわれているが、国の調査でも達成できていないことがわかる。子どもの時期においしい野菜を食べたという体験が、大人になっても食べたい・食べなくてはと思うきっかけになればよいと思う。食堂や給食の場では難しいかと思うが、学校給食の場でおいしい給食を食べたという記憶が残ればいいと思う。具体的に地元産野菜の何がよいのかという情報提供があればいいと考える。そうすれば、5円、10円高くても買いたいと思うことにつながるのでは。

(3)長岡京市第4次食育推進計画について 資料4・資料5

事務局より、資料に沿って説明後、質疑応答。

(補足説明内容)

【送付数】1500人
     年齢別人口比、男女比、回収率を考慮した無作為抽出
     調査表の郵送配布、郵送及びWeb回答による回収
     回収率は30%(450通)見込み

(事務局)こちらは、現計画の最終評価にも使用するものであることから、大きく設問を変えることはできないが、次期計画策定にあたり、追加した方がよい設問や、設問以外にも情報提供として掲載した方がよい内容があれば、ご意見をいただきたい。

<意  見>

(議 長)中間評価に向けてのアンケートを実施し、30%の回収率を目指すということだが、内容は前回とほぼ同じということか。

(事務局)前回とほぼ同じである。

(議 長)今回のアンケート実施にあたって計画との比較なので内容はあまり変えないが、可能性を維持しつつ、これから変えるべき、追加すべきと思うことあればご意見を頂きたい。

(委 員)「お住まいの小学校区」の設問が子どものいない家庭の人だと案外分からなくて答えられないことが多い。「わからない」という答え方もあるといいのではないか。

(議 長)郵便番号を記入する方法がある。

(委 員)郵便番号では、小学校区をまたがっている地域がある。

(委 員)「お住まいの小学校区」の設問はそもそも必要なのか。

(事務局)元々は校区別に食料品店の店舗数が異なるため、食生活との関連などエリア別の特性をみたかったが、それほど差はなかった。次はなくてもよいかもしれない。

(委 員)性別についても必要か。

(議 長)性別は属性としては外せないものと考える。年齢についても同じ。答え方としては「男性・女性・その他」もしくは「男性・女性・答えたくない」などどのようにしていくか。

(委 員)人権担当課とも相談し、表現は考えたい。

(議 長)生物学的な性別を答える必要はないと思う。


(委 員)問4と8に「3.知識や方法」とあるが、知識もあり、方法も知っているが、調理技術がなく「できない」という人もいると思うので「技術」という選択肢があってもよいのでは。

(議 長)問4(運動)と問8(食事)の答えがパラレルになっているため、このような選択肢になっているのだろう。

(委 員)「知識や方法」を「料理の技術」とするのはどうか。

(議 長)「技術」は「環境が整っている」という選択肢にも入るかもしれないし、難しい。「知識や方法」の内容がわかりにくいと思う。方法がないというのは、料理をする道具がないのか、スキルがないのか、どういう状況かがわかりにくい。その設問で実際に知りたい答えが得られるのか確認整理し、結果を施策に反映するにはどういう聞き方がよいか検討されたらよい。

(議 長)保健事業で食育を推進していく際には、2年後、3年後にはこういう風に変わったという推移をみていくことが大事。例えば、問7に「4.野菜を毎食2皿分食べる」とある(1皿70gとして朝昼夕2皿ずつ1日6皿摂ると420g摂れるという計算から)。厚労省は1日350gの野菜を摂りましょうと推奨しているが、実際の国民健康栄養調査では280g/日が精一杯。「毎食小鉢2皿分食べる」と答える人の数は5%くらいで、この数字はもう動かないと考えてよい。アンケートとしては「毎食小鉢1皿分食べる」という聞き方をすると210g摂れることになるので、これに当てはまる人は野菜の摂り方が少ない人であるということが分かり、この数字が改善すればいいということになる。


(委 員)問10の「よく食べる組み合わせ」は、例えばハンバーガーを食べたときには、「パン」とするのか、「パンと肉と野菜」になるのか答えにくいと思う。例示があれば答えやすいのではないか。

(議 長)“よくわからないから答えない”ということがなくなるような質問方式を考えることが大切。「よく食べる」のレベルがよくわからないだろうと思った。例えば週に2回丼、週に2回パスタ、週3回は主食・主菜・副菜が揃った食事を摂っている場合は、どう答えるべきか迷うと思う。「代表的な組み合わせ」という聞き方がいいと思う。
問10「よく食べる組み合わせ」の6~11の牛乳、みそ汁・スープ、果物・・・は欄外でもいいのではないかと思う。果物は100g/日食べていればよいので、「普段食べますか?」という聞き方でよいと思う。

(事務局)例を記載する方がよいかとは思う。ご意見いただいたことを考慮して進めたい。

(議 長)行動を聞いている質問や知識を問う調査項目も今後検討されていいと思う。今後それぞれの持ち場でご検討・アイデアを頂ければと思う。

(4)次年度食育推進委員会について

・次回委員会は令和7年1月頃を予定。市民アンケート結果および現計画の最終評価について報告予定。

3.閉会